ヤァ、雑用係のマホロアだヨォ。
前にやっちゃッタ失言のセイで、アビドスの掃除ヲするコトにナッチャッたンダ。マァ、仕方ナイヨネ。
今日ハモウ遅かったカラ、あの後ミンナすぐ帰ったんだケド、先生とボクはアビドスで泊まり込みにナッタンダ。ひとまず、コンビニで買ってきた弁当トカで生活しテル。これだったら、困らないカナ。
そして、ボクは今も掃除をしテタ。ジブンがシタ事が招いたコトだから、弱音ナンテ吐カズに黙々と作業スル。……対策委員会のミンナや先生はボクの掃除は明日から、ッテ認識だったけど、ボクを舐めてもらっちゃいけないヨォ。償うノハ、早いホドいいからネ。先生には、「もう寝る」ッテ伝えテル。
それにしても、広いネェ、コノ学校。通り道になってイルであろうトコロは、ちゃんと掃除されていたから苦労シナカッタけど、そうでないトコロは砂が多イ。廊下にも砂が積もってるナンテネ。
多分、割れた窓とかから入り込んでるミタイダ。コレは、張り替えない限りハ、一生キレイにできないネ、ナンテ思いつつモ、廊下をキレイにしていく。
これでも、ローアの掃除はボク一人でやってたンダ。それなりのノウハウはアル。砂やホコリを外に追い出しながら、少しキレイにナッタ廊下を眺メル。
ウン。これならひとまず大丈夫ソウカナ。ジャア、次の場所へ移動しようカ。
ソンナ感じで、夜のアビドスを巡ル。さすが二、劣化してイルのカ、鍵がかかってイルのカは分からないケド、開かなかった教室トカハ飛ばしタ。ここまでは掃除できないネ。
デモ、徹夜コースだナ。久しぶりの徹夜ダ。……ッテ言っても、ソンナ長い間モ空いてナイか。最後に徹夜したのはカービィがエナジースフィアを全部集めて来てくれた時ダシ。
多分先生モどっかで徹夜コースだから、二人そろって徹夜ダネェ。姿は見えないケド、仲間がいるのなら、なおさら寝てられないネ。
ヨシ、次ハ、「生徒会室」。……ココも外れカ。こんな感じで、閉まってる教室が多ければいいんだケド、そうもいかないよネェ。
眠いナ。掃除もカラダに堪えるネ。アーア、魔力があれば、コンナ砂ナンテ、一発で吹き飛ばせるノニ。
オット、イケナイ。一つ教室を見逃すトコロだったヨォ。ココは……ズイブン長いコト使われてないネ。ホコリがそこら中に積もってル。
ヤッパリ、対策委員会の教室から離れるト、段々汚れがひどくなっテル。デモ、ボクが全部掃除してあげるからネ。
サァ、これでやっと半分、カナ。……校舎だけだケド。今日は、校舎の掃除だけにシヨウ。プールとカまで掃除してたら、明日二間に合わないからネ。
「やっぱり。マホロアが掃除してくれてたんだね」
ソウソウ、デモこれは全部ボクが……ッテ、エ?
「エ、先生?」
「そうだよ。トイレに行こうと思って教室を出たら、廊下が凄くきれいになってて。もしかしたら、って思って探してたんだけど、当たりだったみたいだね」
「ボクは『もう寝る』ッテ言ったハズだケド」
「うん。でも、マホロアは反省してそうだったから」
ボク、結構遠い所まで来てたんだケド、先生も奇特なモノだネェ。先生は、一通りキレイになった廊下を見て、満足ソウにうなずいて、言ウ。
「ここまで掃除してるなんてね……。でも、対策委員会のみんなが見たら、とっても喜んでくれると思うよ」
「ドウカナ……。これで許してくれるといいんだケド」
「マホロアの誠意は十分に伝わってきたよ。みんな優しい子だから、許してくれると思うな」
先生がソウ言う。デモ、ボクの仕事がこれで終わったわけじゃナイ。恐らく、先生モ。
「ウン。デモ、ボクが満足してないカラ、もう少しするコトにスルヨ。先生モまだ、全部できてないでショ?」
「そ、そうだね……でも、マホロアは休んでもいいと思うよ?私は大人だし、マホロアたちに面目が立たないから徹夜するけど、マホロアは……」
先生が休むように言ってクル。というカ、これチョット子供扱いされテル?ボクも、れっきとした大人なんだケドネェ。マァ、こんなナリだシ、そう思われるのも仕方ないカ。それに、いたずらもシテルシ。
「ちょっと、ボクは子供じゃないヨ。これでも、結構生きてんだカラ。それに、先生が言ったように、ボクも対策委員会に面目が立たないからネ。だから、もう少し掃除したいンダ」
「……分かった。でも、無理しすぎないようにね」
先生はボクの言葉を聞いて、嬉しさと心配が重なったような複雑な表情をシテ、ジブンの仕事場に戻ってイッタ。
ジャア、掃除の続きといこうカナ。
翌日。
とりあえず、校舎の掃除が明け方グライに終わったカラ、対策委員会とは少し離レタ教室で少し寝るコトにシタ。ミンナもそうスグには来ないシ。
教室で横にナッタ瞬間、溜まった疲労があふれるようにボクを襲ウ。徹夜したアトは、これがきついんだよネェ。
そう思ってイル間に、ボクの意識は飛んで行ッタ。
───
「おーい、マホロアちゃん?もう会議が始まるから、起きて~」
気の抜けた声が聞こエル。ン?もうソンナ時間カ。夢モ見てないカラ、一瞬だったネ。
「ウ~ン……」
目を開け、身を起こす。目の前にイタのハ、カービィによく似てイるヒトガタ。ホシノ、だったカナ?
「お、起きたかな?いやぁ、おじさんの昼寝場所に先客がいたからびっくりしちゃった。多分、校舎を掃除してくれたのも、マホロアちゃんでしょ?それについても話すから、なるべく早く来てね~」
ホシノは、用件だけ伝えるト、スグに教室から出てイッタ。やっぱり、寝坊しちゃったみたいダネ。ボクも、すぐさま準備して、対策委員会へ向かう。
その廊下ハ、以前よりモきれいになってイタ。また少し砂が入ってるケド、それも注意してヤット分かるグライには減ってイル。ヤッパリ、掃除したノハ間違ってナイネ。また、掃除する必要もありそうだケド。
そう思イながら歩イテ、対策委員会の扉の前まで来タ。……さて、みんなはどう思ってくれてたのカナ?ノックをして、扉を開ケル。
「失礼するヨォ。遅くなって、すまなかったネ」
「全然大丈夫だよ~。むしろ、昼寝の邪魔しちゃってごめんね~」
ホシノがそう迎え入れてクレル。ワオ、みんな集まってるネ。少し遅刻しちゃったケド、対策委員会のミンナの目は昨日より優しい目をシテル。
「では、全員揃ったようですので、始めたいと思います。まずは、マホロアさん」
「ン、何カナ?」
「先生の話によれば、一晩中アビドスを掃除してくださったと聞いてます。私も今朝、図書館に資料を取りに行ったのですが、廊下が掃除されていたので凄く通り易かったです。ありがとうございます」
「私からも感謝するね~。ありがと、マホロアちゃん」
アヤネとホシノから感謝が飛んで来ル。素直に認めてもいいケド、ボクは回りくどいのが大好きだからネ。
「さぁ、それはどうだろうネェ。もしかしたら、先生がゼーンブやっちゃッタかもしれないヨ?」
そう反論してミル。デモ、今度は誰も食いつかずに、ミンナ先生の方に視線を向ケル。ナンカ、ミンナに見抜かれてる気がするんだケド。先生はその視線を受けて、自身の荷物カラ、大量の書類を取り出シタ。
「マホロア。これを見てほしい。これは、私が一晩かけて処理したマホロアが渡してくれた書類。私はこれをやっていたのだから、掃除なんて出来るはずがないんだ」
「ジ、ジャア、掃除をしてくれる幽霊とかガ……」
苦し紛れにそういい訳スル。ア、そうイヤ、ココ、幽霊トカ信じられてネェ。
「わあ、そんな幽霊さんがいたんですね☆でも、それなら、なんで今になって掃除してくれたのでしょう?」
ノノミがノってくれたケド、それはモットボクに墓穴を掘らせようとしてナイ?
「ん。素直じゃない。セリカと一緒」
「だれが素直じゃないですって!?まあ、ともかく、さっさと認めた方がいいと思うわよ。掃除してくれたことには、感謝こそすれ、怒ったりする訳ないから」
セリカにそう促さレル。素直じゃない、カ。確かに、ボクの性格はソンナめんどくさいヤツなのかもネ。デモサ、素直に「ハイ、ボクがやりました」なんて言ってたらナンカ恥ずかしいジャン?
ナンテ、思ってたら、ホシノが付け加えるように話ス。
「どうしても、っていうならそういう事にしといてもいいんだけど、少なくともここにいる皆は、マホロアの事、ただ単にアビドスを馬鹿にするような人だってもう思っていないみたいだよ~。私も含めて、ね」
「ソウカイ」
どうやら、ボクの失言は許されたミタイダネ。愛するモノを馬鹿にしたノニ、ヤケにあっけないなトハ思うケド、一晩中掃除してたおかげカネェ。デモ、今はその優しさに助けられた気がするヨォ。
「では、この話はこの辺りにして、次の議題に行きたいと思います。次の議題は……」
ソレからモ、会議は続イタ。どうやら、「便利屋68」についての情報共有ト、「ヘルメット団」の装備というカ、兵器が違法なモノだったラシイ。デ、ソノ入手経路が「ブラックマーケット」の可能性が高いンダッテ。
ソレデ、それを調査スルために、そこへ行くンダッテいう内容だった。特に滞りモ無く、そのように会議は進ンダンダ。
ブラックマーケットへの調査ハボクも同行することにナッタ。ウワァ、ブラックマーケットかヨォ。一度、シャーレの任務で行った事はあるケド、不良の巣窟ダヨ、アソコ。大丈夫カナァ?
マァ、何とかなるデショ。
───
デ、ブラックマーケットに来タ。
どうやら、アビドスのミンナはココ、初見っぽい感じだネェ。ブラックマーケットの賑わいを見て、ミンナ珍しソウにしてイル。
ショージキ、ボクはココ好きじゃないんだよネェ。不良がそこら辺をうろついてるカラ、気が気じゃないんだヨォ。
ほら、あそこにモ、不良に絡まれてるヒトガタが……ッテ、あれコッチに向かってきテネ?
「あれ、あの制服は……」
シロコが知ってソウナ反応ヲしたガ、そのヒトガタはまさにソッチに向かってきテル。
「わわわっ、そこどいてくださいー!!」
そう警告するモむなしク、激突する二人。大丈夫カナ?
「いたたっ……ご、ごめんなさい!」
「大丈夫?……なわけないか、追われてるみたいだし」
シロコがそのヒトガタを追ってイタ不良タチを見て顔をしかめる。マァ、カツアゲでもされてたんだろうネ。
「デ、君たちハ何してタノ?どうやら、追いかけてたみたいだけど?」
「ああ?なんだお前ら。私たちはそこのトリニティの生徒に用があるんだ。どけ!」
「わ、私の方は特に用はないんですけど……」
トリニティ?そうイヤ、ハスミが所属してるのモ、トリニティだったネェ。確か、お嬢様が通う学園ッテ聞いたんだケド、なぜココに?
『思い出しました、その制服……キヴォトスいちのマンモス校のひとつ、トリニティ総合学園の物です!』
アヤネも気付いたようダネ。どうやら、不良タチはそのヒトガタを拉致しようとシテタみたいダ。
マァ、キョーミないカラ、話してる途中で奇襲シチャッタケド。ミンナもそのつもりだったみたいデ、不意を突かれた不良たちはすぐに気絶シチャッタ。
「あ……えっ?えっ?」
……唯一ついていけてないヒトガタは、タダ困惑してたみたいダケド。
───
「あ、ありがとうございました。みなさんがいなかったら、学園に迷惑をかけちゃうところで……って、あなたは!?」
ヒフミ、と名乗ったそのヒトガタは、ボクを見ると、ピシッと固マル。ア、アレ、ソンナボクってそんな有名ダッケ……?SNSではちょっと話題になったケド、それくらいダシ。
「ナ、何カナ?」
「あなたは……マホロアさん、ですよね?」
ヒフミがそう言いながら少しずつ近づいてクル。……なんだかすごい気配がするヨォ。
「ウン、ボクがマホロアだヨォ」
「やっぱり!あの『生けるシャーレのマスコットキャラクター』のマホロアさんと出会えるなんて!やっぱり、今日にペロロ様の限定グッズを買いに出かけて本当に良かったです……」
ナンカ感激してイル。……イヤ、急展開すぎてついていないンだケド。
先生をジトッと見つメル。「生けるシャーレのマスコットキャラクター」なんて言ってるから、関係あるかと思ったんだケド、ムッチャ首を横に振ってるカラ、関係なさそうだネェ。
イヤ、本当にどうしようネ、コレ?
登場人物紹介等
「マホロア」
素直じゃない努力家。
なぜかSNS上では「生けるシャーレのマスコットキャラクター」という微妙に長ったらしい二つ名で有名。
本人はエゴサをあまりしないため、このことは知らなかった模様。
「先生」
徹夜したがやるべきことはやり遂げた。
マホロアの掃除の件については先に話していた。
「生けるシャーレのマスコットキャラクター」については、全く関係ない。
「小鳥遊ホシノ」
アビドスに登校し、その変わり様に一番驚いた。
内側だけだがきれいになった校舎を見て、マホロアを許した模様。
「十六夜ノノミ」
マホロアはちゃんと働いてくれたため、これ以上とやかく言うつもりは無いが、マホロアが幽霊という苦しい言い訳をしたのを見て、少し悪ノリした。
「砂狼シロコ」
マホロアをツンデレ認定した。
それはそれとして、自分が言った事を本当に実行されたので、驚いてもいる。
「奥空アヤネ」
図書館への道がだいぶ楽になったらしい。
借金返済で忙しいため、あまり力を入れて掃除できなかったことを思い出していた。
「黒見セリカ」
素直じゃないと先輩に言われた。
本人は不服に思っている。それはそれとして、マホロアには感謝している。
「阿慈谷ヒフミ」
モモフレンズと似た「生けるシャーレのマスコットキャラクター」をSNSで見て、ファンになった人。
しかし、モモフレンズ第一なのは変わらず。
ちなみに、「普通」を自称しているが、色々な所で「普通」じゃない所を見せてくれる。
誤字、脱字報告してくれる皆様、ありがとうございます!やっぱり、作者だけでは限界がありますね……
ブルアカのメインストーリーでどの章が一番好きですか?
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Vol.1 対策委員会編
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Vol.2 時計じかけの花のパヴァーヌ編
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Vol.3 エデン条約編
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Vol.4 カルバノグの兎編
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Final. あまねく奇跡の始発点編
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Vol.5 百花繚乱編
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EX. デカグラマトン編