ヤァヤァ、マホロアだヨォ。
昨日ハ疲れちゃっテすぐに寝ちゃったカラ、カナ~リ早い時間に起きチャッタんだヨネ。カーテンを開けてミルと、オヒサマが昇り始めてテルのが見えるグライの時間ナンダ。
流石にこんな時間から会いに来るハズもないカラ、チョットだけ現状を整理してみようカナ。
コノ状況。
マァこれは単純だよネェ。多分アナザーディメンションから、ココに来ちゃッタンダ。そして、保護されてここにイルってワケ。
ボクは気絶シテタだろうから、こんな病室に運び込まれたんだろうネ。異世界に飛ぶノハ何度モ経験してるカラ、慣れっこだったハズなんだダケド、混乱シチャッタみたいダ。
そして、ボクの扱イ。
曰く、ボクはこの近くの街を滅ぼした(暫定)悪いヤツ。そして、ソノ時変な姿ダッタ。
これが正しいとスルのであれば、ボクはマスタークラウンに支配されたまま、この世界に来ているコトになるンダ。つまり、あれからボクはカービィとの戦いに勝っちゃったってコト。マァ、ジュッチューハックありえないヨネェ。
ジャア、他にあり得るとすれば、彼らが言ってイルことが正しくないというコト。ミマチガイとかネ。ショージキ、イチバンあり得るのは、誰かがボクに罪を擦り付けようとシテンじゃねえカナって思っテル。
見ず知らずのヤツに罪を擦り付ケルのはトーッテモ簡単だシ、ナニヨリ、そいつのコトを知らないカラ、「やっちゃッタ」ってイウ感覚があまり無いンダ。
デモ、そうだとしタラ、今モ動いてナキャおかしいよネ。それに、昨日の話ダト、事はもう収束してるミタイなんだよナ。ウ~ン、わからナイ。
ヤッパリ、情報が足りないヨォ。
サテト、マトモな考察モ出来ないカラ、ボクのカラダのチョーシでも確認しようカナ。ボクの身を起こして、カラダに魔力を込めてみル。
……アレ?
魔力が込めにくいんダケド。ッテいうか、ボクの魔力ッテこんな少なかったッケ?
そういヤ先生は、「ここから出なければ何してもいい」的なコト言ってたネェ。ジャ、チョット今の時間で現在のボクのチカラを確認しておこうカナ。
まずは、ト〜ッテモ簡単ナふゆうから試してミル。
ジャンプして、ジブンのカラダに込めた魔力ヲ、纏うようにして解き放ツ。デモ魔力が少なすぎて、だんだん落ちちゃっテルヨォ。
もう少し解き放ツ量ヲ増やシテ……
……グググググ。無理、ダネェ。魔力を増やソウとするト、その魔力が発散して扱えなくなっチャウ。浮ける時間が短くなってイルとは思ってたケド、飛べなくナルホドとは聞いてないヨォ。
これじゃ、魔力球の生成ダッテ危ういんじゃナイ?
そう思って、ボクの手に魔力を込メル。魔力球のイメージハ、手に魔力を流し込んで溜め込むイメージデ……
瞬間、ボクの目の前に見慣れた紫色の球が生まレタ。ケッコウ小さいケド。
これは出来るんダネェ。さすがにコレまで出来なくなってタラ、「魔術師」なんて名乗れるワケナイから、良かったヨ。
オット、ドコに撃つか決めてなかッタ。とりあえず、壁にぶつけてミル。本来のボクなら穴を開けれるグライの威力ダケド……
ヤッパリ。ちょっと焦げ跡が付いたダケで、穴ナンテ開かない。
威力モ落ちてる。
魔術を学びたてダッタ時代に逆戻りしタ気分ダネェ。
それから、他の技モ試してみたケド……
ゼ〜ンブ使えなかったよネェ。オカゲで、この部屋はあんまり荒れナかったケド。
まだカンタンな「レボリューションボウル」とカ、「まりょくボム」とかハ使えるって思ってたんだけどネェ。
どうやら、魔力を扱う技術モ落ちちゃったみたいダ。
ウーン。また、ツラいシュギョーのやり直しかネェ。
そうやってジブンの今後について頭を悩ませてイルト、足音が聞こえてキタ。オット、もうそんな時間になっちゃッタカ。
ガチャリと、扉が開ク。
そこにいたのは、ボクが昨日会っタ、先生と菫髪のヒトガタ。
「おはよう」
「おはようございます」
「ヤァ、オハヨウ」
挨拶してキタので、コッチも挨拶を返す。先生の方ハ元気そうに手を上げて挨拶してくれテルけど、菫髪のヒトガタの方は形式上の挨拶ッテカンジ。
「寝てるかと思ったけど、起きてるみたいだね」
「そりゃ、昨日ハあの後すぐに寝ちゃったカラネェ。ア、ソウソウ。この部屋を貸してくれて感謝するヨォ。オカゲで、今は元気いっぱいダカラネ!」
「それなら良かった」
ソウ言って、先生はグルーっと部屋の中を見回ス。イ、イヤだナァ。ボクはちょっと壁を焦がしただけデ何もやましいコトナンテしてないヨォ。
「うーん、少し気になる点はあるけど、特に問題なさそうかな。ほら、大丈夫だったでしょ?」
先生は菫髪のヒトガタの方を向いてイウ。ワオ、なぜか信頼されてるようだネェ。
「結果論じゃないですか!先生はもう少し防犯意識を高めてください。そんなんじゃ、いつか犯罪者に撃たれますよ!」
「いやでも、彼はあの時、助けを求めてる感じがしたから大丈夫そうとは思ってたんだよ。流石に私も無根拠にテロリストを信用したりはしないよ」
「そうなんですか……それでも、よくありません!」
「ア~大丈夫ソウ?」
先生が菫色のヒトガタと論争を始めソウなので割り込む。コッチは早く現状を知りたいからネ。
「あ、ごめん。そういや、自己紹介もまだしてなかったよね。私はシャーレっていう超法規的機関……まぁ、なんでもできるような部活の顧問をやっている先生です。普通に『先生』と呼んでもらって構わないよ」
オオ、いきなり自己紹介されちゃったネェ。自己紹介されちゃったナら、コッチも自己紹介しないとスゴイ・シツレイだからネ。ボクもすることにするヨ。
「ボクはマホロア。通りすがりの魔術師であり、旅人だヨォ」
「「魔術師…?」」
「アレ、コッチでは魔術師ってジョブはメジャーじゃなかったカナ?」
イロンナ世界があるからネ、魔術師が少ない、いない世界ってのも、あるにはあッタ。そこでも、ボクは魔術師を名乗り続けたケド。アイデンティティみたいなものダシ。
「メジャーも何も…まぁ、私はミレニアムサイエンススクールのセミナー、いわゆる生徒会の会計の『早瀬ユウカ』よ」
「先生に、ユウカね…とりあえず覚えたヨォ」
ひとまず自己紹介を終えたところで、もうそろそろ本題に入ろうカナ。
「さてと、今日はボクがシチャッタことについて話すんだヨネ?」
「そうそう。実はその件についてヴァルキューレ警察学校から出頭要請が来てるんだ。気が付き次第、出頭するようにって。うちも当事者だし、私が確認したいこともあるからってことで、こんな形になってるんだけどね」
ナンカまた新しい単語が出てきたよネェ。ソウソウ、新しい場所に来た時はこういう固有名詞が続々出てクルンダ。これを覚えるのも大変だったよネェ。ポップスターの文化を学ぶのも一苦労だったヨォ。
「ヴァルキューレ警察学校?」
「言ってしまえば悪い事をした人を捕まえて罰を与えたりして、街をいい状態に維持するために動いている組織みたいなものよ。割とザルだったりして信用ならないけど……マホロア、あなたの鎮圧にもヴァルキューレの生徒が参加してたわよ」
ユウカがボクの疑問に答えてクレル。デモ、ボクがソンナ奴と戦ったってことはマ~ッタク覚えてないネ!思い出せてもイナイネ!
「なるほど……でも、やっぱり思い出せないネェ。ソンナ奴らと戦ってた記憶なんて欠片もないヨォ」
「そう……じゃあ、具体的に何があったのかを話していくね。」
先生は少し考えこんだ後、物語を語るようにコトのいきさつを教えてくレタ。
曰く、最初に現れたのは、緑色の怪物で、その怪物はのたうちマワるように暴れてイタ。その当時、不良たちニ占領されていたシャーレ周辺を中心として。そして、不良たちと怪物が争ってイルところ二、先生とユウカ含む4人の生徒がシャーレを取り戻しに現着。
ソノママ怪物と交戦し、途中でヴァルキューレの生徒も援軍に来テ、怪物は打倒されタらしイ。そしテ、その怪物が王冠を被ったボクになった、という結末ラシイ。ちなみにその王冠は、すぐに砕け散ったんダッテ。
「……こんな感じかな。どう?思い出せた?」
先生が確認するように聞いてくる。
ショージキ、多分ジジツだろうネ。王冠を被ったボクが出たってことは、マスタークラウンのせいデ間違いナイ。デモ、信じたくナイナァ。
「ウン、覚えてないヨネ」
「先生、多分ですけど、これ以上はマホロアに何を言っても効果ないです。ヴァルキューレで証拠を見てもらった方が早いのでは?」
「それもそうだね」
ユウカの提案を先生が受諾スル。どうやら、ケーサツガッコウに突き出されるみたいだネェ。
「マホロア、最後に一つ質問いいかな」
「何ダイ?」
「私達と戦ってた時、君は誰かに助けを求めてた?」
「……どうだったカナ、何も、覚えてないヨォ」
最後に、スゴイ質問をしてきたネェ。
認めたくないナァ。あの時、ボクが助けヲ求めてたナンテ。
───
「では、これより、取り調べを始める」
そんなこんなで、今、ヴァルキューレで取り調べを受けてるヨォ。いやぁ、それにしてもこの空間は殺風景ダヨネェ。机と椅子とライト、あと記録用(?)のPC位しかないシ。
ア、ソウソウ、先生たちは隣の部屋で音声を聞いテルらしいヨォ。ちなみに、今取り調べをしてる狐耳のヒトガタは公安局長サマらしいネ。「尾刃カンナ」ってイウ名前らしい。
先生からは、「『狂犬』とか呼ばれてるけど、誠実に接すれば優しくしてくれると思うよ」という言葉を頂いたケド、むっちゃ怖そうな顔シテルんだヨ。ホンットーに優しくしてくれルノ?
てかサァ、先生には言われなかったけど、この都市、女のヒトガタと後はケモノとロボットしか居ネェんだけど、ボクが狂ってるのカナ?男のヒトガタは先生しか見かけてないヨォ。加えて、女のヒトガタはミーンナ頭の上に変なの浮かべてるシサァ。
ホラ、目の前のカンナだって変な図形浮かべてるシ。
「……おい、聞いてるのか?」
オットいけネ、考え事に夢中でなにヲ言ってるのか聞いてなかッタ。
「もう一度お願いするヨォ」
「いい度胸だな……お前には黙秘権があり、弁護士の立ち合いを求める権利がある。もし、弁護士を雇える金がなければ、公選弁護士を付けてもらうこともできる。また、お前の供述は、今後お前に対して不利な証拠となる場合がある。理解したか?」
カンナが、眉をピクピクさせながら警告みたいなのをしてきたネ。
マァ、弁護士ナンテよんでも、役に立たないカラ、ボク一人だけで大丈夫ダケド。
「ウン、理解したヨォ」
「よろしい。まず誤解の無いように言っておくが、この取り調べの目的は、お前が犯人かどうかを決めるものではない。お前がやったという証拠がすでに出揃っているからだ」
「エ?」
マァ、ある程度分かってたヨ。ケーサツガッコウとも戦ってたってイウなら、録画位シテルはずだしネ。
「私を含む署員がお前と交戦してな、それの記録があるんだ。先生から聞いた話によれば、お前はこの一連の戦闘の記憶が無いそうだが…これを見ても同じことが言えるか?」
そういって、カンナがPCをこちらに向ケル。
そこに映っていたノハ、先生が言っていたヨウに、緑色の怪物ソノモノだった。睨むような一つ目、一対の翼、醜悪な王冠。そのどれもが、ボクの姿とは全く違ウのに、これはボクだと信じてしまウ何かがアッタ。
『タス……ケ…』
それから先モ、先生が言った通り、そいつガ暴れてイテ、
『トキハ……ナ…ッテ……』
先生を中心に、生徒たちを従えてボクを着実に攻撃スル。先生、明らかに場慣れしてる指揮ダネェ。それに対応して動ケル彼女たちもスゴイケド。
『ネェ…タス…ケ……K…r…b…!』
そんなんで、大きな黒い翼を持ったヒトガタが撃った銃弾ガ、王冠に命中して倒されたト。モット詳細を知れたネェ。後、先生がアンナ質問ヲしてきた理由モ分かったヨォ。
「どうだ?この録画からして、お前が犯人なのは間違いない。しかし、録画だけでは不明な点が多いんだ。その後現場で見つかった物も含めて、お前に聞きたいことが山ほどある」
そういって、カンナはボクの目の前に何かを置いタ。それを見て、柄にもなくボクはスゴク驚いチャッタ。しっかりと袋閉じされ、証拠品にふさわしい状態で保存されているそれは、ボクが知らナイなんてゼッタイに言えるモノじゃなかッタカラ。
「ソ、ソレハ……」
「それで、まずこのハンマーについて聞きたいんだが……どうやら、何か知っているらしいな」
その木で出来た「ハンマー」は少し焦げてイテ、その口には、星型の柄が刻まれていた。アノ時、カービィが使っていた物と同じように。
登場人物紹介等
「マホロア」
現在はマホロアエピローグでいう無強化状態。(つまりとても弱い)
なお、この状態でも一通りクリアすることは出来るらしい。
取り調べで見覚えのあるハンマーが出てきて困惑中。
「尾刃カンナ」
ヴァルキューレ警察学校公安局長。
「狂犬」の名で知られる程の凄腕刑事で、事件の収拾にも一役買っている。
元は生活安全局志望だったが、「顔が怖い」という理由で落とされている。
「早瀬ユウカ」
前話から登場してるミレニアムの冷酷な算術使い。
事件に実際に巻き込まれているため、あまりマホロアを信用していない。
本当は結構優しい人物だが、ミレニアムの奔放ぶりに頭を悩ませる苦労人でもある。
「先生」
事件を収拾させた人。
その指揮能力は銃撃戦慣れしている生徒にも一目置かれる程。
ただの社畜ではない。
「カービィ」
マホロアが気絶した後、どうなったのかは不明。
リンゴはちゃんと食べた。
ブルアカのメインストーリーでどの章が一番好きですか?
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Vol.1 対策委員会編
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Vol.2 時計じかけの花のパヴァーヌ編
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Vol.3 エデン条約編
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Vol.4 カルバノグの兎編
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Final. あまねく奇跡の始発点編
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Vol.5 百花繚乱編
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EX. デカグラマトン編