青春ヲカケル旅人   作:物好きな人

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スランプに陥ったため、気分転換にwiiデラをもう一周してたら、一カ月経ってました。
本当に申し訳ない


「カイザー、トモダチ」

 ズイブン速いナ。

 

 予測がついていたカラカ、銃声が鳴ってイルというのにボクは冷静にそう分析してイタ。

 

「何!?またヘルメット団?」

「違うよ、セリカちゃん。多分あれは……」

 

 どうやらホシノも気付いてるみたいダネ。手紙の包装からこの状況からある程度察していたのダロウ、しかし確証を得るために、窓の外を一瞥し、そして顔をしかめタ。

 

「やっぱり……カイザー!」

 

 少し怒りがこもった声で犯人の名を呼ブ。この場にイル者たちは全員良い記憶が無かったのカ、そろって嫌そうな表情をしてイル。ボクも含めてネ。

 ……カイザーは、何かと気に入らないンダ。ボクがアビドスの味方をしてイルからかもしれないけどネ。

 

「カイザーですって!?」

 

 全員なのダカラ当然、便利屋もその中には入ってイル。便利屋とカイザーの関係は知らないケド、顧客だったりしたのカナ?それなりに名が知られてるみたいだったシ。

 

「アル様、どうしましょうか?」

 

 ハルカが白目をむいているアルに聞くと、スグいつもの表情に戻って、

 

「どうするも何も……依頼を受けている以上、敵前逃亡などもっての外だわ!行くわよ、皆!」

 

 ソウ言うと、アルはスグに立ち上がって慌ただしく外に駆け出してイッタ。

 

「はぁ、来て早々……」

「でも、退屈しなくて済みそうじゃん?」

 

 それに続くように便利屋の皆も外へ出てイク。文句を言いつつもついてイク辺り、依頼はちゃんとこなしてくれそうだヨネ。

 

「じゃあ、私たちも行こう」

「ソウダネ」

 

 そして、ボクや対策委員会の面々も便利屋に倣おうとシテタケド、

 

「ちょっと待って」

 

 先生がそれを止めた。急に止められたからか、驚いたように全員が振り返る。先生は、どこかに電話をかけるように端末を耳元に当ててイタ。……アア、ソウか。先生が何をしているのカは心当たりがアッタ。これも、昨日の会議でボクと話し合ったコトダカラ。

 

「私はやることがあるから、少し遅れる。十中八九戦闘になるだろうけど、あまり弾薬は使わずに、回避や防御に専念してほしい。これは持久戦だから」

 

 あまりにも唐突な話ダッタ。ケド、対策委員会のミンナはそれを受け入れたンダ。不安や追及したい気持ちもアッタだろうニ。ボクならそうしてたネ。

 

「……分かった。便利屋の子たちにも伝えておくね~」

 

「任せて。先生が来るまで持ちこたえて見せる」

 

「私たちだって無敵じゃないんだから、早く来なさいよ!」

 

「その『やること』の内容、後で教えてもらいますからね~?」

 

「私はドローンでの支援になるのでここに残りますが……それでも限界があるので、なるべく早くお願いします、先生」

 

 ミンナ、各々の言葉を先生に告げて、行動を開始シタンダ。……これが信頼ってやつナノカネェ。

 

「信頼されてるネェ、先生」

「それを言うならマホロアもじゃない?」

 

 先生が扉の方を指差すと、そこには対策委員会がボクを待つように立ってイタ。

 

「マホロアちゃん、何してるのさ。早くいくよ~」

 

「ごめんネェ。すぐ行くヨ」

 

 一足遅れて、ボクも対策委員会についてイッタ。この時、ボクも仲間なのだと改めて感じて、少し嬉しかったのは内緒ダヨ。

 

 

 

───

 

 

 

 とりあえず校庭に出ヨウトして正面玄関まで駆けてイッタケド、まさに戦場はソコダッタ。

 

 イヤ、正確には正面玄関前に陣取るような形で便利屋68がカイザーの侵入をすんでのところで阻止してイル。

 

「……いくらなんでも、これは多すぎでしょ!」

 

 戦場に到着したセリカがいの一番に言ったのがそれダッタ。恐らく、この場にいる全員も同じ気持ちダ。

 

 そこには、アビドスの校庭をほぼ占拠するほど、兵器や兵士が群がってイタのダカラ。

 

 たった四人でこれを食い止めてたんだから、凄いよネェ。なんて他人事のように思ってタラ、その内の一人から苦言が飛んでキタ。

 

「ちょっと遅いわよ!こいつら、ここを壊すつもりで爆弾を投げてきてるわ!今はなんとか撃ち落せてるけど……」

 

 アルがそう二の句を告げる前に、他の声によって遮ラレル。それは、カイザーの兵士による叫び。

 

「いたぞ、アビドスだ!集中的に狙え!」

 

 やっぱり、対策委員会のミンナを狙う算段だったラシイ。告発されようものなら、その前に潰すッテいうトーッテモ単純な考えダネ。それが割と効果的なのが困るんだケド。

 

「とにかく!あなたたちの場所なのだから、居場所くらい守ってみせなさい!って、先生はいないの?」

 

 さっき発言を遮られてたケド、再度発破をかけるようにアルが言い直シタ。その後に先生がいないこと気付く辺り、結構必死ラシイ。それを受けて、ホシノが説明する。その姿ニハ、モウ迷いはなさそうダ。

 ……彼女も今回の件で成長したようダネ。

 

「とりあえず、先生は今いないよ。でも、持久戦をしろって伝言を受けてるから、便利屋の子たちもそのようにお願い」

 

「分かったわ。みんな、聞いてたわよね!」

 

 アルの言葉に返事するように、少し前で戦ってイル白黒のヒトガタが空に向けて銃弾を放つ。気圧されたのかカイザーの戦線は少し下がっタ。

 

「じゃあ、みんな、頑張ろっか」

 

 ホシノの掛け声で対策委員会のミンナも配置に着ク。

 

「ヨシ。ジャア戦闘開始カナ」

 

 改めて、カイザーとの戦闘が始まッタ。

 

 

 

───

 

 

 

 デモ、多勢に無勢、というべきなのカナ。

 

「クソッ、キリがない……!」

 

 戦闘が始まってからまだ一分しかタッテナイのに、そう言ってしまうホド、ボクたちは追い詰められてイタ。

 

 たった九人と一機で万に匹敵する兵力を相手してイルンダ。それも、校舎という防衛対象がいる中で。……一分も持ってるんだから、褒めてほしいくらいだヨォ。

 

 先生は、まだ来ない。

 

 電話の相手が相手だから仕方ないと思いつつも、ボクは少し苛立ってイタヨネ。

 

 イヤ、焦ってイタ、の方が正しかったのかもしれナイ。いくら小柄を生かして回避しても、相手の物量に押されて徐々に傷が増えてイク。

 

 前衛に立っているホシノやハルカなんかハ、かなりボロボロだっタ。

 

「アル様には傷一つ付けさせません!」

 

「……ちょっと痛いけど、これくらい我慢しなくちゃ。迷惑かけちゃったしね~」

 

 それでも彼女らはまだ立ってイル。……なら、ボクも倒れるワケにはいかないよネェ!

 

 かといって、心意気一つで戦況が変わるならコンナに苦労はシナイ。だからボクは、ある技を使うことにシタンダ。

 

 ボクの位置は、前衛よりの中衛。この位置なら、ある程度は巻き込めると予測を付けて、ミンナへ通信機越しに警告スル。

 

「ミンナ、目と耳を塞イデ!」

 

 ……この世界には閃光弾と呼ばれるモノがアル。圧倒的な光と爆音で相手の行動を止める代物。その知識がアッタカラなのか、ミンナはスグにボクの言った通りにしてクレタヨォ。

 

 それを確認して、ボクは空に手を掲げる。一度シロコとの模擬戦で用いたコノ技。欠点は克服していないケド、この集団戦において、使う価値はアッタ。

 

「レボリューション・フラッシュ!」

 

 瞬間、ボクの両目両耳は再び機能不全に陥ッタ。

 

 

 

 ケド、意識は飛ばなカッタネ。何も見えず耳鳴りがスル中、魔力を練り、レボリューションボウルの準備をしながら、ボクは感覚が戻るのを待ツ。

 

「マホロア、右!」

 

 感覚が戻りつつある中、そんな声が聞こえたノデ、即座に右へレボリューションボウルを放ってミル。

 

「何っ!?」

 

 戻ってきた視界ニハ、派手に吹っ飛んだカイザー兵士がイタヨ。……どうやら、回り込んでキタらしい。

 辺りを見ヤルと、カイザー兵士と戦っているシロコが一瞬サムズアップしてイタ。さっきの警告は彼女ダッタのカナ?助かったヨォ。

 

 しかし、ボクの自爆は戦況これとイッタ変化をもたらさなかったミタイダ。コレじゃ、じり貧だよネェ。

 

 ナンテ、思ってたラ。

 

『ごめん。遅れた!今から私が指揮するよ!』

 

 どうやら、まだ諦めるノハ早いみたいだネェ。

 

 

 

───

 

 

 

 どれくらい経ったカナ。一時間クライ?先生が指揮を担当してなかったラ、これほど耐え抜くことは不可能だったダロウネ。

 

 ただ、一つ誤算だったのは、カイザーも本気だったというコト。証拠隠滅に躍起になってイルノカ、校舎を壊そうとシテ、それを妨害する小競り合いが多かったネ。

 

 結果として、ボクたちは地に伏せ、あちらが立っている構図にナッタンダ。守るべきものがある側とない側、どちらが有利かはご覧の通リダネ。

 

 戦場がアビドスじゃ無かったらコッチが立ってイタンだろうケド、そんな未来は無イ。

 先生の指揮のおかげで、校舎の傷を最小限にデキタのが関の山ダッタ、というコトダ。

 

 ボクたちが倒れたのを確スルと、カイザーの兵士たちは一斉に校舎の方へ向ク。それぞれの兵士の手には未だ残ってイル、爆弾。

 

 ミンナ、立つ気力も残ってイナイ。デキルのは、タダ壊される校舎を見るコトだけ。誰もが、絶望した顔をしてイタ。

 

「ヤメロォォォォ!!!」

 

 ソウ叫んだのは誰だったカ。対策委員会の誰かカ?便利屋の誰かカ?それとも、先生?分からないネ。デモ、その言葉に突き動かされるように、ボクは起き上がッタンダ。

 

 その時ふと思い出したのは、古い友人との会話ダッタ。

 

 

 

───

 

 

 

『よォ、邪魔しにきたぜ!』

 

『ヤァ、マルク。邪魔するナラ帰ってホシイんだケド』

 

『オイオイ、つれないこと言うんじゃないぜ。ハルカンドラの調査でお疲れのキミに、ちょ~っとばかし面白い話を持ってきたから、聞いてみるのサ!』

 

『ナルホド、その話ってのは何ダイ?面白い話何ダロ?ア~ア、ボクの疲れが吹っ飛ぶような面白い話が聞きたいナァ』

 

『……キミのそういう所、嫌いじゃないのサ。ま、話ってのはだな。覚えてるか?ポップスターの話』

 

『アア、いつかキミのものしようとしてる星のコト?』

 

『それサ。で、ついこの前その計画を実行したのサ』

 

『フ~ン、結果は?』

 

『……失敗したのサ』

 

『クックック、そいつは滑稽だネェ』

 

『…………』

 

『……オイ、無言になるなヨ。変身スルんじゃねぇヨ!』

 

『……まぁいいのサ。その計画ってのが、ポップスターで一番強いカービィってヤツを騙して、ノヴァを起動させて横取りする作戦だったんだ』

 

『ウン。一見、上手くいきそうダケド』

 

『でも、カービィが強すぎたのサ。ノヴァを壊して、ボクまで倒してくるとか誰が予測できるっていうのサ?』

 

『それはキミの調査不足じゃないのカイ?ノヴァがそこまで万能じゃなかったッテコトダロ』

 

『それもあるケドサ。アイツ、仲間を次々と呼びだしてきたのサ。倒しても倒しても、どんどん来やがって、星の住民ミンナがカービィに協力してたのサ』

 

『そこでボクは、カービィの強さってのは、「トモダチ」にあるんじゃないかと思って、キミに声をかけたのサ』

 

『…………』

 

『という訳で、ボクと協力してポップスターをボクたちのものにしようぜ!』

 

『……マァ、流れは読めてたよネェ。お断りするヨ』

 

『即答なのサ!?ボクとキミの仲はそんなモノだったのサ?!』

 

『イヤ、元々ソンナ仲じゃなかったダロ。キミもボクの調査ヲ手伝ったコトないクセに』

 

『……それもそうなのサ。ま、ボクが言いたかったのは、そういう「トモダチ」を想うココロってのは、思ってる以上に強いものだっていう事サ。キミも、そういうヤツと対峙する時は、覚えておくのサ』

 

『……ソウカイ。ボクたちとは無縁なモノダネ』

 

『案外そうじゃないかもしれないぜ?いつかボクたちも体感する時がくるかもしれないのサ。ホラ、そこの計算、ミスってるぜ?』

 

『!キミ……』

 

『おっほっほっほ、それじゃ失礼したのサ。……少しは休めよ』

 

 

 

───

 

 

 

『マホロア……!?』

 

 立ったボクを見て、先生が驚きの声を上げる。マッタク、マルクも素直じゃないよネェ。「トモダチ」を想うココロ、カ。多分今のボクを突き動かしてイルノモ、それなんダロウネ。

 

 カービィも、こんな気持ちだったのカモ。目の前で、「トモダチ」が傷つけられようとしているノヲ、アイツが見逃すはずモナイ。……ボクも同じダ。

 

 先生と、対策委員会と、便利屋と。ミンナ「トモダチ」だ。だから、対策委員会が大切にしているこの学校は、壊させない。

 

 体中にある、そして大気に離散している魔力をかき集メル。今なら、デキルハズ。

 

 カイザーの兵士が、爆弾を投げ始める。それと同時に、ボクはジブンの技を放った。

 

「マホロア砲!!!」

 

 いつの間にか使えるようになっていた、その大技ヲ。




マホロア ☆1

戦術的な役割:STRIKER
ポジション:MIDDLE
クラス:アタッカー
攻撃タイプ:神秘
装甲:軽装備
武器種:HG

EX:マホロア砲(COST:7)(Lv.1)
直線範囲内の敵に攻撃力の1027%分のダメージ

ノーマルスキル:まりょくボム(Lv.1)
通常攻撃10回ごとに円形範囲内の敵に攻撃力の230%分のダメージ

パッシブスキル:LOCK
☆2で解放

サブスキル:LOCK
☆3で解放

注:☆はゲーム内の表記であり、小説の評価とは関係ありません。

登場人物紹介等
「マホロア」
 滅茶苦茶カービィから影響を受けている。
 「トモダチ」だから、助ける精神もその一つ。
 必殺技「マホロア砲」を使用した。

「先生」
 今回戦闘に遅れたのはとある場所に電話していたから。
 先生としても戦闘に初めから参加したかったが、戦略的にせざるを得なかったらしい。

「対策委員会の皆さん」
 色々あったが皆マホロアを信頼している。それを感じ取ったからこそマホロアもこんな行動をとれている。

「便利屋の皆さん」
 何気に四人でカイザーを校内に入れなかった実力者集団。便利屋がいなければもっと早い段階で戦線が崩壊していた。

「カイザーの皆さん」
 PMC総出の出勤。一個師団ぐらいはいる。もちろん理事も(後ろの方に)いる。

「マルク」
 マホロアの古い友人。
 助け合うほどの仲ではない。
 それでも、気遣いする程度には仲が良かった様子。

「カービィ」
 ヘルパーを無限に呼び出しながらマルクと戦った。
 「銀河にねがいを」だから出来る技。

Q、どうして果実のカケラが無いのにマホロア砲が使えるんですか?

A、マホロアがそれに匹敵するモノを得たからです。

ブルアカのメインストーリーでどの章が一番好きですか?

  • Vol.1 対策委員会編
  • Vol.2 時計じかけの花のパヴァーヌ編
  • Vol.3 エデン条約編
  • Vol.4 カルバノグの兎編
  • Final. あまねく奇跡の始発点編
  • Vol.5 百花繚乱編
  • EX. デカグラマトン編
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