追記:抜けあったので修正しました
見たくなかッタ。分かりたくなかッタ。
そのハンマーはボクが戦っテタ時、カービィが使っていた物だってコト。
「おにごろし火炎ハンマー」の焦げ跡の付き方が、いやでもそうだとボクに突き付けてクル。
ズット信じたくなかったコトが現実にナッタ。
ソっか。
……負けちゃったンダネ、カービィ。
オカゲで、ゼンブ辻褄が合ったヨォ。この騒動ハ、正真正銘ボクがやらかしたコト。正確には、ボクを乗っ取ったマスタークラウンがしたコト。だから、ボクの記憶が無かっタ。そういう事だったナンテネェ。
「お前がこのハンマーについて知っている情報は何だ」
アァ、ソウだった。今は取り調べ中ダッタっけ。感傷に浸ってる場合じゃないよネェ。……トモダチになれたのにナァ。
イケナイイケナイ、質問に答えなくチャ。カンナの顔もさらに怖さが増してっテル。ボロを見せチャッタから、さらに怪しまれちゃってるヨォ。…ナンテ返そうカナ。
「ソンナもの知らない……ナンテ言ってもモウ遅いよネェ。分かったヨ。じゃあ、ゼンブ教えてヤルヨ」
畳みかけるように話ス。突然のハンマーがあったケド、それのオカゲで、コッチの主張は整理できたからネ。
「そのハンマーはネ、ボクのトモダチが武器として使ってたンダ。あのマスタークラウンに支配サレちゃったボクを助けヨウとしてくれたんだろうネェ。全く、ムチャなコトするヨォ」
「待て、マスタークラウン?お前が支配されていたと言っていたが、なんだそれは」
疑問に思ったカンナが尋ねてクル。話の主導権はコッチにあるナ。それなら……話せるダケ話スのみ。
「マスタークラウンは自我を持った王冠ダヨ。自身を他人に被らせ、被った者を乗っ取って支配シテ、そいつが居る世界を滅ぼす悪辣なヤツなンダ。おまけに空間転移能力まで持ってるカラ、余計悪質だよネェ」
「そして、ボクがそいつに目を付けられちゃッテ、支配サレちゃったってワケ。だから、ボクをあれから解放してくれた君タチには感謝してもし足りないヨォ。もちろんボクがシチャッタことには変わりないから、しっかり罪を償っていくつもりだヨォ」
「少し聞いてみたが、荒唐無稽すぎるな。そんな戯言で私を言いくるめられるとでも思ったか?」
カンナがこの言葉を一蹴するように言い放ツ。まだ、コッチの手札は残ってるヨォ。
「嘘だと思うナラ、音声に注意シテ、もう一度録画を見直してみろヨォ。それに、先生も言ってたんジャないカナ。『ボクが助けを求めてた』ッテ」
「信じがたいが……」
この反応ハ、先生はちゃんとカンナにも言ってたっぽいネ。はぐらしたから、言ってくれないかと思ってたケド。何とかカンナに再確認してもらえそうダヨ。イヤァ、信用ってのは大事だネェ。
「どの部分だ?」
「ゼンブ」
「はぁ?」
「音声に注意して聞くんだヨ。終始スッゴク小さい声で呟いているカラ」
カンナが渋々録画を見返す。微塵も信じてないヨウだけど。聞き取れてるカナ?そう思っテいると、カンナが目を見開いタ。どうやら、聞き取れたミタイだネェ。
「確かに、『助けて』などといった声は断続的に聞こえた。市民が避難しているにも関わらずだ。しかし、お前ではない誰かがやったという証拠には弱すぎる」
至極ごもっともなコト言われチャッタネ。でも、上手く話は逸らせるコトが出来タ。「ボクがやった」という前提が崩れかけてるからネェ。少しはボクの罪を減らせるカナ?
「マァ、ボクが言いたいのはここまでカナ」
「ハンマーについてだけ喋れば良かったんだが、おかげで興味深い情報も得られた。お前が突如出現した理由もひとまず分かったしな」
「ジャア、これで終ワリ?」
「いや、まだだ。先ほどの話で聞きたいこともできた」
それからも、問答は続いたよネェ。
といっても、ほとんどさっき述べたコトを繰り返すだけだったけどサァ。主張に矛盾があったか調べたかったミタイだけど。これホボ事実だから、矛盾しようが無いんだよネェ。
ちょうど昼過ぎ位に取り調べは終わッタ。
「よし、以上で取り調べは終わりだ」
「ヤット終わッタ……」
「お前の処遇についてだが、やはり、お前がシャーレ近辺の街を破壊したのは間違いない。そして、D.U.自治区内で多大な被害を出したことなどから、本来は連邦矯正局送りになるべきだ。」
連邦矯正局が何なノカわからナイケド、内容からして、カンゴクみたいなトコなのカナァ。
「しかし、当人がそれを全く覚えておらず、そのような意思がなかったこと、また、マスタークラウンなる存在に操られていたと証言しており、本人はこの罪を償う意思があることなどから、3年間の執行猶予を設け、シャーレで保護観察を行うという判決がでるだろう。ですよね、先生?」
「うん、そうなるように手配しておいたよ」
そういいながら、扉を開けて入ってくる先生とユウカ。サッキの話だと、ボクがシャーレで働くことになっているということだったネ。ナーンカ、嵌められた気分ダネ。
「こっちじゃうまくマホロアから情報を引き出せなかったから、カンナに協力してもらったんだ。実はもうこの事件は今日の朝にさっきカンナが言った内容と同じ判決が出て解決してるんだよ。マホロアと話してみた感じ、そんなに悪そうにも見えなかったしね。でも、ユウカが信用ならないって感じだったから、今日こんな形で場を準備したんだ。ありがとね、カンナ」
「いえ、私としても、この事件は疑問点が多かったので、非常に参考になりました。このような場を用意していただき、感謝します」
「まぁ、罪を償う意思があることが分かればよかったのよ。正直、キヴォトスは事件を起こしても懲りないのが多いから……」
「ソウ……」
先生とユウカが説明してクレル。ユウカは少し申し訳なさそうだヨネ。マァ、いずれ話すべきことだし、マッタク問題ないケド。ひとまず、無事に済んでよかったというべきなのかネェ。
「しかし、マホロア!執行猶予がついているとは言え、お前は犯罪者だ!それを忘れないように」
カンナが警告してくる。犯罪者のレッテルを貼られることになるから、動き二ククなるのカナ?神聖な領域に立ち入れなかったりトカ、商品が値上がりするトカ。
「分かってるヨ。これから当分は、シャーレで働くことになるんだヨネ?そこで、罪を償っていくことにするヨォ。よろしくお願いするネ、先生」
「うん、よろしく」
そうして、ボクのキヴォトスでの生活が始まッタンダ。
カービィ。
もしかしたら、キミにはもう会えないかもしれないケド、もし、また会えたら、ボクの考えた最高のテーマパークを作って、みんなとイッパイ楽しんで、それから、いっぱいゴハンをごちそうしてあげるからネェ。
今は、ディメンションホールも閉じちゃって会いに行けないケド、この場所デ魔力を取り戻して、こっちでの罪モ償ってゼーッタイに戻ってきてヤルカラネェ!
ダカラ、ダカラネ、カービィ。
ボクも一生懸命頑張るから。
死んだりするんじゃないヨォ。
「ア、ソウソウ、カンナ。」
「何だ?」
「さっきのハンマー、捜査が終わってからでいいカラ、ボクにくれないカナ?トモダチの物だから、いつか返してあげたいんだヨネ」
「…分かった。善処する」
カンナに耳打ちしておく。別にばれてもいいんダケド、恥ずかしいからネェ。
「マホロア?」
「アァ、ごめんごめん、ジャア、シャーレに仕事シに行コウカ!」
そう決め台詞を決めた途端にグ~ッとボクのおなかが鳴る。空気の読めないおなかダネェ。誰に似たのカナァ?
「……とりあえず、先に昼食を食べてから行きましょうか」
ユウカの配慮がココロに来るネェ。
登場人物紹介等
「マホロア」
そんなこんなでシャーレに所属することになった。
後に、その仕事の多さに絶望するようになる。
カービィについては、その姿を見ていないためまだ生きていると思うことにした。
「尾刃カンナ」
先生の頼みで取り調べを行っており、すでに判決も出ていたためEXカットインのような尋問はしなかった。
マスタークラウン関連の話は調べてもそれっぽいものが見つからなかったためあまり信用していない。
「早瀬ユウカ」
マホロアが償う意思があると知ってひとまず安心している。
この取り調べのきっかけとなった人。
マスタークラウン関連の話は半信半疑である。
「先生」
ユウカと同じくマホロアが罪を償う意思がある人物と知れて安心した。
最も、「助ケテ」を聞いているため、それほど悪い人物ではないと思っていたようだ。なお、その時からシャーレに迎え入れるつもりであった模様。
そのため、罪が重くならないうちに判決を出させた。
「カービィ」
生死不明。
マホロアから大きい矢印が向けられていることがリメイクで判明した。
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Vol.1 対策委員会編
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Vol.2 時計じかけの花のパヴァーヌ編
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Vol.3 エデン条約編
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Vol.4 カルバノグの兎編
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Final. あまねく奇跡の始発点編
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Vol.5 百花繚乱編
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EX. デカグラマトン編