あと、場面転換のやつを罫線にしました
シャーレで働き始めて数日経ッタ。
今シャーレで働いている生徒タチとモ大体顔合わせが済んで、ボクもシャーレの業務に慣れてキタンダ。今なら、ジブンに割り振られた分以外ニモ、先生のお手伝いダッテ出来チャウからネェ。
ソレで、今日の当番は「羽川ハスミ」。あの時、マスタークラウンを打ち抜いた子だネェ。先生から大方の事情は知らされてたヨウで、そんなに目の敵にはされなかったヨォ。……最初、気まずカッタのは事実ダケドネ。
ハスミは、「トリニティ総合学園」の生徒デ、その中でヴァルキューレのようなコトをシテル「正義実現委員会」ッテいう部活の副委員長サマなんダッテ。イヤァ、最初はアノ録画ミタイにドスッと貫かれチャウかと思ったヨォ。
「マホロアさん、少しいいですか?」
「ン~、何カナ」
そう思いながらイツモドーリ書類を整理してたんダケド、一緒に整理してたハスミの方から声がかかッタ。ソンナに疑問二思うヨウナ行動ハしてないハズなんだけド。
「最初に会った時から思っていたのですが、マホロアさんは銃を所持されていないのですか?先生の話では、マホロアさんは力を失っているから戦闘ができないと伺っているのですが、銃があれば、自衛にも使えるのでは?と思いまして」
ア、ソウだった。ユウカと共に猫探ししたっキリ、実働任務に出てイナイから、すっかり忘れちゃっテタヨォ。武器ネェ。ヤッパリ、今のボクには必要ナ物ナノカもシレナイネ。
「ソウダネ……最近事務作業シカしてナカったカラ、ボクもすっかり忘れてたヨォ。また忘れちゃッタラ嫌だから、スグにでも買いに行きたいナァ」
「いいよ。今買いに行っても」
「ウワァ!?いつから聞いてタノサ?」
「最初の所からだね」
神出鬼没で怖いネェ。大体イッツモ書類に突っ伏してルカ、PCと向き合ってイルカなの二、コーイウ時はジゴクミミなんダカラ。
「しかし、先生。まだ我々には仕事が……」
「いやいや、銃を買うのも仕事のうちでしょ。この書類は私が片付けておくから、ゆっくり買っておいで。それから、マホロア」
「何ダイ?」
「これ、マホロアの銃の資金。先に渡しておくね。余った分は好きに使ってもらっていいよ」
といいながら、先生が札束をボクに渡す。エ、コンナにスルの?銃ッテ。もう少し安めカと思ってたんだケド。
「コ、コンナに貰っちゃっていいのカイ?」
「いいのいいの。マホロアも頑張ってたし、給料代わりってことで」
給料代わりッテいわれテモ余りアル金額だヨォ。コレ。ヒィ、フウ、ミイ……ってコレじゃ数えきれないヨォ。ゼンブ万札ダシ。
「良かったですね。マホロア」
「ウン!それじゃ、ボクの銃を買いに行こうカ?」
「はい。では、少しの間失礼します。先生」
「うん。行ってらっしゃい」
初めてのお金だヨォ!デモ、注意シテ使わないとネ。節約シナイと、夢が遠のいチャウカラ。将来のために貯金、ッテやつダネ。
───
やって来たヨ、ガンショップ!
シャーレの近くにデパートがアッタから、寄ってみたら、案ノ定あったヨ。この煙臭い雰囲気、嫌いじゃないヨォ。それにしても、ズイブン広いネェ。試射場まであるヨォ。ここでなら、ボクに似合う銃を見つけられるカナ?
「いらっしゃいませ!」
ロボットの店員が駆け寄ってくる。ア、ソウソウ、ボクのお金ハ今さっき買ったバッグの中にある財布に入れてるヨォ。現金のママじゃ不良に絡まれるからネ。
「どんな銃をお探しで?」
ボクには見向きもセズ二、ハスミの方を向いてそう尋ねる店員。ボクは何かのペットだと思われているのカナ?
「はい。この人に合う銃を探してまして…」
尋ねられたハスミが要件を伝エル。イイ感じにボクに話を振ってくれたネェ。店員はコッチを向いて、ちょっと驚いてイル。イヤァ、人の驚くサマは、いつ見てもケッサクだネェ。
「なるほど、この人が……ちなみに、銃を扱った経験はおありで?」
「イヤ、マッタクないヨォ。だから、カンタンに扱える銃が欲しいナァ」
「ほうほう……では、こちらへ」
店員は何かオススメできるような銃を思いついたみたいだネェ。店員に促されるままについてイク。
「マホロアさん」
「ン?」
「さっきのように、まずどんな銃を買えばいいかわからない時は店員さんに聞いてみるのがいいですよ。大体の店員さんは、あなたの特徴からあなたに合う銃を見つけることが出来るので」
「ヘェ、餅は餅屋ってヤツ?」
そんな雑談をしながら、店員が案内する方向へ付いていッタ。その先にあったのは、銃って聞いたらまず最初に思い浮かぶヨウナ拳銃がズラーリと並んでいる場所ダッタ。
「初心者に扱いやすいものといえば、HGやARなどが挙げられますが……お客様の体躯を見るに、ARでは携行に問題が生じる可能性がありますので、私としてはこちらのHG系統をオススメします」
「HG?AR?」
「HGはハンドガン、目の前にある銃たちのことですね。ARの方はアサルトライフルといって……あそこにあるような銃たちのことです。そういえば、マホロアさんはキヴォトスの外からきた方でしたね」
いきなり変な単語が出てキタカラ、疑問を浮かべてたんダケド、ハスミが補足してくれたネ。さっきハスミが指差していた方を見ると、確かに長物だネェ。ボクが背負っタラ、マチガイナク引きずるコトになるヨォ。
デモ、たくさんHGが置かれてルネェ。パネルの方に詳しいスペックが載ってるみたいダケド……どれがボクに合ってるか分かんないヤ。こういう時ハ、店員に聞け、だったよネェ。
「ウ~ン、一通り見てミタケド、ナーンニモわかんないネ。ネェ、店員サン。ボクが扱えソウなノッテ、ドレ?」
そう店員に話を振ってミタ。ソウ言われた店員は、待っていたかのヨウに喋りだした。自分のオススメを聞いてもらいたいんダロウネェ。なんだかボクもわかる気がするヨォ。
「そうですね……例えば、こちらにある銃たちはセミオート式といって、1発1発引き金を引いて弾丸を発射するタイプの銃なのですが、その中でも私がオススメしたいのはこれです!この銃は、弾の威力こそ低いですが、その弾が安価で扱いやすく、なにより反動が少ないので、的に当てやすいのです!また、装弾数も十+一発と平均的で、初心者たちの間でも人気の品なんですよ!そして、こちらの銃もオススメです!この銃は先ほどのものとは違って三点バースト機構を備えており、一度の射撃で三発の弾が撃てるので、先ほどの銃より高い威力を出すことが出来ます。おまけに、装弾数も二十+一発あるので、より威力を出したければこちらもありです。しかし、連射するので、反動が大きいことには注意してください。それから…」
「分かッタ、分かッタカラ」
やっぱ、こういうヤツは喋らせると止まらないよネェ。そう思いながら、さっきオススメされた2ツの銃を手に取ル。オオ、どっちも思ってたヨリ軽いネェ。これならボクでも扱えそうだヨ。
「ネェ、店員サン、試射場を使うコトって出来ル?オススメしてくれた銃ヲ、試してみたいんダケド」
「もちろんです!こちらへどうぞ」
ソウ言って案内された試射場ハ、人が一人入れるような間隔デいくつかの仕切りがアッテ、その先にはアタマに輪っかが付いた的が置いてある場所ダッタ。ココは、さらに煙臭いネェ。
「銃の弾は、こちらに置いておきますので、存分に撃っちゃってください!あ、その二つの銃はそれぞれ使用する弾が異なりますので注意してくださいね。私は受付の方にいますので、何かあればそちらへお越しください。では」
そういって、店員さんはこの部屋から出て行った。サテト、まずは最初にオススメされた銃を構エル。的にヨーク狙いを定メテ……ココだ!
照準があった瞬間を見逃さず二、銃の引き金を引ク。そして、ボクの銃から弾丸が放タレテ……アレ?弾が出てないヨォ。
「マホロアさん……多分、銃に弾が装填されてないのでは」
「ア、ソウか。うっかりしてたヨォ」
流石に店先に装填された銃は置かナイカ。ジャア、気を取り直して装填シテ……どの弾を装填すればイイノ?銃のサイズからシテ、この辺りの銃弾なんダケド……
「ネェ、ハスミ。この銃ッテ、どの弾を使うのカナ?」
「ああ、この銃でしたらこの『.22ロングライフル弾』という弾丸を使います。うちにも使っている子がいるので、覚えていますよ。それから、先に言っておくと、もう一つの銃は『9x19mmパラベラム弾』といって……これですね。この弾丸を使います」
「ホウホウ、なるほど、感謝するヨォ。アト、リロードの仕方モ教えてくれないカナ?」
「分かりました。ここをこうして…」
ソウ言いながら、ハスミはボクに銃のリロードの仕方、ついでに正しい撃ち方まで教えてクレタ。イヤァ、副委員長サマなダケアッテ、教えるのが上手だネェ。
「分かりましたか?では、実際に撃ってみましょうか」
「ヨーシ、ボクの実力ヲ、とくと目に焼き付けるんだヨォ!」
ソウ言って、正しい姿勢を保ちなガラ、また照準を合わセル。ウーン、なかなか合わないネェ。トカ思ってたら、ココダ!
パン、という軽い音と共に放たれた弾丸ハ、ボクが狙いをツケタ所ではなかったケド、しっかりと的に命中シタ。銃を撃つカンショクってコンナ感じなんだネェ。
「命中、ですね。凄いじゃないですか!最初から的に当てられる人はなかなかいませんよ」
「このまま、一気二ゼンブ当てちゃうヨォ!」
そう意気込んで、十発分ゼンブ撃ち込む。その結果ハ、六発命中して、四発外シタ。……ゼンブ当てられナカッタネェ。見栄を張った分、恥ずかしいヨォ。
「まぁ、最初ですし、あまり落ち込まないでください。六発当てられるだけでも、十分凄いんですよ?」
「それもソウダネ。ジャア、次の銃にいこうカ」
ソウ言って、次の銃を手に取ル。さっきのヤツより、チョット重く感じるネェ。コレは、両手デ撃った方がイイかナ。店員の説明デハ、一気に三発も弾を撃つミタイダシ。
さて、「9x19mmパラベラム弾」ハ……これダネ。これもリロード自体は似通った方法デ出来たヨォ。サテト、三点バースト。ドンナ風に弾が出るカナ?
的に狙いをつけて、撃ってミル。
パパパン、と丁度三連射シタ音がナル。確かに、コレは反動がツラいナ。サッキより、照準がぶれてる感じがスル。何とか三発とも当たったネェ。
それからも、撃ってみたケド……コッチは二十発中七発ッテいう結果に終わッタ。最初の反動デ、どうしてもズレちゃウナァ。すぐに次の弾が出るカラ、気にしなくテモいいと思ッタんダケド。これなら、最初の銃の方が適任カネェ。
「ウーン、ボクに合いそうなのは、やっぱりコッチの方かナァ」
「そうですね。さっき撃っていた銃は、あなたには合わなそうでしたし」
「ヨシ、そうと決まれば、さっそく買いに行くヨォ!」
ソウ言って、受付の方へ向カウ。受付には、サッキボクに銃をオススメしてくれた店員が立っていた。
「お決まりでしょうか?」
「ウン、コノ銃を頼むヨォ」
「こちらになさいましたか。オプションで銃の柄を好きにカスタマイズできますが、どうしましょう?」
ナルほど、街中でヤケに彩った銃をヨク見るなと思ったケド、そういうサービスがあるんだネェ。セッカクのボクの銃ダシ、ボクも盛大に装飾しちゃおうカナ!
「お願いするヨォ」
「では、こちらの方に銃に書きたい絵柄を書いてください。あ、色ペンとかはこちらにありますよ」
「分かったヨォ」
店員に銃の設計図みたいなのヲ渡さレル。ヘェ、六方向から色とかを指定できるんだネ。そうだナァ、マズ、ボクのチャームポイントである歯車は外せないよネェ。
それから、ヤッパ青と白色ダヨネェ。コレも、ボクの姿を意識してるンダ。こういうノをミルと、ボクとシテハ、存分に工夫したくなっちゃうヨォ。……デモ、ハスミを待たせちゃってるし、このぐらいにしておこうカナ。
「……ヨシ。コンナノでドウ?」
書き上げたものを店員に渡す。店員はこの設計図を入念に見て、問題がナイか見ているようダネェ。
「ふむふむ……全く問題ありません!三日後に完成すると思いますので、その時に銃をお渡ししますね。お会計は今なさいますか?」
「ウン、お願いするヨォ」
「分かりました」
イヤァ、イイ買い物になったネェ。お会計の方ダケド、軽く五万くらいは飛んだヨォ。やっぱり流通してる割には、少し高めダネェ。デモ、これからハボクにも武器が出来るカラ、少しは戦えるカナ?
……それはソウと、店を出てからハスミの視線がずっと逸れてるんだよネェ。正確ニハ、スイーツ店の方を向いてるヨォ。
「アー、ハスミ、スイーツが食べたいノ?」
「い、いえ、決してそのようなことは……」
「いいんだヨ。無理しなクテ。ボクも何か食べたいキブンだカラ、チョット寄っていこウカ。今日は金があるカラ、ボクが奢るヨォ」
「い、いいのですか……?」
申し訳なさそうな、デモそれでいて目を輝かせながら聞いてくるハスミ。隠せてないヨォ。なんか、この光景、前にも見たヨウナ……
「ウン。今日はタクサン教えてクレタシネェ。そのお礼ッテコトで」
「ありがとうございます……!」
ボクらの姿は、スイーツ店へ向ってイッタ。イヤァ、成り行きで奢るコトになっチャッタケド、まあイイヤ。デモ、アノ時のボクだったラ、ゼーッタイにしなかったろうネェ。カービィにでも毒されチャッタのカナ。
後日、少し体重が増えた件でハスミに怒られた。……イヤ、これボク何にも悪くないダロ。
登場人物紹介等
「マホロア」
今回、念願の銃を手に入れた。
ちなみに、今回出てきた二種類の銃にはモデルがある。
先生からは五十万くらいをPONと貰ったので驚きつつも喜んでいた。
街を荒らしたが、市民たちはマホロアソウルが元のマホロアに戻るところを見ていないため犯罪者扱いされることはない。
「羽川ハスミ」
正義実現委員会の副委員長。
穏やかで礼儀正しく、スイーツ好き。
ダイエット中だが、マホロアに誘われたせいでまた体重が増えたため、八つ当たりしていた。
「先生」
五十万くらいをPONとくれた人。
もちろん自腹。
今月はプラモデルが買えないことを嘆いていた。
「店員」
ただの善良な店員。
珍しい客が来たと思っている。
作者は銃に詳しくないので、今回の話は調べながら書いてます。なので、ミスがあれば言ってくれると嬉しいです
ブルアカのメインストーリーでどの章が一番好きですか?
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Vol.1 対策委員会編
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Vol.2 時計じかけの花のパヴァーヌ編
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Vol.3 エデン条約編
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Vol.4 カルバノグの兎編
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Final. あまねく奇跡の始発点編
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Vol.5 百花繚乱編
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EX. デカグラマトン編