青春ヲカケル旅人   作:物好きな人

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 明日は色んな理由があって投稿できないと思います。


「サバク、ベンリヤ」

 ……ヤァ、モホロア、ジャネエ。マホロアだヨォ。

 

 クソウ、名前を間違えるホド疲れてるな、ボク。水筒モ準備シテ、地図モあったから、準備万端ナハズダッタんだケド、何故か迷っちゃッタンダヨネェ。

 

 ……考えてもみてヨ。見知らぬ土地デ、しかも地図とは結構地形モ変わってるんだヨ?リンチャンもそんなコト言ってた気がスルケド、思ってたヨリ全然違うナァ。

 

 中途半端に情報がアル分、余計に迷ってル気がスルネェ。……水モ無くなっちゃったナァ。どっかにコンビニとか無いのカナァ。

 

 そんな感じデ、アビドスの自治区を練り歩イテいるんだケド、ボク以外に人の姿を全然見かけナイ。それナノ二、市街地はチャンとしてるンダヨネ。ゴーストタウン?ッやつカナ。

 

 ……ア、ソウ言ってたら、ヒトガタを見ツケタヨ。あれは、ヘルメットかな?そうイヤ、不良集団の中ニハ、ヘルメットを被ってる「ヘルメット団」とかイウノガいたネェ。廃工場の前に立ってるカラ、ソコが縄張りナノカナ?にシテモ、なんでソンナトコにアジトなんて作ってるんダロ。

 

 マァ、今のボクにはカンケーナイし、スルーしておこうカナ。アビドスへの道を聞こうニモ、不良ダシ、いちゃもんをつけられるかもシレナイからネェ。

 

 ソウ思ったカラ、クルリとヘルメットのヒトガタと反対の方を向いて、違う道を歩き出ス。向こうは気付いていないっぽいシ、これで大丈夫カナ。

 

 それから、数十分シタ後。

 

 ボクは、すでに限界が来てイタ。アタマがクラクラスル。目もボヤケテルシ。本格的にマズイ状況ダ。ア、意識ガ……

 

 

 

───

 

 

 

 ……ココは?

 

 マタ、アナザーディメンション?

 

 ッテ、目の前に迫ってキテルのハ、ハンマー?色々唐突すぎて、訳が分からないヨォ。

 

 突然のコトだったカラ、避けるコトも出来ず二ハンマーを受ケルボク。ものすごく痛ソウな音を出して、ボクは仰け反ッタ。そしてその後見エタ景色ニハ、カービィの姿がアッタ。……アァ、やっと分かッタ。

 

 アノ悪夢の続きカ。カラダを動かせないノモ、そのせいだよネェ。

 

 ハンマーを顔面で受け止めたボクは、生成シタそこら辺のディメンションホールにそれを突っ込む。

 

 対するカービィは、すっぴんの状態ダ。ッテコトは、使ったのは「ばくれつハンマー投げ」カ。もしこれがマスタークラウンの記憶ナラ、アノ時のハンマーはコレか。……完全ナ悪夢、ッテ訳じゃなかったネ。カービィはまだ負けてナイ。

 勝負の行方は、また分からなくナッタ。

 

 再び攻撃を開始スルボク。しかし、ハンマーを捨てて身軽になったカービィは軽々とそれを避ケル。アト一発ッテ状況なのに、よくやるヨォ。ソレでこそカービィ、ダネェ。

 

 ボクの攻撃から出た「星」を吸い込ンデ、攻撃していくカービィ。アーア、ソンナ大振りな攻撃ナンテするカラ、そのエネルギーをカービィに利用されてるジャン。

 

 近接が不利とミタらしいボクは、「魔力球」で攻撃スル。しかし、それもカービィに吸い込まれちゃってるネェ。

 

 カービィの強みハ、「コピー能力」だけじゃナイ。本当に恐れるべきは、そのなんでも飲み込んじゃう口なんダヨネ。

 

 そのまま、段々と押され返すボク。カービィは、とことんまでやる気のようダネェ。……ホントーに、よくやってるヨォ。

 

 いよいよ大詰めカ。またもや、ボクの攻撃カラ出た星をほおばるカービィ。ダカラ、学習シロッテ。カービィの真似事シテモ、ホンモノには敵いっこナインだからサ。

 

 そんなボクの気持ちとは裏腹に、今度は「パチモンのウルトラソード」で、カービィに突撃するボク。

 

 カービィは、そのタイミングを見計らッテ、大きな星を吐き出した。目の前に迫る星。その衝撃を受けて、マタボクの意識は暗転シタ。

 

 

 

───

 

 

 

「ウ、ウーン……」

 

「あ、良かった、気が付いたのね!」

 

 そういや、砂漠と化した街のど真ん中で気絶してたワ、ボク。ッテ、誰か喋った気がしたんだケド。誰なのカナ?もしかして、さっき見たヘルメットの人?

 

 そう思ッテ、身を起こしながら目を開く。そこにいたのハ、謎の四人組で、ヘルメットなンテ被ってナカッタ。赤、紫、白黒、白。個性的な髪の色を持ったソノ四人組が、ボクの目の前に立ってイタ。

 

 すでに限界を迎えてイタボクのカラダは、身を起こしタだけで悲鳴を上げてイル。…水、水が欲しいヨォ。

 

「み、水ヲ……」

 

「水があればいいのね!これ、私の水筒よ。存分に飲みなさい!」

 

「アリガト……」

 

「ちょ、社長。それって……」

 

「何かしら?」

 

「はぁ、まぁいいか……」

 

 フゥ、生き返るネェ。白黒のヒトガタがボクが水を飲んでるのを見て、何か言おうとシテタみたいだけど、取りやめたみたいだネェ。特に重要な事ジャなカッタのカナ?って、もう夕方じゃないカ。このままだと、野宿するコトになっちゃウ。

 

「水、アリガトネ。オカゲで、ボクがここで干からびるコトもなくなったヨォ」

 

「ええ、大丈夫よ!人助けをするのも、またアウトローの一環だから」

 

「くふふっ、アルちゃん、かっこいい~」

 

「はい!アル様、素敵です!」

 

 赤髪のヒトガタ、もといアル?ッテ呼ばれてるヒトガタがソウ言って決めポーズっぽいのをするのヲ見て、白髪と紫髪のヒトガタがそう付け加エル。……中身モ、個性的な連中ダネェ。

 

 ア、名前聞くの忘れテタナ。

 

「ネエ、君タチッテ誰ナノ?」

 

「フフッ、そう言われると思っていたわ。私たちは「便利屋68」。依頼さえ受ければ何でもする、なんでも屋よ。これ、名刺。受け取りなさい」

 

 なんでも屋、ネェ。なんでもしてくれるッテいうナラ、道案内とかもできるのカナ?この辺りにイルんだったら、よそもののボクより詳しいだろうシ。今日中には、アビドスに到着したいからネ。

 

「オオ、これはご丁寧に……」

 

「その名刺に電話番号が書いてあるわ。そこに電話してくれれば、大抵は出られるはずよ」

 

「最近、依頼入ってないからね~」

 

「ちょっと、ムツキ室長。余計なこと言わない!それに、ついさっき、依頼を処理してきたじゃないの!負けちゃったけど……

 

 ウン、やっぱり、依頼してみるカナ。ボクの財布モ、バックの中に突っ込んでるシ。サッキ依頼を処理してキタってコトは、確定でこの辺りには詳しいシネェ。その後に呟いてタノは聞こえなかったケド。

 

「ネェ、依頼ッテ今モ出来るノ?道案内を頼みたいんだケド」

 

「え、依頼?え、ええ、もちろんよ。でも、金額次第で、といったところね」

 

 やっぱり、金はとるんだネェ。……デモ、背に腹は代えられないカ。こういう時の相場ッテいくらなんだろうネ?節約ハしたいケド、それでケチなヤツって思われるノハモット嫌だナァ。今後も依頼するかもしれなイシネ。

 

「もちろん、タダでとは言わないヨォ。もし、案内してくれたラ……そうダネ、これくらいでドウ?」

 

「え、道案内だけでこんなに……」

 

 ボクが提示した金額を見て驚く赤髪のヒトガタ。他の三人も、少し驚いた反応をしてイル。

 

「社長、ちょっと待って。道案内だけでこの金額は、流石におかしい。……どこに行くつもり?」

 

 白黒の髪をしたヒトガタが複雑そうな顔をシテそう聞いてクル。疑い深いネェ。やっぱり、高すぎたカナ?特に深い意味は無いんだケド。

 

「エ?アビドス高等学校に案内してもらえればいいんだケド……」

 

「「「「………」」」」

 

 ナンカ、行先を言ったら、全員微妙な顔をしたよネェ。アビドスで何かあったのカナ?そういえば、ミンナちょっと傷ついてる気がするシ。

 

「アル様、どうしますか?爆弾もありますし、今からアビドスに設置すれば……」

 

「ハルカ、その必要はないわ。……そうね、ちょっと事情があって、アビドスまでは案内できないけど、近くまでなら案内できるわ。それで大丈夫かしら?」

 

 ナンカチョットずれたことを言ってイル紫髪のヒトガタを諫めて、ボクに聞いてくる赤髪のヒトガタ。イヤ、なんか物騒ダケド、大丈夫そうカナ?この四人組……。

 

「ウン、それでもとっても助かるヨォ。じゃあ、これは前払いしておくネ」

 

「いや、着いてからでいいわ。それが、私たちのモットーだから」

 

「分かったヨォ」

 

「ってアルちゃんは言ってるけど、アビドスはここからすぐ近くだからすぐ着くよ~。これくらい先に受け取ってもいいんじゃない?」

 

「何を言ってるの!ウチは前金は受け取らない主義でしょ!」

 

「そういえばそうだったね~」

 

「それじゃ、行こうか」

 

 赤髪のヒトガタと白髪のヒトガタがそういい争っているのを横目に白黒の髪をしたヒトガタがそう促す。……なんだかんだデ、案内してくれるんだネェ。

 

 

 それから、数分歩イタ。特に目ぼしいモノとカもないし、フッツウに歩くだけダッタネ。それだけダッタラ、良かったんだケド。

 

 尾行されてるナ。気配が空にあるカラ、何かの機械カナ?これでも元サイキョーの魔術師だから、舐めてもらっちゃ困るんだヨネ。便利屋68のミンナは、まだ気づいてなさソウ。相当上空だもんネ、仕方ナイカ。にしても、監視されるッテノハいい気分じゃないネエ。

 

 チラッと後ろの空をミル。遠くテよくわからないケド、やっぱり、何かの機械ダ。それなら、撃ってもいいヨネ?

 

 タイミングを見計ラう。便利屋68のミンナにも伝えてもいいケド、それで逃げられたらマズイ。だから、ボクが仕留メル。……できるカナ?

 

 引き付けて、引き付ケテ……今ダ!早撃ちは慣れてないから、結構大振りナ動作で銃を引き抜いて、飛行スル機械に向けて発砲スル。パン、という音と共に、照準が合っていなカッタ弾は、きれいに飛行スル機械の横を通り過ぎてイッタ。……無理だったカ。

 

「な、何!?敵襲!?」

 

 急な発砲に驚いた赤髪のヒトガタが銃を取り出ス。スナイパーライフルッテいうのカナ?アレ。というカ、取り出すのが速いネェ。便利屋を名乗るダケはあるヨォ。

 

「社長、落ち着いて。……なんで急に発砲したの?」

 

 白黒の髪のヒトガタにそう詰めラレル。ココは、ショージキに話そうカナ。アレも、まだ逃げていないミタイダシ。

 

「……アソコに、何かイル。つけられてるヨ。ボクたち」

 

「え、ホントに?……うわ、ホントだ。てか、あれメガネっ娘ちゃんのドローンじゃん。お~い、メガネっ娘ちゃん!そんな所でコソコソしてないで、降りてきなよ~」

 

 それにいち早く反応した白髪のヒトガタが、そう言う。……アレ?知り合い?

その呼びかけに応じたのカ、ボクらを尾行してイタ機械が降りてクル。

 

『ついさっき追い返した便利屋の皆さんが、またアビドスに近づいているのを見つけたので、尾行していたのですが……よく見つけられましたね』

 

 機械から、そう音声が聞こエル。ヘェ、遠隔で話せるんだネェ。アト、ボクはカンケー無かったナ。

 

「イヤァ、それほどデモ」

 

『それはそうと、あなたは一体、誰なのでしょうか?あなたも便利屋の方なのでしょうか?』

 

「いや、違うわ。この人がアビドスに行きたいっていう依頼を私たちにしてきたから、案内していただけよ。それ以上の他意は無いわ」

 

 赤髪のヒトガタが詳しく説明スル。マァ、今の状況からはそう見えるよネェ。発砲したノ、ボクだシ。

 

『なるほど……なぜ、アビドスに?自分でいうのもなんですが、ここは、観光には適さない場所だと思うのですが……』

 

「イヤ、先生に用があって来たンダ。『シャーレのマホロア』ッテ言ったら分かると思うヨ。いるンデショ、先生?」

 

『確認しますね…………はい、シャーレのマホロアという人が、先生に用があるといってるのですが……知ってるから大丈夫、案内してあげてとのことです。便利屋の皆さんにも悪いですし、尾行してたこともあるので、ここからは私が案内しますね』

 

「分かったヨ。ジャア、便利屋のミンナはここまでカナ。依頼はこれで終わりダカラ、これ、報酬ダネ。ドウゾ」

 

「ほ、本当にくれるのね……」

 

 嫌だナァ。ボクが、誰かを騙して、勝ち逃げスルようなヤツだと思ったのカイ?

 

「アルちゃん、良かったじゃん。これで、数日は持つんじゃない?」

 

「ええ、そうね。これからも、便利屋68を御贔屓にね」

 

 ソウ言って、便利屋のミンナと別レタ。……イヤァ、個性的な四人だったネェ。

 

『では、アビドスの方へ案内しますね』

 

「お願いするヨォ」

 

 クックック……先生。ボクは、もう、すぐそこまで来てるヨ。イヤァ、また会うのが楽しみだナァ。

 




登場人物紹介等
「マホロア」
 モホロアは作者の誤字から生まれた名前。
 便利屋には五万ぐらい支払った。
 アビドスのような環境へ行く時は事前準備を怠らないようにしようと誓うことにしたようだ。
 カービィがまだ生きていそうという希望を持ち始めている。

「カービィ」
 夢で見た光景なので、確かではないが、暴走しているマホロアと互角まで持ち込んだ模様。
 星の戦士は伊達じゃない。

「陸八魔アル」
 便利屋68の社長。
 外見は強そうだが、中身はポンコツのおもしれー女。
 やる時はやる人だが、ギャグのイメージが強い。

「鬼方カヨコ」
 便利屋68の課長。
 今回一度も名前を呼ばれていない。
 本人は怖い顔を気にしているが、マホロアはより怖いものを見ているためそこまで気になっていなかった模様。

「浅黄ムツキ」
 便利屋68の室長。
 楽しい事好きな爆弾魔。
 ユーザー間では「ムツガキ」の愛称で親しまれている。

「伊草ハルカ」
 便利屋68の平社員。
 ネガティブで、極端な思考の持ち主。
 その性格から、たまにとんでもないことをやらかす。

「尾行していたドローン」
 アビドス廃校対策委員会の書記が操作していたドローン。
 割と高いので、撃たれた時はヒヤヒヤしていた。

「先生」
 急に来たマホロアに困惑している。
 その目的は一ミリも知らない。


 ブルアカの生放送前に投稿するという愚行。

ブルアカのメインストーリーでどの章が一番好きですか?

  • Vol.1 対策委員会編
  • Vol.2 時計じかけの花のパヴァーヌ編
  • Vol.3 エデン条約編
  • Vol.4 カルバノグの兎編
  • Final. あまねく奇跡の始発点編
  • Vol.5 百花繚乱編
  • EX. デカグラマトン編
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