ホシノ同級生相棒概念 作:洞鼬
363話 最後のルート
──死屍累々。
この状況を表すのに、この言葉はピッタリだろう。
ホルスたちが全員呻き声を上げて、床の上や、画面の中でピクピク震えている。まるで地上に釣り上げられた魚だ。耳への被害は抑えられたものの、今度は視界への被害が甚大で、セトは見苦しさに目をそらす。
「何やってるんだろ……」
そうとしか言いようがない。ホルスも、これにワザワザ付き合っているセト自身も。
馬鹿馬鹿しくも悪態を吐いて、一ヶ所へ目を逸らす。
「
目を逸らした先、画面の中のウィンドウは一つだけが空席だった。最後のルート担当のホルスの席だ。まだ手が離せないらしい。他の面子も話せる状態にない。なら、聞くべき相手は一人だけになる。
「ねぇ、見てるんでしょ?」
『何用だ? おお、なんとも……見苦しいな』
試しにと声を掛ければ、画面に見覚えしかない姿が映る。ネフティスのセトだ。死屍累々のホルスたちを見て、溜息をついている。そんなネフティスルートの自分に対し、セトは単刀直入に切り込んだ。
「次が本命なんでしょう?」
主語も、何もかもを省いた質問であるのに。向こうの自分の答えは早かった。
『そうだ。我が盗み聞きした限りはな。最初の三人は、ただの前菜にすぎん。其方の言う通り、今までのネフティスが魚、次の名もなき神々の王女がメインよ』
ネフティスのセトの声には真剣さが滲んでいる。やはり、最初から感じていた予感は正しかった。他のルートと違って、あれだけは異質だったから。だから、ホルスたちに情報を詰め込まれる前に、情報の整理だけはしておきたかったのだ。
「……あれだけは編集が遅かった。他のものはすぐに終わったのに、王女ルートだけはずっと続いていた」
映像を見る順番はホルスが決めていた。最初の三つ、ゲヘナ・ミレニアム・トリニティは分岐開始地点が同じであり、その原因も同じだったから。けれど、残り二つは違う。
──後の二つは、説明しにくいんです。あれらは判断に困るんですよ。特に最後の名もなき神々の王女のヤツは……
ホルス自身がそう言って、分けた。それなのに、観測したネフティスルートは他の三つとそう大きく変わりはしない。カヤツリがやらかしたと言うには大仰に過ぎた。それは、セトが見たものと、ホルスが見たものが違うからだ。
「改変前のネフティスルートは、きっとカヤツリが全部滅ぼしたんでしょう?」
『そうである。色彩ビナーを屠ったシェマタの砲撃。それすら効かない方舟を見て、あの子は迷うことなく我に主導権を明け渡した。アビドス砂漠に埋まっているウトナピシュティムの本船を使用し、撃退は可能であったが……』
「キヴォトスのテクスチャの方が保たなかった。違う?」
きっと違わない。ネフティスのセトは何も言わないから。
セトが見たのは、方舟を撃墜することに成功した世界線。ホルスが見たのは、方舟を対処できなかった世界線。だから、感想が違うのは当たり前になる。
そして、ネフティスルートのカヤツリの性格から考えて、おそらくは言ったとおりになる。
普通に考えてそうなのだ。デカグラマトンの事件が起こったのは方舟襲来後。だから、あの時点では三人娘は存在しない。きっとネフティスのカヤツリは、全部を自分で解決しようとする。黒服を脅しつけて、そのやり方を聞いたに違いなかった。
そして全力で戦って、方舟に対処して力尽きた。後先考えないからこそ、全力と言う。その全力にキヴォトスは耐えられなかった。滅びはしなかったが、似たような結果に終わる。それが、結果が書き換わる前に、ホルスが観測したネフティスルート。
恐らくは全員が全員。無念のまま、後悔を抱えて死んだ。それが分かっていたからこそ、ネフティスのホルスだけは満足していた。
だから、ホルスはカヤツリがやらかしたというカテゴリ付けをした。同じようなことが起こらないように、セトに意見を求めたかったのだ。
「それよりも酷いのが、王女ルートか。そっちは内容を見たの?」
『いいや、見たのはそこでのたうち回っている者どもだけだ。我はまだその時、まだここに居なかった故な。ただ、後から話を聞くとはいえ、お互いに材料から想像はできるだろう』
その想像は、まったくもって喜ばしいことではない。材料も良くない物ばかりだ。
「どのルートよりも長い編集時間。改変前のネフティスルートと同等の悲惨さ。そして、未だに顔を見せないボロボロのホルス。ハァ……そういうこと」
全く概要は分からないが、ただ一つ確信できる答えに、セトは頭を抱えたくなった。
「少なくとも、王女ルートは独力で方舟を撃退した。それがどんな形かは分からないけど。だから、どのルートよりも編集時間が長かった。改変前でも方舟撃退後も世界が続いた。それも学園都市キヴォトスのままで」
『そうであろうな。それも、多少の長さではないはずだ。十分に他と比較し、長いと。そう感じられるほどの長さであったのなら。内部でどれだけの時が流れたか分かろうものだろう』
一年や二年。十年や二十年では足りない。それだけの時であれば、長いと感じるまでも無く編集は終わるからだ。つまり、内部で流れた時間はそれこそ百年、千年単位ですらある可能性が浮上する。
「しっかし、どうしてそんなことになるの?」
セトは首を傾げる。向こうも鏡合わせのように同じポーズになって、言う。
『其方の方が、情報を持っているだろう。名もなき神々の王女に関してはな』
「方舟の撃退が出来ないとは言わない。何せ、アトラ・ハシースの方舟は元々名もなき神々陣営の兵器だもの。名もなき神々の王女であれば対抗できる。私たちの世界はそうだった。でも、どうして?」
理屈は分かる。しかし、動機が分からない。
「天童アリスルートじゃない。天童ケイルートでもない。名もなき神々の王女ルートなんでしょう? アレに、そんな感情があるの? 全く想像できないんだけど」
アリスとケイは分かる。ミレニアムルートでさんざん見たからだ。きっと話せば分かってくれるだろう。でも、名もなき神々の王女には、そうする理由もタイミングも存在しない。
「アレは、そういう兵器だったはず。私たちに負けた後に、名もなき神々に作られた神器。私たちの世界を破壊するための爆弾とでもいうべきもの。だから方舟襲来はむしろチャンスでしかない。敵対するどころか協力を選ぶはず」
この学園都市というテクスチャを破壊し、以前のテクスチャを貼り直す。忘れられた神々という、ラベルを貼り付けられた神秘から人格をはぎ取り、自然の姿に戻すこと。それが、名もなき神々の、それらを信仰する無名の司祭の目的であり使命だった。
「……名もなき神々の王女は、素のままで存在していたわけじゃない。鍵とAL-1Sという二つに分離させられていた。そうでなければ、この学園都市というテクスチャでは存在できないはず。世界を滅ぼす兵器は、青春には存在してはいけないから」
だからこそ、二つに分けたのだとセトは考えている。リスクを倍にする理由が、それしか思い浮かばないからだ。セトたちの世界では、そのせいで名もなき神々の目論見は破綻している。そうする必要があったから、そうしたに決まっている。
「名もなき神々の王女としての力を振るうなら、ケイとアリスの協力は不可欠。ケイは知識はあるけど機能は無く、アリスは機能はあるけど知識が無い。だから、どちらかが主導権を握ることになる。そうであるなら、ケイかアリスのどちらかであるはず」
だが、さっきも言ったように、ホルスたちは王女ルートと言って憚らない。ケイともアリスルートとは言わなかった。あの二人とは別人だと確信すらしていなければ、あの言葉は出てこない。
そして、セトが見た名もなき神々の王女の姿は、改変前のミレニアムルートの最後に見ている。どう見ても機械的で、話が通じるようには見えなかった。
ホルスたちは、カヤツリが口説き落としたとでも言うのだろうが。流石のカヤツリにも不可能なことはある。会話しなければ関係性の構築などできようもない。
一目惚れというありえない可能性も考えるが、まずありえない。そういう機能を、兵器に搭載するとは思えない。無名の司祭にとってはリスクでしかないからだ。
「……あの廃墟で、先にケイが接触した場面に居合わせた? いや、無理か……」
色々と可能性を考えるも、どうにも納得が出来ない。名もなき神々の王女は起動した時点でキヴォトスの破壊に動き出す。起動した時点で詰みであるのに、そこからどう関係性を築くと言うのか。
『……前提が違うのではないか?』
「前提? 奴らの目的が違うってこと? まさか、トチ狂ってお友達にでもなりに来たわけじゃないでしょ」
『そうではない。そこを動かせば話が分からなくなる。動かすのは、名もなき神々の王女が話をする機能がなく、起動した瞬間にキヴォトスを滅ぼすという前提だ。そうであるなら、話の辻褄が合うのではないか?』
セトは口を閉じた。閉じて、考える。そうであれば、理屈は通る。
「いや、それなら、私たちの世界や、ミレニアムルートでの反応の説明が付かない。それにリスクでしかない。絆されでもしたら、全てが無に帰す。兵器に自由意思を与えるなんて、無名の司祭の設計思想からして合わな……いや、それでいいのか」
合わないのは当然だ。設計者が違う。ケイは無名の司祭で、アリスは名もなき神々だ。設計者が違うのだから、設計思想が違うのはおかしいことではない。なら、名もなき神々の王女が話をする機能を持っていてもいい。
「でも、どうして二つに分離したの? 兵器として制作したから分けたと思っていたけど、会話する機能がある以上そうじゃない。なら、二つに分離させる必要なんてない」
そうなると、セトの仮説が根本から間違っていたことになる。何か理由があって、二つに分けられていたわけではない。
「いや、初めから、二つに分けてもいなかった? 名もなき神々の王女は、二つで一つじゃなかった……?」
ある程度思考を回すも、破綻した仮説ではどうしようもなかった。あらゆる可能性が考えられるも、何一つ確証がない。セトは思索を止めて仮説を放り出した。
「ああ、もう。ここが限界か」
『だからこそ、ホルスたちも詳しく知りたいのだろうよ。其方の見解をな』
ネフティスルートのセトが、此方をじっと見ていた。
『ホルスらは怖いのだ。結果はどうあれ、ようやく落ち着いた自身の世界に爆弾が埋まっているのかもしれんのだからな』
「……何? いきなり何の前触れもなく、王女が覚醒するか。このルートの王女がアトラ・ハシースの方舟で攻めてくるって?」
『最悪の場合、それも在り得る。今も姿を見せないホルスは、そ奴と戦っているのかもしれんぞ』
「やけに、ホルスの肩を持つね」
自分であるくせに、らしくない事を言う。睨みつければ、どこか心配そうな声色で話してくる。
『分からないか? 今の奴はおかしい。最後に会った時は、これほどまでに情緒不安定では無かった』
「ここじゃ、小鳥遊ホシノの生活を見ることくらいしかできない。その生活も悲惨で、退屈と孤独でおかしくなったんでしょ。その上、自分の所為で黒服に目をつけられたとあっちゃね……」
気持ちは分からないでもない。小鳥遊ホシノが困っていて、幸せになるための条件を知っていて、それが何とかなるかもしれないなら。できる事は何でもやるだろう。幾ら可能性が低くともだ。それ程までに、ホルスは小鳥遊ホシノを大事に思っている。
「……何かしてやりたいってのは分かる。でも、それは自己満足。小鳥遊ホシノにしてみたら、余計な節介でしかない」
セトやホルスは、表の世界に大して干渉出来ない。向こうの世界のセトがやった、小鳥遊ホシノへの接触。精神内部での忠告。あれぐらいが精々になる。
そして言うべきことを伝えても、従うかそうでないかは小鳥遊ホシノ次第。地下生活者の様にはいかないし、あの因果の固定も、あの時限りの裏技に過ぎない。セトが対処法を教えたところで、選ぶのはカヤツリ。本当に大した意味はない。
「これは小鳥遊ホシノの人生。ホルスは関係ない。だから気に病む必要はないし、外野がガタガタ言うもんじゃないの。今回のネフティスルートは、まさにそれだったんじゃないの?」
ネフティスルートでは、結局そういう結末に至った。カヤツリも小鳥遊ホシノも十六夜ノノミも、全員が勝手に自分で立ち直った。他者の行動はお節介でしかなく、ホルスやセトのお陰でもなく、彼ら彼女らが頑張ったからだ。
自分たちは向こうのセトの様に、信じてケツを叩くだけでいい。方舟案件の様な異常時だけ出張ればいい。それだけで十分だ。
『そのことはホルスらも分かってはいるのだろうよ。だが、見ているだけというのも辛いものだ。そちらとは違って、そう経験した身としてはな』
「……さっきから、何が言いたいの?」
『これから先の身の振り方だ。この王女ルートの対処が終わった後、其方はどうするつもりか聞いておくべきかと思ったのだが、その様子では決めているようだな』
小さくセトは鼻を鳴らした。向こうの自分は、此方を心配していた。
その言い分からして、向こうの自分はどうするかは決めているらしい。セトも決めてはいるが、それを言うつもりは毛頭なかった。
それに、向こうも分かっている。だから、話はここで終わりで、向こうの自分自身は音もなく消えていった。
「……余計な世話。ったく……」
『どうしたんですか。これは……』
漸く待ち人が来たようで、画面へ目をやれば王女ルートのホルスが戻ってきていた。心なしか、さっきよりも疲労が滲んでいるように見える。
「まだ脳が破壊されてるだけ。脳に優しい映像でも見たら回復するんじゃない?」
『そんなわけないでしょう……』
「なら、説明して。このルートは何がどうなって。君は何をどうしてそんなにボロボロなのか。此奴らが復活するまで時間があるでしょう? ヤジを飛ばされちゃ堪らないからね」
『そうですね……』
自分たちへの呆れか、それとも疲労感か、王女ルートのホルスは肩の力を抜いた。
『端的に言えば、このルートはネフティスルートとは違います。分岐は以前の三ルートの内二つ、ミレニアムとトリニティに近い』
「……? そこなの? 初めからじゃなくて?」
思わず、疑問の声が零れた。それは、どうにも妙だった。
「……そこからの分岐? ミレニアムルートからの分岐じゃない……?」
『ええ、そうです。寧ろミレニアムルートでは、絶対に分岐はしないでしょう。ええ、断言してもいい』
「分からない。どうしてそんなことになるの? 奴が居るのは廃墟でしょう?」
ミレニアムに行かなければ、AL-1Sとの接点が作れない。何故なら、彼女はミレニアムの廃墟に居るからだ。あそこは立ち入り禁止区域であり、Divisionの機体が徘徊している危険地帯。
偶々迷い込むこと自体があり得ないし、その上、調月リオの目もある。見つかれば穏便に排除されるだろう。
そして何より、その場合には動機が無いのだ。あの廃墟にAL‐1Sが眠っていることは、調月リオと明星ヒマリ以外は知らない機密事項。黒服に教えてもらうか、ミレニアムのセミナーにでも所属していない限りは知りようがない。
でも、それ以外の方法で王女に接触する方法があるのだと言う。
『……初めからそこに居たわけじゃないんです。廃墟には後から来たんですよ』
「どうしてそんな事が言えるの?」
『……覚えてませんか? AL‐1Sの居た部屋のロックを』
記憶の海を探れば、ミレニアムルートで確かにあった。誰にも解除できなかった電子ロック。天然のギフテッドである黒崎コユキですら解除できない代物。それが何だと言うのか。
「あれは解除できない。当然でしょう。あれは恐らくはケイしか開けられない代物──」
『違いますよ。貴女の世界線では違うはずです』
「違うって、開けられないから扉を破壊……うん?」
そこで、セトは違和感に気がついた。セトの世界線では扉を破壊出来ない。
それを可能にしたのは、カヤツリのレールガン。しかもカヤツリ用に調整した代物だ。そして、セトの世界線では、カヤツリがレールガンを再度入手する前にアリスに出会っている。
レールガンはミレニアムにあったが、アレはエンジニア部に魔剣の如く封印されていた。だから、それまで一度も使われていない。そして、あの扉は生半可な攻撃で敗れはしない。
「じゃあ、どうやって鍵を開けたの……?」
『先生ですよ。あのロックは、先生の身元で開くように設定されていました』
「ハァ!? 辻褄が合わない! どうして先生で開くの!?」
無名の司祭にとって、先生は敵でしかない。そもそも、あのロックを設定した時点で、先生の事を知りようもないだろう。何もかもが繋がらなくて、セトの頭が疑問で埋め尽くされる。
『……誰かが、そういったように設定したからです。AL‐1Sをあの部屋へ閉じ込めて、先生なら持っているであろうシッテムの箱で開くようにした』
「……ソイツか。ソイツが、会いに来るってことか。ソイツが全部仕組んだって事」
それなら辻褄が合う。あの時点での分岐の鍵は、誰が来るかだ。誰も来なければミレニアム。百合園セイアが来ればトリニティになる。だから、誰よりも先に、そこへ誰かがやって来たのだ。
セトを怒りが満たす。来たのが誰だか知らないが、完全にカヤツリを利用する気しか感じ取れなかったから。それで、悲惨なルートに進んだと文句を言われるのは道理に合わない。
『その人物だけの所為ではありませんよ。それに、彼のたった一言。彼にとっては何気ない一言で、こうなるのも予想外だったでしょう』
「予想外? 世界が終わるのが?」
『違いますよ。寧ろ、この世界線は終わらなかったことが問題なんです。それに、他の世界で天童アリスが生まれたのも、ミレニアムルートがああなったのも。ある意味でこの所為なんですから……』
また事情を知っている者にしか分からない事を言い出して、セトは顔を顰めた。
「じゃあ、ちゃっちゃと見せて。どうせ、二本見なきゃいけないんでしょう」
『気づいていたんですか?』
「何で気づかないと思うの? 改変前と改変後で、状況が異なるでしょうに」
前提として、名もなき神々の王女は世界線を観測できる可能性がある。方舟を使うのだ。それくらい出来てもおかしくない。
そして想像するに改変前。セトたちがまだ他のルートを見ていた時は、恐らく大丈夫だった。王女は静かにしていた。けれど、改変後に事情が変わった結果が、目の前のホルスの状況なのだろう。
「じゃあ、改変前を早く見せて。その後は改変後ね。どうせ、そっちが余計なことをしたんでしょうけど」
『心外ですね。見たら意見は絶対に変わると思いますよ』
「……何? 負け惜しみ?」
またいつもの言い訳だと。そうセトは切って捨てるも、向こうの様子は変わらなかった。やけに自信のある表情で言い放つ。
『唯人が、神のようなモノに目を付けられる。その結末は碌でもないものだと。あなただって知っているでしょうに』
その表情とは裏腹に、声色は全くの正反対。それに気づかないふりをして、セトは画面へと意識を飛ばした。