ホシノ同級生相棒概念   作:洞鼬

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65話 話し合い

 今、先生たちは周りを武装した風紀委員会に囲まれていた。そのせいで雰囲気は張り詰めている。何か一つの切っ掛けで爆発してもおかしくない。そんな雰囲気だった。

 

 

「まずは、謝罪させてもらう」

 

 

 その中でスッと、ヒナは先生たちに向かって頭を下げた。

 

 

「アコから話は聞いた。自治区外での戦闘行為、他自治区でのゲヘナ学生の捕縛の為とはいえ、この規模は内政干渉に当たる。ましてや、一方的な横入りなんて以ての外。私達、風紀委員会に他校に対して、そこまでの権限は無い」

 

 

 ヒナはホログラムのアコをジロリと睨む。アコは小さくなっている。よほど絞られたようだった。

 

 

「だから、私はシャーレとアビドスの対策委員会に風紀委員会の長として正式に謝罪する。もう今後は許可なく、アビドス自治区内の侵入、取り締まりはしない。部隊は引かせるし、便利屋も一度そちらに預ける。それでどうか許してほしい」

 

 

 随分と寛大な処置だった。

 

 全面的に非を認め、最大限こちらに譲歩している。先程のアコとは対応が逆だ。何か思惑がありそうで、先生は対応に迷った。

 

 

「先生、彼女はさっきのとは違いますから、大丈夫ですよ」

 

 

 カヤツリが小声で囁くが、それに、ホシノが反論する。

 

 

「何でさ。話がこっちにうますぎない? 向こうの方が勢力が上なのに退くなんて。確かに道理は通らないけど、強気に来られたらこっちは何もできないんだよ。カヤツリの私情が入ってるんじゃないの」

 

 

 カヤツリに噛みつくホシノの気持ちも先生には分かる。正直、カヤツリと前提知識が違い過ぎる気がするのだ。さっきから、二人の間の会話に出てくる”調印式”や”列車”が何を指しているのかが全く分からない。

 

 それをカヤツリも察したようで、ヒナに向かって手を合わせる。お願いのポーズだ。

 

 

「……タイムを要求しても? それと、どこまで話していい?」

 

「いいよ。条約関連までなら好きに話していい。後々の先生の話し合いには必要だから、第三者からの説明の方がいいの」

 

 

 カヤツリのお願いはヒナから簡単に許可が出た。カヤツリは今回の背景について話し出す。

 

 

「便利屋が建前で目的が先生なのは、さっきあの行政官が言っていたでしょう。昔ほどじゃないですが、今はトリニティとゲヘナの間は緊張状態にあるんですよ」

 

「エデン条約って言ってたけど……」

 

「むしろ、先生が知らないといけないんですけどね。調印式って言うのは、それの事です。たぶんアビドスの案件が終わったら、ゲヘナかトリニティからくると思いますよ」

 

「カヤツリ。いいから、その内容は何なの?」

 

 

 先生とカヤツリの会話にホシノが催促を入れる。カヤツリは訝し気にホシノを見てから、本題に入る。

 

 

「トリニティとゲヘナ、二つの学園の間に結ばれる不可侵条約。二つの学園から構成員を輩出した新たな団体を作って、二つの学園の対立を解消する。そういう内容ですよ」

 

「難しいんじゃないの。それ」

 

 

 内容を聞いたホシノは微妙な顔だ。先生にはその理由が分からなかった。カヤツリが補足する。

 

 

「ゲヘナとトリニティは恐ろしく仲が悪いんです。犬と猿、水と油、不倶戴天。確かどっちかの生徒会長がもう一方の生徒会長に病院送りにされたのが原因とか何とか。まあ、今回の条約は連邦生徒会主導ですから、従わざるを得ないと言ったところでしょうか、多少の利益もありますし。今と昔じゃ、理由は違うんでしょうが」

 

「……その条約は分かったけど、なんで、風紀委員会が退く理由になるんだい。今回の事にはトリニティは直接は関わっていないよ」

 

「……ゲヘナとトリニティにそんな暇はないからですよ。トリニティは多数の派閥の連合です。纏まっているように見えて足の引っ張り合いが酷い。ゲヘナは派閥がない代わりに、理由があれば暴走するのが多い。お互い、調印が終わるまで波風を立てたくないんです」

 

「でも、さっきのアコって娘は? 押し通そうとしたけど」

 

 

 ホシノがまた噛みつく。カヤツリはヒナの方に向かって顎をしゃくる。

 

 

「もちろん、今回見逃されるのは彼女が自分の権力の線引きがしっかりしているからだと思いますよ。あくまで彼女は風紀委員っていう治安維持組織の長にしか過ぎないんですよ。彼女にそんな権限はないし、あの行政官にもない。もし押し通して先生を拉致したのがバレたらひどいことになるのが分かっている。あの行政官は分かっていないのかもしれませんが」

 

「酷いこと?」

 

「最悪、ゲヘナVSトリニティかつ他学園の戦争ですかね。そこまで行かないかもしれませんが、そこそこの損害が出るんじゃないですか?」

 

「そこまで?」

 

「そこまで」

 

 

 カヤツリが頷いて断言する。奥の方でヒナも頷いていた。ホシノは、それを面白くなさそうに見ている。先生は胃が痛かった。

 

 

「他校の支援に来ている先生を屁理屈捏ねて、自分の所属する学園に拉致するなんて大問題ですよ。ただでさえシャーレの権限は大きいのに。その顧問である先生を拉致監禁? 他の学園からみたら、ゲヘナがシャーレの権利を独占しようとしているように見えるでしょうね。そんなの宣戦布告ですよ。少なくとも尻尾切りとして風紀委員会は解体されるんじゃないですか。治安の悪化は避けられないかもしれませんが、ゲヘナ全体が焦土と化すよりはマシでしょうし」

 

 

 まあ、退く理由としてはこんなもんじゃないですか。そう言ってカヤツリは話を締める。

 

 先生は納得すると同時に冷や汗が流れた。自分の立場というモノを改めて理解したからだ。危うく、大戦の引き金を引きかけたらしい。それなら、ヒナの謝罪をシャーレとアビドスが受け入れれば、ここで話は終わりだ。

 

 カヤツリも説明しきったのか、ヒナの方に向かおうとしている。先生もその後に続こうとして、そんな二人にホシノが声をあげた。

 

 

「”列車”って? カヤツリ、説明はまだ終わってないよ。風紀委員長の事といい、また私は何も知らないんだけど。それは何。答えて、今すぐに、早く」

 

「……」

 

 

 カヤツリは黙りこくってしまった。ちらちらヒナの方を見ている。ヒナは首を横に振った。それを見たホシノの目が吊り上がる。

 

 ホシノの機嫌が悪い。おおよその理由は先生には察せられたが、これはカヤツリにはどうしようもないだろう。

 

 そもそも、今回の事がイレギュラーだったのだ。きっとこの事態がなければヒナはここに来なかった。ヒナが来なければ、先生やホシノはエデン条約や”列車”の事など何も知らないでいただろうから。

 

 カヤツリも折を見て話すつもりだったのかもしれない。ただ、今、隠していたそれが、一斉に起爆している。

 

 ホシノは怒るのは、まあ当然かもしれなかった。だが、それは今ではない。

 

 先生はホシノを止めるために、カヤツリに問いかける。

 

 

「ホシノ。カヤツリは喋れないんだよ。だよね。カヤツリ」

 

「そうよ。先生。彼は喋れないの。少なくともしばらくは」

 

 

 答えようとしたカヤツリの代わりにヒナが答えてしまった。最悪のパターンだった。カヤツリに向いていたホシノの目が、じろりとヒナの方に向いた。

 

 

「何で? 君が口止めしてるの? カヤツリに何をしたの」

 

「私は何もしていないし、口止めも強くはしていない。小鳥遊ホシノ、今あなたに言ったところで、今のアビドスの状況では事態は好転しないし、リスクが増えるだけ。これは知っている人が少なければ少ないほどいい。そういう話なの。彼があなたに話さないのはそういう理由。あなたを守るために話さないの」

 

 

 ヒナが説明してくれているが、悪手に近い。その証拠に、それを聞いたホシノはショックを受けた様に項垂れている。

 

 きっと、ホシノはカヤツリに説明してほしかったのだ。内容を話せなくとも、理由だけでも言えばホシノは飲み込めただろう。それをヒナが言ってしまったのがマズイ。

 

 ヒナは知っていて、ホシノは知らない。きっと理由はヒナが語った通りなのだろう。本当に間が悪い。この構図はカヤツリとホシノの間柄を拗れさせるのには十分だ。

 

 事態が思わぬ方向に拗れようとしている。そのことを察知した先生は、ヒナに話をつけることにした。

 

 

「私にも話せないのかい。その”列車”とやらは」

 

 

 ヒナは少し考え込んだように目を閉じる。しばらくしてから目を開けて答えた。

 

 

「彼が良いというなら良いかな。でも条約の調印式が終わってからでないと私が動けない。だから私からは、その後になるとしか言えない」

 

 

 ──言い方ァ!!

 

 

 先生は内心悲鳴を上げる。もっとこう、言い方があるはずだった。”先生なら良いかな”という答えを期待していたのに。

 

 この言い方では、まるでカヤツリがホシノに問題があるせいで言えないように聞こえる。当のホシノは萎れた様に元気がなくなっていた。ただでさえ小さいホシノがもっと小さく見えた。

 

 当のヒナは何か失言した事に気づいた様子も無さそうだった。先生とカヤツリへ告げる。

 

 

「そろそろ時間も無いし、本題に戻る。それで、シャーレとアビドスの返答は?」

 

「謝罪を受け入れるよ。カヤツリもいいよね」

 

 

 カヤツリは、萎れたようになっているホシノを気にしていたが、先生の言葉で切り替えたようで、頷きで返答した。

 

 

「ふぅ。ありがとう」

 

 

 ヒナは安心したように一息ついて、肩の力を抜く。

 

 それと同時に、張り詰めていたこの場の雰囲気も弛緩する。気絶していたイオリも目を覚ましたようで、便利屋に襲い掛かろとしたところを対策委員会に止められていた。

 

 それを見たヒナが撤退の号令をかけると、風紀委員会の武装解除が始まる。彼女たちは来た道を戻り、倒れた仲間を回収していた。人数が人数だ。全員を回収するのにまだ時間が掛かりそうだった。

 

 

「帰る前に先生。伝える事がある」

 

 

 先生にヒナが手招きする。近づく先生に向かって、秘密の話をするように、こう囁いた。

 

 

「カイザーコーポレーションがアビドス砂漠で何かを企んでる。気をつけて。手を出すなら彼から話を聞いて、もう彼には言ってある」

 

 

 どうして、と先生が聞こうとする前にヒナは、先生の傍から離れてしまっていた。話はここでお終いらしい。気がつけば風紀委員の回収が終わったようだった。

 

 

「じゃあ先生、また機会があれば。皆、帰るよ」

 

 

 ヒナの号令一つで、風紀委員会は凄まじい速さでいなくなる。そこに残ったのは便利屋と対策委員会。そして先生だけだった。

 

 

 □

 

 

「それで、ヒナとはどういう関係なの?」

 

 

 アビドス校舎の空き教室で先生はカヤツリを問い詰めていた。他の対策委員は先に帰した。もう先生とカヤツリの二人だけだ。

 

 風紀委員会が撤退した後は、大将を回収し病院に連れて行った。数日の入院で良くなるそうで、明日お見舞いに行く予定だ。

 

 便利屋とは途中で別れている。事務所の場所も聞いたし、彼女たちも今更逃げるようなことをしないだろうと先生は思っていた。

 

 だから、先生があと今日やるべきことは、カヤツリから色々聞き出すことだった。

 

 あの後、ホシノはいつものようにおじさんキャラに戻っていたが、いかにも空元気なのが先生の目から見ても分かった。今は、あのやり取りを見ていた先生しか分からないが、そのままなら、他の対策委員にも知れることになるだろう。

 

 このまま放置すれば、カヤツリがホシノに喋らないことを、ホシノだけでなくシロコやノノミにも話さなければならなくなる。それはカヤツリも嫌だろう。

 

 それに、今日のはカヤツリが悪い。口止めが必要だという内容が内容だけに、カヤツリの事情もあるとは思う。けれど、こういうのは、まだ傷が浅いうちに処置した方がいいのだ。だから今、先生はカヤツリを問い詰めていた。ホシノに話すよりはハードルは低いはず。そう信じて。

 

 

「取引相手というか、愚痴を吐き合う相手というか……」

 

 

 らしくなく、カヤツリは口の中で、もごもご言っている。

 

 

「ホシノはどうするの? 今は元気そうだけど、さっきまでは小さくなってたよ。絶対傷ついてるって、それはカヤツリもわかるでしょ」

 

「それは分かりますけどね。俺は、彼女の名前も顔も役職も今日まで知らなかったんですよ」

 

「行きずりの相手には話せてホシノには話せないの?」

 

「そういうんじゃないですって……」

 

 

 カヤツリは諦めた様に話し出した。

 

 一年の時から、ホシノには内緒でゲヘナと情報を取引していたこと。三年になってから、ヒナが時々取引に顔を出すようになったこと。時々お互いに愚痴を吐いていたこと。それをシロコに見られたことがあること。

 

 

「便利屋から聞いて初めて知ったんですよ。取引で話し慣れてるのと愚痴を言ったりしてたから、話し方が気安いんです。これでいいですか」

 

「”列車”は? それの取引?」

 

「風紀委員長の警告を忘れたんですか。簡単に片付かないし、力づくでも解決しないから、言えないんですよ」

 

 

 カヤツリは頑として話そうとしない。けれど先生は引くわけにはいかなかった。先生にとっては内容はどうでもいいのだ。ここで根負けすれば、カヤツリは何も話さないだろう。一人で抱え込んだままだ。それは正しいのかもしれない、けれど話さないで、正しいから分かってもらおうというのは傲慢だ。いつか、何かを間違えるだろう。

 

 諦めようとしない先生に根負けしたのか、ぽつぽつと話し出した。

 

 

「アビドスのどこかに、それはあるんです。それを見つけて破壊する。そういう話になっています。手がかりが何もない、カイザーと借金に手一杯の今、そんなことをしている余裕がないんですよ。ゲヘナも条約で動けない。だから風紀委員長はああ言ったんです」

 

「それなら、概要だけホシノに話してもいいんじゃないの?」

 

「ダメですよ」

 

 

 カヤツリは先生の提案を却下した。

 

 

「言えば、ホシノは何をするか分かりませんから。俺ではホシノを止められない。そうならないようにするには、こうするしかないんです」

 

「いくらホシノでも、そこまでしないんじゃないかい?」

 

「やりますよ、ホシノは。先ぱ…アビドスを守るなら、なんでもね。俺では足で追いつけず、追いつけるシロコは未だホシノに敵わない。ホシノを止めるなら、知らせない事が一番良い」

 

「それは、ホシノを信用してないってこと?」

 

 

 カヤツリは一瞬、泣きそうな顔になったように先生には見えた。

 

 

「ある意味では、そうなんでしょうね……。言えば、ホシノは止まらないからです。言えば、できる限りのことをやってくれるでしょう。自分の身が擦り切れてなくなるまで。頼まれたのもありますけど、俺はそんな風にはなって欲しくないんですよ。ホシノがそうならないように、そうしているのに。ホシノが擦り切れたら本末転倒でしょう?」

 

 

 それは、たぶんホシノがカヤツリに思っていることだった。ホシノはきっとカヤツリに頼ってほしいのだ。カヤツリはホシノが擦り切れないでほしいと言うが、それはホシノから見たカヤツリにも当てはまる。

 

 難しい問題だった。それを今、先生がカヤツリに言ったところで何も進展しない。お互い思っていることは同じなくせに、自分の事が一番わかっていない。一番近くにいるように見えて、実際は一番遠くにいる。

 

 放っておいても回るだろう。ホシノもカヤツリも、そのくらいはできるはずだ。明日になればホシノは元に戻っているだろうし、カヤツリはうまくホシノに説明するだろう。ただ、それはその場しのぎだった。

 

 カヤツリが言うようなホシノの身を削る献身。ホシノの言うようなカヤツリの秘密主義。どちらも根が深い。

 

 何か、きっかけが必要だった。少なくとも、今はもう打つ手がない。明日以降にホシノとカヤツリで、今日の事について話すべきだ。先生は手は出せるが、結局これは二人の問題なのだから。

 

 教室の窓から外を見れば、日が落ちて暗くなりかけていた。そろそろ帰さないと明日に差し障る。

 

 今日はここまで。そう言って先生はカヤツリを解放した。そして先生は最後にやることがあった。

 

 

「それで、アロナ。頼んでおいたことは分かった?」

 

『はい。先生。今日のノイズと文字化けの件ですね。分かりましたよ!』

 

 

 シッテムの箱の中でアロナが笑う。それにつられて先生も笑顔になる。もう空き教室には先生一人だけだ。

 

 今日は色々あったが、カヤツリの暴走ともいえるあの戦闘もそうだった。激怒しているかと思ったが、ヒナとの会話の時にはいつものカヤツリだった。直前まで殺気をまき散らしていたのに。それに、シッテムの箱の挙動も不穏だった。何か関係があるのではないかと思って、アロナに調べてもらったのだ。

 

 

『あれは、戦闘指揮システムの高負荷による障害ですね。処理落ちという方がいいでしょうか』

 

「……処理落ち?」

 

 

 処理落ちならば、前の場所で嫌というほど経験したが、そんなことはあり得ない。シッテムの箱は高性能だ。多少の負荷では落ちないことは知っている。それに戦闘指揮ではそれにしかシッテムの箱を使わない。何かを同時処理などはしていない。

 

 

『はい。先生。それと文字化けの方は規格が合っていないせいですね。生徒さん以外を指揮下に入れましたか? それとノイズは無理ですが、文字化けは何とかなりそうです。時間はかかりますが、どうしますか?』

 

「ありがとうアロナ。助かるよ。それじゃ、お願いできるかい」

 

 

 先生の返答に、アロナは元気のいい返事をして画面から消えた。

 

 先生は、シッテムの箱から、あの時のスクリーンショットを呼びだした。落ち着いた時に調べてみようと思って、とっさに撮っておいたのだ。

 

 画面を睨みつけながら、何とか読めないか色々な角度から見るがてんで分からない。そうこうしているうちに、アロナが文字化けを修正した画面を出してきた。

 

 あの時のカヤツリは前衛だったからと、目的の箇所を見るが、見覚えのない単語塗れだった。攻撃属性は混じって良く分からない事になっているし、装甲も同じだった。名前以外は。

 

 

 ──なんだこれ、名前が……。

 

 

 ──セト

 

 

 カヤツリではなく、セト。そう画面には表示されていた。

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