ホシノ同級生相棒概念   作:洞鼬

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91話 もう少しまともな休息を

 ホテルのロビーは綺麗に掃除されていた。ホテル残留組の努力の賜物だ。そこの待合スペースの椅子に先生含め対策委員会が全員揃って、顔を突き合わせている。

 

 

「えーっと。現状の確認ですが、まずはこちらから。ヘリの物資は無事でした。それと、ヘリのエンジン自体も何とかなりそうです」

 

 

 アヤネは成果を報告する。幸運にも帰りの足が無い事態や食べるものが何もないといった、最悪の事態は避けられていた。

 

 続けて、セリカがホテルの現状を報告する。

 

 

「皆で部屋や設備を確認したわ。埃塗れで掃除はいるかもしれないけど、おおむね使えるわ」

 

 

 うんうんとアヤネは内心で頷く。ヘリが不時着して、ここに来た時はどうなる事かと思ったけれど、一応は対策委員会の休暇は守られそうだった。

 

 食料も帰りの足も、設備もある。これ以上欲張るのは贅沢というモノだろう。このまま全員で海に繰り出すのも良いのだが、片付けなければならないことが一つあった。

 

 

「ん。問題はヘルメット団」

 

 

 シロコの報告にアヤネは頭が痛くなった。先生やノノミは困ったような顔をしているし、セリカは不機嫌そうな態度を隠しもしない。先輩二人も態度にこそ出しはしないけれど、眉間に皺が寄っている。きっと自分も似たような顔をしているとアヤネは思っていた。

 

 ここに至るまでの流れとしては簡単だ。

 

 ヘリの確認が終わったアヤネたちはホテルに戻るまでに、食料調達をすることにしたのだ。

 

 食料はカヤツリが用意してくれていたのだが、まさかホテルが廃墟と化しているとは思ってもいないから量が少し心もとなかった。そこで、シロコが釣りをして補填しようと提案した。もちろん、事前にホテル組には電話で連絡してOKを貰っていた。

 

 荷物はノノミが持ち前の怪力で運んでくれるという事で、三人は釣りを楽しんでいた。そこにヘルメット団が絡んできたのだ。

 

 

「そっちにも出たのか?」

 

「うん。ノノミとアヤネの三人で釣りをしていたら、絡まれた。人質にするとか言ってたから、攻撃したら直ぐに逃げて行ったけど」

 

 

 シロコとカヤツリが今回の件について会話をしている。

 

 カヤツリが言うには電話が終わった直後にヘルメット団と鉢合わせしたようだった。もちろん、先生とセリカとホシノの四人で叩きのめしたらしい。

 

 

「……たぶん、俺たちが追い払った奴らがシロコの所に行ったんだろうな。時間的にも違和感がない。撤退して装備を整えてから、再度進行したところで鉢合わせしたんだろう」

 

「でもなんで、アイツらが居るの? もうカイザーは関係ないはずじゃ……」

 

 

 セリカが憤慨しながら言う。確かに対策委員会とヘルメット団には因縁がある。先生が来るまで何度も襲撃を受けていた過去がある。それはカイザーの差し金だったわけだが。ただ今回は違うのではないかとアヤネは思う。

 

 

「たぶんカイザーは関係ないと思いますよ? 偶々、鉢合わせしたんじゃないでしょうか」

 

「そうだね。ノノミちゃん。アイツら、”ここには誰もいないはずじゃ”って言ってた。私たちがここにいる事は想定外のはずだよ。それにそんな余裕もないだろうしね」

 

 

 ノノミとホシノが分かっていることから、カイザーの関与を否定する。でも、セリカは疑念が深まったようだった。

 

 

「じゃあ、何でアイツらが居るのよ」

 

「分からない」

 

 

 カヤツリが一言だけ言う。カヤツリが分からないというなら、そうなのだろうが、もう少し何か言ってほしかった。ホシノもそう思ったのか、カヤツリを小突いて答えを催促する。

 

 

「何かあるでしょ。想像で良いから言ってよ」

 

「……少なくとも、目的があってここまで来たのは確かだ。埃の積もり具合からしてここに住んでいるわけじゃない。それに装備が軽装だったから、遠出してきたわけでもない。俺らに撃退されて、直ぐにシロコたちに絡んだところを見るに近くに拠点があるんだろう。そこから、ここまで来たんだよ」

 

「それなら、その拠点を潰せばいいのでは?」

 

 

 カヤツリの想像が展開され、ノノミが対抗策を言う。確かに、言われてみればそうだが、ノノミの言うように拠点が近くにあるのならやりようは幾らでもある。アヤネとしては黙っていないでほしかったが、これはカヤツリの悪い癖だ。

 

 いつもの会議ではそうでもないのだが、不確定事項はあまり口に出してはくれないのだ。カヤツリは全容が分からないのを極端に嫌う。詳しく言えば全容が分からない物に手を出すのを嫌うのだ。対応できそうな時は言ってくれるが、そうでないときは言ってくれない。ホシノが催促すれば言ってくれるだけ前より全然いいけれど。

 

 よく分からない物に手を出すことの危険性はセリカのおかげでアヤネも身に染みて分かっているが、今回ばかりはそうではないように思う。カヤツリはヘルメット団の拠点に手を出してほしくない理由があるのだろう。

 

 

「ヘルメット団の中に、狐面を着けた奴がいたんだろ。ワカモとか呼ばれてたんだって?」

 

「うん。助っ人だって言ってた」

 

 

 それを聞いて、カヤツリが苦々し気な顔になる。まさか知り合いだとでも言うのだろうか。それを全員が察知したようで、ホシノがいつものような口調のままで言う。

 

 

「何? カヤツリの知り合い? おじさん知らないんだけど。言いたがらないってことは、疚しい事でもあるの」

 

 

 これは、少しマズいかもしれないとアヤネは冷や汗を流す。少しホシノが怒っている。多分嫉妬している。その証拠に、一人称がおじさんになっている。普段カヤツリの前だと私なのに。

 

 カヤツリもそれを察知したのか、言い訳を展開した。

 

 

「知り合いじゃない。一方的に知ってるだけだ。ありゃあ、七囚人だよ。その中の一人。災厄の狐。狐坂ワカモ」

 

「……七囚人?」

 

 

 セリカが分からないような反応をするが、アヤネは知っている。

 

 七囚人は、指名手配犯の通り名だ。それも凶悪な。元々は矯正局に収監されていた人物たちだが、連邦生徒会長が不在の混乱の中、同時に脱獄したことからそう呼ばれており、名前の通り七人いるらしい。

 

 七囚人と呼ぶのはヴァルキューレ等の警察機関で一般生徒には馴染みが薄い。だからセリカは知らないのだろう。アヤネも正確な情報は知らない。だが、カヤツリの事だから知っていてもおかしくはない。

 

 

「ただの脱獄犯ってこと? それならいつものヘルメット団と変わらないじゃない。一人しかいないんだし」

 

「他の面子なら良いかもしれんが、よりにもよって災厄の狐だぞ。伝説のスケバンじゃない分マシだが、良くはない。たぶん傭兵でもしてるんだろうな」

 

 

 カヤツリの言う、それぞれの通り名は分からないが、七囚人が手に負えない事はアヤネにも分かっている。キヴォトスでは銃撃が日常茶飯事だ。撃ったり撃たれたり、物が壊れたり、通行人が巻き込まれたり。そんなことは一々数えていられない。

 

 だから、多少の問題児は学区内で処分されるのだ。便利屋たちが良い例だろう。彼女たちも他学区であるアビドスで柴関を爆破したが、ゲヘナとアビドスの話し合いの元に処分が決まった。

 

 つまるところ、矯正局送りになるということは、学園が匙を投げたという事だ。それほどまでに庇いきれない悪事を行ったか、それほどまでに手に負えない性格をしているかのどちらかだ。基本的に話が通じないと思った方がいいのかもしれない。

 

 

「そいつは破壊の権化だ。目的のためなら手段を選ばない。そいつが活動した場所は悉くが破壊されるから、災厄の狐なんて呼ばれてるんだよ。相応に強いし、いくら俺たちが全員で掛かれば撃退は出来るだろうが、無傷とはいかないだろう。しっぺ返しでヘリや物資を吹き飛ばされて見ろ。休暇どころじゃない」

 

「……そんなに悪い娘じゃないよ? 少し行き過ぎるところはあるけれど」

 

 

 多少、主観が入っているであろう、カヤツリの説明に先生が口を挟んだ。それを聞いてカヤツリがやれやれみたいな顔になる。

 

 

「先生のそういうところは良いところって、来る時言いましたけど。奴に関してはそうでもないと思うんですけど。話が通じるとは……」

 

「大丈夫だよ。彼女の事は私が何とかするから」

 

「……分かりました。じゃあ先生に全部投げます」

 

 

 先生の確信を持った答えにカヤツリは引いたようだった。アヤネはそれを見て変わったものだと思う。前ならカヤツリは引かなかっただろうから。前なら口では引いたように見せても裏で色々やっていただろう。

 

 先生とカヤツリの話は終わったけれど、対処をどうするべきかがまだ決まっていなかった。アヤネは頭を回すがいい手が思い浮かばない。セリカの言う通りに襲撃するしかないのだろうか。

 

 それも良い手なのだろうし、上手くいけば完全に排除はできる。ただ、それは上手くいけばの話だ。さっきのカヤツリが言ったようにこちらの被害も考えなければならない。相手の最大戦力であろう狐坂ワカモを先生がどうにかできるというが、それは話し合いでだ。いきなりこちらから殴りかかっておいてお話ししましょうは喧嘩を売っているに等しい。その手段を否定はしないが、幾ら先生とはいえその状況から狐坂ワカモを説得するのは難しいだろう。

 

 

「先生が災厄の狐を何とかできるなら、手がある。この島の防衛機構を使う」

 

 

 カヤツリが言うには、このホテルの中に制御室があったらしい。それを再設定すれば、防衛機構が起動して勝手にヘルメット団を追い払ってくれるだろうと。

 

 良い手だとアヤネは思った。それなら、機械の誤作動だとかで言い訳が効く。それに不意打ちも防げるだろう。

 

 皆も同じ考えの様で、特に反対意見はなかった。解決の兆しが見えたことで、全員の顔に笑顔が戻る。シロコなどは釣りにまた行きたいのかうずうずしている。アヤネも同じような気持ちで解散を宣言する。ここから休暇の始まりだ。

 

 

「じゃあ、解決策が出たところで解散します。休暇の始まりです!」

 

 

 そう宣言したアヤネの目には、嬉しそうな顔の対策委員に混じって、申し訳なさそうな顔で手招きするカヤツリの姿が映っていた。

 

 

 □

 

 

「悪いな。奥空後輩」

 

「別に気にしないで下さい。それに私一人でもよかったんじゃ……」

 

 

 今、二人は制御室で設定の更新をしていた。カヤツリが手伝って欲しいと頼んできたから、二人は今ここにいる。手招きしたときと同じような顔でカヤツリがアヤネに謝っているが、アヤネとしては頼ってくれて嬉しかった。

 

 正直、アヤネとしては自分一人でも十分かもしれないと思っている。こういった電子面の事ならアヤネよりカヤツリの方が上だが、アヤネも負けてはいないと思っているから。毎回、ホシノとカヤツリに守られている状況をよくはないとアヤネは思っていた。

 

 

「ハード面は奥空後輩の方が上だろう? 操作は俺の方ができるけれど、端末の機械本体が壊れてちゃどうしようもない。その確認をお願いしたかったんだよ」

 

 

 画面を見ながら防衛機構の設定を弄りまわしているカヤツリはそう言ったが、アヤネはそれだけじゃないだろうなと思っている。いつもなら、用が終われば帰って良いと言うのに、今はそんなそぶりがないからだ。

 

 

「いつも、ありがとな。奥空後輩」

 

「……急にどうしたんですか、カヤツリ先輩」

 

 

 唐突だった。唐突にカヤツリがそんなことをいうものだから、アヤネは言葉に詰まる。お礼を言うのはこちらの方だ。自分など大したことをしていない。むしろ言わなければならないのはこっちの方なのに。

 

 

「いつも、会議の進行をしてくれるだろう。金銭管理や設備修理だってそうだ。今回のヘリだってそうだろう? それにさっきも、司会に徹してくれた。奥空後輩の事だから案なんていくつかあったんじゃないか?」

 

 

 それは違う。いくつか案はあったがどれも物騒なものばかりだ。防衛機構のことも思いついてはいたが、それよりも攻め込んだ方が後腐れがないと思っていた。アヤネは真っ当な手段が好きだ。そういう性格なのもあるけれど、正しい手順を踏むのは安心する。先の会議だって全員で話し合って、情報を集めたからこそ最善の策をひねり出せたのだから。

 

 以前とは違って今は皆前向きになったように思う。以前の会議ではこうはいかなかった。セリカは焦りでいつもぷりぷり怒っていたし、シロコは手段が物騒だし、ノノミはどこか空気を壊さないように一歩引いている所があった。ホシノもそうだったのかもしれない。アヤネは昼行燈な先輩だと思っていたが、ホシノは自分は戦う事しかできないとでも思っていたのだろう。だから会議では不真面目だったのだ。自分が意見を言っても碌なものではないと思っていたのか、半ばあきらめていたのかは分からないけれど。

 

 

「セリカちゃんに何か言われました? もっと私たちと話した方がいいとか」

 

「なんで分かるんだよ……」

 

 

 ため息をつくカヤツリにアヤネはクスクス笑う。あまりにも分かりやすすぎる。この島に来るまではいつも通りだったから、ホテル残留組で何かあったのだろう。そんな事をカヤツリに言いそうなのはセリカ位だからだ。

 

 ホシノは言わないだろう。あまりに目につくか、先生が来る前の時期なら言うだろうが、今は言わないだろうなとアヤネは確信していた。

 

 

「それで、セリカちゃんになんて言われたんですか? お礼を言ってほしいとかではないですよね」

 

「なんで呼び方が違うのかって聞かれたよ」

 

「……そう言えばそうですね。今、呼ばない理由は分かりますが、前の理由は分かりませんから」

 

「ん?」

 

 

 カヤツリが不思議そうな反応をした。アヤネの予想とは違ったらしい。今、自分の呼び名が奥空後輩のままなのは配慮してのものだと思っていたのだが。アヤネは確認の為にカヤツリに聞き返す。

 

 

「ホシノ先輩が嫌がるから、苗字呼びじゃないんですか? シロコ先輩とセリカちゃんは別枠なだけで」

 

 

 カヤツリが名前呼びをするのは、対策委員ではホシノとシロコ、セリカだけだ。セリカのことをホシノは対策委員会のマスコット枠だと思っているそぶりがあるし、シロコには二人ともどこか甘いところがあるから。シロコもあの二人やノノミにはどこか自分たちとは違う態度をすることがある。それはアヤネから見て、自分の先輩だからと言う理由だけではない気がするのだ。

 

 カヤツリは最近、学外の生徒も名前呼びするが、それは学外の生徒だからと思っていた。自分の彼氏が他の異性の名前を呼び捨てするのはホシノは嫌がりそうだ。

 

 

「いや、そこまでホシノは狭量じゃないだろ。……え、奥空後輩から見て、そんな感じがするのか……?」

 

「いえ。そこまで慌てないでください。あくまで想像ですから」

 

 

 どこか焦ったようなカヤツリをアヤネは宥める。あくまで言うように、想像だ。まさかそれだけの事でホシノも怒らないだろう。拗ねるくらいはするかもしれない。

 

 ホシノが自分たちを頼りにするようになって、真面目にもなった。アヤネとしては万々歳なのだが、時々カヤツリに向ける感情はご愁傷様だと思うことがある。

 

 ただ、そうでないなら何故カヤツリは苗字呼びのままなのだろうか。

 

 はっきり言えば、疎外感を感じないと言えば嘘になる。ノノミもそうだとぼそりと言っていたから。ただホシノが絡まないのにここまで呼び名を変えないのは大層な理由があるのかもしれない。

 

 

「いや、異性をいきなり名前呼びするのは、なんか馴れ馴れしくないか。アリスは名字で呼ぶと泣きそうな顔するし、ヒナの時はマトに弄られたからやめたけど。それでなんか呼びにくいというか……」

 

「はぁ……そんな理由だったんですか……」

 

 

 想像よりも大したことのない理由だった。あまりにも大したことがないから、溜め息が口から漏れ出る。結局のところカヤツリがヘタレているだけだ。ホシノが”カヤツリも可愛いところがあるんだよ”とニコニコしながら言っていたが、こういう所を言っていたのだろう。あの話し合いを思い出して、口の中がじゃりじゃりしたような気分になるが気のせいだと思い直す。

 

 それなら、ちょっとした意趣返しだ。これくらいならホシノも許してくれるだろう。

 

 

「じゃあ、呼んでみてください。怒りませんから」

 

「……アヤネ後輩」

 

「……後輩が無くてもいいんですけど。まあ、いいでしょう。ホシノ先輩に悪いですし、セリカちゃんとお揃いですしね。それじゃあ、これからそれでお願いしますね」

 

 

 別に呼び方程度で関係性は変わらない。アヤネはカヤツリには感謝している。先にも思ったけれど、真面目に向き合っているのが自分だけでないと思えただけで楽だったのだから。他の面子が真面目にやっていないとは思ってはいないけれど、カヤツリは真面目な場では真面目なことしか言わないから。実際、やっていることも正しい。そういったところはアヤネは好ましいと思っている。

 

 機械関連だって、そもそもの基本はカヤツリがアヤネに教えたのだ。以降は独学だが、ハード面に集中できたのはカヤツリが電子面を担当してくれたからだ。呼び方くらいで怒ったりなどしないし、そう思われていたことはかなり不満だ。けれど、今の意趣返しと、今までの事でチャラにする。

 

 

「……よし、終わったぞ。これで、島に近づいた俺たち以外の人間は自動迎撃してくれるはずだ」

 

 

 設定が終わったらしく、カヤツリが歓喜の声をあげる。その通りに機械アナウンスが設定が変更された事と、周囲への警告を発している。警備ロボもそこら中から湧いて来た。

 

 

「奥そ……アヤネ後輩。戻ってもいいぞ。俺は最終確認してから行くから」

 

「ふふ。セーフですね。カヤツリ先輩。それじゃあ、先に失礼します」

 

 

 言い間違えそうになったカヤツリを揶揄って、アヤネは部屋の外へ出るために扉を開ける。頭はこれから何をするのかで一杯だった。セリカと海で泳いでもいいし、シロコと釣りをしてもいい。ノノミやホシノと木陰で涼むのも良いかもしれない。

 

 そんなことを考えていると、一つカヤツリに言い忘れていたことを思い出した。アヤネは振り返って、カヤツリに言い残す。

 

 

「その調子で、ノノミ先輩にもお願いしますね。それとシロコ先輩も最近構ってくれないことに不満そうでしたから、寄った方が良いと思います」

 

 

 カヤツリは黙って、後ろ手に手をひらひら振っていた。カヤツリの表情がアヤネは想像できて、可笑しくてアヤネは笑い、今度こそ休暇を満喫するために外へと足を踏みだした。

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