キツネな少女と普通の高校生 作:鉄白
突然ですが皆さん、昔自分の周りにあったものが今は無く、新しいものがそこにあるなんて事ありますか?私はたまにあります。今回はそんな現代の進歩が感じられる?ないようになってると思います。
それではどうぞ!
8月8日、るりと初めてあってから1週間は家と神社を往復する毎日。神社ではるりと遊び、家では家族と過ごす。それ以外は特にやる事はなかったから宿題もあらかた終わってしまった。
こんな暑い日も神社に赴き、るりと遊ぶ。今日はすごろくだ。
「…上がりじゃ!またわらわが勝ってしまったの。そろそろ遥も上がってくれぬか?」
5回勝負したが一度も勝てない。
「だってそんな的確にさいころの目を出されちゃ全然かなわないよ。」
「当然じゃ!なんせさいころの投げ方の練習を沢山したからの!」
「…投げ方を練習ねー。暇だったの?」
「そうに決まっておろう!聞くまでもないじゃろ!ここらにはわらわ一人くらいしかおらぬ。じゃから遊戯をする仲のものも…」
そこまで言ってるりは目に涙を浮かべかけた。
「あ…ごめん。…でも!今は僕がいるだろ?こっちも楽しいし。それともるりは…そうでもない?」
そう言うと涙を拭き、るりは大きく首を横にふる。
「全然!全っ然そんなことはないんじゃ!わらわも前に比べ毎日がとても楽しいのじゃ!明日はなにしようか…と、とかは考えておらんが!楽しい、楽しいのじゃ!」
そうニコニコしながら答えるるりを見ると遥も嬉しくなりつられてニコニコしてしまう。
「…さて!こんな話は終いにしようぞ。次じゃ次!今度も負けんぞ!」
「よーし!望むところだ!今度こそ勝ってやるさ!」
先ほどから同じ言葉を言っては負けている遥。今度は勝てるのか…
昼時。すごろくは遥の全敗に終わり、今はお昼について考えているところ。
「お昼、何がいい?」
「んー、わらわはなんでも良いが…強いて言うなら油揚げがよいの。それか苦くないものならなんでもよい。」
「じゃあ苦い油揚げ?」
「…食べたときの心境がえらく微妙になりそうな感じじゃな。」
そんな冗談も交えつつ、遥がある提案をする。
「あ、そうだ、デリバリーしようか?」
「でりば…なんじゃそれは?どんな食べ物じゃ?」
不思議そうに首を傾げるるり。
「電話で頼むと食べ物を運んでくれるんだ。」
「でんわ…あぁ、ぽけべるのことかの。現代はぽけべるをでんわと言うのか。」
説明しよう!ポケベルとは、無線呼び出しという特定の手順によって、電波で通信機器に合図を送り、その送られた内容を知らせるため、1968年から1996年頃まで使われていた昔の携帯のような便利機器である!(wiki参照)
「げ、現代は知らないのにポケベルを知っているとは…一体どこで?」
そう言うとるりは答えた。
「昔、わらわの母様が人間界に潜んでいた事があっての、わらわが小さい頃よくその話を聞かせてもらっておったのじゃ。じゃから…そう、ばぶる!ばぶる時代についてはお主より詳しいぞ!」