『デク』がいないヒーローアカデミア   作:ふじはる

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ヒロアカ終了が寂しいので初投稿です。
いくらなんでもオリ主や改変内容が書かれて無さすぎたので後書きに追加しました。


スタートライン

 

みどりやのやつムコセーなんだってー

 

かつきのこせーちょうスゲー!めっちゃつよそーじゃん!

 

出久って『デク』って読めるんだぜ!デクのボーの『デク』!

 

 

 

本来ならここから2人の関係は歪み、拗れていくはずだった。

 

……が

 

 

 

いずくぅ!やられっぱなしじゃよくないでしょ!

 

くうちゃん…でもぼく『無個性』で、かっちゃんはすごい『個性』で…

 

でもじゃない!かつきをぶんなぐって、いいかえしてやれよ!ぼくは『デク』なんかじゃないってさ!

 

ぶんなぐって!?

 

そんぐらいしなきゃかつきはわかんねぇよ!ほらいくぞ!

 

いまから!?まっまってよくうちゃん…!

 

かつきぃ!『けっとう』だ!いずくと『けっとう』しろ!

 

はぁー?なんでオレが『無個性』の『デク』とンなことしなきゃいけねーんだよっ

 

うるさい!いいからさっさとする!

 

かっちゃん…!ぼくは、ぼくは『デク』なんかじゃない!いずくってなまえがあるんだっ!!ポコッ

 

てっ!……やりやがったな『デク』ぅ!いいぜ、かえりうちにしてやんよぉ!

 

がんばれいずくー!かつきもいずくがかったら『デク』きんしなー!

 

 

 

そして数年後……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みんな進路希望のアンケート出したか?…まぁみんな大体ヒーロー科だよね」

 

\\\とーぜんっ!!!///

 

担任の言葉に声と個性を大にして大盛り上がりする中学生たち、風が巻き起こったり小さな火や光が出ていたり、ひとりひとりが様々な『個性』を使っている。

 

「あぁ、お前ら、言っておくが学校での個性利用は禁止な…そういえば、爆豪と駆藤……それと緑谷が雄英志望だったな」

 

担任がそう言うと、クラスメイト達は名前を挙げられた3人に注目した。

 

「雄英!偏差値79の名門校だぞ!」

 

「爆豪と駆藤はともかく緑谷は…」

 

「『無個性』…いやほんとに『無個性』かあいつ???こないだ他校の生徒血祭りにあげたって聞いたんだが…」

 

「緑谷が1番暴れてるしもしかしたらもしかするんじゃ…」

 

「入学は出来ても暴力沙汰で即退学とか……」

 

「「「ありそう」」」

 

「みんな僕のことそんなふうに思ってたの!?!?」

 

3人のうちの1人、緑のパーマがかかった髪とそばかすがチャームポイントの()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()は自分への周りからの評価に納得がいかないと言わんばかりに絶叫した。

 

そして名前を挙げられた残りの2人は…

 

「ハッ!てめぇら見てろよ!俺は雄英に首席で入学し!オールマイトをも超えるナンバーワンヒーローになるんだ!!」

 

「聞き捨てならねぇなぁ勝己!雄英首席も!ナンバーワンヒーローも!全部俺のモンだ!!そう簡単にナンバーワンになれると思ってんじゃねぇぞ?」

 

「空牙ァ…!上等だ、それでこそ俺の()()()()だ!もっと強くなって更に俺の糧になりやがれ!!」ビッ

 

「そりゃこっちのセリフだぜ勝己ィ…!てめぇこそ燃えて燃えて燃えまくって俺の燃料になりやがれ……!!」グッ

 

(((こっわ…こいつらヒーローじゃなくてヴィランのトップでも目指してんのかよ怖過ぎだろ…!)))ヒクッ

 

こちらでは頭部を中心に爆発したかのような金髪と凄まじい眼力、そして掌から発生している火花が目を引く少年と、180を超える長身に()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()が、お互いに首を切るジェスチャーと親指を下に向けるジェスチャーを見せつけあっていた。

 

「あー…とにかく問題を起こさないようにな。特に緑谷…!ほんとに、ほんとに頼むからな!?理由が理由だからある程度は学校で庇ってるけどそろそろ庇いきれないからなっ!?」

 

「爆豪と駆藤も緑谷のことほんっとうに頼むからな!?!?」

 

「「ウッス」」

 

「「「頼むぜ2人とも」」」

 

「みんなっ!?!?」ガーン

 

「それじゃ気をつけて帰るようにな」

 

コントのようなやり取りをしながらも解散、放課後となりクラスメイト達がまばらに下校していく中、先程話題にも挙げられた爆豪勝己、緑谷出久、駆藤空牙の3人は、3人だけとなり静かになった教室でそれぞれ好きなように椅子、机に腰掛けながら向き合っていた。

 

「……さっきはあいつらの手前言わなかったが出久、本気でヒーロー科受けるつもりなんか」

 

「気を使ってくれてありがとねかっちゃん。…うん、僕はヒーロー科を受けるよ、雄英史上初の『無個性』でのヒーロー科首席入学…君たちを追い抜いて未来のナンバーワンヒーローになるのに最高のスタートだろ?」

 

握り拳を前に突き出して不敵に笑う3人の中では最も背の低い少年に、拳を向けられた2人の少年は目をギラつかせながら笑った。

 

「戦闘向きの『個性』じゃなくてもプロになったヒーローはいる……そう言ったのは俺だったが随分と大きく出たじゃねぇか出久…!だがナンバーワンは譲らねぇ、勝己にも言ったが首席もナンバーワンヒーローも全部俺のモンだ…!」

 

「そぉかよ…上等だ!!テメェも空牙も踏み越えて俺が完膚なきまでのナンバーワンになってやる!!だから俺以外の誰にも負けんじゃねぇぞ出久、空牙ァ!!」

 

「当たり前だろ、お前こそ誰にも負けんなよ勝己!……そうと決まれば今日も()()か。誰に頼む?」

 

「今日ならデステゴロがこっちに来てるんじゃないかな?嫌でも待てよ、確か今日デビューの女性ヒーローもこっちのほうに来るとかそんな情報が出回ってたようなそしたらシンリンカムイも来てるよなシンリンカムイならくうちゃんのことも捕えられるだろうしブツブツブツ……」

 

「その癖もう治んねぇのかな」

 

「キメェ」

 

「はぁ…とりあえずシンリンカムイに頼んでみるか。それでダメだったらデステゴロに声かけようぜ」

 

出久の決意と共に突き出された拳に2人も自らの決意と拳をぶつけると、暴走し始めた出久に若干呆れながらも鞄を持って教室から出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「敵が出たからシンリンカムイもデステゴロも無理だとさ」

 

「チッ!仕方ねぇ、今日は『個性』無しでやんぞ」

 

「それなら今日は2人の奢りだね。かっちゃんくうちゃん、財布忘れたりしてないよね???」

 

「ンだとぶっ殺すぞクソ出久ゥ!テメェこそ俺の菓子買う準備しとけやぁ!!」

 

「言ってくれるじゃねぇかおチビがよぉ!上からぶん殴ってもっと縮ませてやろうか???」

 

「身長のこと言うなよ顎かち上げてその首伸ばしてあげよっか???きっと190越えられるよ。かっちゃんも180越えさせてあげるね」シュッシュッ

 

「ぶっ潰す」「ブッ殺す」

 

人気の少ない高架下を3人で口喧嘩しながら出てきたところで、3人が通り過ぎたマンホールから身体がヘドロになっている男が音もなく出て来て出久にまとわりつこうとしていた。

 

「Mサイズの…隠れミノ…」

 

ズモッ

 

「…かっちゃん、くうちゃん」

 

「あぁ、向こうが先に手出してきやがったな」パチパジジジジジジッ

 

「これで正当防衛だ。やるぜ2人とも」ゴオォォォォォォォォォ

 

「!?」

 

ヘドロに飲み込まれた出久の嫌に冷静な呼びかけに、2人はそれぞれの個性を発動するべく掌や肘から轟音を鳴り響かせ始めた。

 

「ヘドロ…液体の異形型で確定だろォな。空牙」

 

「あぁ、俺が出久から引き剥がすから勝己、お前が制圧頼む」

 

「わかってらぁ…出久ゥ!すぐぶっ殺してやっから動くんじゃねぇぞぉ!」

 

「ハッ、こんなガキどもにやられる訳…んなぁ!?動けねぇ!?どんな身体してやがんだこいつ!?」

 

(昔からかっちゃんとくうちゃんと鍛え続けてきたんだ!この程度の責め苦を耐えられない訳無いだろっ)

 

「くそっ動け!動けよぉ!うおおおおおおおおああああああああああ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう大丈夫!!私が来た!……おや?」

 

「動くンじゃねぇぞ!動いたら即爆破する!!」

 

「空高く打ち上げてから爆散させて雨みたいに降らしたらお前って元戻れんの?死にはしないよな???」

 

「どうだろうね、液体系の異形型って珍しいから前例が無いんじゃないかな……もし抵抗するようなら試してみようよ。臭いのにまとわりつかれた恨みもあるし

 

「動きません動きませんからそれだけはやめてください!ハッ、ヒーロー!?ヒーローきた!?自首するから助けてくれえええええええええ!!!!」

 

「アン?」「おっ」「えっ」

 

「「「…………オールマイトォ!?!?!?!?」」」

 

「HAHAHA……さて、どっちが敵なのかな???」

 

これは原作より危険で過激な2人とそうしてしまったイレギュラーの歩む、ヒーローアカデミアの第1歩である。

 

 

 

 

 

 

 

 




キャラ紹介(14歳地点)

緑谷出久
身長166cm体重83kg!顔によらず超マッチョだ!
個性▶︎『無し』
個性発現時期に『無個性』を理由に勝己に虐められそうになるが、後述の空牙に乗せられ勝己と殴り合いの大喧嘩をした事で認められ、以後空牙を含めた3人で行動することが主になったぞ!
鍛え抜かれた肉体と幼なじみ2人によって植え付けられた闘争心、向上心から悪事を働く『個性』持ち相手にも臆せず立ち向かい、寧ろ周りが引くレベルで叩きのめすぞ!
将来の夢はオールマイトのようなヒーローになり、かつ彼を超えるヒーローになることだ!

爆豪勝己
身長174cm体重72kg!出久程では無いがこちらもしっかりマッチョだ!
個性▶︎『爆破』
掌の汗腺からニトロのような汗を出しそれを爆破させられるぞ!個性発現時期に出久を虐めようとしたが後述の空牙に乗せられ出久と殴り合いの大喧嘩の末出久を自分と並ぶ強者として認め、以後空牙を含めた3人で行動する事が主になったぞ!
元々凄まじい克己心、闘争心を持っていたが幼年時代から自らに並ぶ強者が身近に2人もいたためさらに向上心が高まり、出久に負けず劣らずの鍛錬と近場のヒーローを捕まえて監督してもらいながらの個性伸ばし訓練を続け、かなりの戦闘力、機動力を身につけているぞ!
将来の夢はオールマイトを越え、誰にも負けないナンバーワンヒーローになることだ!

駆藤空牙
身長184cm体重87kg!こちらも出久、勝己に負けず劣らずの筋肉だ!
個性▶︎『ジェット機』
両肘、両踵に2つずつ、背中に4つのジェットエンジンと掌に直径4cm程の穴が付いているぞ!各穴から空気を吸引、放出することで凄まじい機動力と高速戦闘を行うことが出来るぞ!
勝己に言われっぱなしになるはずだった出久を変えた張本人。勝己と同じように非常に高い克己心と闘争心、向上心があるが若干こちらの方が傍から見れば落ち着いて見えるぞ!
勝己と髪型、目つき等が似ているがどうやら勝己ママと空牙ママが遠い親戚らしいぞ!
将来の夢はオールマイトを超えるヒーローになり、彼以上に何処へでも駆けつけることが出来るヒーローになることだ!


ママs
個性発現時期に出久と勝己と何故か空牙まで血が出るレベルの大喧嘩をして大慌てしたし出久ママは気絶してしまったが、その後に3人が一気に仲良くなり一安心。今は殴り合いの喧嘩をしてもその日の夕飯は並んで食べるぐらいに仲がいい事がわかっているので今日は誰が勝ったのかを聞けるぐらいにまで慣れてしまったぞ!
怪我の心配こそすれ夢を見据え親友と言える2人が傍にいてくれているから出久ママの心労も無し、勝己ママ空牙ママと並んで美魔女トリオだ!
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