遅くなりました………!!!!虹ヶ咲7thライブの余韻に浸り過ぎました。ちなみに今も頭からつま先まで虹色に浸かっています。因みに昨日は私ファブキールの誕生日です。おめでとう!!
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迎えた中間テスト当日、俺たちは本校舎へと移動してきた。E組でもテストのみは本校舎で受ける。何でも不正をしないかどうかを見張るらしいのだが、そんな事する奴は俺の知る中ではクラスにはいない。
しかしこの大野の野郎は露骨に集中乱しにきてやがるな、指カンカンするし咳はわざとらしくするし。そんなんだから皆にも女にも嫌われんですよ。
「E組だからって不正なんかするんじゃないぞ、俺ら本校舎の教師がしっかり見張ってやるからなー」
俺は手を挙げる。何かを落とした、体調不良等で要件がある時は手を挙げて申し出ても良い決まりだ。
「あの、先生体調悪いんですか?さっきからゴホゴホしてるし指はカンカン鳴らしてるし。監督者変わってもらったらどうです?」
「何だと勝田!!」
「今テスト中ですよ…?」
「…………チッ!」
こうして俺はこの下賤を黙らせることに成功した。下賤の教師はやはり下賤である。
「「「「「(((((ナイス!!)))))」」」」」
さて、俺もテストに戻るがこの「問4」が非常に難しい。
「うわあっ!?」
「何だよコイツ!?ナイフ一本じゃ殺せねーよ!」
暴れ狂うその姿はまるで巨大なモササウルスのようであり、言うなれば''問スター''だ。うちの学校のテストのレベルを表している。
モンスターハンターをやったことがある人ならわかるだろうが、初心者にラギアクルスを裸とナイフだけで狩って来いと言っているようなものであり、出来るか?と聞かれるとよほど自信がない限り普通は無理だろう。
しかし俺たちはこんな海竜でも簡単に攻略出来る方法を教えてもらっている
誰にって?殺せんせーにだ。
窮地に立たされた俺たちを導いたのは殺せんせーの触手と言葉である。
「落ち着いてください。アレは正体不明のモンスターではありません。ほら、ヒレはよく見てみるとただのヒレです。大切なところだけを部分的に見て、それを繋いで全身を見れば、ね?なんて事ない相手ですねぇ」
俺たちが思い浮かべ、食い殺されかけた先ほどまでのモササウルス。
実はただのアジの如く恐るに足りない問題だったのだ。
「さぁ、君の刃で調理してしまいましょう」
3枚に下ろすように問題文の重要な部分、省くところ、解き方のコツ、全部殺せんせーが教えてくれた通りに皆も解くことが出来る!!
俺たちはそうして問題を次々と攻略していったのだが…
「問11」
刹那、後ろから突然出て来た問題に皆が殴り殺されていた。そう、これは範囲とは違うので予習をしていない問題だ。
「ぐおぉぉ!?」
俺は何とか間一髪で止めることに成功。すぐに持ち直し回答を書く。
しかし完全な正解ではないようで三角だった。俺以外に立てているのは…カルマだけか。
「威武樹も無事だったんだね〜」
「三角だけどな。それに比べて○とは流石カルマだ」
「まだ時間あるし解き直しちゃえば?」
「そうだな…やってみるか!」
ーーーーー
結果、E組の皆は殆どが50位以内に入ることが出来なかった。理由はテスト直前になされた大幅な範囲変更、並びにその事がE組に伝達され無かったということだ。
そして俺のテストの結果はこうだった。
勝田威武樹
186人中55位
届かなかった。学年最下位かケツから2番目だった時と比べると物凄い大躍進なのだが、それでも50位以内に届かなかったことには変わりない。
理事長による範囲を直前に変更するという明らかな妨害行為、この学校よりレベルが高い学校でもそんな事は普通あり得ない話であるので烏間先生も講義の電話をしてくれているそうだが、相手は聞く耳を持たない。殺せんせーは教室で後ろを向いたままであり、まるで顔向け出来ないと言わんばかりにこちらを向いてくれない。
「…………全て先生の責任です。この学校の仕組みを甘く見ていました、これでは君達に顔向け出来ません」
そんな時に突如としてナイフを投げつける人物がいる。そう、カルマだ。飄々としているカルマのナイフを避けた殺せんせーは驚く。
「にゅやっ!?」
「いいの〜?顔負けできなかったら、俺が殺しに来るのも見えないよ?」
「カルマ君!!先生は今落ち込んでるんですよ!?なのに…」
殺せんせーが言い終わる前に渡されたのはカルマのテストの答案用紙。
98点や99点といった高得点が並び、得意らしい数学に関しては100点だった。その答案を見た俺たちも殺せんせーも驚愕する。
「おおっ…すげぇ…」
「流石はカルマ」
「俺の成績に合わせてさ、あんたが余計な範囲まで教えたからだよ。殺せんせー。だけど俺は
「で、殺せんせーはどーすんの?全員50位以内に入らなかったことを言い訳にして、ここから尻尾巻いて逃げちゃうの?結局はそれってさぁ、殺されんのが怖いだけなんじゃないの?」
ナイフを持ちながら下を出して殺せんせーを挑発するカルマ。流石に殺せんせーもイラついているようであり頭に血管を浮かべながら少し震えている。相手を煽るならカルマの右に出る者なしだな。そしてそれを皮切りにE組の皆も殺せんせーを煽りまくる。
「なーんだ、殺せんせー怖かったのか」
「怖いなら怖いって正直に言えばいいのに」
「ねー、『怖いから逃げたい』って」
「たたっ斬られたくないんだよね殺せんせー」
「ビビりでチキンだもんな、殺せんせー」
沸点に達した殺せんせーが真っ赤になり触手を唸らせながらこう叫ぶ。茹で蛸のように赤くなって叫んでいる姿は面白く、皆んなが吹き出して声高らかに笑った。
「にゅやーーーッ!!逃げるわけありません!!そして隠れもしません!!期末テストで、アイツらに倍返しでリベンジです!!!!」
「「「「「「はははははは!!」」」」」」
「何がおかしい!?悔しくはないんですか!?君達は!!」
確かに俺たちは分厚い壁にぶち当たったかもしれない。でも、俺は心の中で胸を張り、誇りに思った。自分はこのE組である事に。
ーーーーー
◇放課後
「おい勝田」
「寺坂か。どうした?」
「忘れたとは言わせねー。結果はどうだったんだ?」
「俺は…55位だ」
「「「「「「「!?」」」」」」」
皆がまるで目の色を変えたように俺の方向を向く。そりゃそうだよな。今の今まで最下位かそれに近い点数と順位だったんだから。信じられないかもしれないので俺はこれ見よがしに順位表を上に掲げた。
「ほら。確かに書いてあるだろ?」
「マジかよ…」
「スゲェなアイツも…」
「にわかには信じられない…」
「凄いじゃん威武樹!」
若干失礼な感想もあるがまぁ今は気にする時じゃ無いな。
「確か賭けは俺が参加者に負けたらって話だったな。負けてないぞ」
「………おいカルマ!テメーはどうなんだよ?」
「あぁアレね。流石にあんなモンに参画する訳ないし、威武樹は俺除いて一番上だし、寺坂お前の負けだよ」
「…………チッ!で、何なんだよお前の願いって?」
「今度俺が言った時に暗殺に協力しろ。その一回だけでいい」
「ハッ!まさかそんだけとはな。その時が来たら言え」
「わかった。ありがとう」
そう答えると寺坂は踵を返して帰って行った。ちゃんと話を聞いて了承もしてくれたあたり根は悪いやつでは無いんだと思う。放課後になったので、俺も最近はしていなかった剣の素振りをしに校庭へ行こう。最近テスト勉強ばかりであまり出来てなかったし。
刀を手に向かおうと持ち歩いていると声を掛けてきたのは桃花。
「あっ!威武樹!この前のお話、覚えてる?」
「ああ遊びに行くやつだろ?明日の土曜日でいいか?」
「うん!私行きたいところがあるから一緒に付いてきてくれない?」
「わかったよ。明日の朝に家まで迎えに行く」
「ありがとう!楽しみにしてるね!」
そう言って笑顔で答えてくれる桃花。眩しい。マジで可愛いんですけど俺の幼馴染。
「どうやらこの2人はまだまだ発展しそうですねぇ。ヌルフフフフ」
なんか殺せんせーが言ってた気がするが聞こえなかったことにしよう。
しっかし楽しみではあるな、なんやかんや2人で遊びに行くなんていつぶりだろう………………
ん!?!?!?!?!?!?
待ってくれ、年頃の男子が女子と2人っきりで遊びに行くって……………
即ちデートですやん!?!?!?!?!?
いや、この前の集会帰りに誘ったのは俺だけどさ!!!!!!
ダメだ身体も頭も熱くなってきてる…………取り敢えず冷ます為に剣を振りに行こう。
「取り敢えず、また明日な!」
「うん!じゃあね!」
そう言って楽しみにしながら帰っていく桃花。俺は明日へのドギマギが冷めぬまま1時間素振りをした後に帰路に着くのだった…………
ご覧いただきありがとうございました!
描写的にカルマは元D組で間違い無いんだろうなって思います。成績は良くても途中で授業抜け出したり喧嘩しまくってたっぽいのでA組には行けなかったんでしょう(推測)
威武樹の桃花ちゃんとのデート回は来週あたりに投稿します。ではまた次回!
威武樹の家族紹介
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