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というかあと一件で200件だ… いつもご愛読ありがとうございます!
今回は一部だけ端折られるところがあります。
翌日、登校してくるとそこには体積が増えて画面もワイドになった”彼女”がいた。
『おはようございます!勝田さん!』
「お、おはよう…」
そして表情が全く硬くないし感情がある声色をしている。昨日とは打って変わって。殺せんせーが昨晩に改良を施したらしく、自作して尚且つ地腹を切ったとか。
「親近感を出すための全身表が液晶と体・制服のモデリングソフト、全て自作で8万円!!」
てことは見えてなかったけど昨日までこの娘、
………って朝からこんなこと考えんな俺!!岡島じゃねぇんだから!!
『今日は素晴らしいお天気ですね!こんな日を皆さんと過ごせて嬉しいです!』
物凄い某世界的有名音声合成ソフト感。
「豊かな表情と明るい会話術、それらを操る膨大なソフトと追加メモリ、同じく12万円!!」
「先生の財布残高…5円!!」
10円ガムもうまい棒も買えないじゃねえか。5円チョコがあれば別だけどあれ最近見ないし……今月の食費とか殺せんせーどうするんだろ。
「しっかしまぁこんなのを…」
『ああっ、もう勝田さん!』
しかもあざとくタッチパネル機能付きだった。そんなわけですぐにクラスに馴染んだ彼女。
「たった一晩で随分キュートになっちゃって」
「あれって一応…固定砲台なんだよな…?」
通常運転の岡島と若干引いている三村。
それでも尚、信用する気など無い寺坂が口を開く。
「何騙されてんだよテメーら、あのタコが作ったプログラムだろ。愛想良くても機械は機械。どーせまた空気読まずに射撃すんだろ?あのポンコツ」
「おっしゃる気持ち分かります寺坂さん…昨日までの私はそうでした…ポンコツ…そう言われても…返す言葉がありません…」
「グスッ…グスッ…」
目を潤わせた挙句中の女の子は泣いてしまう。よく見ると先程まで晴れていた背景も急に雲行きが怪しくなったかと思いきや雨が降っており、彼女の気分や感情と連動しているのだろう。
「あーあ、泣かせた」
「寺坂君が二次元の女の子泣かせちゃった」
「なんか誤解される言い方やめろ!!」
片岡さんと原さんから呆れられながら深く考えてはいけない事を言われる寺坂。
「良いじゃないか、二次元。Dを一つ失うところから女は始まる…」
竹林よ。本来なら何言ってんだコイツってなるはずなのに、何でちょっと格好いい言い回しになってるんだよ。
「竹林、それお前の原作初セリフだぞ!?いいのか!?」
『でも皆さんご安心を。殺せんせーに諭されて…私は協調の大切さを学習しました。私のことを好きになって頂けるよう努力し、皆さんの合意を得られるようになるまで…私単独での暗殺は控えることにしました!』
「そういうわけで仲良くしてあげて下さい。ああもちろん、先生は彼女に様々な改良を施しましたが、彼女の殺意には一切手をつけていません。先生を殺したいなら…彼女はきっと心強い仲間になるはずですよ?」
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そしてやって来た理科の時間、うとうと居眠りしていた菅谷が当てられた。
「それでは菅谷君、教科書を伏せて網膜の細胞は細長い方の桿体細胞とあと一つの太い方は?」
「え、オレ?やばっ。えーっと…」
目を横になると彼女が太ももに書かれた錐体細胞という文字を見せていた。キワどい。かなりキワどい。
「えーっと…錐体細胞」
「こら!自律思考固定砲台さん!ズル教えるんじゃありません!!」
『でも先生、皆さんにどんどんサービスをするようにとプログラムを』
「カンニングはサービスじゃありません!!」
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「すごいすご〜い!」
「へぇーっ。こんなのまで体の中で作れるんだ!」
彼女が持っているのはミロのヴィーナスを最高に作った模型。
『はい!特殊なプラスチックを特殊なプラスチックを体内で自在に成形できます。
「凄い造形!」
E組きっての芸術家、菅谷も太鼓判を押すほどの出来栄えに感心している。俺も暗器を作ってもらおうかな?と俺よりも早く桃花がリクエストした。
「おもしろーい!じゃあさ、花とか作ってみて!」
『分かりました。花のデータを学習しておきます」
「うん!」
「じゃあ俺は暗器を作って欲しいんだが、頼めるか?」
『暗器と言いますと…忍者が持っているような物ですか?』
「そうだな、先ずは仕組みも単純で投げやすいクナイや手裏剣が良い。桃花の言ってた花の後でいいぞ」
『はい!』
暗器のデータはあるのか。まぁ元々は軍事兵器らしいし、暗殺に使われるってなると多少は暗殺の歴史のデータくらいはプログラムしてあるのだろう。そして将棋を打っていた千葉に止めの王手。
『王手です、千葉さん!」
「う…三局目でもう勝てなくなった…」
「なんつー学習能力だ」
「凄いわねー。あ!そう言えば、人工知能が電子ドラッグで世界を支配するって漫画があったわ!」
『それは、超メジャー週刊誌で連載され、アニメ化もされた超人気探偵漫画ですね!』
「花のデータは無いのに何で?」
「さぁ…?」
不破の言ってるそれは魔人探偵のだな、うん。彼女も名前は伏せたけど、間違いなくその漫画だって明言したし。何で日本の漫画のデータが有るんだ???
「思いの外大人気じゃん」
「一人で同時にいろんな事こなせるし、自在に物創れるし」
「しまった!?先生とキャラがかぶる」
「かぶってないよ1ミリも!!」
「自分で改良しといて何ですが、これでは私の人気が食われかねない!!皆さん皆さん!先生だって人の顔くらい表示できますよ?ほらこの通り。皮膚の色を変えれば…」
「キモいよ!!」
「ううっ…三村君が…先生の顔見てキモいって……」
確かにキモいが三村からの鋭いツッコミにいじけてしまう殺せんせー。
そんな殺せんせーを他所に片岡さんが口を開きある事を提案した。
「あとさ、この子の呼び方決めない?いくら何でも自律思考固定砲台っていくら何でも…」
「だよねー」
長いし呼びづらいしな。噛みそうになるし、おいとかお前とかばっかり言い続けるのも何だから良い考えだろう。
「そうねぇ。何か一文字取って…」
「自…律…」
「じゃあ律は?」
「安直だな」
「えぇ〜?可愛いよ?」
「指摘…それは自ら案を出さない愚者が述べる言動」
「それ別の暗殺者の律じゃん」
「お前はそれでいい?」
『…嬉しいです!!では、“律”とお呼び下さい!!』
名付けられた呼び名に大して嬉しそうに答える彼女ー律。そんな皆んなをよそに話す渚とカルマ。
「上手くやっていけそうだね」
「んー、どうだろ?寺坂の言う通り、殺せんせーのプログラム通り動いてるだけでしょ?機械自体に意思があるわけじゃない。あいつがこの先どうするかは…あいつを作った開発者が決める事だよ」
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次回は前原回…と言いたいですがまだ終わらないのです。だって律にとって一番大事なとこまだ終わってないしね…
それではまた!!
威武樹の家族紹介
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