【原神】変態紳士なお兄ちゃん   作:塩鮭おにぎり

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文才皆無ですがどうか暖かく蒸してください


変態空君の冒険日誌

旅人と言うのは、世界線によって様々な者がその身に宿る。

自らの志を貫き、妹に会うため彷徨い続ける者。

テイワットと言う未知の大地に思いを馳せる者。

運命(キャラ)を手繰り寄せられず魂(リアルモラ)を削る者。

その身に宿る魂に区別はなく、一つとしてその世界線の

【空】として扱われる。

この度綴られるのは、様々な出会いが待つ空の身に、

超ド級の変態紳士が宿ったテイワットの物語である…。

【モンド編 第一話:テイワットに来たお!

 

空「ここは…?」ザパーンザパーン

かつて天理の調停者に敗れ、封印された筈の空。悠久の時を過ごし目を覚ますと、何故かは分からないが今は海に浮かんでいる。

空(何が何だか分かんないけど、とりあえず陸に上がらなきゃ、寒い)ザブザブ

目の前の砂浜を目指し、泳いでいた所何かが足に引っかかる空「ん?」ザバッ

やたらと重いそれを足ですくい上げると、とても背丈の小さい女の子(パイモン)が引っかかっていた。

それを見た瞬間、空の頭からふと本能以外の全てが消える。

ハッと意識を取り戻した次の瞬間、目の前にはパイモンが横たわった状態で置かれ、自身は剣を天に向けながら目を血走らせていた。

空(な、何が起こった?!ロリを見つけたと思ったら意識が…!)

冷静になる頭と反対に、自身の肉体は限界とばかりにブルブルと震えていた。

空(落ち着けマイボディ!ま、まずは溺れてたんだから応急処置を…!)

そんな考えとは反対にゆっくりと自分の手は伸びていく。

空(ダメだ!危険な状態のロリに手を出すなんて何があろうとに許されないいいいいいいっ)

自身の〝変態〟と〝紳士〟の本能がぶつかり合い、血の涙を流していたその時、空に電流走る。

空(そうだ、応急処置だよ応急処置、つまりは人工呼吸。それに心肺蘇生もしなきゃだ、だったら、その為なら、少しぐらい体に触れても問題ないんだよ)

その考えがよぎった瞬間、空の手は迷うことなくパイモンの胸に置かれていた。

空「柔らかさ確認!弾力こそ無い物の微かにある柔らかさがとても素晴らしい!」ハアハア

先程の葛藤はどこへやら、全力で堪能し誰もいないのを良いことに大声でレビューをしている。

空「つ、次は人工呼吸を…!」

その時、己の紳士の本能が声高に叫ぶ

〝口臭を改め給え!〟

空はハッとする

先程自分は海に浮き、大量の海水を飲んでいる。

つまりは口が潮臭い。

紳士として、潮臭い口で女性に接吻するなど言語道断も良いところである。

それに気づいた空の行動は早かった。

鮮やかな水色の未知の草であるミントを匂いだけで口に突っ込み、即座に匂いを上書き。

その上にこれまた鮮やかな色の未知である果物の夕暮れの実を直感だけで口に突っ込み甘い香りもプラスしパイモンの元へ戻る。

驚くべきは一連の行動を全て1秒未満で終わらせた事である。

空「よし…!行くぞ…!」

震える我が身を抑えながら

彼はゆっくりパイモンの唇に顔を近づけ、

先程の心肺蘇生で出た水も含め、肺に溜まった水全てを吸い取り、肺の中にあるすべての酸素をパイモンに送り込んだ。

空「ゴクッゲホッゴホッ…ふぅ…!」

パイモン「カハッ!ぐえっ、ゴホッ!」

空「お!」ガバッ

パイモン「ゲホッ…ん?お、お前が助けてくれたのか…?」

空「左様です、麗しき少女よ…」

パイモン「お、おう…ありがとな…」

空(あれ?なんか引かれてない?)

パイモン「な、なんか目がやばいぞ…」ボソッ

空は水面に目を向ける。

自分の目がとんでもなく開かれ、血走っている

空(そらひかれるわ…)

彼は迷うことなく自分の目を殴った

自分ですら目が開けられないのでやばいと言われる心配もないという彼なりの最善策のつもりのようだが、傍からみたら ただの狂人にしか見えないのは言わずもがなである。

パイモン「えっと…その…あ!お、おいらはパイモン!た、助けてくれてありがとな!えっと、ちなみにお前はなんていうんだ?」アセアセ

仮にも恩人に無礼は働けない常識を持つパイモンの精一杯の話題転換である。

空「えっと…何処から話せばいいのやら…」

〜経緯説明中〜

パイモン「な、なるほどな、妹さんを探したいのか…」

空「それでなんだけどさ、案内役を頼むことってできる?」

パイモン「えぇ…?」

空(すごく嫌そう)

パイモン「う~ん、でも、う~~ん…、ゔーーーーーーー…はぁ…分かった!旅人!お前のガイド、引き受けてやるよ!」

空「ありがとなパイモン!」ニカッ!

パイモン「っ!お、おう!」

空(ロリ加入来たあああああああああああああああああ!)

パイモン(なんかちょっと笑顔可愛いなこいつ)

空「と、とりあえずなんだけどさ、この近くに街ってない?」

パイモン「あるけど…この世界についてもう少し説明しなくて良いのか?」

空「いやさ…服を…ね?」ビショビショスケスケ

パイモン「そ、そうだな、説明は道中でするか!」

変態紳士とはいえ、自分の剣が常にスケスケなのは嫌だったようだ。

先程から天を仰いで戻ってくれない己の剣に焦りを持ちつつ、パイモンと空はモンド城へ歩みを進めるのであった

 

第一話 完

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