【更新一時停止】8人の転生者が大海賊時代を生き抜くお話   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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オハラからの旅立ち

 ライザとムザンが更にツチツチの実の解析を勧めたが、土と表せるもの腐葉土、泥炭土、粘土、泥土みたいなのもいける事がわかった。

 

 錬金術を駆使すれば火薬の無限生成もいけなくは無いし、泥炭土は石炭より火力は出ないが燃料になる。

 

 これも使い方次第では色々と出来そうである。

 

 粘土はレンガや陶磁器作りに欠かせず、食器を用意するのに良さそうだが、船だと落ちて割れるのは危ないからと食器は基本木材で、スプーンやフォークが金属製くらいである。

 

 ただ船上では甲板に土を敷き詰めて芝を敷き詰めて過ごしやすくするのが一番かもしれない。

 

 工夫すれば船上でも農業ができたりするかもしれないけど···

 

 一番効果を発揮しそうなのはアラバスタ王国みたいな砂漠地帯をツチツチと木遁で強制緑化や空島では土が宝物にされるくらいなので土を大量に出せば喜ばれる···かんじかな? 

 

「ただ石は作れないのがなぁ···まぁ作物を司る土の能力は凄まじいチート能力なんだけど」

 

 ツチツチの実の本領を発揮するのは木遁と錬金術とワンピースの固有植物(ウソップが使っている植物とか)が全て組み合わさった時であるのだが、まだツチツチの上辺だけであった。

 

 

 

 

 

 

 

 帰りの航海も特に荒れる事は無く、無事に処女航海を終えてオハラに戻ってくることができた。

 

 頼まれていた積荷を家族が営む商店やオハラの考古学者達に紙を渡し、酒場で航海成功と商会の開業を祝したパーティーが開かれた。

 

「いやぁ! 目出度いな!」

 

「本当ね!」

 

 親達は子供達の成長を祝い、転生者達も慣れない船旅の疲れを癒す。

 

 ただ皆、ライザが能力者になったことは家族達には伝えない。

 

 ロビンみたいに差別される可能性があるし、最後の期間に不和の種を蒔きたくないからだ。

 

 航海のことも海獣と戦った事は伏せて、バリウッド王国の国情とか相場の話、海賊王逮捕による海の治安の変化なんかが中心に話された。

 

「海賊王も捕まったから暴れまわっていた海賊の時代は終わりだろうな」

 

「だな。海の治安も更に良くなるから商船が沢山に溢れる時代がくるんかな?」

 

「お前ら、良い時期に商会を立ち上げられたかもしれねーな! ジパン商会が大きくなって西の海一番の商会になってくれよ!」

 

 あははと転生者達は笑うが、ここから大海賊時代が始まるのである。

 

 ワンピースと言う漫画では主人公の冒険譚が描かれるが、描写外でいくつもの島が海賊に襲われ、更に天竜人への天上金という税金で圧政に苦しむ国が多数。

 

 暗黒の時代が始まるのである。

 

 真実を言いたい。

 

 家族を救いたい···転生者全員が思っていることである。

 

 しかし、言うことはできないし、救うこともできない。

 

 力を蓄えるしかないのだ···

 

 

 

 

 

 

 

 甲板の上でマイトが風に当たっていた。

 

「マイトも来ていたのか」

 

「ランか···家族と最後の時間だろうに···良いのか?」

 

「顔を見ると辛くなる。まだ出航まで数日あるからね」

 

「そうか···」

 

 マイトはおもむろにランに瓶を渡す

 

「コーラだ。飲むか?」

 

「頂くよ」

 

 マイトが飲んでいたコーラをランがラッパ飲みする。

 

 転生者同士、これくらいのことは動じないし普通にしている仲である。

 

「ねぇマイト」

 

「なんだ?」

 

「私ね、マイトの子供が欲しいの。仲間だけど男としてマイトを見てる」

 

「···そうか。俺もランが好きだった。頭が良いし、甲斐性だし」

 

「私はマイトがみんなを守るために努力している姿が好きだな」

 

「「···アハハハハ!」」

 

「なんだよ両思いかよ」

 

「不安だったけどよかった」

 

「女性陣は誰が好きとかあるの?」

 

「ある。男性陣は?」

 

「男性陣もある。被っては無いけどな」

 

「こっちも被ってないわね···よかった」

 

「空いている部屋があったよな。そこでやろうか」

 

「良いね! やろやろ!」

 

 マイトとランが交わる頃、ムザンとライザも秘密基地で告白して付き合うことになり、そのままの勢いで交わっていた。

 

「はぁ、やっちゃったね。」

 

「あぁ、後々俺の子供を産んでくれ」

 

「わかった。でも逃避行するのに子供を連れて行くの大丈夫かな?」

 

「今ではない。未来の話だ。そうだな20歳になってからだ。私とライザの子供は凄いのが生まれると思うがな」

 

「はは、そうだね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 約2週間、再度集まって修行をしたり、家族との最後の日々を楽しんでいると、金獅子のシキが逮捕されたという新聞が島に飛び込んできた。

 

 ロジャー処刑まで残り1週間である。

 

 マイトは家族と食事を取りながら次の航海の話をしていた

 

「親父、次の航海だけど長く帰ってこないと思う」

 

「それまたなんでだ?」

 

「金を稼ぐだけなら別にいいんだが見聞を広める為と新規販路の開拓の為に色々と巡ってみたいと皆で話し合ってな」

 

「···もう一人前なんだから、それはお前達で決めろ」

 

「おう!」

 

 そしたらもうオハラには帰ってこない旅の始まりである。

 

 

 

 

 

 

 

 体が大きくなり、狭くなった秘密基地に保管されていた植物の種や錬金術に使う釜を船に移動させたり、長期航海の計画を立てていく。

 

「まずオハラ壊滅後は海軍から逃れるためにグランドラインに突入する。これは良いな」

 

 マイトの言葉に皆頷く。

 

「でそれまでの拠点にする場所は東の海のローグタウンと同じ西の海からグランドラインに突入するための入口···バビエカ。ここを拠点に大海賊時代の有象無象の賞金首を倒しながら力を蓄える···異論は」

 

「ないな。悪魔の実はそこに集まってくる海賊を倒すことで奪えば良いからな」

 

 とムザンが言い、ランが

 

「海図的にバビエカに到達するためには5つの島を経由する必要があるわね。前世で通用した海図での航海術はグランドラインでは通用しないし」

 

「となるとログポースを何処かで手に入れる必要もあるね」

 

 ランの言葉にフウカも付け足す。

 

「あと、皆まんべんなくできるけど航海士って言える存在もいないんだよな。ヨシカゲや海自だったグダコが一応代行しているけど」

 

 ハシラマがそう言い

 

「仲間集めも必要ね」

 

 とグダコも言う。

 

「とりあえずグランドライン突入前に信頼できる仲間は増やしておきたい。砲手もグダコがいつまでも兼任というわけにもいかないからな」

 

「とりあえず短期的な目標は決まった。強くなるぞ···自由の為に···邪神の手のひらの上で踊る仮初の自由だとしても···この糞ったれな【世界】をぶっ壊す為に!」

 

「「「おう!」」」

 

 海賊王はルフィ(主人公)に任せる。

 

 私は、私達は自由の為に世界に牙を剥く。

 

 

 

 

 

 オハラを出航する時の最終能力がこんな感じだ。

 

 ワンピース···武装色·見聞色の覇気、六式

 NARUTO···忍術(中忍レベル 得意属性の忍術)

 HUNTER×HUNTER···念(四大行+周、隠、凝、堅、円、硬、流)

 鬼滅の刃···全集中の呼吸 常中

 ジョジョ···常時波紋呼吸法 

 トリオン技術···物質及び製品化

 

 一番弱いフウカでも西の海の海獣単体ぐらいなら倒せる力は身につけている。

 

 初期ルフィ(グランドライン突入前)並みの強さは全員があると思っている。

 

 そしてロジャーが処刑された日···俺達は長い長い航海を始めたのだった。

 

 

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