【更新一時停止】8人の転生者が大海賊時代を生き抜くお話   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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バリウッド王国 ミラとコノ加入

 拾ってきた2人はミラが13歳、コノが10歳であり、15歳の自分たちよりやはり少し年下だった。

 

 ミラは髪を整えれば赤黒いボブカットの少女で、コノは黒髪の長い髪をした少女だった。

 

 コノは一瞬日本人に見間違えるほどアジア系の顔立ちをしているのでルーツがワノ国か聞いたけど違うと返された。

 

 2人の体調が回復するの待ちながら次の出航計画を立てる。

 

 航海室に集まったメンバーは西の海の海図を指さしながら次島を選択する。

 

「次となるとジェスパ諸島がここから4日の位置にあるし、海産物の豊富な島だから食料調達も楽かも」

 

 とフウカが食糧事情からマイトに進言する。

 

 ミラとコノを拾ってきて既に10日、島に到着してからだと2週間もバリウッド王国に滞在している。

 

 滞在しているだけでも滞在費がかさむバリウッド王国より物価の安いジェスパ諸島の方が良いのではないかと経理のランも言う。

 

「あと1ヶ月もしたら雨期が到来する。そしたら嵐が多くなるからその期間滞在できる場所としても島が入り組んでいて船へのダメージが少なく済むジェスパ諸島の方が良いだろうな」

 

 とハシラマの言葉が決定的となり、次の目的地はジェスパ諸島に決まった。

 

「ムザン、2人の体調的にどうだ?」

 

「あと1週間は様子を見たほうが良いが、それ以降なら短期航海なら大丈夫だろう」

 

 マイトは

 

「よし、では1週間後に出航するから皆英気を養って出発するぞ」

 

「「「おー!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 私、ミラはコノより回復が早かったので船内を歩けるようになっていた。

 

 両親や行商の皆を殺した山賊は憎いが、話を聞くとその山賊を皆殺しにして私とコノを救助してくれたのがジパン商会の皆さんだった。

 

 行商と言ってもバリウッド王国内を行き来する商人の娘だった私は船に乗るのは初めてだったりするのだが、商人仲間のおじさんたちから船での生活を聞いていたが、このジパン商会のクロス号の設備は凄い。

 

 船室で使っているベッドの質が良い。

 

 絹の様に触り心地の良いシーツの下にはマットレスと言うスポンジの入った弾力性のある物が敷かれ、毛布もゴワゴワしたものではなく、毎日触り心地の良く、普通海風に当てられて砂が付いていたりするのに全くそんな感じがしない。

 

 船室の廊下から下に降りると食堂になっていてフウカさんが3食も食事を作ってくださる。

 

 バリウッド各地を旅したので舌は肥えている自信があったのですが、フウカさんの料理は見たことも聞いたこともない調理方法が多く、それでいて甘味を沢山作ってくれる。

 

 そんなに砂糖を使って良いのか聞いたら

 

「うちの船は砂糖は少量なら作れるからね」

 

 とのこと。

 

 甘味を自作できるとは恐るべき技術である。

 

 ただそんなフウカさんでも新鮮な野菜は品切れにならないように注意していて、様々な鮮度を落とさない方法で保管しているらしい。

 

 その1つが船内にある広い冷凍室と呼ばれる場所で、霜が床に降りているくらい室内が寒いが、これで食材を保管しているらしい。

 

 カチコチに凍ったお肉が吊るされていたりして、この部屋がどんな仕組みで温度を下げているか見当もつかない。

 

 未知の機械はまだまだある。

 

 洗濯機や乾燥機と呼ばれる機械で、衣類を中に入れると水と石鹸? が入れられて自動で洗ってくれるのだ。

 

 現れた服やシーツ、毛布を乾燥機で乾燥させればふわふわな毛布や服が出てくる。

 

 私が前に着ていた服と今病服と呼ばれる着替えやすい事を重視された服で外に来ていく服ではないらしいが、凄い肌触りが良い。

 

 この洗濯機による洗いが凄いのか、服に使われている布が凄いのかは分からないけど···

 

 驚くことは他にもある。

 

 船員には本物の錬金術師が居るのだ。

 

 錬金術師というと詐欺の代名詞であり、私も最初は疑いの目をライザさんに向けてしまったが、大釜の鎮座するアトリエと呼ばれるライザさんの部屋で大釜に色々な素材を入れて混ぜると、見たこともない金属だったり火薬や甘味が産み出されるのだ。

 

 本人は鉄や銅を金に変えることはできないらしいけど、泥から燃える石を作ったりと金を作るよりすごいことをしていると思う。

 

 あとは皆物語に出てくる伝説の存在···忍者の術が使え、分身ができるのだとか。

 

 最初はコノと一緒に驚いたが、数日もすれば慣れてしまった。

 

 特にハシラマは植物を生み出す忍術が使えるとかで、実際に手から花を咲かせたり、腕から木を生やしたりして私達を驚かせた。

 

 ライザも体を土に変えることができるらしいが、これは忍術ではなく悪魔の実の能力と言って別物らしい。

 

 私とコノにとっては未知過ぎて頭が理解を拒むが、偉大なる航路(グランドライン)にはこんな感じの異能を持った人がゴロゴロ存在するらしい。

 

 で、そんな恐ろしい海域に将来皆さんは乗り込むらしい。

 

 理由は出生地であるオハラの考古学者が空白の100年の研究に手を出してしまい、近い将来島が消される可能性があり、海軍から追われた時にグランドラインの方が安全だからという理由だった。

 

 グランドラインを安全と言い切れる実力が皆さんにあるらしく、ここらへんに住む海獣くらいならば群れでも倒せる···船長のマイトさんは実際に倒せたらしいです。

 

 皆さんに助けてもらったのは偶然ですが、それから見ず知らずの私達を保護して治療までしてもらったので恩を返したい思いでいっぱいです。

 

 コノはまだ熱が出たりして体調が安定しませんが、熱が下がった時に奴隷だとどの様な扱いを受けるかコノに聞きました。

 

 それはもう凄絶で、コノは幼いのに人の悪意を一身に受けてしまい、仲間の中には壊れてしまった子も多かったと言います。

 

 偶々逃げたせたけど今度は山賊に捕まって···コノはなんとかしてこの船で働きたいと言う気持ちでいっぱいのようです。

 

 私も今解放されたらマフィアに捕まって底辺娼婦にされるのがオチ···幸い私には行商の親に鍛えられた算術や文字の読み書きができるので会計のランさんの手伝いくらいはできると思います。

 

 そう言って自分の利点を説明して売り込みをして船に置いて貰うことになりました。

 

 ただこの船の船員になるからにはグランドラインで戦える力を全船員が付ける必要があると言われ、ランさんに会計の仕事を教わりながら、トレーニングを施されました。

 

 というのも体内の精神エネルギーを感じなさいということで、床に座って背中にランさんが手を当てると暖かい物が溢れ出すような感覚を覚えました。

 

 体から力が溢れ出した様な感覚がし、ランさんからその力を体内に留めるように言われ、試行錯誤して10分もすると脱力感と疲労感で倒れてしまいました。

 

 気がついたらベッドの上で、私は気絶してしまったらしいです。

 

 ただその日はいつもよりもいっぱい食事が食べられた気がします。

 

 ランさんから仕事を教わったり、洗濯や料理の下ごしらえの手伝いをし、寝る前にランさん曰く精孔と呼ばれる精神エネルギーを体外に出すところを刺激してエネルギーを体外に放出し、それを留めることで覇気に目覚めると言われました。

 

 覇気を実際に見せてもらったら腕が鉄よりも硬くなったり、銃弾や剣術を効率的に避けれたりするそうです。

 

 才能のある人はこれを生まれた時や無意識にできるようになるらしいですが、凡人の私は少しずつ気絶する時間を延ばすのがやっとで、回復したコノが初日に一発でコツを掴んだのを見て凄く悲しく成りましたが、私はめげません。

 

 バリウッド王国を出航し、航海中も練習をしてようやくできるようになりました。

 

 そしたら今度は体内を鍛えようと言われて特殊な呼吸法をやらされます。

 

 また気絶するを繰り返しながら私の修行は続きます。

 

 ただコノは天才なのか言われたことをドンドンクリアーしていき、体が弱かったのにもかかわらず、ドンドン皆さんの技術を吸収していきます。

 

 忍術はできないようですが、コノは皆さんから天才だと言われて色々な知識を教わっています。

 

 私も負けてられません! 頑張らないと!

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