【更新一時停止】8人の転生者が大海賊時代を生き抜くお話 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
メルヴィユに上陸して直ぐに島民の漁師の男と出会い、島についてマイトが交渉をすると直ぐに仲良くなった。
「マイトさん凄い筋肉っすね!」
「君の腕の筋肉も立派じゃないか!」
筋肉談義がメインの様な気もするが、仲良くなったのでメルヴィユの村にジパン商会の船員全員と移動した。
メルヴィユの生活区域は進化した強い生物がうようよしているので、動物が嫌う匂いを出す毒を放つダフトグリーンという木に囲まれた地域で生活をしている。
あとメルヴィユの人達はダフトグリーンの毒の解毒剤としてI.Qを煎じた物を薬として何世代も接種していたため腕に翼が生える進化をしていた。
映画では飛んでいたが、まだ自分達が飛べることに気がついていない。
進化の話は置いておいて、このダフトグリーンの木は花粉症みたいなもので、体の許容限界を超えると体に斑点ができて体が動かなくなる。
これを根本的に解決するにはダフトグリーンの木を伐採するのが良いのだが、それをしたら最後猛獣達に襲われるので伐りたくても伐れないのである。
I.Qを煎じて飲むのも進化を促すことで体のダフトグリーンの許容限界を引き上げる事で命を繋ぐ行為なので、体に蓄積したダフトグリーンの毒素を取り除くという行為ではない。
そんなダフトグリーンの中にある村で村長が対応してくれた。
映画ではダフトグリーンの毒で倒れていた老婆の姿に似た初老の女性が横に座っており、映画ではでてこなかった旦那さんが村長らしい。
体に少し斑点が出ているのでまだ体は動くが、長くは無いのだろう。
「西の海から来たマサラ商会の商会長のマイトと言います。こっちから操舵手の···」
と皆を説明していく。
「儂はメルヴィユ島の村長をしているエンじゃ、皆からはエン爺と呼ばれている。こっちが妻のシャミじゃ」
「シャミです」
「商会の船長さんと言われましたがこの島には凶暴な生物が多く、お金になりそうな品は無いかと思われますが···」
「実はうちの商会は海賊狩りもしておりまして、大物海賊がこの島を狙っているという情報を得たので、修行をしながら、その海賊を倒そうと思いまして···海岸近くで住まわせてはもらえませんか?」
「海岸とは言わず村に···」
「いえ、猛獣を倒すのも修行のうちなのと、ダフトグリーンに守られた土地を部外者にいきなり貸し出すのは他の村人から反感を買いそうなのでやめておきます。でも村の食料とかと物々交換をしたいのですが駄目でしょうか?」
「いや、それは良いのじゃが、村で売れそうな物は無いぞ」
「何が売れるかはこちらが決めますので、そちらでは価値が無さそうな物でもこちらでは価値があるかもしれませんよ?」
「そうかのぉ···」
「友好の証としてこちらは蜂蜜(コノが出した物 普通の蜂蜜)を1樽贈りましょう。その代わり海岸近くの土地の租借を許すでどうですか?」
「別に良いが···」
「契約成立ですね」
と村に蜂蜜の入った樽を贈り、海岸近くの土地を借りた。
仮拠点に移動したジパン商会のメンバーはマイトの家に集まり、マイトから今後の方針を発表する。
「この島には強い巨大生物がうようよしているから倒すことでトレーニングとする···で、なるべく早くするが武器をライザに作ってもらって、それを使って頑張れ」
「ただライザはI.Qを栽培できるように品種改良してくれ。現物は村長のご厚意でもらってこれたから···頼むぞ」
マイトの言葉にライザはOKと返す。
「栽培できるようになったらハシラマはそれを増やしてくれ。今後の事を考えると沢山必要になる。フウカはこの島の生物や村との交易で食料を集めつつ、村人と仲良くなってくれ。フウカの性格なら大丈夫だろ」
そのままマイトは続ける
「ムザンはダフトグリーンの薬を頼む。他の幹部メンバーはとにかく修行だ。目標は金獅子だ! ここでキッチリ修行して勝つぞ!」
「「「おお!」」」
と方針が決まった。
転生者達だけが再度集まり、ムザンから骨にエネルギーが集中している事が判明したと聞かされた。
「恐らく封神演義の仙人骨に近い骨格を私達はしている。流石に封神演義みたいな仙人は技術の粋を超えてしまっているが、NARUTOの仙人モードのようなのにはなれるかもしれん」
ムザンの言葉にグダコが仙人モードになる条件を聞く。
ムザンはうろ覚えだがと前置きをして自然エネルギーをチャクラに練り込むことで仙人モードになれると話し、一番適性が高いのはハシラマだろうと言う。
「仙人モードができれば時間限定ではあるが、大海賊や大将クラスの実力を引き出せるかもしれない。あと残りの私達は影分身をして基礎的な実力を上げるのが一番だろう」
と話す。
「ライザ、賢者の石も結構あるのだからホムンクルス作りも始めてみたらどうだ? ワシの血液も提供するが」
とハシラマが提案するとライザは
「う~んと、この中だとフウカの血液が一番良いかも。前から培養は進めていたから、もう少しで成果が出ると思うから待ってね」
と言われた。
グランドラインでもそこまで強い戦闘は起こらなかっただけに少し肩透かしを食らってはいたが、ここからが本番である。
シキに勝たなければ始まらないし、シキの実力も映画よりはロジャーと白ひげが殺りあったシーンやガープがパンチ1発で島を半壊させていたのを戦い抜いた歴戦の猛者と考えた方が良い。
なので、できる限りの準備をするのだった。
メルヴィユの奥の草原でマイトとアンがこの島の原生生物達(クリーチャー)と戦闘を続けていた。
「デトロイトスマッシュ!!」
マイトがバゴンとデカいサイを殴って吹き飛ばしていく。
「流石船長! アタシも負けてらんねーなぁ!」
「おいおいアンは身籠ってるんだから安静にしてろよ」
「ばっか! 戦闘をしねーとストレス溜まるんだよアタシは! ムザンからも許可はもらってるぜ!」
「なら良いが···カマキリがそっち行ったぞ!」
「うお!?」
サーベルでカマキリの鎌を受け止めたアンはカマキリの鎌を力押しで弾いてからカマキリの顔面に回し蹴りを叩き込む。
「けっ! 負けるかよ」
「最初期に比べたら強くなかったな」
「マイト船長の怪力には負けるけどな!」
マイトは起き上がって突進してきたサイを片手で受け止めて顔を掴むと垂直に持ち上げて、更に遠くに放り投げた。
サイはゴムボールの様に何度も弾んで森の中に消えていった。
「デタラメだぜ」
「なに、これでも新世界の化け物達には敵わんさ。金獅子のシキを倒せてようやくスタートラインに立てるんじゃないか?」
「うへぇ、どんな魔境だよ新世界って」
「億超え賞金首がゴロゴロ死んでいく世界だからな」
「魔境すぎる···」
そんな事を言いながらアンはサーベルで巨大カマキリの首を切り落としていた。
「これは···流石に食えねぇな」
「昆虫食は好んではやりたくないな私も」
「殺り損じゃねーか!」
フウカは皆が倒してきた動物の一部と村の野菜や穀物を交換してもらっていた。
「フウカねぇちゃんだ!」
「フウカねぇちゃん昨日の話の続きを教えてよ!」
「よお、フウカ! 今日も来てくれたか!」
「フウカちゃん! 教えてもらったパイ料理皆喜んで食べてくれたわよ!」
とあっという間に村人と仲良くなったフウカは今までの航海で喋っても良い話や、世界情勢や有名な海賊とか海兵のお話を面白おかしく話をしたり、料理を教えたりした。
「なぁフウカさん、俺もマサラ商会に入ることはできねぇか?」
と村を出たい少年少女もフウカの話を聞いて商会に入りたいと言ってきた。
フウカは最初は断っていたが、希望者がどんどん増えていき、10人を超えたのでマイトと相談し村の外の動物を1人で倒せるようになったら商会に入っていいよと言って、フウカは鍛え方等を教えて戦力増強も忘れない。
辺境の島なので外部の様子もニュース・クーに支払える金が無かったので得られずにほぼ無知。
世界政府から追われていると知ってもたぶんピンと来ないから裏切るリスクも低い。
そんなんだからシキに騙されて村人全員労働力として駆り出されるんだよと思いながらもフウカは村人との交流を続けるのだった。