【更新一時停止】8人の転生者が大海賊時代を生き抜くお話   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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七武海になるために1 アラバスタの食糧緊急交易

 20歳に転生者達はなったので本格的に子作りを解禁し、ライザがホムンクルスを作った応用で受精卵を摘出し、賢者の石を埋め込んで培養液で生育し、5歳児くらいまで成長させるべきではないか? と言う案が普通に通っていた。

 

 賢者の石は西の海の時に50個ほど作っていたので、その分だけ子供を体外で育てることができる。

 

 本当はお腹で育てたいが、逃亡生活中であるので戦える戦力は動けなければならない。

 

 メルヴィユ出身者達は戦闘要員よりも労働力なので子作りは推奨しており、食糧事情の改善でベビーラッシュが起こっていた。

 

 そんな事をしていると情報が徐々に集まってくる。

 

 まず転生者達が狙っている七武海の近状であるが、いつの間にかサー・クロコダイルが七武海入りをしており、白ひげと抗争状態で新世界に居ることが確定。

 

 九蛇のハンコックの先代女帝は九蛇海賊団を率いてグランドライン前半の海と南の海を行き来して私掠を行っているのが確定。

 

 それ以外の5名の七武海であるが、原作では聞いたことが無いメンバーである。

 

 青銅を操り、巨大な青銅の大砲で敵船を粉砕する砲王ジンバドル。

 

 巨大潜水艦を母艦とする海賊団の船長ノーチラス。

 

 旧金獅子海賊団傘下で生き残りに唯一成功し、金獅子海賊団の仲間だった船長5人の首で七武海入りしていた逆賊ロドスキー

 

 ビッグ・マムと抗争中、寡黙のデイヴィス。

 

 100の商会、20の港を襲い、高速船の速力の優位を徹底的に活かすのと持ち前の航海能力で海軍の追撃を30回逃げ切り、名を轟かせた逃げ足のヴェイン。

 

 これが今の七武海のメンバーである。

 

 逃げ足のヴェインとか抑止力になる気がしないあだ名の海賊だが、逃げる必要の無くなったヴェインは巧みな航海術で常に優位な砲位置に船を置き、海賊をガンガン沈めているらしい。

 

「···小粒じゃない?」

 

 フウカの言葉に全てが詰まっていた。

 

 なんか原作初期の七武海みたいな迫力が全く無い。

 

 正直ジンバドル、ノーチラス、ヴェインの3名は船の性能ありきで覇気が使えるかも怪しい。

 

「ジパン商会作戦会議!」

 

 マイトの号令で転生者達は机で話し合いを始める。

 

 まず七武海のどいつかを殺して席を空けるのは確定であるが、武功が西の海で海賊根切りの話は威張れるような功績ではないので除外。

 

 原作キャラが七武海になった理由は太陽の海賊団残党(ジンベエ)は魚人との融和の為、九蛇海賊団はほぼ世襲みたいなもの、ミホークは海兵狩りでの被害が甚大過ぎた為、モリアはカイドウと戦い勢力を盛り返せたから、クロコダイルは白ひげと戦って生き延びているから、ドフラミンゴは王位簒奪と元天竜人のコネ、クマは1人で国家転覆に成功し、国家転覆阻止に動いた海軍に甚大な被害を与えたことと政府上層部への裏取引。

 

 2年後編までに加入していた者も、ローはロッキーポートに集まっていた海賊の心臓100個を海軍に送りつけたため、バギーはロジャークルーであったこととインペルダウン脱獄囚の大半を傘下にして活動したため、ウィーブルは白ひげ傘下の海賊を倒しまくったから。

 

 黒ひげも海賊王の息子のエースを捕らえたからと、世界政府が脅威に思うか、政治的に有用か、従順かの3つのうち1つと一定水準以上の武力を持っているかが基準と思われる。

 

 原作でも『強さ』と『知名度』が重要と語られているので、強さはシキを倒した首で担保できるとして、知名度である。

 

「ジパン商会を普通に出さない? それだけで賞金目当てに海賊も海軍も群がってくるよ?」

 

 とランが提案するが流石にヨシカゲがこれは止める。

 

「いや、中将や大将が出てきた場合勝てないぞ?」

 

「だったら七武海のよくわからない奴ら全員倒すか。そしたら政府も無視できないだろ」

 

 と提案、七武海は基本抑止力なのでここを縄張りにしていると公言されている。

 

 九蛇含めてグランドライン前半に居る七武海全員を叩き潰すかと言う方向に話しがなり、海図にチェックマークを入れていった。

 

「あとはジャヤの海賊を一旦整理するか···ただ世界政府加盟国にも恩を売っておいた方が良いな」

 

 と決まり、ジパン商会は偽名のマサラ商会を捨て、政治力を有する新興財閥という意味のあるオリガルヒ武装会社に商会名を変更する。

 

 そして世界政府加盟国に恩を売るために、新聞で大旱魃により飢餓が発生するかもしれないと囁かれているアラバスタ王国に目をつけたのだった。

 

 

 

 

 

 そうと決まれば話は早い。

 

 ジパン商会のメンバーやマゴニアの国民にジパン商会は名称を変更してオリガルヒ武装会社に名称を変更したことを通達、ハシラマに交易兼会社の母船であると思わせるために木遁で5万トン級のタンカーの様なハリボテの巨大船を作ってもらい、フワフワの実の力で操る。

 

 3重の木壁により浮力を確保、武装はペンキで色を着けただけの海軍の戦艦の様なハリボテの大砲を設置する。

 

 普段はマゴニア島の中央にある人工湖に浮かべて、必要時にマイトがフワフワの実の力で島の外に移動する形を取る。

 

 ハシラマがハリボテ巨大船を作っている間に、マゴニア島を浮遊させ、雲を延々と生み出すダイアルを網に入れた状態で海に落とす。(網に入れてるのは回収できるように)

 

 すると海底火山が噴火したような感じで雲が登り、上空に滞空するマゴニア島をすっぽりと隠してしまう。

 

 次にラン、メアリー、グダコの3名がダイアル搭載の小型動力船に乗ってアラバスタ王国に上陸し、内情の偵察を行う。

 

 約2週間偵察をした結果、国王が食糧備蓄を解放して飢餓をギリギリ耐え凌いでいる様子であり、マゴニアの食糧を輸出しても賄いきれないだろうとランが言い切った。

 

「今回の目的は心情を良くすること。他の商会が飢餓に漬け込んで高く売ろうとする中、相場よりも安く売ることでアラバスタ王国の王族や国民の信用を勝ち取る方が後々効いてくるでしょ?」

 

 と食糧の管理をしているフウカが言い切り、マイトの許可で作戦が決行された。

 

 ついでにカームベルトに居た海王類を数体倒して島民総出で加工して輸出用の食材にした。

 

 ダイアルを活用して巨大ミキサーを作り、ミンチ肉に加工し、樽に塩漬けにして詰めていった。

 

 

 

 

 

 マイトは船を操作する必要があるので出向く事ができないため、会社の代理人としてランが役所に堂々と乗り込んだ。

 

 政府の手配書が出来の悪い似顔絵なのを良いことに(サンジの絵よりも似てない)役人と交渉を行った。

 

「塩漬けの肉樽1万樽、小麦粉25キロを1万袋、芋5000樽、米1万俵···」

 

「待て待て、オリガルヒ武装商会と言ったな。出身国もマゴニアと聞いたこともない国だぞ! そんな量の食材を本当に売ることは可能なのか?」

 

「勿論! アラバスタ王国が危機は遠い海でも噂になっていまして、本船に先立って連絡しに来たのですが···勿論料金は後払いで良いです」

 

「···信用できんな···マゴニアだったか、世界政府非加盟国か?」

 

「はい、世界政府への加盟を目指しているので加盟国であるアラバスタ王国を助けることで口添えをお願いしたく···」

 

「1役人の私では判断しかねる。上に話を通しておく」

 

 と信じていないようで案の定たらい回しにされる。

 

 しかし港に商材を詰め込んだ巨大な商船が現れると状況は一変し、大臣が出向いて外交交渉に近い形となった。

 

 役人が船に乗り込んで確かに食材が満載されていることが判明すると、大騒ぎになり、合流したマイト含めて大臣と交渉が行われ、マゴニア共和国の承認と15億ベリーの輸入契約が成立した。

 

 国の有事に助けてくれたとしてアラバスタ王へ拝謁する権利を与えられ、面識を持つことができ、感謝状まで貰えた。(ルフィの場合はビビ王女と国家転覆の危機を救ったからアラバスタ王と面識を持てた)

 

「マゴニア共和国とはどんな国なのだ? 聞いたことが無いが」

 

 アラバスタ王は挨拶をした社長であるマイトに質問をし、マイトは

 

「海遊国家で、土地はあるのですが海流によって流されてしまうのです。基本的にカームベルトを流されております。人口も少なく、前までは天上金を支払う能力がなかったのですが、我がオリガルヒ武装会社はそこそこの軍事力を有していますので七武海になることにより天上金の一部費用を免除してもらえれば支払えると試算されまして」

 

 とある程度の理由を付けて七武海入りをしたい話をする。

 

 非加盟国を加盟国にするのは大国であるアラバスタの王でも難しいが、七武海に推薦する事は可能である。

 

「マゴニアの世界政府加盟は難しいが、七武海に推すことはできる。アマゾン・リリーの様に七武海の縄張りとして国家の安全を保証する形の方が良いだろう」

 

 と現実的な提案をしてくれる。

 

 マイト的にもその言葉の方がありがたい。

 

 こうして世界政府加盟国の危機を助けに入ったという良い意味でのエピソードができたので、後は暴れるだけである。

 

 アラバスタ王国には代金を受け取ると早々に立ち去った。

 

「ジャヤに再度向かう!」

 

 進路をジャヤに向けたのだった。

 

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