【更新一時停止】8人の転生者が大海賊時代を生き抜くお話 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
マイト達が帰ってくる前に悪魔の実について知っている知識を話し合う。
これは前世で悪魔の実の考察をネットにあげていた事のあるグダコが詳しい。
「まず悪魔の実は超人系、動物系、自然系の大まかに3種類があって、超人系は肉体の変化、体を鉱石にするとか、体の性質をプラスチックにするとかそういうの。ロビンのハナハナの実も肉体を咲かせるだから超人系に分類されるよね」
「次に動物系は肉体に動物の性質を付与する能力になる。蜘蛛なら糸を吐ける、チーターなら足が速くなる···とかね」
「自然系は文字通り自然で天候や災害、温度なんかが自然系に分類されるよ。旧三大将の赤犬、青雉、黄猿の3名がわかりやすいよね」
「これがワンピースのグランドライン前半での知識」
転生者は基本エッグヘッドまでの知識はあるから知っている内容の復習となる。
グダコは続けて
「ここから更に悪魔の実の覚醒と悪魔の実の複製が出てくる」
「悪魔は熟練度とその実の本質を理解することで覚醒することができる。ルフィのギアという段階を踏んで最終覚醒状態の5に至った。ただ、ベガパンクは悪魔の実を誰かが望んだ願望の具現化と言った。能力者本人の肉体と精神が悪魔の実に追いつき、これができると確信できた時には悪魔の実は覚醒すると私は考えている」
「動物系は想像がしやすい。実物がいればもっと性質を理解できるからね。超人系も自然系に比べればまだわかりやすい。自然系は原作では覚醒描写はなかったけど、影響範囲の拡大とかだと思うけどね」
「自然を理解するのは並外れた知識量と精神力が必要だし、作中で特別扱いされている幻獣種系解釈次第で神に等しくなる。現に太陽神が出てきてるし」
「覚醒は精神力と肉体が一定水準あることと、能力の認識の拡張で成り立つ」
「覚醒に等しく悪魔の実は複製することができる。これはシーザーやベガパンクが証明しているし、作中では血統因子て言われてるけど生物コード···能力者のDNAから人間のコードをマイナスすることで悪魔の実の遺伝子情報を引き出して複製ができると思うんだよね。これは仮説でもあるけど」
「シーザーが不完全な悪魔の実しかできなかったのはこのコードの解析が不完全だったからだろうからね。同じ悪魔の実の『オリジナル』は2つと存在しない。だけど複製することができれば悪魔の実の能力者を量産することができる。成功難易度はこれも動物系、超人系、自然系と前の方から順に簡単になる」
「長々と語ったけど、現時点での悪魔の実の複製は不可能。ゲノムやDNA解析できる施設もなければ、それを培養できる施設も無いからね。シーザーもベガパンクも悪魔の実の複製に島1つを改造しているし」
「うーん、グダコちゃん、錬金術ならその条件を突破することは可能かもしれないよ」
とライザが言う。
「不完全な物質を完璧な物質に変化させることが錬金術の本質であり、物質の変化で遺伝子コードの解析は人体錬成で応用できると思うよ。悪魔の実の複製よりは『セラフィム』(ベガパンクが作り出した七武海のコピー 改造クローン人間)に近いかもしれないけど血液さえあればそれを元にした能力を持つクローン兵の製造は後々可能になると思うよ。あとは道具に悪魔の実の力を宿す事も出来るけど、これ覚醒できないからすごいもったいない使い方だよね」
とライザは倫理観を捨てれば作中でも後半の技術を行うことが可能と断言した。
で人間の複製が可能という方は邪神が言った転生者や転生者の子供はチート以外の才能が遺伝するのは確定している。
つまり鍛えれば鍛えるだけ成長限界が無い強者を生み出すことができるのだ。
「まぁ材料集めるのとすごい時間がかかるけどね···」
ライザは邪神の言った言葉がずっと気になっていた。
『君達の子孫···あ、もし現地の人と交わった場合でも才能は引き継がれます。チートは個人に与えるから引き継がれないよ』
これが君達の子孫ではなく自身のコピーであればチートも引き継がれるのではないか···と。
一番有益なのはヘイローを持つフウカである。
ヘイローは神秘の源であり、神秘を武器や拳に込めることで凄まじい破壊力を出すのはブルーアーカイブをプレイしたことのあるライザは理解していた。
(ハシラマ細胞は作中屈指の劇物だったからな。ヘイローなら肉体の修復効果も高いから複製体の短命の問題も解決できるだろうからね。うん、自身の欲が危ないね)
グダコから受け取った悪魔の実の解析を早速始めるライザであった。
「いやぁ参った。バリウッド王国の定住は厳しい。移民に対して寛容だけど初年度の税金がめちゃくちゃ高い。1人1000万ベリーとかやばすぎるだろ。そりゃ不法移民がマフィアになるわ」
外回りから帰ってきたマイトとハシラマが愚痴を言い始める。
出迎えたフウカが先程の悪魔の実の話をすると
「え? 何してるのグダコのヤツ」
と若干引いていた。
普通の日本人なら初手マフィアに泥棒するとか言うヤバい行為ができるのはなかなか居ない。
「本人の資質だろうな。積荷も終わったし、一泊してから出航するか?」
「そうだな」
ハシラマの言葉に船長ことマイトはそう答える。
するとバンと扉が開いてライザが飛び込んできて
「ハシラマ! 木遁分身に悪魔の実を食べさせたらどうなるか実験したいんだけど」
と言ってきた。
ライザ曰く悪魔の実は能力者が死んだ場合近くの果樹に果実が悪魔の実になるっぽいのだが、グダコのレーダーで悪魔の実が再ポップする実験を今のうちにしておいたほうが良いと言ってきた。
ハシラマは分身だと万が一自身が能力者になる可能性もあるからとライザの提案を一旦拒否した。
「ただ納得のいく悪魔の実なら実験したい」
とも話す。
ただ好奇心に火が付いたライザは実験を行うために船の果実を集めて町の野良猫を捕まえてきて実験を行った。
まず野良猫に悪魔の実を食べさせて能力者にさせる。
それを直ぐに絞める。
猫が死んだと同時にグダコのレーダーで悪魔の実がどこに移動したかを確認するという実験だ。
···実験の結果興味深い事がわかった。
まず能力者が無くなった場合近くの果実に宿るのは正しい。
しかし、一番近くの果実ではなく、数百メートル範囲内の誤差があること、もしその範囲に果実が無かった場合遠くに移動する結果も判明した。
黒ひげがこの悪魔の実の性質を理解していた場合、能力者狩りができていることにも納得がいく。
5匹の猫やネズミが犠牲になったが、これで黒ひげが悪魔の実を求めて白ひげ海賊団に入っていた理由もわかった。
だって能力者を殺せばその海賊船か自身が乗っている白ひげの船を漁れば悪魔の実が宿っている可能性があるのだ。
フルーツが好きだからと自室に果物を多く保管していたら完璧である。
船ごと沈められて流された貨物の中に悪魔の実がある可能性もあるし、悪魔の実を水に沈めても浮く事がわかったので、海流に乗れば世界各地に散らばるはずである。
ただ疑問は空島のエネルがゴロゴロの実をどうやって手に入れたかである。
恐らく空島に向かう途中で能力者が死んで、たまたまエネルの近くに悪魔の実がポップした説がこの検証結果から一番近い可能性が高い。
「悪魔の実の能力者を殺すのなら海上が原則」
「悪魔の実レーダーを持つグダコは悪魔の実を食ってはいけない。(海に悪魔の実の入った貨物が沈んだらグダコ以外探せないから)」
と実験結果をライザが発表して一番食べたがっていたグダコが悪魔の実を食べられないという悲しみを背負うことになったのだった。
この小説ではこれでいきます