制服創造の厨二系堕天王子   作:戦魔王ゼロ

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とうとう駒王学園に突入します!!


学園突入!!剣士の宴

 

これは、今から3年前の話ーーー

 

『ーーーはぁはぁ、噂以上ね!これ以上にない程、殺し殺されあい(愛しがい)がある男は久しぶりね!!』

 

『とりあえず、黙ってくれない?この変態殺人鬼(マゾヒスキラー)ーーー』

 

そこには二人の男が血に塗れた状態で、相対していた。座り込んでいる1人はキャラメル色の髪をした長身の偉丈夫。もう一人は、切り株(ドライアド)で女体化し、ゴミを見るような眼で、その男を見る魁人

 

この男は、その当時、老若男女種族問わずに、ムカついたら殺し尽くす大量殺戮者(シリアスキラー)として、裏の世界から手配されていた男で、様々な組織が彼の命を狙ったが、何故か、殺せず、それどころか、逆に命を奪われていった。

 

彼は、とある神器(セイクリッド・ギア)に目覚めていた。

 

その神器(セイクリッド・ギア)の名は虐殺公の紅刃(スカーデット・ブラッドエッジ)。血に干渉する概念系神器で、血を操作して、敵に刃としてぶつけて切り刻んだり、自身の血液を操作して傷口を塞いだりと応用性に富んでいる。また、相手の血液に干渉することもでき、相手の血液の流れを止めて、相手の血管を詰まらせて殺したりと凶悪性が最も高い神滅具に匹敵する神器とされている。

 

この神器の力を用いて、この男は遠近問わずに相手を殺すことが可能で、神器の名から虐殺公(スカーデット)と呼ばれて忌み嫌われていた。

 

表の世界での被害がなかったのは自身の真の姿を隠していたからで、いずれ暴走すれば、表の世界でも何万人という単位で、人々が殺し尽くされていたと言われている。

 

それを防いだのが、魁人だった。

 

神の子を見張る者(グリゴリ)の命を受けて虐殺公(スカーデット)を抹殺しにきた魁人は、あえて、彼の琴線に触れる行動を取り、おびき寄せた後、三日三晩という時間を掛けて殺し合った。

 

最初は、苛つきで魁人の存在すらも消し去ろうと虐殺公(スカーデット)だったが、自身の力を受けても即座に対応して、殺しに掛かる魁人に、次第に魅了されーーーそして、今に至る。

 

「最後に、あなたが見せてくれたアレ、最高ねーーーまさに神のーーー」

 

「黙れ。だから、使いたくなかったんだーーーそれでも殺し尽くせねとか、本当に人間か?」

 

「貴方に、言われたくないわーーーねぇ、殺せない私を貴方はどうするのかしら?」

 

「ーーー表向きには抹殺したと報告する。だが、しばらくは俺の下で、貴様を管理するーーー異論は認めん」

 

「ーーー良いわよ。ねぇ、貴方の力なら、私も性転換できる?」

 

「ーーーできるが、何故かお前にやると、色々と面倒になりそうだから、嫌だーーー」

 

そう言って、制服を黒套(ブラックコンバットスーツ)に変えて、元の姿に戻った魁人は、色々と頭の中で考えた末にーーー

 

「ーーーとりあえず、名前と姿は変えないとなーーー」

 

その後、辺り一帯が青白い光に包まれた。

 

 

そして、時間は戻り、現在ーーー

 

「ーーーやってくれたな、伽羅!!」

 

『うん!これこれ、やっぱり、魁人くんのお仕置きはたまらないわね!!!』

 

駒王学園正門前で、魁人は、シトリー眷属の救援に向かって、その後合流した伽羅にお仕置きしていた。

 

お仕置き方法はマドカが展開した水球の中に、魁人が作った拘束服を着せて閉じ込めるという、普通に拷問と言われても可笑しくない方法だが、伽羅は嫌がるどころか喜んでお仕置きをつけている。

 

その光景にグレモリー眷属も、合流したシトリー眷属、ゼノヴィア、剣の達人達も驚きを通り越して、訳が分からなくなっていた。

 

「ねぇ、あの伽羅色の髪の美少女が、黒葬機関(ブラックパニッシャーズ)の幹部の一人って本当?」

 

「えぇ。あそこで、喜んでいる変態(マゾ)黒葬機関(ブラックパニッシャーズ)でも魁人と同レベルの問題児かつ変態のーーー」

 

「待て、マドカーーーあいつと同じでは無い!!」

 

「同じでしょ。女装して喜ぶあんたと水球の中で喜んでいる伽羅お姉様ーーー同レベルの変態でしょ!」

 

「待って、萌黄!!俺って、君にそんな眼で見られてたの!?」

 

伽羅と同じ切り株(ドライアド)の制服を着た緑の髪の少女、萌黄の一言にショックを受けた魁人であった。

 

 

しばらくしてから、お仕置きを終えると伽羅、萌黄、そして、マドカを含めた黒葬機関(ブラックパニッシャーズ)のメンバーは制服を、元々着ていた黒の彼岸花(リコリス)に戻し、その前に、黒套(ブラックコンバットスーツ)を纏った魁人が立つ。

 

「ここにいるメンバーが全員では無いが、黒葬機関(ブラックパニッシャーズ)のメンバーだ。俺を含めて、全員何かしらの罪を背負っている。あと、伽羅に関しては、申し訳なかったーーーアイツは、こう見えて虐殺公(スカーデット)という大量殺人鬼でなーーー」

 

「カイくん!人のプライバシーをバラすのはいけないぞ♡」

 

そう言って、魁人の首を絞めるような感じで背後から手を添えて、背中にもたれ掛かる。

 

いつものことなので魁人も、黒葬機関(ブラックパニッシャーズ)の他のメンバーも無視している。

 

周りは、その光景に頭が痛くなっていた。

 

 

「とりあえず、ここから死地だ。死ぬ覚悟が無いものは『四季彩』で待機してくれ。あと、さっき連絡で、自衛隊の方も包囲網を形成し、公安のエージェント達も配置についたらしい」

 

「ーーー厳しいことを言うが、グレモリー眷属はともかくシトリー眷属は、今回の戦いには参加を認められない。理由は説明しなくても分かるな?」

 

「ーーーサポートという形で、駒王学園を守っていきたかったですが、あの光景を見せられたあとでは、おそらく満足に動けないでしょうーーー『四季彩』でお姉様を含めた悪魔の軍勢の到着を待ちます」

 

「話が早くて助かるーーーこれは、この戦いが終わってからの話だが、個人的に、今回の件をお詫びしたいーーー時間を作れるか?」

 

「えぇ、作れますが、何をーーー」

 

「君たちシトリー眷属の強化について、神の子を見張る者(グリゴリ)の技術で何とか出来そうでね。特に匙元士郎に関してはーーーー」

 

魁人は、小声でソーナ・シトリーに耳打ちする。

 

「ーーー分かりました。必ず時間を作るので、勝って戻ってきてくださいーーー」

 

ソーナは、魁人の提案を受け入れ、『四季彩』に眷属共々戻ることにした。

 

「嗚呼。約束するーーー萌黄、シトリー眷属達を頼む」

 

「分かったわーーーでは、お姉様ーーー」

 

「えぇ、頑張ってね〜♡」

 

その後、萌黄を含めた黒葬機関(ブラックパニッシャーズ)の殆どがシトリー眷属と共に『四季彩』に戻って行った。

 

 

「本当は、グレモリー眷属も撤退して欲しいが、この地で活動する以上、必ずグレモリーの関係者がいないと政治的問題が発生する。だからこそ、各々、俺が作った制服が込められたカードを幾つか渡しておく。特に、兵藤一誠ーーーお前の神器は攻撃だけではなく、味方を強化することもできるからこそ、回復役のアーシア共々狙われやすいから、幾つか相性のいい制服を選んでおいた。神器の中に入れておけば、神器を媒介に具現化が可能だ。活用してくれーーー」

 

そう言って、魁人はグレモリー眷属達に創造した制服を収納しているカードを渡す。

 

「さっきの零式(タイプゼロ)同様に、カードは神器に装填する又は額といったエネルギーが集まりそうな部位に当てて念じれば、その制服の力の使用が可能だーーー装填!!」

 

そう言って、腰に差していた零式(タイプゼロ)を抜き、スロットを展開する。展開後、持っていたカード1枚を挿入し、スロットを閉じ、そして、トリガーを引く。

 

〈Create Card,RideーーUniform.Cross Up!!〉

 

先程の戦い同様に零式(タイプゼロ)から、喧しい音声が鳴る。

 

換装(クロスアップ)冥黒の錬金術師・零式(ダークゼロ・デスロトイアルケミスト)!!!」

 

〈Dark Zero Destroy Alchemist!!〉

 

音声と共に発生する青白い光に包まれる魁人。

 

そして、光が消えるとーーー

 

「・・・仮面ライダードレッド零式っすか。何で、P◯xivにありそうなライダー少女みたいになってるっすか!!!」

 

「あくまでも制服という体裁だからなーーーちなみに、この零式(タイプゼロ)禁手化(バランス・ブレイカー)時に、完全な仮面ライダー化する」

 

そう言って、女体化し仮面ライダードレッド零式のライダー少女となった魁人に一誠は思わずツッコミを入れた。

 

そしてーーー

 

「木場祐斗は、もう少しで来るが、待っていられない。突入を強行するーーー」

 

そう言って、零式(タイプゼロ)を上段に構える。武装色の覇気を纏わせて、そしてーーートリガーを引く。

 

目標は駒王学園を包みこんでいる結界ーーーそれに向けて、零式(タイプゼロ)を振り下ろす。

 

〈Dual Divine Slash!!〉

 

音声と共に光力と魔力が剣先から同時に放出される。父アザゼルが考案した本来の神器としての使い方ーーー相反する力によって反発した二つの力は圧倒的なパワーを持つ。本来ならば、制御が効かないものだが、武装色の覇気で包み込み、なおかつ、今纏っているドレッドの力ーーー暗黒の錬金術を用いた戦闘技術を組み込むことで、圧倒的高まったパワーの斬撃が結界に衝突する。

 

「はあああああ!!!」

 

パリン!!

 

大きなガラスが割れるような大きな音が起き、崩れる結界ーーー

 

「覇気で強化した上の一撃だったが、結界を割るのに、更に、力を入れてしまったーーー絶霧(ディメンション・ロスト)絡みで作られたものか」

 

「簡単に割れたように思えたけど、そこまで固かったのかーーー」

 

「おそらく、この結界が割れなければ、この戦場に立つ資格無しということだろうな」

 

そう言って、駒王学園の方向に指を指す。

 

するとーーー結界の割れた先から先程よりも強い堕天使や、はぐれ悪魔祓い(エクソシスト)、そして、ケルベロス、ヒュドラといった神話に出てきそうな魔物たちが襲ってきた。

 

ちなみに、魔物たちは、全体、神の子を見張る者(グリゴリ)で作られた複製体(コピー)である。ただ、戦闘力は上級悪魔10体いても、簡単に蹂躙できるレベルである。

 

 

「さぁ、決着をつけようーーーコカビエルの叔父貴!!」

 

武装色の覇気を纏わせた零式(タイプゼロ)の剣先をコカビエルが待ち構えている方向に向けて突撃するのだった。

 

 

 

 




とうとう駒王学園に突入しました。

一誠達に渡した制服も次回以降明らかにしますので、お楽しみに!

この章が終わってら、設定集を更新したいと思います。今回登場した萌黄を含めて、色々な設定を盛り込むつもりですのでお楽しみに!
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