いよいよ、祐斗の禁手が解禁します。
原作以上に強化さた聖魔剣の力をお見せします。
木場祐斗が禁手に至り、聖魔剣と呼ばれる新たな力を手にしたのは魁人とコカビエルが激突の最中であったーーー
木場祐斗とフリード・セルゼンは自身の目の前に立つ
荒れ狂う斬撃の嵐ーーーそれは、覇気で強化された斬撃によるもので、直撃した所はサイコロ状にバラバラに斬り裂かれていた。
片や、抑止の代行者の力、正義の味方を再現した
片や、円卓の騎士及び騎士王の聖剣の力によって、剣の英霊と化した
互いの力はぶつかり合い、拮抗をしているかのように見える。
『ーーーそう言えば、この
そう言って、即座に木場の斬撃を全て打ち払ったフリードはエクスカリバーを頭上に掲げる。
『
フリードは、聖剣ガラティーンの使い手にして太陽の騎士ガウェインの名を叫ぶーーーすると、エクスカリバーが共鳴するように白く輝き、全てを包み込む光を放つ。
突如、発生した光を祐斗は思わず、後方に飛んで、その光を回避した。
だが、間に合わずーーーその光を浴びてしまう。
しまったと祐斗は、その光から脱出しようとするが、どうやら、攻撃の為の光ではなかった為、そこまでのダメージは感じられなかった。それでも、光が眩しく、眼を思わず瞑ってしまう。
しばらくすると、光が消えた為、眼を開いた木場は驚愕した。
何故ならーーー
「さっきまで、夜だったのには日が出ているように明るい!?」
『これが、この
そう言って、エクスカリバーから炎の斬撃を飛ばすフリード。この炎には聖剣ガラティーンの力が付与されている。
「なるほど、不夜ーーーつまり、今は太陽が出ている状態を再現する
自身が持てる力で斬撃を逸らすも、先程よりも能力が3倍になった為、受け止めることが出来ずに吹き飛ばされてしまう。
吹き飛ばされた祐斗に追い討ちを掛けるようにーーー
『さらに、
その叫びと共に赤い稲妻がフリードから発生される。
叛逆の騎士モードレッド・・・アーサー王の姉、魔女モルガンが手に入れたアーサー王の精子を自身に宿して生まれたーーーいわゆる不義の子であり、自身を認めないアーサー王に激怒し、円卓を完全に崩壊させて国を滅ぼした最凶の騎士ーーーモードレッドに与えられた
この
『流石に、俺自身はモードレッドみたいに宝具なんて連発できないぜ。けど、魔力が即座に回復するなら、こんなふうに使う事もをできるZE☆』
そう言いながら、自身から赤い雷撃を纏わせる。
そしてーーー
『隙あり!!』
赤い雷撃を纏ったフリードが、瞬時に間合いを詰めて、祐斗の懐に入る。
『
再現したのは、理想の騎士と称えられながらも、アーサー王の正妃ギネヴィアとの不貞によって円卓崩壊を招いた裏切りの騎士ランスロットーーー彼に与えられた
故に、生半可な反撃は無効化され、そしてーーー零距離となったフリードはエクスカリバーの切っ先を祐斗に突き付けた。
『これで、仕舞いだ!!
黒い極光が祐斗を飲み込むように放たれた。
『ーーーここは、何処だ?僕は、死んだのか!?』
気がつけば、全体が何も無い真っ白の空間に漂っていた祐斗。覚えているのは、フリードが零距離で放ったエクスカリバーの真名解放による黒い極光に飲み込まれたまでは覚えていた。
『ーーー僕は何もできなかった。同志ーーーそして、眷属のみんなーーー申し訳ーーー』
涙を流し嗚咽しながら、自身の敗北を祐斗は懺悔する。
その時ーーー
『ーーー懺悔する暇があるのなら、この状況をどうにか打開する為に考えを巡らせろ、たわけ!!』
『その通りだーーー木場祐斗、いや、この場合はイザイヤと呼ぶべきか?』
『貴方がたはーー』
二人の男の声が聞こえた。祐斗は驚愕しその声に反応した。
すると、声に反応するように祐斗の目の前で二つの光が現れて、人の形を為す。
一人は、赤い外套を纏った褐色肌に白髪の男性ーーー自身が纏っていた制服の持ち主、赤い
そして、もう一人はーーー長い金色の髪に、聖なる力を纏った
『ーーー私の名はエミヤシロウ、君が麻羽魁人からもらった制服ーーー赤原礼装を元に抑止の輪から召喚された者だ。そして、あの方はーーー』
エミヤが、敬意を表しながら、もう一人の男性を紹介しようとしたが、男性は手で制し、口を開く。
『ーーー私は聖書の神と呼ばれる者、ヤハウェと呼ぶ者もいるが、好きにしていい。私は、先程までーーー麻羽魁人の
男性は、先程まで
『貴方が、あの聖書の神ーーー再誕?それじゃまるでーーー』
『嗚呼。先程、我が子の一人であるコカビエルによって明かされたが、私は三大勢力の戦争で乱入した二天龍を封印後、死に至ったーーー死の原因は、戦争による傷ではなくーーーとある獣を封印したことの代償によるものだ』
『ーーー聖書の神は死んでいた?それに、獣の封印ってーーー話が追いつかない!!』
『気持ちは分かるが、落ち着けーーー木場祐斗。聖書の神、いや、この際はヤハウェ殿と呼ばせてもらうが、何も知らない相手に、この情報量は酷だと思うぞーーー』
エミヤは、混乱する祐斗を落ち着かせながら、聖書の神ーーーヤハウェに苦言を呈した。
少し間を置いた後ーーーヤハウェは祐斗に今までの経緯を話した。自身の再誕及び、外で何が起きたのかーーーそして、何故、祐斗が消滅せず、この空間に漂っていたのかをーーー
『この空間は、
『まさか、このような形でリン、魔術師達の大願していた光景を目にするとはなーーー』
そう言って、エミヤは苦笑しながら、かつてのマスターにして、衛宮士郎と呼ばれていた頃の思い出の一人である遠坂凛を思い出していた。
『身体が消滅した後でも、私の力は不滅だ。意志は聖槍に封じ込めて、生み出す力を
『それほどまで、強い力を持っていたなんてーーー魁人さん、あまりにも格が違い過ぎる』
『同意だ。制服という媒体であれば、神の再誕は勿論のこと、数多の空想を真に迫った形で再現できるーーー
魁人の力に驚愕し、称賛する祐斗とエミヤーーーそんな2人を見て、ヤハウェはーーー
『魁人自身は呪いと称しているがなーーー』
二人には聞こえない声量で、魁人の苦悩を呟いた。
『ーーーイザイヤ、否ーーー木場祐斗よ。貴公を、この空間に呼んだのは、バルパー・ガリレイが残した、この結晶による願いを聞き入れた為ーーー』
そう言って、魅せたのは聖なる力を帯びた結晶であり、これはバルパーが死ぬ直前にマドカに渡したものだった。ちなみに、マドカは、それを何処かに転移させていたが、それは木場祐斗の纏う制服のポケットの中だった。
結晶から流れ込んできたのは同胞たちの記憶、そして、願いだった。
『生きて、イザイヤ!』
『俺たちの分まで!』
『幸せになって、イザイヤ!!』
数多の同胞たちの願いを知った祐斗は涙を流した。
そう彼らは、誰一人とも復讐を望んでなかったのだ。
全員が望んでいたのは、自身の未来についてーーー
『ぼ、僕はなんてことをーーー』
『ーーー私も君と同じような経験がある。私も過去に犯した過ちを正すために、過去の私と戦ったこともあったーーーそして、答えを得たーーー』
そう言って、第5次聖杯戦争を思い返すエミヤーー様々な√で経験したことや戦いを眼を閉じて振り返っていた。
『だからこそ、言う。君は、まだやり直せるーーー君は、今度こそ、何を願う。何の為にーーー剣を振るう?』
再び、眼を開けたエミヤは祐斗に問いただす。
今後、どうしたいのか?何を持って、剣を振るいたいのか?
エミヤの問に対して、祐斗は涙を拭った後、彼らに宣言する。
『僕は、仲間を護る剣となりたい。仲間と共に夢へ挑む為の翼となりたいーーー』
その宣言に呼応して、聖なる結晶が消え、祐斗に吸い込まれる。やがて、祐斗に翼が生える。一つは、悪魔の黒き翼が、そして、もう一つは聖なる力、天使を彷彿とさせる白い翼が、新たに形成される。
『行こう、同志よーーー僕の夢のために、今度こそエクスカリバーを超える!!』
翼が消えた途端、一振りの剣が創られる。聖なる力と魔の力が、打ち消すことなく共存した真なる剣ーーー
『聖魔剣ーーー聖と魔が共存した真なる剣にして、今後の世界を象徴する調和の証ーーー故に、名を贈ろう。木場祐斗、貴公の
ヤハウェが両手を広げて、この白い空間に呼び掛ける。
すると、祐斗の前に無数の光が現れて、人の形となる。その数は、無限にも等しくーーーそこには、何と自身の師匠や、剣神スサノヲ、佐々木小次郎に宮本伊織もいる。
そして、それ以外の者も剣を腰に下げていたり、背中に背負っていることから剣士であることが分かる。
『行ってこい!木場祐斗、否ーーー聖魔の騎士よ!!』
そして、エミヤの隣に一人の女性が形成される。彼女の掲げし剣は、まさにエクスカリバーそのものーーーつまり、彼女こそアーサー王、否ーーーアルトリア・ペンドラゴンその人だった。
『新たな剣聖にして、聖魔の騎士よーーー我らを超えて、その先に飛べ!!』
アルトリアの掛け声と共に各々が剣を構える。そして、祐斗も、それに応じて聖魔剣を構える。
そして、彼らは、そのままぶつかりあうのだった。
気がつくとーーー
『零距離で撃ったのに、何で立っている。それに、その力ーーーまさかーーー』
どうやら、自分は、フリードのいる場所に戻れたらしい。聖書の神の奇蹟と、エミヤを含めた剣士達の邂逅に感謝しつつ、祐斗は新たな力ーーー聖魔剣を創造する。
「ーーー先程、力は見事だったーーーフリード・・・今度は、僕の番だーーー」
『ハハハッハハーーー至ったんだな!
「その解釈は間違いでは無いが、生まれ変わり至ったーーー」
『生まれ変わり?まさか、魁人の旦那と同じく!?』
「嗚呼、堕天騎士フリードよ。改めて、告げようーーー僕の名は!!ーーーリアス・グレモリーの眷属、
木場祐斗が聖剣の因子を受け入れ、それを聖書の神が祝福したことで生まれ変わった、
そして、その
「我こそはーーー聖魔の剣を掲げし騎士にして、新たな剣聖なりーー」
祐斗が聖魔剣を掲げて、詠唱するーーーそれに応じて、周囲から無数の人影が現れる。
「我が歩みし道は、数多の斬撃と血飛沫が飛ぶ修羅道に非ずーーー」
人影は、やがて、剣を掲げて、祐斗の元に突き進む
「我が歩むは、仲間と共に数多の困難に立ち向い、夢に挑む為に笑いながら護り抜く騎士の道ーーー」
迫りくる人影を一刀両断で斬り伏せる。斬られた人影は、そのまま吸収されるかのように、祐斗が纏う制服に纏わりつく。
それが、やがて、祐斗自身を包み込み黒い繭を形成するーーー
「我が剣に宿りし、無限の剣豪よーー夢幻を宿した剣技よ!!」
黒い繭から幾つもの白い斬撃が走り、崩れていく。
すると、そこから現れたのはーーー黒と赤を基調とした鎧と言うには軽装であるが、それでも先程纏っていた制服より防御力が高そうな格好をした祐斗が現れた。
「我が同胞を護る剣として、聖魔の剣に宿れ、
その声と共に聖魔剣が共鳴し、形を変える。両刃の剣から片刃の、自身の師匠達のような剣豪や剣神スサノヲが使うような太刀のような形状となる。
「
『おもしれぇ、やってみろや!!』
聖魔の力と無数の剣豪の技を宿した片刃の聖魔剣もとい、聖魔刀ーーー
魔の力で聖なる騎士たちの祝福と無双の戦技を宿した魔聖剣ーーー
その力を持つ二人の剣士達が、再びぶつかり合った。
木場の禁手及び神器をオリジナル化させました。ちなみに、禁手の時の格好はFGOの魔神沖田オルタをイメージしています。
次回、いよいよ、剣士対決決着!!
お楽しみに!!!