制服創造の厨二系堕天王子   作:戦魔王ゼロ

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今回で祐斗とフリードの戦いが決着します。




剣士の戦い、決着へ

無窮を翔ける(レジェンド・ソードマスター)聖魔の剣聖(・オブ・ビトレイヤー)ーー聖剣、魔剣だけでなく聖魔剣を創り出す真剣鍛造(トゥールスソード・ビトレイヤー)禁手化(バランス・ブレイカー)

 

その力は、数多の剣士達の力を再現する言わば、フリードの禁手化(バランス・ブレイカー)である堕天騎士の(ダウンフォール・ブレイド)聖剣魔鎧(ナイト・ソードメイル)に少し似ている。

 

ただし、力をそのまま再現するのではなく自身の技へと組み込んで昇華させていく。なお、刀剣や剣技だけではなく剣士達が纏っていた装束を再現して形成する事もできる。これは、神器が生まれ変わる際に魁人が創った制服が宿ったクリエイトカードを取り込んだ事で得たイレギュラーで発現した力であり、現在の祐斗の格好はーーー

 

煉獄魔装(オルタナティブ・ソードオーガ)ーーこれは師匠の別側面(オルタナティブ)ーーー抑止の代行者として喚ばれた時に纏っていた装束を僕に合うように仕立ててみた」

 

『沖田総司の別側面(オルタナティブ)ーーーなるほど、いわゆる魔神沖田オルタと呼ばれる奴だなーーー』

 

魔神沖田オルターーーFGOでは、沖田総司が生まれたばかりの頃に世界と契約し、たった1度の汎人類史の事件を解決するために、限界した抑止の代行者としての霊基を調整された姿ーーーそれを、祐斗は自身に合うように調整した所謂、木場版の戦闘用制服ーーー

 

 

『だが、その魔神沖田オルタは煉獄ていう馬鹿でかい大太刀を使ってたじゃねえか・・・創れねぇのか?』

 

そう言って、エクスカリバーを盾のように構えて、祐斗の斬撃を受け止める。フリードの言う通り魔神沖田オルタは煉獄と呼ばれる大太刀を使って戦う。

 

斬撃を受け止められた祐斗が持っているのは、大太刀ではないものの刃の長さとしては太刀より少し長い聖魔刀ーーーもしかして、創れない又は扱えないのではないかと少しフリードは落胆した。

 

だが、祐斗は女性なら一発で落ちそうな妖艶の笑みを浮かべて告げる。

 

「慌てるなよ、我が宿敵(フリード)!!」

 

そう言って、1度距離を離す祐斗ーーーそして、地面に聖魔刀を突き刺し、告げる。

 

「いざ、集えーーー極致に至りし剣士達」

 

それは、呼び掛けに近いもので、地面に突き刺さった聖魔刀が共鳴するように、日本では高貴な色とされている紫色のオーラが祐斗から溢れ出る。

 

「我らが集いはーー剣の研鑽にして、新たな一刀を模索する語り合いなりーー」

 

オーラが周囲に拡散すると、至る所に墓標のように突き刺さった刀剣が現れる。

 

「正道も、修羅道も、歩む道は違えど目指す先は同じなりーーー」

 

高貴なオーラを放つ刀剣、禍々しいオーラを放つ刀剣が祐斗、フリードを囲むように現れる。それに応じて、不夜によって明るかった空間が刀剣のオーラに遮られる形で暗くなっていた

 

まるでーーーエミヤが使う固有結果『無限の剣製(アンリミテッド・ブレードワークス)』のようだった。

 

「ーーーいざ、語らん。我が、剣の語り合いーー双覇の万魔剣殿(ソード・オブ・パンデモニウム)!!」

 

不夜の祝福(ギフト)が断ち切られるように、暗くなる。だが、完全に消えた訳でもない。夕暮れのような明るさだけが残っており、それはまるでーーー

 

神々の黄昏(ラグナロク)を彷彿とさせる光景だ。しかも、突き刺さった刀剣全部ーーー本物(リアル)か?』

 

「いやーーー真に迫る贋作だ。だが、ここに込められた意志や技は、本物(リアル)であることは保証しようーー」

 

地面に突き刺さった聖魔刀は、光を帯びーーー変化する。

 

刃渡りが長い、大太刀ーーー先程まで祐斗達が話していた煉獄と酷似した形となる。

 

「ーーーこの大太刀の名は煉獄に非ず、聖なる力と魔の力を宿した神すらも斬り伏せる刃なりーーー咎人を断て、天葬(アラストル)!!」

 

地獄の刑を執行する魔神又は悪魔の名を冠した大太刀ーーー天葬(アラストル)、その切っ先をフリードに向ける。

 

その構えは、祐斗の師匠である沖田総司と同じ構えでありーーー

 

聖魔天葬(アラストル・ビトレイヤー)無窮三段(・クライシス・ブレイク)ーー」

 

異なる三方向から聖なるオーラ、魔のオーラ、そして、覇気が込められた言わば覇のオーラの刺突が、同じタイミングでフリードに放たれた。

 

『何だ!?まるで、刃が同時に3つも!!』

 

いきなり、異なる3つの刺突が来たことで、バランスを崩すもエクスカリバーの能力である天閃(ラピッドリィ)とランスロットの祝福(ギフト)を巧みに使って、全て撃ち落とす。

 

「ーーー隙あり!!」

 

フリードが全て撃ち落とすことを呼んでいた祐斗は、彼の上空に飛びーーー

 

換装(クロスアップ)ーー風都騎士(ナスカ)!!」

 

『まさか、魁人の旦那と同じように怪人の力も再現できるのか!?』

 

青い騎士のような甲冑に身を包む祐斗。それに伴い、天葬(アストラル)も形状を変え、片刃の騎士剣に変わる。

 

その名は古代の鳥剣(ナスカブレード)ーーその名から分かる通り、祐斗が纏っている装束は『仮面ライダーW』に登場する風都を愛した男が変身した怪人、ナスカ・ドーパントの力を再現したものだった。

 

『そうだ。彼は風都を愛し、最期は街の為に、その命を落とした。故に、彼のような怪人、悪側になった者でも尊敬できる面があれば、この禁手で再現は可能だ!!』

 

そう言って、背中から古代の光翼(ナスカ・ウィング)を形成して、さらに上空へ飛び、フリードの元に強襲を掛ける。

 

『舐めんな!飛べるのはてめぇだけじゃねえ!!』

 

フリードも迎え撃つため、六式の月歩で上空に蹴り上がる。

 

『確か、コカビエルに覇気と六式を叩き込まれたって言ってたねーーなら、これは、どうだ!!』

 

そう言って、姿を消す祐斗ーー

 

即座に、見聞色の覇気で祐斗を探すフリードは、自身の下の部分に向けて、エクスカリバーを振るう。

 

すると、剣がぶつかる音がした。

 

『ナスカの超高速移動だけじゃねえーーーまるで、BLEACHに出てくる瞬歩ーーーいや、これは、まるでーーー』

 

響転(ソニード)だよーーー流石に悪魔である僕が死神や、滅却師(クインシー)みたいに神に仕える天使みたいな力を使う訳にはいかないからねーーー』

 

そう言って、姿を見せずに何度もフリードの隙を狙って、一太刀を入れようとする祐斗。だが、見聞色の覇気と再誕したエクスカリバーに宿っていたアーサー王の直感、『家庭教師ヒットマンREBORN』の主人公ツナのような超直感がフリードにも作用し、全て防いでいる。

 

防げねぇわけじゃねえが、埒が開かねえーーー唯でさえ、こっちは時間制限(タイムリミット)がある。

 

『ーーーなぁ、このままじゃ埒が開かねえーーー』

 

『ーーーそのようだね。で?何か、提案でも?』

 

そう言って、フリードの前に姿を表す祐斗。祐斗自身も、初めての禁手化(バランス・ブレイカー)の為、体力が大幅に削られていた。

 

『最後、全ての力を出し切って仕舞にしようや』

 

『ーーー分かった。こっちもジリ貧ではあったからねーーーただ、即座にエクスカリバーの真名解放(ちからおし)ができる君と違ってーー準備が必要でねーーー待っててもらえるかい?』

 

『嗚呼。その代わり、こっちは、力のチャージを始めさせて貰うぜーーー間に合わなければ、今度こそ、てめぇの死だぜ☆』

 

そう言って、フリードはエクスカリバーを頭上に掲げた状態で魔力を、そして、全ての祝福を解放し、さらに力を収束させる。それだけでは無いーーー再度、覇気を流し込み、エクスカリバーの力を強化する。 

 

その様子を見た祐斗は、フリードに対抗するために一度、力を解除し、再び、聖魔剣を形成する。

 

「ーーー双覇の万魔剣殿(ソード・オブ・パンデモニウム)に集いし、剣士達を、今こそ我が一刀に集え!!」

 

その声と共に突き刺さっていた刀剣群が抜け、光となって祐斗の聖魔剣に吸収される。

 

『今宵の相手は騎士王が使いし常勝不敗の剣エクスカリバー・・・我らの手で、その不敗伝説を打ち破るーーー』

 

刀剣群を吸収した聖魔剣は姿を変える。それと同時に祐斗の姿も変わる。

 

纏う装束は、先程の風都騎士(ナスカ)を黒く染めたような姿ーーーそして、聖魔剣は一振りの太刀に姿を変えた。

 

先程の大太刀、天葬(アラストル)よりは短いもののーーーあまりにも美しいと思える程に濃密なオーラを纏っている。

 

かつて、自身の師匠と剣神スサノヲが一対一で戦ったことがあるらしいーーー勝敗までは聞かせてくれなかったが、それでも、対戦相手であったスサノヲのことを、最愛の人のように語っていた師匠の表情が今だに祐斗の中に残っていた。

 

その時に振るっていた獲物が天叢雲剣を一度、溶かして神と人の中でも最高峰の刀鍛冶達によって打ち直された大業物ーーその名は鬼切天叢雲。その斬れ味は勿論のこと、それを使ったスサノヲが、まさに剣神に相応しき、剣を、剣術を愛した神であったと笑顔で語っていた。

 

故に、祐斗は、その一刀ーーー鬼切天叢雲を再現、いや、それを超える一刀を創造することにした。

 

かつて、天叢雲剣を目指し、宿業すらも断ち斬る刀を、創ろうとした鍛冶師がいた。その名は、千子村正ーーーそして、その疑似サーヴァントととして、その依代となったのは衛宮士郎・・・そんな感じで、色々な可能性を聖魔剣に込めて、創造し直す。

 

『我が剣は、神剣を超えるために、数多の可能性を模索するーー』

 

その詠唱に共鳴するように光る聖魔剣ーーー

 

『無限の研鑽と夢幻の収斂を重ねーーー』

 

光と共に鎚で鍛えられているかのような音が聖魔剣から聞こえる。

 

『築いた刀剣と屍は、数知れずーーー我もまた宿業を宿しているーーー』

 

光と闇のオーラが聖魔剣を追う、そして形状がまた、刀のような形となっていく。

 

『故に、我の宿業すらも断ち斬り、邪悪に染まりし世界を斬り裂いて、安寧を齎せーー』

 

光と闇が調和するようにオーラが安定し、完全な聖魔刀と化す。

 

『銘は、聖魔ーー天斬叢雲。我が夢想、ここに形とならん!!』

 

聖魔刀に銘をつけて、構える祐斗。調和し混ざり合った聖魔のオーラは濃密で、そのオーラに違わない美しい刃紋ーーーその銘は聖魔天斬叢雲(せいまあまきりむらくも)。天、即ちーーーこの世の法則すらも断ち斬るという意味合いで付けられた聖魔刀は、相対するエクスカリバーを超えるという意志のもと武装色の覇気は勿論のこと、聖魔のオーラ、そして、数多の思念を宿らせ研ぎ澄ました状態となっている。

 

それを、構えた状態で祐斗は自身が感じる感覚全てを研ぎ澄まし集中させる。

 

その祐斗を見て、フリードは冷や汗をかいていた。

 

濃密なのに、なんて静かなオーラだ!?

 

 

祐斗と聖魔天斬叢雲のオーラが安定し、静かに漂っていた。

 

最後に手に入れた支配(ルーラー)の力で祝福(ギフト)込みで全ての力を限界まで引き上げるーーー

 

覚悟を決めてフリードは、最後に手に入れた支配の聖剣(エクスカリバー・ルーラー)支配(ルーラー)の力を使い、自身に宿る力を制御し極限にまでオーラを高めた。

 

黙って、相対する二人の剣士・・・辺りは急激に静かになった。

 

 

しばらくすると、二人の間に風が吹き込んだ。

 

 

その瞬間、先に動いたのはーーー

 

『これで、仕舞いだ!!ーーー

約束された勝利と(エクスカリバー・ロンギ)断罪の神滅剣(ヌス・ジャッチメント)!!』

 

先程以上に、凝縮された黒い極光が剣から放たれた。

 

その方向は、当然、祐斗の方向だった。

 

黒い極光は、全ての飲み込まんとするまるでドラゴンの息吹(ブレス)そのものと化した。

 

だが、祐斗は、右手だけを、その極光に向けて、左手に聖魔天斬叢雲を自身の後方に持つ異形の構えをした。

 

『ふぅーーー』

 

息を吐きながらタイミングを計るそして、黒い極光が右手に触れる瞬間に動いた。

 

神避(かむさり)天魔反(あまのまがえし)!!』

 

後方に持っていた聖魔天斬叢雲を叩きつけるように振り下ろした。覇気を纏った聖魔天斬叢雲から、聖魔のオーラと覇気を纏った黒い斬撃が放たれる。

 

その斬撃は黒い極光を真っ二つに割って反らし、そしてーーー斬撃はフリードの禁手の鎧、エクスカリバーまで飛んで、まとめて断ち斬った。

 

「ーーー見事だぜ〜木場ちゃんーー」

 

そう言って、嫌らしい笑みを浮かべながら倒れるフリード。それを見届けた後、祐斗は膝をつきーーー

 

「やったよーーーみんな。あと、ごめん、もう限界みたいーーー」

 

謝りながら地面に倒れ込んだ。

 

 

『ーーーどうやら、終わったみたいッスね。とりあえず、フリードから破砕したエクスカリバー及び各聖剣を回収し、そしてーーー木場祐斗も無事みたいですねーーー』

 

倒れた二人の前に現れたのは、ミネシスに変装したディオドラの元眷属のシスター達と、それを率いている麻羽黒那だった。

 

駒王学園に向かっている時に大きな戦闘音を聞いた彼女は、それを探るために、二人の近くまで潜んでいたのだ。

 

『下手したら、私も斬られそうだったっすけどーーーこっちには斬撃飛んで来なかったっすね・・・気づいていたのかな?』

 

二人の戦闘を考察する黒那だったがーーー

 

『まぁ、これ以上は時間の無駄っすね。急いでボスの所に向かいましょうーーー』

 

倒れた二人を回収した黒那達は、駒王学園に向かうのだった。

 

 

 




ようやく決着!!祐斗は悲願のエクスカリバーを撃破に成功しました。

祐斗及びフリードのオリジナル設定も、この章が終わり次第、書こうと思います。

次回、駒王学園最終決戦

お楽しみに!
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