魁人の真の力が発揮されます。
木場祐斗とフリードの決着がついた頃、駒王学園ではーーー
「ーーー先程、発生した剣のオーラの衝突ーーーそうか、決着が着いたようだーーー」
「ーーーそうみたいだな。黒那から念話で、連絡があった。木場祐斗が
その様子を黙って俯瞰するコカビエル。それでも、膨大とも言える力を静かに高めている。
何かの切っ掛けがあれば、即座に仕掛けられるようにーーー
そんなコカビエルに対して、グレモリー眷属は勿論のこと、剣の達人たち、そして、マドカ、伽羅も警戒していた。
だが、英寿、そして、魁人も落ち着いていた。
無論、コカビエルを甘く見ているわけではない。英寿は、仮面ライダーたちの中でも上位に入る程の戦闘力を持っているほか、創世の女神であった母から創世の力を継承した神でもある。
並大抵の敵では相手にならない。(無論、例外もある)
だからこそーーー
「さて、俺がコカビエルを相手に戦ってもいいが、どうする?」
「ーーー俺がコカビエル、叔父貴の相手をする。とりあえず、あんたは創世の力とやらで、今、俺が受けている負荷もといダメージをリセットしてくれーーー」
「ーーー分かった。お前の願い、聞き届けようーーー」
ゴーン!!
突然、あり響く鐘の音。これは、創世の力が作用した時になる音で、ーーー英寿は創世の力で、魁人を苦しめていた負荷及びダメージを受ける前に戻した。
「至急、グレモリー眷属、達人方を下がらせろーーー例のアレが発生する。あと、神様も彼女たちを護るために下がってくれーーー」
「分かりました。ご武運をーーー」
「分かったよ☆頑張ってね!!」
例のアレを察したマドカと伽羅は、それに巻き込まれないように誘導に向かう。英寿も聖書の神に与えられた情報から知っていたらしくーーー
「分かった。あと、周りが廃墟になっても俺が直してやるから気にせずやれーーー」
そう言って、グレモリー眷属を護るために、後方に下がる英寿。彼らが下がったのを確認すると、コカビエルが再び口を開く。
「まだ、奥の手を持っているかーーーサタナエルが残した遺産関係か?」
「ーーー何処まで、スポンサーから聞いたのか知らんが、そうだ。かつて、俺やマドカ、この場にいない黒那と言った、とある特徴を持った
そう言って、自身の両手に、黒い銃と一体となった剣、所謂ガンブレードと何かの機構がついた黒い剣を呼び出す。
「ーーー計画の名は、
「ーーー何故、貴様が咎人と自称するのか不思議でならなかった。計画の詳細を知って驚愕したよーーー拷問に等しい人体実験、訓練という名の殺し合い。そしてーーー亡くなった者たちから
「嗚呼。俺の
そう言って、眼を閉じる魁人。自身の過去をもう一度振り返り、自身の罪を再度、思い返していた。
「俺が
声を荒げて、あの時の怒りを思い出す魁人。眼から血が涙のように流れ、怒りに応じて、神々しい
魁人の懺悔とも言えるような告白に、駒王学園にいた者も、魔方陣を通じて、全世界に伝わる。あまりにも非人道的な所業が隠れて行なわれていた、それは、世界から恐怖や怒りという感情を引き出すには、十分な告白だった。
この告白の影響は、
突如、駒王学園の上空に発生する光輪。神が編んだとも言える精密な術式が刻まれており、触れれば、どんな生命体すらも消滅しても可笑しくないーーー
突然、大きな警告音がなったあと、魁人に宣告された
そしてーーー
全てを包み込む滅びの光が、魁人に降り注いだ。
「ーーーそんな、助けにーーー」
「無駄死になるわよーーーあれは神を宿したことによる代償、
「あの光に触れれば、一部の例外以外はーーー無に帰る」
そう言って、グレモリー眷属を静止するマドカと伽羅。そんな二人を見て、何故平気そうなのか分からずーーー
「貴方達にとっては、大切な人でしょ!?何故、落ち着いているの!?」
思わず、声を荒げるリアス。
「黙れ!!・・・私だって、魁人には苦しんで欲しくないーーー」
リアスに激昂するマドカーーーその瞳には涙を浮かべている。
「ーーー普段は、私がキレるところなんだけど、マドカっちに譲るかーーー私たちは、一部の例外と言った筈よーーー」
そう言って、マドカを宥めながら、魁人のいる方向に指を指す。
するとーーー
「我は、神の理に反した愚者なりーーー故に、この断罪の光こそ、我が贖罪の証なりーーー」
魁人の声が聞こえた。
それだけではないーーー光の中に禍々しい青黒い炎が人の形をして立っていた。
「我に刻まれし
魁人に刻まれた
「無限の罪を抱え、夢幻の救いを為す為に、天へ塔を立てるーーー」
《ーーーまるで、
ドライグは、ある確信をした。
そして、コカビエルも嬉々とした状態で、魁人に語り掛ける。
「それが、
『『『『『『『『『『覇の強制解放!?』』』』』』』』』』
「ーーーそうだ。ドラゴン系神器で言う
コカビエルの問に淡々と答える魁人ーーー光を浴びても、苦しむことなく受け答えする姿に、思わずリアスも驚き黙ってしまった。
『剣の場合は、
ジョークをしたかのように軽いノリで話し始める魁人に、マドカや伽羅以外の周りは、そのテンションの急激な変化に困惑する。
だが、コカビエルはーーーそれ以上に喜びに満ち溢れていた。
「はは、良いぞーーー我が愛弟子。貴様の本気で、俺を倒してみせろ!!」
そう言って、先程呼び出した黒い刀を振り降ろす。
その動作に合わせて、上空からーーー
「ーーー嘘。こっちに向かってきてる!?」
「まさか、藤虎さんみたいに、ここに隕石を落とす気かよ!?」
突如、大気圏外から複数の隕石らしき物体が駒王学園に向けて落ちてきた。
無論、これは、コカビエルが再現した『ONEPIECE』の海軍大将藤虎ことイッショウの『ズシズシの実』による重力操作で落とされた隕石ではなく、地球の周りに漂っているスペースデブリと呼ばれる宇宙のゴミを集めて、覇気で固めたもの・・・それを隕石代わりに落としていた。
一つに固められたスペースデブリは大気圏に突入しても燃え尽きず、コカビエルの操作によって、正確に駒王学園に落ちていた。
「さぁ、何か行動しなければ、この街・・・それどころか、日本が焦土と化すな!!!」
そう言って、魁人に呼び掛けるコカビエル。あと、数秒もしないうちに、隕石の一つが、駒王学園に落ちる。
即座に、英寿も対応しようと、動いた時だったーーー
青黒い炎が光を喰らいつくすそうに拡大し、天をつく柱のように昇る。
「我は覇の衣を纏い、天の意に反した愚者なりーーー故に、この衣も、また罪の証なりーーー」
炎柱は龍のように駆け巡り、各隕石へと衝突する。
するとーーー隕石は、まるで泥団子みたいな形でボロボロに崩れていき塵となる。
「本来なら、放射線の影響を受けても可笑しくない筈だが、分析結果では、あの辺りの放射線の濃度は、通常の値と、そこまで変化していない?それも、覇衣とやらの力か?」
そう言って、英寿は隕石を消滅させた火柱に話し掛ける。
それに応じるようにーーー
「我が罪を見ても、刃向かう者たちよーーー己の選択を後悔し、青き地獄の炎に身を焼かれよーーー
火柱は人の形となって消えるーーーそこにいたのは、先程の二振りの黒い剣と青と黒の装甲が混ざった制服を纏う魁人だった。
「何か、Xギーツみたいな姿になってる!?」
「
そうーーーかつて、英寿が苦戦した未来の犯罪者にして、様々な神殺しを行い幾つもの世界を滅ぼしてきたメラが英寿から4分の3の力を奪って創ったXギーツバックルで変身した仮面ライダーXギーツに似ている。
「今回、代償にした制服さーーー
そう言って、英寿に詫びたあと、コカビエルに視線を向ける。
「とりあえず、軽く準備運動がてら、駒王学園に向っていた隕石、全部消滅させたが、こんなものじゃ無いだろ?」
「嗚呼。良いぞ、もっと貴様の力を俺に見せてみろ!!!」
こうして、覇の衣を纏った魁人とコカビエルの最後の戦いが幕を開けたのだった。
今回は、ここまで!!
次回もコカビエル戦です!!!
魁人の覇衣の詳細がどんどん明らかになるので、お楽しみに!!!