匙の強化の詳細については、今後明かして行きますので、お楽しみに!
なお、最後とんでもない展開になります!!
各シトリー眷属が強化案に基づき、トレーニングを開始した頃、真羅椿姫、ソーナ・シトリーの3年組は、それぞれ魁人(分身7号、8号)と共に、今後の方針について話し合っていた。特にソーナは、眷属の長として、各シトリー眷属の強化案について念入りに話されていた。
◯真羅椿姫の場合
魁人(分身7号)真羅椿姫と共に駒王学園の施設の1つである図書館の中にある会議室で、椿姫の強化案について話し合っていた。
様々な資料を共に確認しながら、色々な方向を模索していく。だが、彼女ーーー真羅椿姫は不安に苛まれていた。
その理由の一つが、彼女の
カウンター系
「私の強化案なんですが、自分で言うのもアレですが、私の
この神器が発現した事で、鏡にまつわる怪異を引き寄せてしまう事が多かった彼女は、自身の出身でもある五大宗家の1つである真羅家から、ほぼ監禁に近い生活を送らされていた。
その為、この
そんな彼女の心中を察した魁人は、彼女の不安を取り除く為に、あることを伝えた。
「破壊されることで、相手が与えた分のダメージを与えるのが、
「はい?」
「まさか、さっき、試しに着た
実は、この会議室に来る前に、シトリー眷属に渡す制服を試着するように言われた椿姫は、ソーナと共に女子更衣室に行って試着していった。
魁人が渡してきた制服は、どれも高性能とも呼べる機能を有した服ばかりで、デザインも可愛いのも相まって、時間を掛けて性能を確認しながら試着していた。
その中には、桃が着た
「ーーー改変された機能とは?」
「その前に、
そう言って、悪い笑みを浮かべながらーーー
いつもと同じ装飾の鏡ーーーだが、少し様子が可笑しかった。
「鏡の中に何かがいる?」
鏡の中に何者かが映り込んでいた。現在、この空間の中にいるのは、展開した椿姫、魁人の2名の筈ーーーだが、鏡の中には2人が映し出されておらず、四人の女性が写っていた。全員、角や尻尾が映えていたり、翼を生やしていたりと通常の人間ではないことが分かる。
「彼女達は何者ですか?」
「ーーーミラーワールドって知っているかい?」
「確か、仮面ライダー龍騎にって・・・まさか!?」
「彼女達は、元々ミラーワールドのモンスターでねーーー擬人化させる制服を着せたら女体化した。ちなみに、その制服には原作にあったように人間を喰うという代償を別の形で切り替えているーーー」
『そう言うことだぜ、マスター』
そう言うと、鏡の中にいた女性ーーー赤いチャイナ服に赤い龍の尻尾を生やした黒髪の美女が話しかけてきた。
「もしかして、主人公の城戸真司の契約していたモンスター・・・」
『嗚呼。アタイの名はドラグレッダーーーー一応、ミラーワールドで実力があり、話ができるという事で、代表として語り掛けている』
『話ができるという割には、いつも喧嘩しているではないですかーーー』
ドラグレッダーに呆れながら話しかける黒いコウモリのような翼を生やしたゴシック風の黒いドレスを着た黒髪の美少女ーーー
『うるせぇな、ダークウィングーーーせっかくのマスターとの初邂逅だぜーーー良いイメージをだなーーー』
『はいはいーーー次がいますので、変わってください。改めて、マスター、ダークウィングと申します。以後よしなにーーー』
仮面ライダー龍騎のライバルであった仮面ライダーナイトこと秋山蓮が契約していたモンスター、ダークウィングが挨拶をした後、ドラグレッダーを連れて、奥に引っ込む。
次に現れたのは、緑色の髪をした大きな牛のような角を生やし、体格がFGOのバーゲスト並みに大きい美女が現れた。
『私の名は、マグナギガーーーマスターの敵は私が全て殲滅するーーー』
それを言った後、そのまま奥に行く。仮面ライダーゾルダこと北岡秀一と契約したモンスター、マグナギガはどうやら無口故に、それ以上を語ることはしなかった。
最後に現れたのは、ガラガラ蛇のような模様のジャケットを羽織って金髪の美女ーーー隠しきれぬ凶暴性は思わず、椿姫も少し後ずさりしてしまう。
『これが、オレのマスターかよ。本当にオレの飢えを満たせるのか?』
「保証しようーーーベノスネーカー、君の飢え、いや君たちの飢えを彼女は満たすことはできるーーー」
ベノスネーカー、かの凶悪で有名な仮面ライダー王蛇こと浅倉威が契約したモンスター、元々の主同様の凶暴性を持つが故にイライラした状態で、今にも鏡から出て暴れそうな雰囲気を醸し出す。
『ーーー嗚呼、もう我慢できねぇ。マスター・・・契約をして、オレの飢えを、満たせ!!!』
「ーーー飢え、まさか人間を?」
『いえ、私たちの食人衝動は、私達が纏っている制服の効果で別の衝動に置き換えられています』
『嗚呼、その飢えを定期的に満たしてくれたら、アタイ達の力をあんたは自由自在に使うことができるーーーそこの変態は言った。マスターは巨匠にも成り得る希少な存在だとーーー』
「巨匠?何の話ですーーー魁人さん、彼女達に何を吹き込んだんです?」
『早く、早く、オレにBLを!!!』
「えっ?今、聞き捨てならない言葉がベノスネーカーさんから聞こえたのですが?」
「彼女達に着せた制服の効果で食人衝動は、別の衝動に置き換えられたーーー彼女たちは所謂、腐女子と化した。定期的にBL本又は、そのイラストを見て想像を豊かにしないと暴走してしまうという残念な生態と化した」
「何言ってるですか!?それで、何で私に!?」
「木場×兵藤ーーー」
「!?・・・何故、それを!?」
「もしくは、兵藤×匙か?また、兵藤×木場という組み合わせも・・・」
「・・・巫山戯ないでください!?木場君×兵藤君が至高!!!普段は、問題児である兵藤君が、学園No.1のイケメンである木場の隠れた一太刀で、分からせられる・・・あ!?」
『ーーーやるじゃねえか、マスター・・・どんどん、この調子で頼むぜーーー』
こうして、魁人によってなし崩し的に自身の性癖及び趣味を晒してしまった椿姫は周知で顔を赤らめて黙ってしまった。
後に、シトリー眷属の
◯ソーナ・シトリーの場合
魁人(分身8号)と共に、駒王学園にある庭園でお茶をしながら、各シトリー眷属の強化プランについて話を聞いていたソーナは、思わず頭を抱えていた。
「椿姫、憐耶には同情しますねーーー他の子達も、ここまで面白く改造されてはーーーどう戦術に組み込んでいいものかーーー」
そう言って、ジト目で魁人(分身8号)を睨むソーナ。魁人は、そんな視線を気にせずお茶を口に含み香りを楽しんでいた。
「私自身の強化というよりは、強化されたこの子達をどう扱っていくかが今後の成長に繋がっていくと?」
「えぇ。これほど、クセの強い面子を完璧に従えられれば、貴女の器も大きくなり、ある程度のイレギュラーすらも受け入れ、順応できるでしょうーーーーん?」
話をいい感じで纏めていると、魁人(分身8号)の視線に、気になるものが映り込む。
「アレはーーー本体と巴柄?てか、本体何で、学園であの格好に!!?」
そうーーー
「着ましたか、ちょうど良いですねーーー」
そう言って、ソーナは巴柄達の所に向かう。彼女の手にはーーー
「まさか、やめろぉぉぉぉ!!」
何をするか察した魁人(分身8号)だったが、既に遅くーーー
「ああああァァァーーー!!!」
そして、
「あ、悪魔に転生しちゃったーーー」
朱乃同様に、魁人の背中から悪魔の羽と堕天使の羽が混ざった形で生えてきた。そうーーー魁人は転生悪魔となったのだ。
「ーーーこれで、満足ですか?」
「ーーーうん!!凄い、背徳感を感じられて最高でした!!!」
「義兄様ーーー流石に、これはどうかと思うよーーー悪魔に転生することは決定していたとは言えーーー」
そう言って、興奮する魁人(本体)に周りにいた一同がドン引きしていた。
実は、魁人は政治的な理由で悪魔に転生することを余儀なくされていた。何処の馬の骨知れない悪魔の眷属になるくらいならとソーナの眷属になることに決めていた。
実は、巴柄が
ただ、この様子から分かる通り、重度のMで変態である魁人はーーー通常で転生するのも面白くないなという事で、主の度量を確かめる上でも、このような茶番をしたのだ。
お蔭で、ソーナはーーー
「いくら優秀でも、このイッセー君に匹敵する変態ーーーリアスを笑えなくなりましたねーーー」
頭を抱えていた。ちなみに、使った
ちなみに、コカビエルの戦いで力が全盛期の4/1にも満たないほど弱体化しているとは言え、転生できるか怪しかったので、力を極限に無力化させる制服ーーー
「とりあえず、アジュカ様から、これをーーー下級悪魔ではありますが、貴方には特例として、
「まぁ、色々とーーー極秘事項が含まれているので、明かせませんが、これで
「
「いえ、俺が無事、上級悪魔に昇格したら、改めてーーー」
「それまでは私も待ってますーーー」
そう言って、悪魔に転生してくれた夫である魁人に微笑み掛ける巴柄ーーーその様子を見て、呆れながらも彼を無事に手に入れたことをホッとしたソーナは初めての命令を下す。
「最初の命令です。別の制服を着なさい 」
こうして、ソーナの説教が魁人に入るのだった。
その後、ソーナの説教を受けて反省した魁人は、黒の
「ーーーいつまで、黙って見てるつもりだーーー」
何もない所に強烈な覇気を纏った蹴りを入れる。すると、何も居ないはずなのに、強烈な炸裂音が鳴り、周囲に衝撃が拡散する。即座に、巴柄は主であるソーナを護るために、魁人から託された一振りーーー
『イタタタ、いきなり酷いじゃないかーーー女の子にマジ蹴りを入れるとかーーー』
「よく言うぜ、同じ覇気を纏って、俺の蹴りを受け流していただろうーーーそれに
それと同時に
駒王学園の夏服を着た長い白髪の美少女ーーー
「貴女は確か、足利ノアさん?確か、兵藤君や義兄様と同じクラスでありーーー」
「駒王学園2年生の首席ですね。なるほど、ずいぶん先から仕込まれていた訳ですかーーー」
「あーあ、バレちゃったかーーーそれに、今日初めて会ったのに、何で分かったの?」
「ーーーずうっと俺のことを見ていただろう。それに、
「ふふふ、そこまでバレちゃったんじゃ、この学園にいる必要は無いねーーーあーあ、制服も可愛いし、せっかくーー愛しの義兄様が来たのに!?」
「!?ーーー義兄様に、私の旦那様に何をする気!?」
そう言って、険しい表情でノアを睨みつける巴柄ーーーだが、巴柄の視線をどうでもよく聞き流したノアは、魁人に、こう告げる。
「改めて、私の名はノアーーーノア・
「首領直属の参謀だと!?」
「それほどの人物が、この学園にーーー」
「ここで、貴方に提案したいーーー私達の仲間にならない?」
濁った眼で、魁人に微笑み掛けるノアーーー
それは、かつて、サタナエルが自分に向けてきた同じ眼だった。
今作の宿敵、ノア登場!!
まさかの学園に潜入していた!?
魁人が悪魔に転生したといい、物語が急激に加速していきます!!
次回は、ノアと対峙ーーーお楽しみに!