会談に向けて、各勢力の動きを送りします。なお、ここから新キャラや新たなオリジナル神器や設定も登場していきます。
話の都合上、幾つか話を分けて送りします。
駒王学園地下で行われた各世界の極秘会談から数日が経過した。
「あの極秘会談から数日が経過したかーーー」
「そうですねーーー今、一番忙しくて大変なのでは?」
「まぁ、そうだがーーー元々使っていた分身やヴァン達が持っていたデータから創った
魁人達は今度行われる会談に向けて、各々で準備を進めていた。また、会談が行われる1週間前には駒王学園の授業参観があるため、その準備に奔走していた。
シトリー眷属として駒王学園の生徒会に入った魁人は、自身と同じシトリー眷属の『
「とりあえず、あの人形技術のお蔭で、こうして学園行事にも携われるのは嬉しい限りだ」
「ーーー私たちからすれば、生徒会は人手不足だったので加入は有り難かったですけど、本当に役職は庶務で良かったんですか?魁人さんなら会長は無理でも副会長でも・・・」
「新参者だしねーーーそれに、俺ばかりが主導的かつ積極的に動いては、シトリー眷属を乗っ取ったなんて悪評にも繋がりかねない。本来であれば、俺を転生させることなんてできなかった筈だしなーーー」
そう言って、魁人は備品購入に掛かる経費を少しでも抑えようと、帳簿を見ながら電卓を叩き計算していく。
政治的な問題で悪魔に転生しなければならなかった魁人。故に、魁人本人が希望した眷属の転生だったとしても、その事情を知らない上級悪魔達からすれば、魔王を姉に持つソーナが、その権威を利用して魁人を手に入れたようにしか見えない。
なおかつ、三大勢力の一角てある堕天使総督の息子の転生ーーーそれ故に、表立って悪魔と堕天使が敵対していた時は、この繋がりを通じて情報をやり取りしていたのでは無いか等の色々な疑いを主であるソーナを含めたシトリー眷属に掛けられないように普段は庶務という形で入り、生徒会メンバーのサポートや、倉庫整理等の雑用を主にしている。
「それにしても凄い処理速度で、必要書類を処理していきますねーーーコツとかあるんですか?」
「一応、組織のトップでもあるからなーーー予算の捻出は勿論のこと、各決算の認可なんかの書類仕事を昔からしてきたからーーそれに、今後教えることにもなるであろう魔法技術も使っている。これは、覚えてて損はないから、後で教えるよ」
「あとって、まさかーーートレーニングの時?」
そう言って、少し顔を赤くした状態で恥ずかしがる憐耶ーーー
「嗚呼。とりあえず、この前やった時の含めて、色々とーーーそう言えば、この前貸したDVDは見た?」
「見ましたよ。正直ーーー今も頭の中で反芻してます。魁人さんーーー貴方のせいで、抜け出せなくなったらーーー」
少し、声が小さくなった憐耶は恥ずかしさで目に少し涙を浮かべ赤面する。
そしてーーー
「貴方のせいで、プライベートでも着てないと可笑しくなりそうなんですから、責任とってください!!」
憐耶は駒王学園の女子制服から魁人が渡した
あの極秘会談後、魁人は時間を見つけては、シトリー眷属の強化トレーニングに参加し、それぞれに渡した強化プランの継続指導及び、実戦でも活用できる戦闘技術及び魔法技術の指導も行った。
その中でもトレーニングに力を入れていたのが、伴侶の一人となった巴柄と、魁人が最も気に入っている制服ーーー
特に憐耶は、お気に入りの制服ということもあり、その元となった番組のDVDを貸し出され、それを穴が開く程見て憶えていた。そして、憶えた作品の再現を、今度は自身の身体に覚えさせる形で、魁人とマンツーマンのトレーニングを行っていた。
そのお蔭もあってか、彼女の擬態又は模倣能力はメキメキと向上した。
だが、代償としてーーーこの制服を着ていないと落ち着かないという日常生活には支障をきたす性質を獲得してしまった。
「ーーー責任は取るさ。さっそくトレーニングを開始するかーーー」
とりあえず、生徒会の仕事を終わらせた魁人は、そのまま
「今日は何をやりたい?」
「『風の又三郎』もいいし『シグナルとシグナレス』も悪くないですーーーけど、やっぱり『鐘の音』が良いですね!!」
「じゃーそれからやるかーーー」
二人は、そのまま魔方陣を通じてトレーニングルームに向かっていった。
ちなみに、近い未来、憐耶も魁人の伴侶の一人となり、
一方、その頃ーーー
「ーーーゼノヴィア、幾らなんでも自分の
白兵戦、特に剣戟に特化した戦闘を強化する制服ーー
魁人、ゼノヴィア以外にも祐斗、巴柄、異世界組からフェリ、アーロン、監督役としてベルガルドがおり、今の状況を見守っていた。
現在、魁人達、刀剣を使う剣士組は共同訓練をしており、その一環として、魁人VSゼノヴィアの模擬戦を行っていた。
ちなみに、訓練着として魁人以外にもゼノヴィア、祐斗、巴柄が
「正直、ここまでの差があると笑いが止まらないなーーー」
切っ先を突きつけられたゼノヴィアは自身の置かれた状態に思わず笑ってしまう。
何故ならーーー
「デュランダルを持ったゼノヴィアの剣戟を光の剣で簡単に受け流すなんてーーー流石と言った所かな。しかも覇気を纏ってないーーー」
祐斗が分析した通り、魁人はゼノヴィアが振るうデュランダルの斬撃を必要最低限の動きだけで捌き、無力化していた。
「俺は剣士としての才は、お前等に比べても全然ない。だが、それなりに修行相手が居たからなーーー例えば、巴柄!」
「義兄様、行きます!!」
そう言って、同じく
そこだけなら、ゼノヴィアと同じなのだがーーー
「ーーー巡討真命流の初伝・弐の型ーーー双蛟か。腕を上げたな、巴柄」
「ありがと、義兄様ーーーけど、一発で防がれちゃうと自身を無くしちゃうよーーー」
突然、巴柄が二人に分身したかのように分かれると、それぞれ別方向から光の斬撃が魁人の真正面、そして、魁人の死角となる背後から襲い掛かるが、魁人は左手に持っている
それが、常人では認識できないコンマ単位の速度で行われていた為、祐斗は勿論のこと、ゼノヴィア、そして、ベルガルド達も驚愕した。
「ーーーこれは、凄いね。ゼノヴィア、巴柄さんが何をしたか分かったかい?」
「まるで、分身したように見えたが、違うのか?」
「おそらく、足捌きにより起こしたものだろう。まだ、若いながら、ここまで」
それぞれの意見を述べながら、巴柄が放つ剣技について評価する。
巡討流ーーー巡家の初代が
対人を想定した魔を纏った畏れの剣技ーーー今、巴柄が魁人に使っていたのが巡討真命流
対異形、対獣を想定した魔を滅ぼす討滅の剣技ーーーかつて、魁人が友であり、巴柄の兄である刀也と共に技を高め合ったのが巡討鬼神流
それぞれの技を初代である狂死郎が編み出し、戦国の世を生き抜き、現代へ残ってきた。
現在の使い手は巴柄、そして、母が巡一族だった魁人のみーーー
「巡討真命流の基礎は完璧だな。あとは真命流の奥義と鬼神流の奥義を含めた全ての技の習得のみだなーーー」
「そこまでに至るのは、物凄く時間が掛かるけどね〜〜」
魁人にほめられ、顔がニヤける巴柄。その様子を見てーーー
「おっと、訓練なのにいちゃつくとは、だいぶお熱いな!」
「アーロンさん、茶化しちゃダメですよ!!」
茶化してきたアーロン。それを慌てて止めるフェリーーー
「ーーーおほん。とりあえず、一度、休憩を入れたあと、再度、組み合わせを変えて、再度、模擬戦を行うとしよう。そして、アーロン、茶々を入れるぐらい暇なら、お前も参加せいーーー」
「おっと、藪蛇かーーーまぁ、退屈してたし、お前等の力も興味あるしな、お前も参加するだろ?」
「はい。近接戦の訓練も兼ねて、貴方達に挑ませていただきます!!」
こうしてアーロン、フェリも訓練に参加するのだった。
アーロン、フェリも混ざり、訓練も白熱していく中ーーー
「そういえば、気になっている事があります。フリードはどうしているのでしょうか?」
「ーーー別に放逐したり、処刑はしていないぞ。ただ、今は、とある任務に、俺の分身と行ってもらっているーーー」
「任務ですか、何の任務ですか?」
「極秘任務ーーーフリードの懲罰も兼ねているから、さぞ面白い事になっているだろうな」
「そう言えば、フリードさんも
「ふふふーーー今頃、どうしているかな?」
薄気味悪い笑みを浮かべて、魁人はフリードの事を思い返していた。
一方、その話題にされたフリードはと言うとーーー
「ーーー魁人の姐さん。一応、聞きますがーーー」
「ーーーお前は意見を言える立場かな?それに、ここに着いた以上ーーー諦めろ、フリード・・・いや、
「いやぁあああああああ!!!」
ちなみに、彼はもとい彼女達は
フリード、魁人によって女体化する。
次回は、キヴォトスでの魁人やフリードもといヒルト達の行動を送りします。
あと、次回以降から『ジュニアハイスクールD×D』の最新巻の一部ネタバレも含みます。(主に神器関連で)
次回もお楽しみに!!
もし、ネタバレが気になる方は、先にそちらを読んでから、こちらを読むことを推奨します。