ノアが魁人の下に保護されてから数日が経過した。
「さて、ノアよーーー
「少しは慣れたよ・・・けど、たまに気まずくなる時はあるかな?」
「まぁ、ここにいる連中の一部は元
ノアの心中を知った魁人は、フォローを入れる。
「ーーーありがと、旦那様」
魁人のフォローに礼を言ったノアだったがーーー
「そう言えば、何か私に用があるのかな?」
「嗚呼。お前の力を把握するために、今作っている
「いいけど、どんな
「今度、イッセーに渡すこととなる
そう言って、魁人はノアを連れて
「色々あるね。全部、旦那様が作ったの?」
「全部では無いが、ここにある大半は俺が作ったもので間違いないーーー無論、失敗作もあるが、それは、それで使い道があるから処分もできず、物だけが増えてくるから収納スペースの確保で頭を悩ませることがあるなーーー」
そう言いながら、魁人は自身の工房内にある
しばらくしてーーー
「これが、イッセーくんに譲渡する予定の
「モデルがあるからな。この
様々な装置に繋がれている赤い龍を意図した太刀にも近い片刃剣ーーー
「こいつは『キョウリュウジャー』みたいに獣電竜の力が込められた獣電池をモデルに造った色々なドラゴンの力が込められた銃弾型の拡張アイテムーーー
嬉々とした表情で、この
「ねぇーーー結構、極秘事項が関わってそうな物だけど私に明かして大丈夫なの?まだ、
そう言って、少し冷や汗が出てきたノア。
何か嫌な予感がし始めた。
「ーーー」
突如、無言となる魁人。
少し間が空いてーーー
「さて、始めようかーーーノア」
そう言って、魁人は指を弾く。
その瞬間、ノアの視界が白い光に包まれてーーー光が消えるとーーー
「ここは、コロッセオ?」
「コロッセオ風の訓練所だ。
そう言って、周りを魁人が見渡すとコロッセオの観客席には、
また、
他にも便利屋68、仮面ライダーWの翔太郎やフィリップ、アークライド解決事務所の面々もいた。
「見せしめって言ったねーーーやっぱり、私はーーー」
「ガス抜きも兼ねているのはそうだが、俺として、お前と本格的に向き合う機会が欲しかったのもある」
そう言って、魔方陣を操作した魁人の手に
「データ収集の為に最初に造ったプロトタイプを、俺専用の物としてチューンアップさせた
その眼には、純粋なまでに高められた殺意が込められていた。
それを感じ取ったノアはーーー
「本気なんだね?」
「嗚呼。最初に言っておく・・・俺は自身の意志を持たない人形を愛でる趣味はない。お前が俺を真に愛すると言うなら、自身の意志、力、そして、本当の気持ちをぶつけて勝ってみせろ!!」
「ドラゴン・ロード!!」
《Dragon・Rord!! YAMATANOOROTHI!!》
『キョウリュウジャー』の獣電池のブレイブイン!!のようにドラゴンの力を解放する機能ーーードラゴン・ロードを発動した魁人。込められているのは魁人や巴柄に宿った
その力が解放された
《Dragon Install!!》
「
《Dragon Burst!!》
狂龍の力が刀身を包むと同時に魁人が、そのまま剣を一閃する。
すると、八岐大蛇を模した黒緑色のオーラが現れて、頭を齧り付くように、魁人の頭上を飛び上がり、そのまま魁人を飲み込んでいく。
するとーーー黒いオーラの柱が足元から発生、それが天井まで昇り、その後、オーラがそのまま消えていく
するとーーー
『さぁ、尋常に勝負と行こうかーーーこの
「って、ブラックナイトスコードカルラの色違いみたいな鎧が出てきた!!!」
思わず、大きな声でツッコむイッセー。そう、魁人が纏っている
『ーーーいつもあれを見て思うのがブラックナイトと名を冠しているのに白とか意味が分からん。だから、俺は機会があれば黒くなった物を作ってみたいと思ってたからちょうど良かったよ』
そう言って、興奮しながらイッセーのツッコミに答える魁人。
その様子を見て、思わずノアは魁人に質問する。
「ごめん、今回はギャグ回?それともシリアス回なの?」
思わず、メタ的の質問してしまうほど魁人のテンションの変動が読めなかった。
『シリアスだよ』
そう魁人が言った瞬間ーーーいつの間にかノアの目の前に立っていた。
そして、手に装備している二刀のサーベルをノアの頭上を目掛けて振り下ろす。
「!!?・・・いつの間に、もしかしてーーー能力を使って!?」
『いや、これは足さばきを利用した体術の一種さ。言ったろ、お前が、俺を真に愛すると言うなら、自身の意志、力、そして、本当の気持ちをぶつけて勝ってみせろ!!それができないなら、そのまま死んでいけーーー』
そう言って、いつの間にか飛ばしていた
「ーーそう。分かった、死んでも文句言わないでね」
サーベルによる斬撃を武装色の覇気を纏わせた蹴りで蹴り飛ばしたあと、まるでヘッドスピンするかのように華麗に躱したノアは不敵な笑みを浮かべて、魁人に挑発する。
『抜かせ!!』
その挑発を嘲笑うか魁人も同様に再度、
「ーーー
ノアは本来自分自身が持っていた
突如、銀の光がノアを包む。
それはまるで、救世主に降り注ぐ神の慈愛のようにーーー
その光が収まるとーーー
『やはり、お前もーーー』
そう言って、魁人がノアの姿を見て納得する。
銀で構成されたサイバーパンクで出てきそうなバトルドレスに身を包んだノア。
そのバトルドレスに込められた力は、まるで、自身が使う
『俺と黒那と同じ
「そうだよ。私が生まれた時に宿していたのは兄様と黒那ちゃんーーーいや、黒那姉様と同じ
『俺、鳶雄と同じパターンか』
そう呟く魁人だったが、周りは騒然とする。
特にヴァーリーはーーー
「まさか、鳶雄だけではなく魁人兄、そして、あのノアも生まれつき世界の均衡を崩しかねない存在だったとはーーー」
「そう言えば、
そう言って、隣にいた金髪の青年がノアの言葉に引っ掛かり疑問を持つ。
彼の名はアーサー・ペンドラゴン。かの騎士王アーサー王の子孫であり、聖王剣コールドブラントに選ばれた最強の聖剣使いであり、ヴァーリーチームメンバーの一人である。
「確かに、何故ーー黒那のことを姉様ってーーー言ったのでしょうか?」
ソーナもノアの言葉に疑問を持っていた。
だが、言われた当人の黒那は勿論のこと、
だからこそ、言われた当人である黒那はーーー
「簡単な話ッスよ。私の父がサタナエルだからですーーー」
『『『『『『『『『『『『えぇえぇ!!!』』』』』』』』』』』』
隠された真実のカミングアウトをして、コロッセオ内部を騒然とさせる。
『そう言えば、その
周りの喧騒を器にすることなくノアに質問する魁人、それに応じる形で、ノアは怪しい笑みを浮かばせて自身の
「ーーー
そう言うと、ノアの履いていた靴が銀から黒に変わり、そのまま足全体を包み込む
『D.Gry-manのリナリー・リーのイノセンスかよ』
「そうだねーーーこんな風に様々な武器と防具を生み出す銀の戦衣、それが私の力だよーーー」
そう言って、先程の魁人みたいに肉薄したノアは、隙として空いていた腹に
まるで、ゼロ距離でロケランを打ち込まれたような衝撃音がするもーーー
『これくらいかすり傷にもならねぇぜーーー遠慮は要らねぇ、とことん殺ろうぜ!!』
「うん、負けても泣かないでねぇ、に、い、さ、ま☆」
お互いを挑発しながら、相手に攻撃を放つ2人の光景は、まるで子供のようなじゃれ合いみたいになっていた。
衝撃の事実が連発するネタバレ回みたいになりました。
次回も魁人とノアの戦いを送りします。
お楽しみに!