制服創造の厨二系堕天王子   作:戦魔王ゼロ

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今回は、魁人とノアの回です。前回触れたイッセーの新装備を交えながら話を進めていきます。


ノアの真の力とイッセーの新装備

 

ノアが魁人の下に保護されてから数日が経過した。

 

「さて、ノアよーーー黒葬機関(ブラックパニッシャーズ)の一員として、今の生活に慣れたか?」

 

「少しは慣れたよ・・・けど、たまに気まずくなる時はあるかな?」

 

黒葬機関(ブラックパニッシャーズ)の制服である黒の彼岸花(リコリス)に身を包んでいるノアは少し顔を掻き、困惑しながら魁人の質問に答える。

 

「まぁ、ここにいる連中の一部は元禍の団(カオス・ブリゲード)の関係者もいるし、その被害者もいるーーー実質、元締めだったお前に複雑な感情を抱く者もいるだろうーーーだからと言って、我慢して溜め込みすぎるなよ。お前もサタナエルの被害者なのだからーーー」

 

ノアの心中を知った魁人は、フォローを入れる。

 

「ーーーありがと、旦那様」

 

魁人のフォローに礼を言ったノアだったがーーー

 

「そう言えば、何か私に用があるのかな?」

 

「嗚呼。お前の力を把握するために、今作っている人器(セイクリッド・デバイス)の実験に付き合ってくれ」

 

「いいけど、どんな人器(セイクリッド・デバイス)の実験?」

 

「今度、イッセーに渡すこととなる人器(セイクリッド・デバイス)だ。三大勢力が次の会談で実質同盟を結ぶにあたって、それぞれの勢力から物資や技術を、それぞれ譲渡又は共有することが決まった。その一つとして、今後、注目が集まるであろうグレモリー眷属の兵士(ポーン)である兵藤一誠に天界、そして、神の子を見張る者(グリゴリ)からそれぞれ武器や特殊なアイテムを渡す。その為の人器(セイクリッド・デバイス)だーーー」

 

そう言って、魁人はノアを連れて黒葬機関(ブラックパニッシャーズ)の本部の中にある自身の工房へと転移した。

 

「色々あるね。全部、旦那様が作ったの?」

 

「全部では無いが、ここにある大半は俺が作ったもので間違いないーーー無論、失敗作もあるが、それは、それで使い道があるから処分もできず、物だけが増えてくるから収納スペースの確保で頭を悩ませることがあるなーーー」

 

そう言いながら、魁人は自身の工房内にある人器(セイクリッド・デバイス)を含めた開発した膨大なアイテムを整理しながらイッセーに渡す予定の人器(セイクリッド・デバイス)の保管場所に向かう。

 

しばらくしてーーー

 

「これが、イッセーくんに譲渡する予定の人器(セイクリッド・デバイス)?何か特撮に出てきそうな赤い片刃剣だね?」

 

「モデルがあるからな。この人器(セイクリッド・デバイス)の名は、赫き天龍(ウェルシュ・ドラグ)の王牙剣(・キャリバーン)。『キングオージャー』でヤンマ総長が『キョウリュウジャー』のプリンスが使って壊れたガブリカリバーを修復、強化した変身剣キングガブリカリバーをモデルにして作ったイッセー専用の強化アイテム兼ねた片刃剣型の人器(セイクリッド・デバイス)だ」

 

様々な装置に繋がれている赤い龍を意図した太刀にも近い片刃剣ーーー赫き天龍(ウェルシュ・ドラグ)の王牙剣(・キャリバーン)の説明をする魁人。

 

赫き天龍(ウェルシュ・ドラグ)の王牙剣(・キャリバーン)ーーー『キングオージャー』に登場した『キョウリュウジャー』のプリンスが使う変身アイテム兼剣、キングガブリカリバーをモデルにしたイッセー専用の剣型人器(セイクリッド・デバイス)。とある冠位魔法使い(グランドろくでなし)経由で手に入れた聖剣エクスカリバーに関わる素材(極秘)とイッセーの細胞及びドライグの力が付与された赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)宝珠(オーブ)を錬金術や神の子を見張る者(グリゴリ)及び黒葬機関(ブラックパニッシャーズ)で、今まで蓄積していた神器(セイクリッド・ギア)及び人器(セイクリッド・デバイス)の技術を組み合わせて造ったイッセー為の人器(セイクリッド・デバイス)兼聖剣の一振りである。

 

「こいつは『キョウリュウジャー』みたいに獣電竜の力が込められた獣電池をモデルに造った色々なドラゴンの力が込められた銃弾型の拡張アイテムーーー龍装弾(ドラグブリッド)を装填して、このポンプをスライドすると、龍装弾(ドラグブリッド)に込められたドラゴンの力を解放して様々な攻撃を使用することができるーーー仮面ライダーWの二人から、特にフィリップから得たマキシマムドライブの技術は結構、参考になってるなーー」

 

嬉々とした表情で、この赫き天龍(ウェルシュ・ドラグ)の王牙剣(・キャリバーン)の説明をノアにする魁人。ノアは、神器オタクを全面に出している魁人も可愛いなと見惚れていたが、説明を聞いているうちに、とある違和感を感じていた。

 

「ねぇーーー結構、極秘事項が関わってそうな物だけど私に明かして大丈夫なの?まだ、黒葬機関(ブラックパニッシャーズ)の一員になって日は浅いけどーーー」

 

そう言って、少し冷や汗が出てきたノア。

 

何か嫌な予感がし始めた。

 

「ーーー」

 

突如、無言となる魁人。

 

少し間が空いてーーー

 

「さて、始めようかーーーノア」

 

そう言って、魁人は指を弾く。

 

その瞬間、ノアの視界が白い光に包まれてーーー光が消えるとーーー

 

「ここは、コロッセオ?」

 

「コロッセオ風の訓練所だ。黒葬機関(ブラックパニッシャーズ)の施設の一つで、ここでは主に開発中のアイテムの実験と、処刑という名の見せしめ(・・・・)をする為に使っている」

 

そう言って、周りを魁人が見渡すとコロッセオの観客席には、黒葬機関(ブラックパニッシャーズ)の制服である黒の彼岸花(リコリス)を纏ったマドカたちや魁人の主であるソーナ達が率いるシトリー眷属、その友であるグレモリー眷属、人器(セイクリッド・デバイス)を渡す予定のイッセーもいた。

 

また、神の子を見張る者(グリゴリ)関係者としてなのかノアが、かつて倒したヴァーリーが、同じチームメンバーなのか複数の男女と共にいた。

 

他にも便利屋68、仮面ライダーWの翔太郎やフィリップ、アークライド解決事務所の面々もいた。

 

「見せしめって言ったねーーーやっぱり、私はーーー」

 

「ガス抜きも兼ねているのはそうだが、俺として、お前と本格的に向き合う機会が欲しかったのもある」

 

そう言って、魔方陣を操作した魁人の手に赫き天龍(ウェルシュ・ドラグ)の王牙剣(・キャリバーン)を黒くしたような片刃剣が握られていた。

 

「データ収集の為に最初に造ったプロトタイプを、俺専用の物としてチューンアップさせた黒葬覇龍(ブラックアウト・)の王牙刀(デスブリンガー)だ。先程の赫き天龍(ウェルシュ・ドラグ)の王牙剣(・キャリバーン)と同じく龍装弾(ドラグブリッド)を装填し様々なドラゴンの力を発現させて戦うーーーさて、ノアよ」

 

黒葬覇龍(ブラックアウト・)の王牙刀(デスブリンガー)の切っ先を向けて、ノアを一瞥する魁人

 

その眼には、純粋なまでに高められた殺意が込められていた。

 

それを感じ取ったノアはーーー

 

「本気なんだね?」

 

「嗚呼。最初に言っておく・・・俺は自身の意志を持たない人形を愛でる趣味はない。お前が俺を真に愛すると言うなら、自身の意志、力、そして、本当の気持ちをぶつけて勝ってみせろ!!」

 

龍装弾(ドラグブリッド)を取り出し、スイッチを入れる。

 

「ドラゴン・ロード!!」

 

《Dragon・Rord!! YAMATANOOROTHI!!》

 

『キョウリュウジャー』の獣電池のブレイブイン!!のようにドラゴンの力を解放する機能ーーードラゴン・ロードを発動した魁人。込められているのは魁人や巴柄に宿った狂龍因子(オロチシード)の大元となった霊妙を喰らう狂龍(ヴェノム・ブラッド・ドラゴン)八岐大蛇の力ーーー

 

その力が解放された龍装弾(ドラグブリッド)を剣に装填し、ポンプを引く。

 

《Dragon Install!!》

 

禁手(バランス・ブレイク)!!」

 

《Dragon Burst!!》

 

狂龍の力が刀身を包むと同時に魁人が、そのまま剣を一閃する。

 

すると、八岐大蛇を模した黒緑色のオーラが現れて、頭を齧り付くように、魁人の頭上を飛び上がり、そのまま魁人を飲み込んでいく。

 

するとーーー黒いオーラの柱が足元から発生、それが天井まで昇り、その後、オーラがそのまま消えていく

 

するとーーー

 

『さぁ、尋常に勝負と行こうかーーーこの禁手化(バランス・ブレイカー)黒葬覇龍(ブラックアウト)の王骸無双(・バニシングスコード)の力、存分に示してやろう!!』

 

「って、ブラックナイトスコードカルラの色違いみたいな鎧が出てきた!!!」

 

思わず、大きな声でツッコむイッセー。そう、魁人が纏っている禁手化(バランス・ブレイカー)黒葬覇龍(ブラックアウト)の王骸無双(・バニシングスコード)は『機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM』のラスボス機体ーーーブラックナイトスコードカルラの機体色を白から黒に染めたような形をしていた。ちなみに、金色の部分は八岐大蛇の色を反映してから黒緑色ぽくなっている。

 

『ーーーいつもあれを見て思うのがブラックナイトと名を冠しているのに白とか意味が分からん。だから、俺は機会があれば黒くなった物を作ってみたいと思ってたからちょうど良かったよ』

 

そう言って、興奮しながらイッセーのツッコミに答える魁人。

 

その様子を見て、思わずノアは魁人に質問する。

 

「ごめん、今回はギャグ回?それともシリアス回なの?」

 

思わず、メタ的の質問してしまうほど魁人のテンションの変動が読めなかった。

 

『シリアスだよ』

 

そう魁人が言った瞬間ーーーいつの間にかノアの目の前に立っていた。

 

そして、手に装備している二刀のサーベルをノアの頭上を目掛けて振り下ろす。

 

「!!?・・・いつの間に、もしかしてーーー能力を使って!?」

 

『いや、これは足さばきを利用した体術の一種さ。言ったろ、お前が、俺を真に愛すると言うなら、自身の意志、力、そして、本当の気持ちをぶつけて勝ってみせろ!!それができないなら、そのまま死んでいけーーー』

 

そう言って、いつの間にか飛ばしていた騎龍砲(ドラグーン)から容赦のない光線を放っていく。

 

「ーーそう。分かった、死んでも文句言わないでね」

 

サーベルによる斬撃を武装色の覇気を纏わせた蹴りで蹴り飛ばしたあと、まるでヘッドスピンするかのように華麗に躱したノアは不敵な笑みを浮かべて、魁人に挑発する。

 

『抜かせ!!』

 

その挑発を嘲笑うか魁人も同様に再度、騎龍砲(ドラグーン)の光線からなる檻とサーベルによる斬撃の嵐で応えていく。

 

「ーーー禁手(バランス・ブレイク)

 

ノアは本来自分自身が持っていた神器(セイクリッド・ギア)の一つ、その禁手化(バランス・ブレイカー)の使用に踏み切った。

 

突如、銀の光がノアを包む。

 

それはまるで、救世主に降り注ぐ神の慈愛のようにーーー

 

その光が収まるとーーー

 

『やはり、お前もーーー』

 

そう言って、魁人がノアの姿を見て納得する。

 

銀で構成されたサイバーパンクで出てきそうなバトルドレスに身を包んだノア。

 

そのバトルドレスに込められた力は、まるで、自身が使う黒葬戦衣(ブラックアウト・バトルドレス)を彷彿させる。

 

『俺と黒那と同じ服飾創造(ドレス・クリエイティブデザイナー)を宿していたんだなーーーノア』

 

「そうだよ。私が生まれた時に宿していたのは兄様と黒那ちゃんーーーいや、黒那姉様と同じ服飾創造(ドレス・クリエイティブデザイナー)だったんだ。既に生まれつき、兄様や刃狗(スラッシュ・ドッグ)同様に禁手化(バランス・ブレイカー)へと至ってた」

 

『俺、鳶雄と同じパターンか』

 

そう呟く魁人だったが、周りは騒然とする。

 

特にヴァーリーはーーー

 

「まさか、鳶雄だけではなく魁人兄、そして、あのノアも生まれつき世界の均衡を崩しかねない存在だったとはーーー」

 

「そう言えば、黒葬機関(ブラックパニッシャーズ)の黒那さんのこと姉様と言ってますね・・・何か関係あるのでしょうか?」

 

そう言って、隣にいた金髪の青年がノアの言葉に引っ掛かり疑問を持つ。

 

彼の名はアーサー・ペンドラゴン。かの騎士王アーサー王の子孫であり、聖王剣コールドブラントに選ばれた最強の聖剣使いであり、ヴァーリーチームメンバーの一人である。

 

「確かに、何故ーー黒那のことを姉様ってーーー言ったのでしょうか?」

 

ソーナもノアの言葉に疑問を持っていた。

 

だが、言われた当人の黒那は勿論のこと、黒葬機関(ブラックパニッシャーズ)の幹部クラスは事情を知っているのか、ノアの一言に動じなかった。

 

だからこそ、言われた当人である黒那はーーー

 

「簡単な話ッスよ。私の父がサタナエルだからですーーー」

 

『『『『『『『『『『『『えぇえぇ!!!』』』』』』』』』』』』

 

隠された真実のカミングアウトをして、コロッセオ内部を騒然とさせる。

 

『そう言えば、その禁手化(バランス・ブレイカー)の名は?』

 

周りの喧騒を器にすることなくノアに質問する魁人、それに応じる形で、ノアは怪しい笑みを浮かばせて自身の神器(セイクリッド・ギア)の名を口にする。

 

「ーーー銀麗戦衣(シルヴァリーイノセント・バトルドレス)。救世主に相応しき装備を創造して戦う私の禁手化(バランス・ブレイカー)ーーー例えば、黒の靴(ダークブーツ)

 

そう言うと、ノアの履いていた靴が銀から黒に変わり、そのまま足全体を包み込む長靴(ブーツ)へと変化していく。

 

『D.Gry-manのリナリー・リーのイノセンスかよ』

 

「そうだねーーーこんな風に様々な武器と防具を生み出す銀の戦衣、それが私の力だよーーー」

 

そう言って、先程の魁人みたいに肉薄したノアは、隙として空いていた腹に黒の靴(ダークブーツ)で強化した蹴りを叩き込む。

 

まるで、ゼロ距離でロケランを打ち込まれたような衝撃音がするもーーー

 

『これくらいかすり傷にもならねぇぜーーー遠慮は要らねぇ、とことん殺ろうぜ!!』

 

「うん、負けても泣かないでねぇ、に、い、さ、ま☆」

 

お互いを挑発しながら、相手に攻撃を放つ2人の光景は、まるで子供のようなじゃれ合いみたいになっていた。

 

 




衝撃の事実が連発するネタバレ回みたいになりました。
次回も魁人とノアの戦いを送りします。

お楽しみに!
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