憐耶、桃の覚悟を知った魁人は、ヴァーリーチームのウィザードタイプのメンバーであるルフェイ・ペンドラゴンと黒歌(黒の
「さて、皆、
そう言って、戦闘空間内にいるメンバーを見渡す。
剣士組達がトレーニング中に着用している制服、
だが、今回渡す制服は付与されている効果が違っておりーーー
「この制服を着てみたのですが、上手く魔力がでませんねーーー」
「少し身体も重いですーーー」
そう言って、魁人から渡された
「もしかして、魔力に負荷を与えているのですか?」
「考えたにゃー、魔力に負荷を掛けることで、その者が扱う魔力量上昇及び、魔力の制御力、それに魔力に負荷が掛かったことで、同時に身体にも負荷を与えているからちょっとした筋トレも兼ねてるーーー素直に感心したいけど、何故か魁人ちんも女装しているので、頭がおかしくなりそうにゃー」
そう言って、同じく
ちなみに、魁人も
「ヴァーリーに聞いてないのか?俺は、イッセーとは別ベクトルの変態だとーーー」
「確かに聞いたにゃんーーーけど、実際目の当たりにすると、目を疑うにゃん。しかも女装に合わせて身体も女体化するとか、それこそ、漫画やアニメ、ゲームもしくは神話や伝承みたいにあり得ない話よーーー」
例えを出しながら魁人の非常識性を唱える黒歌だが、魁人はーーー
「それが俺だ。制服は俺の性癖ーーー学生服、事務服、軍服等の職業服は勿論のこと、囚人服、奴隷服といった特殊過ぎる格好すらも俺にとってはストライクゾーン。それこそ、自身の身体の形を変えて着用し、その格好で快感を覚えるほどのMだ。だからこそ、俺の
そう言って、自身の制服の熱い思いを語った魁人は、自身が纏う
それを見た黒歌はーーー
「下手すると赤龍帝ちんよりも変態にゃー」
普段ならエッチな事にでも寛容な悪戯好きな黒歌でもドン引きしていた。
少し間をおいて、魁人流のトレーニングが始まったーーー
最初は制服の魔力負荷に応じて、決められた魔力量を調整しながら出すトレーニングを行い、慣れてきたら負荷を上げての同じ事を繰り返した。
「とりあえず、これは毎日やらないと効果はない。とりあえず、一日、一時間は、このトレーニングをすることだ」
「結構、身体に負担がきますね」
「嗚呼。俺は、小さい頃からそれを繰り返して魔力量を増やしてきた。まぁ、元々、
そう言って、さっきやった小さい黒の魔力球を生成する。
「今度は魔力球を生成するトレーニングだ。この魔力球は、魔力を極限に圧縮して生成してある。だから、直撃すれば、そうだなーーー半径500km圏内は焦土と化す威力だ」
「ホントですか!?下手すれば、核兵器に匹敵する威力ですよ!!?」
「冗談でもなさそうなのが恐ろしいとこにゃーーー瞬時に生成できるのもイカれてるけど、この圧縮率、並の魔術師には無理にゃん。私もできるか分からないくらいの膨大な魔力の圧縮。これが瞬時にできるようになれば魔王クラスの実力者といっても過言ではないわねーーー」
「圧縮技術、ものにしない手はないですね」
「えぇ。私が使う障壁魔法にも応用できそうです」
そう言って、目を煌めかせた憐耶と桃はやる気に満ちていた。
「まぁ、これを圧縮させたり、圧縮を瞬時に解いて魔力を爆発させないように霧散ができるようになれば、魔力コントロールは最上級悪魔と互角に張り合えるだろう」
「よく言うわーーー下手すれば魔王、超越者クラスの技量にゃん」
「ははーーーそれにしてもこれほどのトレーニングがあったとは参考にできる部分も多いですねーーー」
魁人の異常性に呆れる黒歌、それとは対照的に苦笑しながらも魁人の行うトレーニングを興味深そうに魔法陣をいくつか展開して、分析しながら、参考用のデータとして記録するルフェイ
その後、圧縮関連のトレーニングも教えたあと、いよいよーーー
「基礎トレーニングは以上だ。ここからは何回かに分けてになるが、俺は普段使用する術式を教えていこうと思う」
そう言って、いつの間にか両手に嵌めていた黒いグローブに魔力を流すと、いくつかの魔方陣が展開される。その一つは収納系の魔方陣で、その魔方陣に手を入れて抜くとーーー
「それは拳銃ーーーいや、まさか!?」
「そうだ、桃。これは、俺が『魔法科高校の劣等生』にある魔法を演算して発動する機器ーーー通称、CADを再現したものだ。原作だとサイオンとか流して端末に記録された魔法を発動するが、こちらでは魔力を流すことで、瞬時に記録された魔法を発動できる。まぁ、一般の術者は、それに頼らなくても無詠唱で、魔法陣を展開すれば魔法等の術式は起動できるが、これのメリットは、端末を操作すれば魔法が発動できる。つまり、街中とか一般人がいる場所でも悟られずに魔法を即座に行使可能と言う点だ。それ以外にも原作にあるような汎用型なら多くの魔法の格納は勿論のこと、この拳銃みたいな特化型なら対象をマルチロックして魔法を放つ事もできるから、襲ってきた敵を瞬時に制圧が可能な面もある」
「魁人ちん、急にオタクみたいに語りだしたにゃんーーールフェイは、この端末とかどうにゃん?正統な魔術師からしたら結構難色を示すと思うけどーーー」
「確かに、難色と言うより拒絶される方は多いと思いますが、魔導具の一種とも考えれば、私はそれほどでも無いかとーーー」
「確かにルフェイが言った通り、正統派の術者からすれば拒絶されるだろうなーーーまぁ、これはどちらかと言うと異形の世界に慣れてない者、あとは魔術や魔法を敵を倒す手段としてしか見てない俺のようなエージェント向けで作っている」
そう言って、魁人は取り出した拳銃を動作確認する。
黒い大きなガバメントのようなCADーーー形状から特化型CADなのだろう。
「あとで、渡すが桃は障壁魔法を多重に展開するから汎用型、憐耶は、第二の俺としてシトリー眷属を、そして、
「いくら憐耶っちが伴侶だからって依怙贔屓じゃないかにゃん?」
「話を最期まで聞けーーー確かに、そう見えるかもしれんが桃に渡した
「言われてみればそうにゃんーーーてっきり、巴柄っちばかり影響受けてたと思ったら、憐耶っちもどっぷり魁人ちんの影響受けてるにゃん」
「そうだ。それとそう言えば、この前の処置を受けてから身体に異常は無いか?」
「何の話にゃん?」
「ーーー全然、問題ないですよ。むしろ、魁人さん、いや、旦那様や、黒那さん、ノアさんのようにアレを宿してもらったことで、本格的に
そう言って、顔を赤らめて恥ずかしそうにするが、同時に嬉しそうな憐耶。
「もしかして、
「!? それ、マジかにゃん!」
「えぇ。旦那様と同じ
「はぁ!!!魁人ちん、確か
「何ならバベルの遺産を使って黒那やノアの
「一番の
そう言って、髪をかきむしりキャラ崩壊した黒歌の絶叫が、戦闘空間に木霊した。
その後、魁人からそれぞれの適性にあった魔法等の術式を教わった二人は、それぞれ与えられた課題をこなしながら術者として大きく成長することとなる。それが見えるの夏に行われるレーティングゲームで明らかになるのだが、また別の話である。
なお、主であるソーナ、
なお、魁人は曰くーーー
「数が揃えば、
途轍もない計画を進めているとのことだった。
時間が進み深夜ーーー魁人は自身の管理している研究施設、
「自己紹介は必要かな?」
『不要よ。貴方の妹から話は詳細なデータはもらっているわ、麻羽魁人ーーー』
「そうかい。ミレニアムサイエンススクール、セミナー会長、調月リオ」
その相手は、キヴォトスで表向きには失踪しているミレニアムサイエンススクール、セミナー会長である調月リオだった。
『単刀直入に言うわ、正気?』
「嗚呼、正気だ。それに、あの
『その男は世界を滅ぼすことが目的なの?』
「さぁてねーーーあの
『さっき貴方が送った人員、全員優秀ね』
魁人の話を打ち切るように話題を変えるリオ。そのことに不意を突かれた魁人だが、直ぐ様不敵な笑みを浮かべる。
「ああ。あいつは俺を超える天才かつロボット好き。そいつの主の実力は分からんが、その天才すらも称賛するほどのロボット好き。だからこそ、嬉々と眷属になったのかもなーーー」
『その主とも言える方、まさか国家予算5年分に匹敵する支援を簡単にしてくれるとは、正直、正気を疑ったわ』
「都市を密かに作る為に予算を横領したあんたに言われたくないのでは?」
『ーーーそうね。私が言えた義理では無いわね。とりあえず、次の会談に間に合うかは分からないわ?それでも良いの?』
「嗚呼。あの男の意表を突くために造ってくれ、次元を超える船を、全ての脅威から力なき者を護るスーパーロボットをーーーそのためにコンパスのデータも送っている」
『分かったわ。一応、聞くけど、アバンギャルド君もいるのよね?』
「嗚呼。あと、あんたの声つながりでエアリアル関係も送っている。よろしければ、ケイの身体の製作にも役立ててくれ」
『余計なお世話だけど、一応、お礼は言うわーーーありがとう』
「嗚呼。では、またーーー」
そう言って、通信を切った魁人は、座っていたイスに寄りかかる形で深く座り込んだあとーーー
「さて、ミレニアムでは『ミレニアム・プラン』、こっちは『バベル・プラン』でも進めるか」
そう言って、眼を瞑り、そのまま眠りについたのだった。
悲報、魁人、自身の神器を周りに広める。詳しい内容は後日、更新する予定です。
そして、最後に、現れたのはクロスオーバーで登場させてセミナーの会長、調月リオ。
彼女に依頼した『ミレニアムプラン』とは、何か?
そして、魁人が極秘裏に進める『バベルプラン』とは何か?
話が進むうちに明らかになります。
次回からいよいよ学校公開、破茶滅茶になりそうな予感がビンビンします!!! お楽しみに!!!