「では、改めて、僕の名は、麻羽エルシアです。今回は司会進行という形で、話を進めていきますーーー」
様々な世界から、集まって始まる極秘会合が、魁人の部下であるエルシアの司会進行によって始まった。
「ではーーー各勢力の代表者の自己紹介を軽く行いましょう。最初に、三大勢力からで良いでしょうか?」
「嗚呼。問題ねぇーーー」
そう言って、エルシアの言葉に反応したのはアザゼルだった。
周りを見渡したあと、椅子から立ったアザゼルーーー
「
そう言って、隣にいるアジュカに目配せすると、そのまま着席する。
アザゼルの目配せに反応したアジュカは、そのまま椅子から立ち上がりーーー
「悪魔勢力、四大魔王の一角を務めているアジュカ・ベルゼブブだーーー魁人くんとの共同研究者として名を連ねている。キヴォトスのミレニアム、仮面ライダー世界の技術、西ゼムリアの技術同盟が有する技術にとても興味を抱いている。時間があれば、それ関連のお話を各技術関連に携わる者達と共にできれば幸いだ」
その後ーーーエルシアに目配せする。エルシアも頷き、口を開く。
「なお、昨日、発生したテロの一件で、今回、天界勢の参加は、一度見送ることになりました。ですが、この会合後に行われる懇談会で、現代表の一人である浮世英寿様が護衛を連れて、合流するとのことで、その後、短い時間ではありますが、今後についてのお話があるそうなので代表者の方は、懇談会終了後、再度、この会議室に来ていただく様お願いしますーーーでは、次にーーー」
そう言って、日本国首相である常盤総悟に視線を送り、彼が頷くとーーー
「現日本国内閣総理大臣ーーー常盤総悟だ。わが国へようこそ、異世界の方々よーーー異世界故に、貴殿らの常識と我らの常識がズレているのも理解している。故に、分からないことがありましたら、言っていただければ日本政府関係者が対応させてもらいます。改めて、短い時間ではあるが、実りのある話になるよう、お互いの腹を割っていければ、幸いだーーー」
その後、静かに頭を下げ、少し間が空いた後、姿勢を直して着席する。
それを確認したエルシアは、話を進め始めた。
「では、続いてはキヴォトスの方々からお話をいただければーーー」
そう言って、キヴォトスのシャーレの先生である火野映司を見る。
視線に気付いた映司は、頷き、立ち上がり、エルシアからマイクを渡される。そして、マイクを握った映司が口を開く。
「では、改めて、キヴォトス連邦生徒会直属組織、連邦捜査部シャーレの先生を務めている火野映司です。僕の隣に座っているのが、もう1人のシャーレの先生である門矢士さんーーー僕のサポートをしてくれる為、最近、就任しました」
その言葉を受けて隣に座っていた門矢士が立ち上がる。
「門矢士だ。詳しい経緯は後で話すーーー」
そう言った後、そのまま座った士。それを見た後、映司は、さらに紹介を進める。
「今回、我々以外にサポートとしてキヴォトスの各学園の生徒が使節団の一人として、僕の護衛及び会議のサポートとして参加してくれました。全員を紹介するのは時間が掛かるので、各学園の所属と名前だけお伝えします。詳しい自己紹介については申し訳ないのですが、懇談会の時に行いますので、そこでお願いします」
そう言って申し訳なさそうに話す映司。キヴォトス生徒使節団も、周りの参加者も分かっているため、そのまま頷く。
「まず、アビドス高等学校から廃校対策委員会の小鳥遊ホシノ、砂狼シロコーーー」
「よろしくね〜」
「ん、よろしくーーー」
そう言って、ホシノとシロコは立ち上がって挨拶したあと、そのまま着席する。
「次にミレニアムサイエンススクールよりセミナー会計の早瀬ユウカ。ここには居ませんが護衛としてゲーム開発部の花岡ユズ、才羽モモイ、才羽ミドリ、そして、天童アリスーーー」
「よろしくお願いします。ゲーム開発部の子たちは、懇談会の準備を手伝ってますので、欠席の件については、ご容赦願います」
そう言って、ユウカは紹介を受けたあと、ゲーム開発部の欠席の件について頭を下げた。
「続いて、トリニティ総合学園のティーパーティーから代表として聖園ミカ、護衛として補習授業部より、阿慈谷ヒフミ、白州アズサ、浦和ハナコ、下江コハル」
「はじめまして、叔父様方ーーー元ティーパーティーの聖園ミカだよ~補習授業部の子たちはゲーム開発部と同じく懇談会の手伝いに行って貰ってるから、許してね?あと、アルちゃんは、時間があったらお話ね☆」
そう言って、自己紹介後に、何故かアルの方に視線を送り、ウィンクするーーーそれを受けたアルは、驚きで白目になっている。
ここにいる一同は、疑問が生じたーーー確か、渡された資料によれば聖園ミカは大のゲヘナ嫌いと自称する程、ゲヘナ学園を嫌悪していた筈ーーーそのため、ゲヘナ学園から離れて活動はしているとは言え、アルに対する態度が、情報と違って、何故かフレンドリーになっているのだ。
疑問が尽きない周りを置いて、映司は紹介を続けた。
「最後にゲヘナ学園より万魔殿から棗イロハ、丹花イブキーーーその両名も懇談会の手伝いで席を外しています。そして、今回の件で、この世界でキヴォトス代表として動いてもらう便利屋68の陸八魔アル、浅葱ムツキ、鬼方カヨコ、伊草ハルカーーー以上が、今回の使節団の面々ですーーーこちらでも一刻よりも早く事件を解決できるように努力しますので、互いに手を取り合って行きましょうーーー」
そう言って、最後に紹介された便利屋68の面々と共に頭を下げた映司。それを受けて、各勢力の代表者も頷き、エルシアに視線を送る。
「では、続きましてーーーゼムリア大陸を代表してーーー挨拶を頂きましょうーーーでは、閣下、このマイクをお使いください」
「ははーーーすまないな。では、改めましてーーー元カルバート共和国大統領、サミュエル・ロックスミスだ。現大統領のロイ・グラムハート君やゼムリア各国の代表の変わりとして、今回、このDの世界に訪れた次第だーーーあまり、時間を掛かるのも良くないのでねーーー我々にとって実りのある話になるよう善処させてもらおうーーー」
そう言って、恰幅のいい温和な男性ーーー元カルバート共和国大統領のサミュエル・ロックスミスが語り、そして、軽く会釈したあとーーー再び、席につく。
それを、確認したあと、護衛としてロックスミス氏の周りにいた女性たちが立ち上がり、それぞれの名を告げ始めた。
「CID室長ーーーキリカ・ロウランよ。ロックスミス閣下の護衛として、そして、現異変に関わっているとされるルネ・キンケイド容疑者及びーーーハミルトン博士の行方を捜索する調査チームにも席を置いているわーーーよろしくお願いするわね」
「遊撃士協会カルバート支部に所属しているエレイン・オークレールよ。キリカ室長と同じく、今回の異変の調査チームの一員として協力させてもらいます。よろしくーーー」
「侍衆斑鳩ーーー副長、シズナ・レム・ミスルギだよーーー本来であれば契約は終わってたけど、今回の異変で有耶無耶になってねーーー《蛇》の動向も含めて、色々と気になることがあったから調査チームに参加しちゃった。あとで、力試しさせてくれたらうれしいなーーー」
ゼムリア大陸でも、その名も高き女傑達ーーーその姿を見たイッセーは思わずーーー
「や、ヤバいーーーゲームでは知ってたけど、それ以上にーーーくぼーーー」
「大切な会合の時でもスケベを発揮するのは辞めてくださいーーー」
見惚れていた所を子猫のツッコミという名の腹パンを喰らって悶絶していた。
ゼムリア大陸の関係者の自己紹介が終わるとーーー
「それでは最後に仮面ライダーの世界から、自己紹介をお願いします」
そう言って、エルシアからマイクを渡されたのはーーー
「向こうの日本政府、現首相ーーー氷室泰山の秘書を務めている氷室幻徳だ。首相の命により、使節団の代表として今後関わらせてもらうーーー」
仮面ライダーの世界で、現首相を務めている氷室泰山の息子にして、秘書ーーーそして、仮面ライダーローグこと氷室幻徳が受け取ったマイクを手に参加者に向けての挨拶を始める。
「なお、俺が変身する仮面ライダーの変身システムを作った一人、桐生戦兎及び相棒の万丈龍我は懇談会の準備で席を外している。また、それ以外に参加している仮面ライダー達も護衛等のサポートで席を外している」
そう言って、その隣にいる男性にマイクを渡す。受け取った男性は、そのまま立ち上がる。
「元ユグドラシルコーポレーション役員、呉島貴虎だ」
仮面ライダー斬月に変身する人類最強格の一人である呉島家、現当主にして、向こうの世界の日本政府内にある対異変対策室、室長に就任していた貴虎は、軽く自身の名を告げたあと、衝撃の一言を告げる。
「こちらの対策室と、この世界の日本政府関係者の調査で、財団Xもとい、元財団Xのエージェント、エコルこと仮面ライダーゼインが、この世界に来ていた事が判明した」
「「「「「「「「「「「「えっ!!!?」」」」」」」」」」」」
「それだけではない・・・仮面ライダーゼインは、かの《三高弟》の一人であるハミルトン博士、そしてーーー」
「サタナエルことレギオンとも接触していたーーー」
そう言って、貴虎の言葉に反応したのは、魁人だった。
「魁人くんーーーでは、ゲマトリアのベアトリーチェの件もーーー」
「えぇ、関わっているとみて間違いないでしょうーーーおそらく地下生活者とも接触している筈だーーー」
「ーーー。正直、ここまで深く手を組んでいたとは驚きだ」
そう言って、乾いた笑みを浮かべる映司に対して士は尊大な態度を取りながらも、その手腕を敵ながら称賛するのだった。
そこから、しばらくは異変について話し合うこととなるのだが、長いかつ事務的な内容ばかりなので割愛する。
そして、長時間の会合が終わりーーーこれから始まるのは世界を股にかけた交流、懇談会へと場所を変える。
懇談会は、体育館で行われるため、参加者のほとんどが移動を始めた。
そんな中ーーー
「麻羽魁人ーーー」
「おや、先ほどの会談というか使節団の紹介にも無かったはずなのですが、まさか、ここに来るとはーーーどうやって、この世界に来たのですか・・・万魔殿議長ーーー羽沼マコト殿ーーー」
「キキキーーーまぁ、ちょっとしたツテだ。イブキのことが心配だからというのもあるが、便利屋68の件ーーー特にカヨコの件に関して礼を言いたくてなーーー」
「?ーーー話が見えませんねーーーとりあえず、少し、お話でもーーー」
「嗚呼。そうそうーーー既に治っているのだろ?」
「ーーー羽沼マコト。思った以上に、侮っていたかーーー」
そう言って、魁人は座っていた車椅子から立ち上がりーーー
「ちょっとーーー席を外す。先に懇談会を始めててくれーーー」
「分かりました。なるべく、早く戻ってくださいーーー」
車椅子を引いてくれていた憐耶に声を掛けたあと、羽沼マコトと共に駒王学園の敷地内にある庭園に向かうのだった。
今回は、ここまで!!
色々なキャラが登場していますので、混乱しますが、最後にインパクトを残したのは、まさかの羽沼マコト!!
誰かのツテで、この世界に来た彼女。その目的とは!?
次回もお楽しみに!!