FIRE BOMBERの曲と共に読んでいただける様に頑張って行きたいと思います。
後更新速度も早めていけるようにします。
(一体どう言う事なんですの!)
セシリア・オルコットは憤慨していた。
同じクラスにいる数少ない男子IS操縦者の方を見る織斑一夏は教材を見ながら顔を青くし全くわからない渡された資料を捨てたと言い、熱気バサラは授業が始まってものの10分もしないうちに寝てしまう。
(どうしてあのような人達がこのIS学園に来れるんですの!品もましてや意欲も感じられませんわ!)
疑問に思いながらさっきの休み時間の光景を思い出す。
自分が席を外す前までは皆、織斑一夏や熱気バサラを遠巻きから眺めているだけだった筈だ。
(それがどうしたらクラスの過半数が一緒になって歌を歌う状況になるんですの!)
自分がクラスに戻った時にはバサラはアコースティックギターを弾きながら歌い、それを中心に一夏やクラスメイト達が囲んで歌っていた。袖を長くに改造してる娘は腕振り腰振りで踊っている。
そんな状況が授業が始まっても続き織斑先生が来るまでその状態なのだからたまったものじゃ無かった。
(それだけじゃ有りませんわ。入学式に来なかったり自己紹介もろくに出来なかったり不真面目も良いところですわ!!)
それだけでも腹立たしいのにその元が男と言うのが特にセシリアのストレスに拍車を掛けていた。
(なんて野蛮で恥知らずな人達なのでしょ、このような人達と三年間も共に過ごさないといけないなんて…)
いつまでも後ろ向きに考えてはいけないと思ったのか苛立ちを減らす為に考えをシフトする。
(同じクラスになってしまった以上仕方ありませんわね。でしたらあの方達をまともになるようにこのセシリア・オルコットが導いてあげませんといけませんわね…!)
と使命に燃えていた。
セシリアが使命に燃えて居る頃資料を捨てた一夏には出席簿、寝ていたバサラにはゲンコツが千冬からプレゼントされているところであった。
授業について行けず電話帳ほどの大きさの資料を一週間で覚えないといけなくなった一夏は魂が抜けた様な顔で机に突っ伏している。
(あんな量を一週間ってありかよぉ、こんな事だったらしっかり確認しておけば良かった…)
ふと気がつくとポニーテールにした女子がこちらに話しかけてくる。
「一夏少し良いか?」
「ん?……あ、もしかして…箒…か?屋上でいいか?」
と嬉しそうに言って教室から出て行きその後ろを何人かがコッソリついて行った。
(織斑さんは行ってしまわれましたわね。仕方ありませんわ。)
とセシリアは席を立ち授業が終わって机に突っ伏しるバサラのそばに行き声を掛ける。
「ちょっとよろしくて?」
「……………………」
反応が無い。
「ちょっとよろしいですの?」
少し声を大きめに再び問いかける。
「…………………………」
寝ていても起こせる程の声量で声を掛けているがやはり返事はおろか反応も無い。
「聞いてますの?反応くらいなさい!あなたこの私を馬鹿にしているの!」
「うるせぇな!なんだってんだよ!」
不意にバサラは起き上がる。
「まあ、いきなり怒鳴るなんてなんて非常識ですわ!」
「非常識ばどっちだよ!こっちは寝てるだろうが!」
「この私が話しかけたのですから反応するのが当たり前ですわよ!」
言い合いをしていると教室に一夏と箒が戻ってくる。
「一体どうしたんだ?」
言い合いをしている二人に一夏は問う。
「「どうしたもこうしたもねぇよ(有りませんわ)」」
勢い良く一夏の方に振り向く二人に苦笑いを浮かべる。
「それで一体どうしたんだよ?」
「この私が話し掛けられるだけで光栄なのですから無視なんてもってのほかですのよ。」
「俺はお前なんて知らねぇよ。おい一夏お前の知り合いか?」
「いや、知り合いじゃないな。悪いな俺達、君が誰かわからないんだ。」
その言葉を聞いたセシリアは驚いた顔を浮かべる。
「私を知らない!?このセシリア・オルコットを?」
「いや、名前は知ってるけど詳しくは知らないな。」
「俺は名前すら知らねぇよ。」
バサラは更に茶々を入れる。
「バサラは静かにしておいてくれ…。」
一夏は頭を抑える。
「ふっ…。まあ良いですわそこまで言う「誰も聞きたいなんて言ってねぇよ。」……そこまで言うのでしたら教えて差し上げますわよ。」
そう言うとセシリアは胸を張り自信満々に語り出す。
「私の名前はセシリア・オルコット。イギリスの代表候補生にして入試主席のエリートですわよ。」
手を腰に当て堂々と立つ。
「………代表候補生ってなんだ?バサラ知ってるか?」
「知らねぇよ…聞いたこと無いし興味もねぇよ。」
一夏は真剣に、バサラはどうでも良さげに話す、その発言を聞きクラスメイトとセシリアは唖然とする。
「し、信じられませんわ!非常識にも程か有りますわよ!常識ですわ。」
「え、えっと、それで代表候補生って?」
一夏は不味い雰囲気を感じ話を進める様に促す。
「国家代表のIS操縦者の候補生の事ですわ。つまり、エリート中のエリートなのですわ。」
「それは凄いな。」
「そうかい。」
一夏とバサラは棒読みで答える。
その言葉にセシリアは一夏とバサラを睨みながら言う。
「貴方達馬鹿にしてますの?」
「本当にわかってますの?」
と言う、セシリアの怒りの問い掛けにのらりくらりと流しながら、授業が始まるまで続いたのであった。
放課後になり一夏とバサラは山田先生に呼び出され職員室に居る。
「織斑君と熱気君。良いところに来ましたね。丁度寮の鍵が来たところなんです。」
「えっ!?寮…ですか?」
一夏は戸惑いながら聞く。
「はい。ISを操縦出来る男性としての保護も兼ねています。ですので寮の用意と家族の方に荷造りもしていただいてますよ。」
驚きながらバサラの方に目を向ける一夏
「俺は元々ここの寮に入ることになってたぜ。」
「はい、それではお二人の部屋の鍵と寮の地図をお渡しますね。織斑君が1025号室で熱気君が1045号室です。」
「あれ?俺とバサラは同じ部屋じゃ無いんですか?」
「えぇ…まあこちらにも色々ありまして。」
そう言い山田先生は遠い目をしている。
「なんでも良いよ…。さっさと部屋に行こうぜ。」
「部屋がかなり離れているな。」
(二人を一緒にして休み時間の時の様な騒ぎになるのを防ぐ為と織斑先生に言われただなんて言えない…)
山田先生の心の内を知ってか知らずか、そして相部屋に別々に配置される意味に気付いていない呑気に部屋に向かう男達であった。
寮に行くついでに夕食を済まし一夏と別れ自分の部屋に入る。
(ここが俺の部屋か……。中々良いところじゃねぇか。)
ふと、ドアの方からガチャッという音が聞こえる。
「わぁ〜!ひろ〜い!」
振り返る、そこには、タレ目の眠たそうな目をした制服の袖を余らしている女子がいた。
「なんだぁ?部屋間違ってんじゃないの?」
「ふぇ?バサランだぁ〜。どうしてここに?」
「ここは俺の部屋だ。後バサランってなんだよ。」
「バサランはバサランの愛称だよ〜。あれぇ?私もここの部屋のはずだよぉ?ほら。」
バサラは渡された紙をみる。そこには[布仏本音 1045号室]
と書かれていた。
「はぁ…。どうなってるんだよ一体。あんたは良いのかよ?」
「あはは〜大丈夫だよ。とにかくよろしくバサラン!」
楽しそうに言う本音。
「あぁ…。よろしく。」
と言いながら窓際のベッドをキープしアコースティックギターを弾く。
『MY SOUL FOR YOU』
しっとりと力強い歌声を聞き疲れていたのか本音は心地良い眠りにつく。
夜も更け静かにバサラの歌とギターの音が響いていた。
to be continued...
次回
本音「バサランの歌凄いね〜」
バサラ「へっ!嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか!」
セシリア「私は認めませんわよ!白黒はっきりさせましょう!」
一夏「お前も聞いたらわかるさバサラの歌が。」
バサラ「次回、三竦みの代表決定戦前編。次回も過激に歌うぜっ!!」
花束の少女を出せてない自分が不甲斐ない。
何より早くIS出せるようにやって行きます。
バサラの曲に関しては年代関係なく出して行くつもりです。