そして話殆ど進んでません。
前日の模擬戦が中止となりクラスは当人とその関係者達を除きクラス代表の話で持ちきりだった。
「結局クラス代表、誰になるんだろー?」
「皆動き凄かったから誰がなっても不思議じゃ無いけどね。」
「んーでも、どうせなら織斑君かバサラ君のどっちかがいいなー。」
「確かに!折角男の子が居るんだし、こう言う所で1組を押し出していかないとね。」
「でも、ISが急に動かなくなったりしたし許可されるのかな?」
「うーん?先生達が言うには心配ないって話らしいし大丈夫でしょ。」
熱が冷めるどころかヒートアップしている。
そんなクラスにセシリアが入って来た。
「皆さんおはようございます。」
そして意を決した様に男子2人に挨拶をする。
「それとバサラさんと……い、一夏…さんも///」
前者には敬意と感謝を後者には恋慕と親愛を籠めて。
「あぁ、おはよー」
「ん?オルコットさんかおはよう。」
そんなセシリアの様子に気付かない二人は普通に返事を返す。
「そんな他人行儀な呼び方ではなくセシリアとお呼びください。」
途端に本音達の目が輝く。
「おぉ!セッシーだいたーん!」
「大胆だなんてそんな、私は一夏さんの事なんか///」
「成る程ぉー、セッシーはオリムー目当てっと」
「なっ!駄目だぞそれは!」
「おおぉ!オリムーモッテモテー!」
「「っっっ〜〜〜〜///!!」」
乙女な話で盛り上がる女子達をいつの間に仲良くなったのかと一夏は眺めている。
「どうしたんだあいつら?」
「さあな?ま、頑張れよ一夏。」
そんな一夏に生暖かな視線をバサラは送った。
「クラス代表についてだが、クラス対抗戦までの日数の関係上模擬戦はもう出来ない。模擬戦をみた者、実際戦った者で話し合って決めてもらう。」
授業を始める前に千冬が切り出す。
スッとセシリアが手を上げる。
「織斑先生、申し訳ございませんが私、辞退させていただきますわ。」
「本当に良いのか?そうなると織斑か熱気のどちらかだな。」
千冬が一夏とバサラを見る。
「いいや、俺も降りますよ。気が乗らないんで。」
バサラが面倒臭そうに言う。
「えっ!?」
それを聞き慌てる様に一夏は顔をバサラに向ける。
「ふむ、それじゃあ織斑、貴様がクラス代表だ。無様な戦いはするなよ。」
面倒事をさっさと済ませたいのか千冬が話を終わらそうとする。
「ちょ、ちょっと待ってくれ!っ…いや、待ってください!それだったら自分も辞退しm…」
流されまいと必死に千冬を説得しようとするが、
「却下だ!」
あっさりと拒否される。
「どうしてなんですか!セシリアやバサラは辞退出来たのに。」
納得がいかないのか一夏は引き下がらない
「早い者勝ちに決まってるだろう。そもそもクラス代表は栄誉ある事なのだぞ、罰ゲームみたいに捉えるな。と言うわけで織斑がクラス代表だ、皆この未熟者に手を貸してやれ。」
千冬は有無を言わせぬためにクラス公認にする。
「「「「はい!」」」」
喜びを抑えた様な返事に一夏は脱力しながら出来るだけやってみようと決意した。
「折角だからクラス代表就任パーティしない?」そんな一声で放課後に1年1組のパーティが行われることとなった。
「皆グラス行き渡った?それじゃあ早速かんぱーい!」
「「「「「かんぱーい!!!」」」」」
相川清香の音頭によりパーティは始まる。
箒といた一夏は近くに居た本音に話し掛ける。
「凄い沢山人が居るな!これ、他のクラスも来てるのか?」
一夏は周りを見渡す、明らかに一クラスの人数をゆうに超えており飲み物や料理お菓子も完璧に準備されている。
「うん、そーだよ。折角三年間同じ学年なんだし仲良くしないとね。」
嬉しそうに本音はお菓子を食べながら言う。
「へー、ちゃんと考えてるんだな。てっきり騒ぎたいだけかと思ったよ。」
「…あはは…。それも有るんだけどね。」
話をしていた所にバサラが両手にお皿を持ってやって来る。
「よぉ、一夏に本音に箒。これ食べてみろよ中々いけるぞ。」
バサラは嬉しそうに手に持ったお皿を三人に見せる。
「わぁ!すっごく赤いね!」
「これは目と鼻に来るな。」
「なあ、バサラさん。この赤くてここからでもヒリヒリするカレーみたいなのは何だ?」
三人はそれを見た途端顔が引き攣り一夏以外は当たり障りのない返事を返した。
「はぁ?見てわかんないのかよカレーみたいじゃなくてカレーだよ。カーッときてハートにガツンと来るぜ!」
何言ってんだと言った表情でカレーを勧める。
「わ、私はお菓子食べてるから要らないかな。オリムーに分けて上げてよ。」
「あぁそうだな、遠慮しておこう。」
二人はバサラの勧めに一夏をスケープゴートに回避する。
「ちょっ…!のほほんさん!?箒!?」
今日はこんなのばっかりだなと遠い目をする。
「まあ、食ってみろって。」
「オリムー、ファイトー!」
「一夏、男なら腹を決めろ。」
本音と箒が目を逸らしながら一夏の背中を押す。
バサラに渡された赤くグツグツと音がするカレーを前に震えと冷や汗を垂らしていると
「おやおや丁度いい所に話題の御二方が!どうも、新聞部の黛薫子でーす。騒ぎに来たもとい取材に来ました。」
気を逃がすまいと一夏は渡されたカレーをサッとバサラに渡し薫子の方にダッシュした。
「!!はい!喜んで!なんでも聞いてください!」
「お、元気良いねー。取材のしがいが有るわ。」
「なんだ?一夏のやつ急に張り切り出して?」
さっきとは打って変わった一夏にバサラは不思議に思う。
「オリムーからしたら天の助けみたいなものだからね。」
乾いた笑みを本音は浮かべる。
「ふーん、っと冷めちまったら美味しくなくなっちまう。……カーッこれだよ!ギラギラに熱くなるぜ!」
とバサラはカレーを食べながら外の方に歩いていく。
「ありがとねー、面白おかしく捏造しておくから。それじゃあ次は…あれ?熱気君は?」
ICレコーダーを停止し薫子は辺りを見渡した。
「そういえばバサラのやつどこ行ったんだ?」
カレーから逃げるためとはいえ真剣に取材を受けたため気が付いていなかった。
「バサラさんでしたら先程カレーを食べながら外の方に歩いて行きましたわよ。」
セシリアの言葉を聞き箒は
「あれを食べていたのか。」
と驚く。
「成る程、噂にたがわぬ自由っぷりね。」
薫子は納得した様に頷く。
「噂、どんな噂なんですか?」
興味が湧いた一夏は噂について聞く。
「えっと、入学式に遅刻したのは山に向かって歌っていたとか、休み時間毎回LIVEしてるとか、7歳位の頃からギターを背負って歌っていたって所ね。」
「「「「あー………。」」」」
正直一部が当てはまる為なんとも言えない顔になる。
「その顔を見るにどうやらあながち噂で片付けられないってとこね。」
「……そう、なりますね。」
そこへ、アコースティックギターの音色が聞こえて来る。
「へぇ、これが噂の熱気君の歌ね、良いネタになりそう。折角だし聴きに行きますか。」
『MY SOUL FOR YOU』
バサラは月の方を向いて歌っている。
「〜〜〜〜〜♪」
「あ、皆来たんだね〜。」
一夏達の足音を聞き本音がはなしかける。
「いつの間にか居なくなってたからな。」
箒が呆れ顔でいう。
「まあそこはバサランだし。」
「バサラさんこう言った歌も歌えましたのね。」
セシリアは驚く。
「いつものバサラからは考えがつかんな。」
箒も表情には出さないが驚く。
「そうかな?でも綺麗な歌だよ〜。」
「そっか本音の部屋遊びに行くといっつも熱気君作曲か練習してるもんね。」
後から来た清香が本音に確認する。
「うん。ふぁいやーでぼんばーなんだよ〜。」
本音は嬉しそうに笑う。
そんな様子を薫子は少し離れたところから見ていた。
「〜〜〜〜♪」
「あーあ、取材しようにもこれじゃあ出来ないね。ふふっ…、でも本当に良い歌。」
バサラの歌を聞き食堂からパーティに来ていた1組の生徒達を筆頭にバサラの近くに集まっていた。
「皆良い顔してるなぁ、久しぶりに良い記事書けそうね。」
そうして、薫子は取材のために持って来たカメラを覗き1組のメンバーを眺めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーカシャッ
to be continued...
次回
?「ここがあいつが居るって言う学園ね」
一夏「なっ!お前は…」
バサラ「よっしゃ派手に行くぜぇ!」
?「なんなのよあんたは!」
バサラ「次回、セカンドの約束。次回も過激にファイヤァァァ!!」
書きたい事を纏めようとして纏めきれてない。
バサラの敬語を書くために21話を何回も見直してました。