IS FIRE   作:不満足

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すいません事故で利き手が骨折してました。リハビリがてらゆっくりやって行きたいと思います。


セカンドの約束

学生達が登校を始め賑やかになったIS学園に普段は見ない小柄な身体に腰まであるツインテールが印象の少女が立っていた。

「ここがIS学園、あいつが居る所…。ふふふ待ってなさい一夏。」

その少女こと凰鈴音は強気な発言とは裏腹に彼女は何処かソワソワしており時々周りを見渡したり、手鏡で髪型をチェックしている。

「たしか、受付は…。よし、こっちね。」

 

「〜〜〜♪」

(歌?こんな時間に?)

訝しげに思いながら歌声のする方へ移動する。

そこには炎の様に逆立った髪に丸縁の青いサングラスが印象的な男が空に向かって歌っていた。

(へぇ、中々上手じゃない。ここに居るってことはあれが一夏の他にISを動かしたって言う男性ってわけね。)

そんな風に考えていたが受付に行くことも忘れただ歌に聞き惚れる。

(この歌心が暖かく…いいえ熱くなる。私の事を一夏が忘れてたらどうしようとか不安はあったけど何事も突撃よね!前向きに考えていきましょ。)

そんな事を思いながら歌を聞いていた時、何処かで聞いた事がある声が響いて来る。

「おーいバサラーッ!!もうすぐ千冬ねぇが来る時間だぞ!早く教室に戻らないと!」

「おぉ一夏、もうそんな時間か。」

言うが早くバサラと呼ばれた男は駆けて行く。

 

待ち望んでいた幼馴染の急な登場に思考停止していた少女は慌てて声を掛けようとする。

「い、一夏っ!」

声に被さる様にチャイムの音が鳴り響く、その音を聞き一夏は顔を青くしながらバサラが消えた方へ走り去っていたく。

「あ、えっ!?チャイム鳴っちゃった!あれ一夏いなくなってるっ!ウソッ!?ここ何処よ!」

 

会いたかった幼馴染を見れた喜びか遅刻が確定してしまった事による後悔か道に迷った事による焦りか少女の目には涙が浮かんでいた。

 

 

 

遅刻はしたものの持ち前の明るさで何事もなくクラスに馴染む事ができた鈴はさっそく一夏に会いに1組の方へ来ていた。

「おい一夏急ぐぞ!ちんたらしてたら捕まっちまう!」

「ちょっ、ちょっと待ってくれって…うわ!?き、きたぁ」

そんな声が聴こえた瞬間、鈴がいる反対側のドアから一夏とバサラが教室から駆けていく。

「おーい!いt「「「「織斑くーん!バサラくーん!」」」」……か…何よ今の?」

駆けて行く一夏に鈴が声を掛けようとするが一夏達が走って行った反対側からくる集団によって掻き消されてしまう。

「相変わらずバサランとオリムーは人気者だね〜。」

「移動しないといけない授業や訓練の時は必ず来るもんね。」

そんな1組のクラスメイトの話を聞き流しつつ鈴は呟いた。

「一体なんだってんのよこれは。」

 

 

翌日

鈴はそれはもうイライラしていた、2組の決まっていたクラス代表を自分がなってしまう程。

結局今の今まで一夏に話しかけようとしては割り込まれたり一夏が逃げ出したりと鈴の姿を見ること無くすれ違ってしまっている。

(こーなったら先手必勝よ!朝のSHR前に捕まえてやるんだから!)

そうして歩いていると目的の1組から自分に関する噂話が聞こえてくる。

「そう言えば聞いた?2組に中国から転校してきた子が居るらしいよ。」

「聞いた聞いたー。なんでも2組のクラス代表の子と戦ってクラス代表を交代したらしいね。」

「すごーい!でも織斑君の敵じゃないよ専用機持ってるのってうちのクラスと4組だけだし。」

その声を聞き思わずムッとした勢いで1組に入って行く。

「その情報古いよ!2組にも専用機持ちがクラス代表になったのよ!」

勝気な顔を浮かべ胸を張るようにして仁王立ちする。

 

そんなクラスの乱入者を見た一夏は立ち上がり驚いたような嬉しそうな顔を浮かべ話しかけた。

「鈴!?鈴なのか?」

「そうよ、一夏久し振りね。」

 

そんな一夏達のやりとりを見て千冬が来るまで質問責めにあい机で寝ていたバサラを除いた全員がお仕置きをくらうまで続いた。

 

昼休みの食堂はいつもではありえない程静かで4人の声しか聞こえて来ない。

「「一夏(さん)これは一体どういうこと(だ)(ですの)!」

「これはって?」

「この方との関係の事ですわ!」

食堂に来ている全員が一夏の答えを一言も聞き逃さないように聞き耳を立てる。

「あぁ、鈴とは幼馴染だよ。丁度箒と入れ替わる形で来たんだ。だからセカンド幼馴染って所だな。」

「そ、そうか私が一夏の始めての幼馴染か…。」

話を聞き箒はにやけそうな顔を抑えながら納得した。

「それで一夏その…私との約束…覚えて…る?」

鈴は顔を赤らめモジモジと俯きながら聞く。

「約束?約束……あっもしかしてあれか!?」

バッと顔を一夏の方へ向き期待を込めた目で見つめる。

「鈴の料理が上手くなったら毎日酢豚を奢ってくれるってやつだろ?いやぁ、食費が浮いて助かるよ。」

その瞬間食堂の空気が凍りつき一夏の声だけが響いている。

「……一夏のバカッ!!!」

「おわっ!?鈴なんだよいきなり?」

「バカ!鈍感!サイテー!なんでそうなるのよ!」

「そこまで言わなくて良いじゃないか!あの約束にそれ以外の意味があったのか?だったら教えてくれよ!」

「嫌よ!自分で考えてよ!」

「それがわからないから聞いてるんだよ!折角会えた友達なのに仲悪くなるなんて嫌なんだよ!」

「…友達か…やっぱり…そう、そこまで言うのなら教えてあげるわ!ただしクラス代表戦で私に勝てたらね!その代わり私に負けたら何でも言うこと聞いてもらうからね!」

「わかった、俺にできることなら何だってやってやるよ!」

「絶対だからね!今度こそちゃんと約束守ってもらうからね!」

そう言うが早く鈴はさっさと教室に戻って行った。

 

食堂にはやる気に満ちた一夏と鈴に同情しながらも一夏との間に交わされた約束にヤキモキする女子達が居た。

 

 

 

 

 

to be continued...

 

 

 

 

 

 

 

 

次回

一夏「皆俺にISの操縦を教えてくれ!」

バサラ「燃えてるじゃねぇか!」

一夏「俺はどうしても仲直りしたいんだ!」

バサラ「ファイヤァァァァァァ!!」

 

バサラ「次回、クラス代表戦。次回も過激にファイヤァァァ!!」

 

 

 

 

 

 

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