Skibidi_Toilet Multiverse〜Alternative〜   作:犬社長

12 / 43


今日は短いです(ユルシテ…)





12〈who?〜正体は〜〉

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

 

「ーーーーーコレが、()()()に起きた出来事。その全てだよ。」

 

 

 俺の目の前で、そうブルースーツカメラマンは言葉を切った。

 

「僕達は奪われたのさ。……文字通り、全てを。」

 

「……………。」

 

想像を絶する壮絶さに俺は黙り込む。

 ブルースーツカメラマンも口を閉じ、暫く互いに沈黙の時間が続いた。

 

「…その……テレビマンって奴らはどうなったんだ?…仲間なんだろう??」

 

俺の問いかけに、彼は力無く首を振る。

 

()()()()()()()()()()()()()()()。…彼等は、何処かにある自分たちの拠点へ身を隠してしまった。テレビウーマンは最後まで反対していたんだけどね………。」

「マジか。仲間なんじゃなかったのかよ?」

「その程度の信頼関係だったという事だろう。…悲しい事にね。」

 

 そう言うブルースーツカメラマンは、本当に悲しそうな雰囲気を漂わせていた。

 

「だからって、見捨てるだなんてそんな……。」

「仕方の無い事さ。」

 

彼は首を再び振る。

 

「ーーーー二大タイタンが敵の手に渡り、タイタンテレビマンもあの時は負傷していた。…彼らの選択は、自分達の安全を守る為だったんだ。それは合理的な判断だとは思っているよ。」

 

そう言ってから、彼は立ち上がった。

 

「ーーーーーだからと言って。…それで僕達が諦めるわけにはいかない。テレビマンの力を借りずともこの世界を取り戻してやる、それ位の気概が無きゃ、もうどうしようも無いからさ。」

 

ーーーーー話しながら、彼は俺の側までやって来る。

そして俺の肩に手を乗せて、次の言葉を紡いだ。

 

「ーーーーー()()()()()()()()()()()()()。10年間温め続けた作戦だ。」

 

 クルリと動いた彼のカメラレンズが、此方を真っ直ぐ真剣に見つめる。

 

 

 

「………君にも手伝ってほしい。」

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

場所は変わり、アライアンス基地の【修繕室】

 

 

ーーーーーDr.カメラに機体検査をして貰っていたプランジャーマンは、丁度その検査を終えて外へ出て行こうとしていた。

 

 今、広い修繕室の中には、ドクターとプランジャーの2人しか居ない。

 正確には充電中のアイボが居るが、彼(?)は電源自体を落としているので、ただの置物と化している。

 

「ーーーーープランジャーマン。」

 

そんな部屋の中に、ドクターの呼び声が木霊した。

 

「なんだ?ドクター。」

 

修繕室の出口で振り返るプランジャーマン。

 

彼に向かって、ドクターは慎重に語りかける。

 

「お前達が拾って来たブレーダーカメラマンだが、少し不可解な所がある。…注意しておけ。」

「不可解……とは?」

 

 プランジャーマンの問い掛けに、ドクターは無言で手元のタブレットを操作した。ーーーーそこには、ブレーダーカメラマンの機体情報が映し出されているようだ。

 

「私は彼を修理する際、彼に黙って機体データを採取していた。…すると、謎めいたデータが取れたのだ……見ろ。」

 

彼に向けられるタブレット。

其処にはこんな文字の羅列が書いてあった。

 

 

 

【個体名:ブレーダー・カメラマン

 識別番号:■-■■■■■■■-■■

 状態:不完全[全機能未解放]

 機能解放段階:30%】

 

 

 

「……何だこれは…。」

 

 プランジャーマンは顎(に当たる部分)に手を当てて、首を傾げる。

ドクターはタブレットを手元に戻し、腕を組んだ。

 

「識別番号が識別不能な事もそうだが、解放されていない機能があるという事に、私は引っかかっている。…一応、怪しまれない程度に弄ってみようとしたが、無理そうだったので諦めたよ。

ーーーーーそういえば確か、単独でデスクロースキビディミュータントと戦っている所を、お前が助けたのだったか??」

 

「あぁ。その通りだ。」

 

プランジャーマンは頷いた。

そんな彼に向かって、ドクターは念を押すように指を差す。

 

「彼は我々の知らない力を持つ、正体不明のカメラマンだ。…何か裏がある可能性もある。もう一度言うが、気をつけろ。」

 

 その忠告にプランジャーマンは小さく頷いた。そして、一言呟く。

 

「ーーーーーだが、悪い奴じゃないと思う。」

 

ドクターはピクリと頭を動かした。

 

「それは確かか?……イレギュラーは歓迎できんぞ。」

 

 その言葉に、プランジャーマンは充電中のアイボへ目を向けながら答える。

 

「彼はトイレ軍と戦っていた。それに………【相棒】をとても大事そうにしてたからな。ーーーーー犬好きに悪い奴は居ない……そうだろう???」

 

「それは根拠にならないだろう。…そのアイボも、唯のサポートAIでは無いようだぞ??」

 

呆れたように首を振るドクター。

だが、プランジャーマンの思いが変わることはなかった。

 

「俺は直感でそう思っただけだ。そして、俺は俺の直感を信じてみる。ーーーー勿論、ドクターの言葉も頭には留めておくよ。忠告ありがとうな。」

 

彼は小さく親指を立てると、修繕室から出て行く。

 

 

「……………まったく。お前らしいな。」

 

 

 後にはドクターと、何も語らずに眠るアイボが残されるだけとなったーーーーーーーーーー

 

 

 

 








ブレーダーカメラマンは、コレからまだまだ強くなれるかも???

あとテレビマンは……どうなんですかねコレ。
なんとなく、あの段階でタイカメまで洗脳されたら、テレビ達はこんな態度取りそうだなって思いまして。
実際、カメラマン達がやらかした時は結構ボロクソ言ってきますし、最近のエピソードではカメラマン達よりアストロの技術解析優先してますし……。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。