Skibidi_Toilet Multiverse〜Alternative〜 作:犬社長
短いです(ゴメン
「ーーーーー発電所奪還には、
会議室の中に、ブルースーツカメラマンの朗々とした声が響き渡る。
「エネルギータワー奪還にはプランジャーマン、ナイフマン、
続いて、彼は暗い地下道が写されている写真を指さした。
「かつて、エネルギータワーへ供給される電力は、地下に造られた専用の通路を通って送られていた。…今は恐らく破壊されている筈だけど、ここの修復も頼みたい。此処には、エンジニアやサイエンティストに行って貰う。」
その言葉に、会議室のあちこちに座っている【エンジニアカメラマン】達が頷きを返す。
「ラジャー!」
「了解だぜ、ラッキー。」
「修理なら我々エンジニアにお任せあれ!」
「うん。頼むよ。」
彼等に軽く頭を下げてから、ブルースーツカメラマンは室内にいるラージカメラマンや、ラージスピーカーマンの方へ顔を向けた。
「ーーーーーで、耐久力の高いラージ系統の皆には、【ギガトンスキビディトイレ陽動部隊】に行って欲しい。………正直、死にに行く様な物だけど………頼めるかな?」
その言葉に、顔を見合わせるラージカメラマン達。
「当たり前だろ。」
そう一番に口を開いたのは、一緒にアイボを修繕室へ連れて行ってくれた、あのラージスピーカーマンだった。
「俺達は元々この為に生きてきた。世界をトイレの手から解放する為に。…この命がその礎となるのなら、幾らでも捧げてやるよ!」
その言葉を聞いた他のラージカメラマン達が、一斉にサムズアップをしてみせた。
中には拳を掌に打ち付けて、戦意を滾らせている者も居る。
ーーーーー少なくとも、誰一人として死を恐れてなど居なかった。
「そうか…………ありがとう。」
そんな彼らに向かって、ブルースーツカメラマンは深く頭を下げる。
そして顔を上げると、再び真剣な口調で話し始めた。
「コレで全部隊の編成は終わった。ーーーーー
「了解。」
俺の隣でナイフマンが頷く。
「ふ…。もう出来ているさ。」
デッキブラシマンが、背中のデッキブラシを指差して、不敵に笑った。
俺も、腰から下がる刀を軽く握りしめる。
すると頼もしい鋼の感触が伝わって来て、少し心が落ち着いた。
「よし。それじゃあ、ここで作戦会議は終了とする。ーーーーー総員、解散!!」
『『了解!!!』』
こうして、ブルースーツカメラマンの声で全員が動き始める。
全ては、来たる今晩ーーーーー彼等の運命が決まる刻の為に。
◇◆◇
ーーーーー作戦会議が終わったあと、俺はその足で修繕室へと向かっていた。
作戦会議の間に、充電が完了していたであろう〈アイボ〉と、合流する為だ。
「おぉ〜い!ドクターさーーん!!アイボの充電終わったかー?!」
修繕室のドアを開け、俺は室内へ呼び掛ける。
すると奥からドクターカメラマンと、すっかり元気を取り戻したアイボが出て来た。
「ワン!ワン!ワン!!」
「おーー!!アイボ〜〜!元気になったんだなぁ!?良かった!!」
吠えながらこっちへ飛び込んで来るアイボを、両手でしっかり受け止める。
…ゴチンッと、金属同士がぶつかる鈍い音が鳴った。
「ありがとな!ドクターさん!アイボを充電してくれて!」
「…私は別に大した事はしてないさ。役目だからな。」
小さく首を振るドクター。
「いやいやいや。俺の腕もそうだったけど、アイボの面倒もみてくれて、ホント感謝してるんだよ!」
俺は親指をドクターに向かって立てた。
感謝の意を込めた、渾身のサムズアップだ。
「……そうか。」
ドクターの発言は短かったが、言葉の端に微かな喜色が滲んでいて、俺は和やかな気持ちになった。
やはり、感謝されて悪い気になる人は居ない。
「ーーーーーところでドクターさん。俺達、これからエネルギータワー奪還へ向かうんだが、何か俺にも使えそうな装備って無いか?」
俺はアイボを抱えたまま、ドクターへ問い掛けた。
「装備か?…アンタには『刀』があるだろう??」
ドクターは小さく首を傾げる。
「いや。それはそうなんだけどさ。ーーーーミュータントと戦ってる時、遠距離攻撃が出来る武器とか持っていれば、もう少し戦えたんじゃないかなって思って。」
話しながら、俺はデスクローミュータントと戦っている時の事を思い出していた。
奴の背中のロボットアームから放たれるエネルギー弾は、自分にとっては実に脅威だった。
プランジャーマンのように、レーザーを回避して正面から殴り込みに行ければ話は別だが、流石にあんなア◯ロみたいな芸当は俺には出来ない。
ならば、遠距離武器の1つや2つ位は、持っていたほうが良いのではないか…と思ったが故の相談だった。
「ふむ……。なら、銃を持っていくと良い。ロケットランチャーも有るが、今は弾数が少なくてな。…銃なら、ある程度予備がある。ーーーーー少し待ってろ。」
そう言って、ドクターは一旦部屋の奥へ戻ると、直ぐ両手に黒光りする銃器を持って出てきた。
「ーーーーーハンドガンと、ボルトライフルだ。…ハンドガンは標準的な9mmパラべラム弾を使用し、ボルトライフルは専用のボルト弾を使う。…1つずつ持っていくと良い。」
「おー!!ありがとう、ドクター!」
礼を言って、俺は2丁の銃を受け取る。
続いてドクターは、俺に皮から作られたホルスターと、ショルダーベルトを手渡した。
「コレがハンドガンのホルスターだ。腰につけろ。…ボルトライフルはショルダーベルトで肩から掛けていくと良い。」
「おう。何から何までありがとな。」
俺は言われた通りにハンドガンをホルスターへ仕舞い、ボルトライフルを肩からぶら下げた。
これで少し装備重量が増えたが、この程度なら許容範囲内だろう。
「ワン!」
『カッコ良いよ!』と言っているかのように、アイボが俺を見て吠える。
「よし…!これで良いな。」
自分の新たな装備を見下ろし、俺は1人で親指を立てた。
ーーーーーこうして、俺はドクターの下で新たな武器を手に入れたのだ。
なんか、いつの間にかブルースーツカメラマンが指揮官みたいになってる……
という事で、今回はアイボ復活と武器入手回でした。
次回、発電所及びエネルギータワーへカチコミます。
期待せず待っててネ()