Skibidi_Toilet Multiverse〜Alternative〜 作:犬社長
(今回はアライアンスに関するオリ設定が出てきます。ご了承してネ)
ーーーーー最初の旧アライアンス基地制圧から3日が経った。
あれから、俺たち資源サルベージ部隊は拠点周辺の基地を巡り、全ての基地を制圧して資源を回収する事に成功した。
回収した資源物資はエネルギータワーへ送られ、タワーでは3日前から新型タイタンの建造が始まっているらしい。
また、制圧した5つのアライアンス基地も仲間達の手によって整備され、新たな基地として生まれ変わった。
これによりアライアンス全体の行動範囲が広がり、今までは手の届かなかった地域にも、人員を派遣できるようになった。
コレはかなり大きい成果であり、遂に本拠地以外の都市も、奪還対象に選択する事が出来るようになったという事でもある。
現状、本拠地であるエネルギータワー以外の基地では、アライアンス達の武器を作成している。
……タワーがネットワーク環境を取り戻せば、【MOTHERv3】と呼ばれる〈アライアンスメインサーバー〉にアクセスして、
…因みに、彼等の
ーーーーー何故なら、【魂】が無いからだ。【魂】無き【器】が動く筈も無い。それは当然の事である。
つまるところ、動かす為には【魂】が要るのだが、その【魂】の在り処こそが、メインサーバー足る【MOTHERv3】の内部なのだ。…さすが、【母】の名を冠しているだけある。
…コレが、アライアンス達がネットワーク復旧を急ぐ理由だ。
そして、どうやらその【魂】とは〈
………なんと驚き。
いや…確かに俺も元人間である事に変わりはない。転生者だし。だが、プランジャーマンやナイフマン達まで、
彼等は、トイレ軍に対抗するために人間が創り上げたロボット兵の様なものだとばかり、俺は思っていたのだ。
(ブルースーツカメラマンの説明が、そんな感じだったせいでもある気がする。)
因みにこれに気付いたのはつい最近。
最初の基地制圧後に何故か仲良くなった
その時は思わず『えっ???人間だった!?』と間抜けなリアクションを取ってしまったものだ。
しかし、直ぐに『何驚いてんのさ?ブレーダーだって、元人間でしょ?流石に〜。』と返され、返答に困ってしまった。
確かにそれはそうなのだが、まさか彼女達まで元人間だとは思っていなかったのだ。
とは言え、どうも皆の間では常識となっているであろう事に対して『知らなかった』と言えば、またややこしい事態になりそうな気もしたし、取り敢えず話を合わせる事で何とかその場は乗り切れたのだ。
……この辺りのアライアンスの詳しい事情は、また後でブルースーツカメラマンに聞くとしよう。
ーーーーーなんて事も有りつつ、俺はこの3日間を過ごしていた。
もちろん、ただ仲間と駄弁っていた訳では無い。俺はもっぱら、街の外の基地整備に勤しんでいたのだ。
【MOTHERv3】と繋がっていない今、アライアンスには人員を補充する為の方法が無い。ーーーーー故に、何をするにしても殆ど総動員なのだ。
この調子だと、新タイタンの初仕事は土木作業かもな〜と言ったのは誰だったか。まぁ別に誰でも良いが、なんだかそうなりそうでは有る。
ーーーーーま、例えそうなっても、それはそれで平和的で良いよね。
…………なんて思っていた時期が、俺にも有りました。
「ーーーーーすみませんドクター!!直ぐに1階へ来て下さいッ!!緊急修理をお願いしますッ!!」
エネルギータワーに響く、
丁度その時、俺はドクターと一緒にタワー内部に新設された【修繕室】に居たのだが、その声を聞いて急ぎ外へ飛び出した。
エレベーターに慌ただしく乗り、修繕室のある25階から1階へ下りる。
そして1階に到着した俺が見たものは、
「ブ、ブルースーツカメラマンッ!?」
俺は慌てて彼へ駆け寄る。
…ブルースーツカメラマンは、確か仲間達と共に〈スキビディ・サイバーシティ〉と呼ばれるトイレ軍の街へ潜入していた筈だ。
ーーーーーその目的は、サイバーシティに封印されている可能性のあるサポートAI、〈戦術級汎用電脳仮想体
電脳体ーーーーー即ちインターネットアクセス能力を持つ彼女をタワーのシステムに組み込めば、【MOTHERv3】とのアクセスをまた行える様になるらしい。
故に彼は仲間達と共にサイバーシティへ旅立ったのだ。(俺は知らなかったけど。)
しかし他の仲間達の姿は見えず、其処には死にかけのブルースーツカメラマンが1人居るだけである。
「おい!なんでそんなボロボロなんだ!?一体何が…」
「話すのは後だ!死ぬ前に修理しなければならない!」
俺と彼の間に割り込むようにドクターが跪き、修繕室から持参した応急修理キットを使って、ブルースーツカメラマンの修理を開始する。
其処に何人かのサイエンティストカメラマンもやって来て、ドクターの補助を始めた。
更に一報を受けたであろうプランジャーマンまで1階にやって来る。
「ーーーーーどうしたんだラッキー!?モノクルカメラマンや他の仲間達は?!何があった!!」
俺達からの問いかけに、ブルースーツカメラマンは息も絶え絶えな様子で答える。
「……サ、サイバーシティで、思わぬ脅威に…出くわした…。おそらく…み、皆殺られてしまった筈だ……。僕だけはギリギリ助かったが……帰還用の、ヘリも、途中で破壊されて………」
「ーーーーー帰還用のヘリが壊されただと?まさかお前、そんな死にかけの身体で、ここまで徒歩で来たのか?!」
驚くプランジャーマン。
〈スキビディ・サイバーシティ〉は、輸送機を使って行かなければならない程、アライアンスの本拠地からは離れた位置に有るという。
……帰還の為の手段を破壊された場合、戻りは徒歩しかなくなる訳だ。もちろん、アライアンス自体の移動速度は人間と大差無いので、徒歩での移動だとかなりの時間が掛かる。
そんな長い道のりを、彼は渡って来たのだ。しかも、死にそうな重傷を負ったまま………。
「…じ、情報が1つある…。」
ブルースーツカメラマンは、唖然としているプランジャーマンに話し掛ける。
そして、彼が次に語った事は主に俺を酷く驚かせるモノだった。
「ーーーーーて…敵は……
「ーーーーーッ?!?!」
ーーーーー俺の目的である、〈7人の機士〉の探索。……どうやら、ソレとの初邂逅は穏便に済みそうな感じでは無いらしい。
今回の話に出て来たアライアンス元人間説ですが、あくまでもこの小説の中の設定です。
そもそも本家には【MOTHERv3】や〈人格情報〉なるモノは出てきませんからね…。
正直、本家で明らかになっていない所は全てオリジナルの設定を適応する事にしたので、今後の本家の展開次第では矛盾が発生する可能性が大ですが、許してください。
…もうプロットは組んでしまったんだ……