Skibidi_Toilet Multiverse〜Alternative〜   作:犬社長

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33〈4thTitan〜第四ノ巨人〜〉

 

 

 

 

 

「ーーーーー大丈夫かなぁ?ラッキー。」

 

 

俺の隣から、シーちゃんの声が聞こえる。

 

「…ドクターのお陰で大事にはならなかった。それで今は良いとするしか無いな。」

 

 俺は白い光を放つ天井の蛍光灯を見ながら、そう彼女へ返事を返した。

……彼女が隣で俯いた気配がする。

 

 

ーーーーーブルースーツカメラマンがボロボロで帰って来た後、応急修理をされた彼は直ぐに【修繕室】に運び込まれ、本格的な修理を受ける事になった。

 

 そして結果を言えば、修理は成功した。…が、重傷を負ったまま長距離の無理な移動を続けたせいか、擬似神経システムが焼き切れてしまい、一時的に一切動作をしない状態になってしまったのだ。

 

 死んでいる訳では無いが、動きはしない。…いわば、昏睡状態である。

 

 彼とアレ以上の会話を交わすことは出来なかったので、結局アライアンス側が知れたのは『サイバーシティ潜入部隊は、洗脳された〈7人の機士〉の1人に敗走した。』と言うことだけであり、詳しい事は未だハッキリしていない。

 

 そして彼からの報告を受け、プランジャーマンはサイバーシティに関する作戦行動を一旦停める判断を下した。

 

 〈7人の機士〉の誰が敵に回ったのか、サイバーシティはどんな状態なのか、其れ等が不透明な段階で2次隊を派遣するのは無謀である、と考えた為である。

 

ーーーーー取り敢えず、現在鋭意建造中の新タイタンの完成を待ち、完成の後にサイバーシティを射程に収めた作戦を練る。…コレが彼が下した最終判断だ。

 

 因みにタイタンは既に素体が完成し、後は起動テストやタイタンの武装を造るのみとなっているらしい。

 

……建造着手が3日前なのに、もう素体完成とは速すぎないか?と思ったものだが、プランジャーマンから返ってきた答えはこうだった。

 

『ーーーーー10年と3日だ。』

 

ーーーーーつまり、10年間の内に新タイタンの構想はほぼ完成していて、本当に後は材料と建築できる環境を待つのみだった、という事である。

 そして今、材料と環境が揃ったことで、破竹の勢いでタイタンは組み上がっている訳だ。

 

 

 ならば、取り敢えず今の自分達に出来る事は、来たる新タイタン完成後の作戦行動の為に準備をしておく事だ。

 

ーーーーー新タイタンが完成すれば、プランジャーマンはタイタンと共にサイバーシティへ向かう筈だろう。それに便乗し、自分もサイバーシティへ向かう。

 

 目的は1つ。ーーーーー〈7人の機士〉の洗脳を解くためだ。

 

 〈7人の機士〉を仲間にする事が俺の任務である以上、彼等が1人でも洗脳されている状況はよろしく無い。

 

 この事は、プランジャーマン達にも伝えてある。(勿論、エージェントの事は隠して。)

 

ーーーーーというのも、プランジャーマン達から見た〈7人の機士〉は、役目を終えたプロトタイプでしか無い。彼等が開発初期段階で強力な力を授かっている事は知っているが、積極的に仲間に引き込む程のアドバンテージが有るかは微妙なラインなのだ。

 

 故に、『洗脳が無事解ければ良し。解けなければ破壊も視野に入れる。』と言うのが、プランジャーマン達のスタンスである。

 

(正直、これで全員味方に出来なかった場合、任務は失敗なのか否かすら俺は分かんねえだけどな。エージェント的には戦力が欲しいだけみたいだし……1人欠けても大丈夫なのか?)

 

……というか、そもそもエージェントは『〈7人の機士〉を探せ。』としか言っておらず、仲間にして戦力増強うんぬんはブルースーツカメラマンの憶測に過ぎない。………マジでアバウト過ぎるぞ、エージェント。

 

 

 まぁ、コレについて考えていても仕方が無いだろう。取り敢えず、ブルースーツカメラマンの再起動(目覚め)を待って、それからーーーーーーーーーー

 

 

 

ズゥゥン……!!!

 

 

 

……()()()()()()()

 

 

「っ?ーーーーーなんだ!?」

 

 蹌踉めきかけたシーちゃんを片手で支えつつ、俺は視線を天井から窓へと向ける。

 

 陽光射し込む大きな窓からは、何時もと変わらない街の景色が見えているーーーーー筈だった。

 

「……ッ!何アレ…?」

 

隣でシーちゃんがポツリと呟く。

 彼女の(レンズ)は、タワーから見える景色の端ーーーーー街を覆うバリアギリギリの位置に向けられていた。

 

…其処にあるものを見て、俺も首を傾げる。

 

「ーーーーー黒い……靄???」

 

…次の瞬間、タワー全体に警報が鳴り響いた。

 

 

『緊急事態発生!緊急事態発生!!ーーーーー郊外に大規模なスキビディトイレの軍団が出現!!至急厳戒体制を取れ!!!』

 

 

 その警報が鳴り止むか止まぬ内に、黒い靄の周囲に無数のトイレ達の姿が現れる。

 

 皆、巨大な飛行機の主翼の様な物を便器の両脇に設置しており、それで威圧的に空を飛んでいた。

 

「飛ぶトイレ……!!」

 

 ピピッと毎度おなじみ〈スキャン機能〉が作動し、街周辺を取り囲む様に展開して行く翼付きトイレ達をスキャンする。

 

 

【個体名:フライング・ボンバースキビディトイレ

 状態:正常

 説明:戦闘機のような翼を持ち、地上へ爆撃攻撃が可能なスキビディトイレ。

 勝率:(此方に飛行手段がない場合)10%

    (ある場合)80%】

 

「…フライング・ボンバー…!」

 

 視界に映し出された名前を読み上げ、俺は次々と現れる彼らを睨み付けた。

 

 既に、30体近い数のフライング・ボンバースキビディトイレが街の周囲に現れており、しかもまだ数は増えそうだ。

 

「コレはマズイかなぁ…。」

 

 シーちゃんが、バリアの外を飛び交うトイレたちを見て呟く。

 

「あいつら、バリアを突破することは出来ないけど、バリアの上から爆弾を落として来るかも…!ーーーーー残念ながら、アンチトイレバリアは物理的な障壁じゃないからね…!」

「ーーーーーそうだな…これはマズイぞ…!」

 

俺も彼女の呟きに賛同する。

 

…アンチトイレバリアは、あくまでもトイレに対して毒となる波長の光を、球形に展開する事でトイレを内部に入れない為のモノだ。ーーーーー外からの干渉を防ぐ為の、物理的なバリアでは無い。

 

 故にトイレで無いものならバリアをすり抜けられる。……そう、爆弾とかなら!!!

 

 

「SKIBIDI SKIBIDI………」

 

 

…俺達に緊張が走った刹那、街の外に展開されていた黒い靄の中から、見覚えのある長いクローが伸びた。

 

「…あのクロー……まさか!?」

 

 俺が口走ると同時に、黒い靄を割って〈()()()()()()()()()()()()()()()()()()〉が姿を現す。…80メートル超えの特徴的な巨躯が、既に威圧感増し増しの空に更なる威圧感を足した。

 

「デスクロー!!ーーーーーやっぱり戻って来たの?!」

 

奴を見たシーちゃんが両手を握りしめる。

一方、俺は奴に少しの違和感を覚えた。

 

「なんか……クロー、ゴツくなってね?」

 

そう……便器の両側から伸びるクローが、少し巨大化しているのだ。

 更に、便座の後ろのタンクに2門の大砲のような物が増設されており、全身を覆う紫のスパークも心做しか増えている。

 

 極めつけに、彼は翼無しで空を飛んでいた。……良く見れば、便器の真下に何か紫色に輝く小さな円盤のような物が付いている。

 ソレがステレオタイプのUFOの如く光を放って、奴を空に浮かび上がらせているのだ。

 

 

【個体名:デスクロー・ギガトンスキビディトイレ2.0

  状態:正常

  説明:何らかの手段によって強化されたモノであると推測出来ます。

  勝率:0.1%未満

 (戦闘非推奨。即時退避してください。)】

 

 

「んな………2.0、だと……!?」

 

 スキャン結果が齎したのは、奴がパワーアップしたという恐るべき事実であった。

 

 パワーアップ前ですら、正面衝突を避けてアンチトイレバリアを起動する事による街からの追放、という形でしかヤツに対処しようが無かったのに、まさかのパワーアップまでして帰ってきたなんて、最早悪夢である。

 

…恐らく、アレに勝てる戦力はコチラには存在しないだろう。ラージ系のアライアンスは、パワーアップ前のデスクロー・ギガトンスキビディトイレを足止めする為に、皆散ってしまった。

ーーーーーというか、もしこの場にラージ系が居た所で、今度は足止めにすらならない可能性がある。

 

 どうするんだよアレーーーーーと俺が戦慄する中、現れたギガトンスキビディトイレ2.0が、バリアの上ーーーー遥か高みから此方を見下ろして口を開いた。

 

「HAHAHAHA………また会ったな、アライアンス共。あの時の雪辱を果たす時が遂に来たようだ。見えるかな?私の新たな姿が……。」

 

 自信あふれる口調でそう言い放ち、奴は誇示するように両腕のクローを広げて見せる。空すら飛べる様になったその巨体が、遥か空の上からタワーへ黒い影を落とした。

 

 その姿を見ていたのは、なにも俺達だけでは無い。……タワーの最上階ーーーーー今は司令室となっているその部屋では、プランジャーマン含め多数のアライアンス達が、その姿を目撃していた。

 

 

「……何たる事だ…。」

 

 司令室から空を見上げ、プランジャーマンは手を強く握りしめる。

 

ーーーーー対空兵器などは、まだ配備出来ていない。つまり、あのデスクロー・ギガトンスキビディトイレ2.0に対抗する手段は此方に無いーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー瞬間、プランジャーマンの脳裏に閃きの電流が走る。

 

 

………本当に無いのか?……1つ有るんじゃないのか??

 

 

「ーーーーーお前ら…………()()()()()()。」

 

 空に浮かぶ忌わしき巨躯を睨みながら、プランジャーマンは仲間達に指令を飛ばした。

 

「…アレ、ってーーーーーまさか!」

 

 プランジャーマンの言わんとする事を理解したカメラマンの1人が、驚くように彼へ振り向いた。

そんな彼を肯定するように、プランジャーマンは力強く頷く。

 

 

「ーーーーーあぁ、()()()()()()()()()()。」

 

「ーーーーーーーーーッッ!!!」

 

 

一瞬にして緊張が走る司令室。

 

「無茶だプランジャーマン!ーーーーー新タイタンは起動テストすらしていないんだぞ?!武装もまだ完全な状態じゃない!返り討ちに遭うかもしれないぞ!」

 

 サイエンティストカメラマンの1人が、狼狽えながら彼へ懸念点を伝えた。

 しかし、プランジャーマンは首を振って自らの意見を押し通す。

 

「それでもだ!ーーーーー主武装(メインウェポン)()()()()()()()んだろ!?素体も組み上がっている!アレしか、この場を乗り切る術は無い!!」

「ーーーーー!!」

 

 彼の言葉を聞き、司令室の中に居た全てのアライアンス達が顔を見合わせた。ーーーーーそして、誰彼と無く頷き合う。

 

 

「ーーーーー了解したぜプランジャー!これより、タイタンの出撃準備を開始するッ!!」

 

誰かの声を皮切りに、司令室の全員が次々と動き出した。

 

「俺はオペレーターに回る!起動は頼んだ!!」

「よし!起動は我々に任せろ!!」

「テストなんざしてる暇ねぇッ!!いきなりだが、主電源オーーーンッッ!!」

 

……ポチッ!!!

 

 サイエンティストカメラマンの1人が、押したら何かが起こりそうな真っ赤なボタンを、躊躇いなく押す。

 

 

次の瞬間、エネルギータワーが再び震えた。

 

 

ーーーーーズゥゥン……!!!

 

 

 地鳴りと共に、タワーの隣に建設されていた巨大な長方形の建物が震える。

 

ーーーーーこの建物こそ、タイタンを建造する為の建造所兼タイタンの格納庫なのだ。

 

 そして今、その格納庫の扉を内側から吹き飛ばすが如く、空色の閃光が轟々と周囲に振り撒かれていく。

 

「ーーーーー主電源接続完了!タイタン起動開始ッ!!」

「電圧想定内!〈バルジコア〉臨界点突破!!インターフェイス接続開始!」

「インターフェイス全接続!起動フェイズA-1からD-9まで全て完了!異常無しです!!」

「緊急用戦闘AI起動!未同期の人格情報ファイルをオーバーライド!緊急制御システムでの運用に切り替え完了!!」

「了解!!メインシステム戦闘モード移行!システムオールグリーン!!」

 

 オペレーターと化したカメラマンとスピーカーマンの声が、矢継ぎ早に司令室を飛び交う。…それを聞きながら、プランジャーマンは椅子の上に座り込んで両手を顔の前で組んだ。

 

「準備完了!!全システムに異常無し!!何時でも発進できますッ!!プランジャー!合図をッッ!!」

 

 スピーカーマンの1人がそう叫んで、プランジャーマンの方を振り返った。

 プランジャーマンは頷き、声高らかに宣言する。ーーーーー今まさに格納庫から解き放たれようとしている者の名を。10年の時を超えて、爆誕したアライアンスの救世主となる者の名を…!

 

 

「了解した。ーーーーーーーーーー発進せよ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ズッドォォォォォォォン!!!!

 

 

ーーーーー次の瞬間、格納庫が内側から吹き飛び、目が覚めるような空色の閃光が全てを包み込んだ。

 

 そして、閃光の中から空色の光を纏った〈()()()()()()()()()()()()〉が現れる。

 

ーーーーーゴウッッッ!!!!

 

 そして現れた勢いそのままに、タイタンテレスコープマンは空を舞った。

…その背中には、巨大なタイタン用のバックパックが付いているのだ。

 

 

「なんだと…?!」

 

 

 バイザーの奥で目を見開くデスクロー・ギガトンスキビディトイレ。

 

 現れたタイタンテレスコープマンは、彼と同じ高さまで上昇してから、ジェットパックのエンジンを止めてホバリングへ移行する。

 

 

……その姿は、今までタイタンとは大きく異なっていた。

 

 

 先ず、【望遠鏡(テレスコープ)】の名が示す通り、頭部は前後に長く伸びた望遠鏡の様な形をしている。顔の左横には小さなパラボラアンテナの様な物が付いていて、顔のレンズは透き通るような水色に光っていた。

 

 そして、身体は何も纏っていない。艶消しの黒に染まったボディは、所々で配線が剥き出しとなっており、正直防御力は低そうだ。

(…コレに関しては、服などの防具が出来上がる前に起動しなければならなくなった為であるので、服が無い訳ではない。)

 

ーーーーーしかし、タイタンテレスコープマンの見た目で特徴的なのは、両肩と融合するように付いている巨大な砲身と、背中に背負っている矢鱈と巨大なリング状の物体だろうか。

 

…肩に付いている大砲は兎も角、背中のリングは何の為の物なのか、初見では分からない。ーーーーー実際、ギガトンスキビディトイレも、背中のリングが何なのか分かりかねていた。

 

「…まさか3大タイタンのどれとも違う、〈4体目〉を貴様らが造っていたとは……驚きだ。」

 

 ギガトンスキビディトイレは、タイタンテレスコープマンを睨みながら口を開く。正直、コレは予想していなかった。自分が傷を癒し、アップグレードを施してもらっている間に、まさか新たなタイタンを造っていたとは思いもしなかったのだ。

 

 

ーーーーーしかし、それでもまだ彼は自らの有利を疑っては居なかった。

 

 何故なら、自分はアップグレードを施して貰ったばかり。…手に入れた力は強化(アップグレード)前より明らかに強大であり、こんな配線丸見えで急拵えにしか見えないタイタン1体など、所詮自分の敵では無いーーーーーそう考えていた。

 

だからこそ、彼は声高らかに叫ぶ。

 

「だが、勝つのは私だ!!ーーーーーボンバースキビディ共!あのタイタンを屠れ!!!」

 

 彼の声を合図に、空を飛んでいたフライング・ボンバースキビディトイレ達が、一斉にタイタンテレスコープマン目掛けて両翼からミサイルを飛ばした。

 

 赤いジェットの尾を引き、何十発ものミサイル弾がタイタンテレスコープマンへ殺到する。

 

ーーーーーそのまま、避ける事も出来ない圧倒的弾幕の前にタイタンが砕け散る。ーーーーーそんな未来を想像し、ギガトンスキビディトイレはニヤリと笑った。

 

 

…が、ここから先の展開は彼の想像の真逆を行ったのだ。

 

 

「…………。」

 

 

無言で両腕を広げるタイタンテレスコープマン。

 

その瞬間、彼を中心として球形のバリアが生まれ、ソレが飛来する全てのミサイルを受け止めた。

 

 

ズドドドドドドドドォンッッ!!!!

 

 

ーーーーー爆ぜるミサイル。…連鎖する爆炎が太陽よりも眩く光り、凄まじい衝撃波が周囲の雲を吹き散らす。

 

……しかし、タイタンテレスコープマンのバリアは無傷であった。

 

「なにィ……!?」

 

 想像と違う結果に、ギガトンスキビディトイレの顔が悔しげに歪む。

 

 

 

「無駄だ。ギガトンスキビディトイレ…。」

 

ーーーーー司令室で顛末を見ていたプランジャーマンは、両手を顔の前で組んだまま呟いた。

 

「その〈木星ノ障壁(ジュピター・バリア)〉は、ミサイル(そんな物)では壊せない。ーーーーー我々の全てを注ぎ込んだ究極のタイタン……それがそう容易く墜ちる物か!!」

 

 その言葉に共鳴する様に、タイタンテレスコープマンが更なる行動へ移る。

 

ーーーーーガコンッ…!!

 

 背中のリングが、タイタンテレスコープマンの手で取り外された。…キラリ、と射し込む陽光を受け、リングが眩い光沢を放つ。

 

……それはまるで、土星の輪の様ーーーーー

 

グオンッッ!!!

 

ーーーーー瞬間、タイタンテレスコープマンは右手に保持したそのリングを大きく振りかぶり、思いっきり投げた!

 

「SKIBIDIッ?!?!」

 

ーーーーーーザンッッッ!!!!

 

 放たれたリングに激突し、大地へと叩き落されるフライング・ボンバースキビディトイレ。

 リングが命中した箇所は、まるで鋭利な刃で斬り裂かれたかのように、スッパリと斬れていた。

 

 更にリングは止まること無く、次々とフライング・ボンバースキビディトイレを巻き込んで、その数を減らしていく。

 

「おのれ……!」

 

 ギガトンスキビディトイレにもリングが迫るが、彼は素早く空中で身を翻す事でリングの直撃を避けた。

 

ーーーーーパシッ!!!

 

 弧を描いて手元へ戻って来たリングを受け止める、タイタンテレスコープマン。そして、再び投擲の構えを取る。

 

「背中のソレ(リング)が貴様の武器か!!まるで、チャクラムだな…!」

 

 ギガトンスキビディトイレはそう呟くと、2本のクローにエネルギーを込めた。

 

 対するタイタンテレスコープマンも、手元のリングーーーーー正式名称〈土星ノ戦輪(サターン・チャクラム)〉を構え、彼と相対する。

 

 

高まる緊張感。

張り詰める重圧。

吹く風さえ強張るかのような時が、刻一刻と流れていく。

 

 

今、天空で、誰も見たことの無い戦いが始まろうとしているのだーーーーーーーーーー。

 

 







遂に登場!オリジナルタイタンこと、タイタンテレスコープマンッッッ!!!


スキビディマルチバースでは色んなタイタンが登場しておりますが、恐らくタイタンテレスコープマンは、このss独自のタイタンな筈です。(一応検索かけてヒットしなかったので…)

……実を言うと、オリジナルタイタンを出すつもりは無かったんですよ。最初は。

でも、コメント欄で「オリジナルタイタン出さないんです?」と聞かれましてネ。…その時はそのつもりは無かったけど、後から『どうせなら出したほうが面白いか!』となりまして、この話に繋がります。

…折角のオリジナルタイタンなんでね。そりゃあもう、滅茶苦茶活躍させるつもりですよ。

ではまた次回。サラダバーU^ェ^Uノ
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