僕のまこーらアカデミア!   作:ボリビア

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見切り発車


本編
導入に適応する


 ある春の日。

 

 ガコン!

 

 ある夏の日

 

 ガコン!

 

 ある秋の日

 

 ガコン!

 

 ある冬の日

 

 ガコ「うるせぇ!!」

 

 十年以上の付き合いになるが、この音に慣れる事は多分ない。

 春夏秋冬365日、俺の背中にある方陣は廻り続ける。

 個性『事象への適応』

 それが俺の生まれ持った個性である。

 どういう個性かと言えば、呪術廻戦という作品のキャラクターである八握剣異戒神将魔虚羅の能力だ。

 個性としての説明すると、あらゆる攻撃やダメージに対して解析を行い、俺自身の肉体に適応させる能力。

 原作から変更された点としては方陣は背中に入れ墨みたいに描かれている事だろう。

 どういう原理か知らないが、音と共に入れ墨も廻るらしい。

 

 ガコン!

 

 この音は解析と適応が終わった合図であり、俺の肉体が現状に対して適応したという証拠だ。

 

「おまえ、また鳴ってんなー!」

 

「テスト中にめちゃくちゃ鳴ったのはウケたw」

 

「俺だって止めれるなら止めてるよ。」

 

 クラスメイトに言われているように時と場所を選ばずに方陣は廻って音を響かせる。

 朝礼の校長の話だろうとテスト中だろうと入学式だろうと関係ない。

 お陰で修学旅行や自然学習等で一人だけ寝室が個室だった。

 俺は個性の制御が出来ていない。

 厳密には制御出来ない個性というべきだろうか。

 何故なら、適応に終わりは無い。

 適応が終わった後も事象に対する解析は行われて新たな適応が発動する。

 こうして友人と通学路を歩きながらも何かしらに対して解析が進み適応すれば背中の方陣が廻り音が響く。

 何に対して適応してるかって?

 恐らく俺が生まれてから存在するあらゆる危険だろう。

 母親曰く、腹の中でもガコンガコン五月蠅かったそうだ。

 人は未成熟な状態で生まれる。

 つまり、弱く脆いという事だ。

 方陣は赤子に対するあらゆる危険に対して解析と適応を行い続けている。

 つまり14年間、方陣は廻り続けている。

 お陰で俺は医者曰く、『組織単位で人と構造が違う。』『熱効率が異常。』『ちょっと臓器売らない?』等の言葉を貰った。

 

(そのうち老いに対しても適応して若返ったりするのだろうか。)

 

「そういえば、摩虎羅は高校どうすんだ?」

 

「摩虎羅ならヒーロー科でしょ!

 個性がいまいち良く分からないけど、学年で一番強いし、頭も良いし!」

 

 摩虎羅とは俺の名前で本名は禪院摩虎羅、そこは伏黒じゃねーのかと思うが何故か禪院だった。

 しかも実家は呪術廻戦の世界みたいというかヒーローを多数輩出する京都の名門一族として名を轟かせている。

 お陰で京都の治安は良い。

 

「実家から期待されてるからな。

 嫌がらせで雄英受けるけど。」

 

「出た、天邪鬼!」

 

「けど雄英一択かよ!

 流石だぜ!

 事務員として雇ってくれ!」

 

「アホか。」

 

(ま、AFO対策としてもオールマイトの近くに居たほうが良さそうだし。)

 

 一応ヒロアカの原作は知っている。

 俺が自分の個性を自覚して一番ヤバいと思ったことは俺の個性がAFOに奪われる事だ。

 断言しよう『数多の個性』と『事象の適応』という字面だけでもベストマッチな組み合わせが実現すると世界は終わる。

 気付いた時点で自殺するのがこの世の為かも知れないが、そこまで世界の為に動けるほど善人ではない。

 

(取り敢えずの目標としては崩壊への適応と個性に干渉する個性を受けて対個性能力の獲得。

 そのためにも初期の死柄木や相澤先生がいる雄英一択。

 仮に俺の個性が早々にAFOにバレても林間学校までなら時間はある筈。

 ついでに原作ぶっ壊して気持ちよくなろうかね。)

 

ガコン!

 

「本当に五月蝿いなコレ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




主人公について

禪院摩虎羅

個性 適応

見た目は高校生位の伏黒パパ

背中に摩虎羅の方陣が描かれており回る。

胎内の時点で個性が起動しており、肉体は常に進化し続けているヤベー奴。
個性研究者は多分喉から手が出るほど欲しがっているが実家が歴史ある名門の為手が出せない。

この世界の禪院一族について。

 職業ヒーロー排出率1位の一流一族。
 ドブカスとか色々いる。
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