僕のまこーらアカデミア!   作:ボリビア

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取り敢えず終わりを決めたので頑張ってくぞ!


狩りに適応する。

 花御の個性『植物操作』はありとあらゆる植物を支配し操る個性。

 その範囲は町一つ分である。

 更に彼女の支配下に置かれた植物は成長速度や成長限界を超えて急速に巨大化させたりといった芸当も出来、彼女は木の枝一つあれば森を創り出すことが出来る。

 森は彼女のホームグラウンド。

 しかし、地理的有利がある中で彼女は圧倒されていた。

 

『クッ…!』

 

(これが禪院家の精鋭!!

 強すぎる!)

 

 禪院甚壱の個性『流星拳』

 周囲の空気を圧縮し拳型に成形する。

 拳が当たると圧縮された空気が解放されて衝撃波が発生する強個性。

 更に拳の一部の空気を解放する事でロケットパンチの様に飛ばすことも可能だ。

 甚壱は最大で108個の拳を展開し自在に操る事ができる。

 空気の拳が花御に絶え間なく降り注ぎ、彼女の動きを完全に封じ込めていた。

 

(大地が冷やされて植物が育たない!!)

 

 彼女も負けじ個性を発動し植物を操ろうとするが、すでに対応されている。

 轟は直接戦闘に参加せずに冷気を地面に流し込んで周囲の土地を凍らせていた。

 土地の凍結は花御の植物の成長を阻害し、植物による質量攻撃を封じ込んでいた。

 花御は思い通りに行かない状況に苛立っていると、流星拳の合間から彼がやってくる。

 

「死ねや!!」

 

(しまった…!)

 

 流星拳の間を縫うように接近してきた爆豪の零距離からの爆破により、花御の肉体が砕けていく。

 木で出来た四肢が砕けて中身が溢れると、そこには老婆が一人倒れていた。

 

「老婆か…

 使えんな。」

 

「一応、雄英の面子立てろや。」

 

 老婆では母体として使えない事を残念がった甚壱に対して、禪院家の闇を知っている爆豪は甚壱の発言に対して顔を顰めた。

 そんな中、唯一フォローに回った轟は甚壱の強さに感心していた。

 

「やっぱりプロは強いな。

 …!!

 まだだ!」

 

 空気が緩んでいた中、花御本体の老婆体を突き破って生えてきた木の枝が爆豪に襲いかかる。

 

『せめて一人は!!』

 

 だが、彼女の最期の一撃は届かなかった。

 

「うるせぇ」

 

 爆豪は迫りくる枝の動きを見切って躱しながら、再び花御に爆発を浴びせると爆破の衝撃で彼女は今度こそ気絶した。

 奇襲に対しても冷静に対処した爆豪の姿に轟は己との差を感じていた。

 

(摩虎羅だけでなく爆豪にも完全に離されている。

 追いつくにはやっぱり覚悟決めなきゃだめだな。)

 

 花御が完全に気絶した為か、合宿所周囲を覆っていたドームも崩れていく。

 更にドーム内で操作していた木々も力を失い枯れていく。

 

「木々は枯れたか。

 取り敢えず、敵を捕獲して一度合宿所に戻るぞ。」

 

「他の敵は良いのかよ。」

 

「良くはないが、お前らは一応保護対象だからな。」

 

『摩虎羅君からの伝言よ!

 「今からやる。」』

 

 やる気のない伝言を乗せたテレパスが全員の頭に響く。

 伝言を聞いた甚壱と爆豪は呆れたような顔になった。

 

「摩虎羅の野郎、油断したな。」

 

「相手の一撃を一回は喰らう癖が抜けてないのか。」

 

 摩虎羅は基本的に初見の一撃を避けない。

 戦闘における摩虎羅の唯一と言って良い悪癖である。

 それを知っている二人は初見の一撃で摩虎羅が足止めを食らったのだと呆れていたのだ。

 

「まあ、摩虎羅が動き出したなら敵は撤退するだろう。

 指示を変更する。

 お前らは俺達と一緒に雄英生を保護しにいくぞ。」

 

 摩虎羅の行動開始に対して方針転換をした甚壱に轟が質問した。

 

「敵は撤退するんですか?」

 

「摩虎羅に対して勝算があるなら封じる必要がない。

 今回の敵の襲撃は電撃戦、時間をかけたら破綻する。」

 

 実際言う通りに敵達は雄英生への襲撃を辞めて撤退していた。

 つまり、摩虎羅に背中を向けたのだ。

 

「え?」

 

「お前は駄目だ。

 生かす気も起きねぇな。」

 

 地面から突然現れた摩虎羅の奇襲にトゥワイスが対応出来る筈もなく、眼の前に現れた摩虎羅に驚きながら首を刎ねられた。

 そして頭を失った首元から血が吹き出す頃には摩虎羅は地面に潜って姿を消していた。

 

「次。」

 

 




短くてすいません。
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