司書補J、シャンフロにて奔走する   作:ゲガント

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描写が難しいですね。もう少し上手く表現する力が欲しいです。






それでは、どうぞ


夜が来たりて

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PN:ジョシュア

 

レベル:25

 

 

メイン職業:傭兵(片手剣使い)

 

サブ職業:無し

 

体力 20 魔力 10

スタミナ 70

筋力 40 敏捷 55(65)

器用 30 技量 30

耐久力 1(15) 幸運 50

 

残りステータスPt.0

 

装備

左:無し  右:無し

頭:無し

胴:皮の服 (耐久力+8)

腰:皮のベルト (耐久力+3)

脚:皮の靴 (耐久力+3)

 

アクセサリー:導路のミサンガ

 

36550マーニ

 

スキル

・スピンスラッシュ

・ナックルラッシュ

・旋脚

・オプレッションキック Lv.MAX

・フラッシュカウンター → ジャストパリィ

・ループスラッシュ Lv.7

・パワースラッシュ Lv.MAX

・ウェポンスロー

・タップステップ → スライドステップ

・インパクトノック → アクトブレイク

・一艘跳び → 四艘跳び

・スクーピアス

・アクセル Lv.MAX

・光の種 第零段階

・オフロード Lv.6

・ムーンジャンパー

・スカルシェイカー

・エッジクライム

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「ん、移動関係のスキルが増えた」

 

あの後ジョシュアはロックリザードの捜索&討伐を繰り返し、他のモンスターとも交戦しながらドロップアイテムを集め、数時間後には装備にするには十分な程の獣甲石や鉱石がインベントリに収められていた。

更にはかなりのレベルアップを果たしてステータスの底上げも出来た。

尚耐久関係は一切上昇していない。

 

「もう日が沈んじゃった……一回街戻って休憩しよ」

 

ステータスや新たなスキルの確認をするジョシュアの頭上には半月が浮かんでいた。優しい光が沼荒野を照らしていても夜の闇は深く、辺りを見渡しても視界が良好とは言い難い。

こんな状況での戦闘は……それはそれで面白そうとは思うものの、問題はインベントリがほぼ満杯になりかけている点だった。

 

(ゴブリンとかのドロップアイテム捨てて来たけど、自然分解とかされるのかな)

 

シャンフロではインベントリに入れられる物の種類は膨大だが、その代わり重量制限のような物が設けられている。これを超過してしまえば殆どのアクションにマイナス補正が入ってしまうのである。

万全ではない状態での戦闘も嫌いなわけでは無いジョシュアだが、数時間ぶっ続けでやっていれば疲労も溜まるというものだ。

 

「ん、強くなったモンスターと戦うのは楽しかったけど疲れた」

 

顔から疲労を滲ませながらもホクホクと満足げな雰囲気を纏うジョシュアは軽いジョギングのような速さで沼荒野を駆け抜ける。

 

「まずは素材の売却と……獣甲石で作れる装備の確認、あと武器屋の人に修理と新しい武器の鍛造依頼……ん、やることたくさん」

 

 

向かうのはセカンディル、今からエリアボスに挑む程切羽詰まってる訳でもない為一度色々整理と準備をする為に街に帰還しようとしていた。

 

 

 

 

 

そう、()()()()

 

 

「ッッッッッ!?」

 

突如としてジョシュアを襲うのは己を突き刺すような殺気と圧し潰すような気迫、そして死神に首を刈り取られんとするイメージ。

口に出してスキルを唱えるまでもなく《アクセル》、そして()()()()()使()()()()な《光の種》…今回は敏捷に適用して点火して横へと回避行動を取れば、先程まで立っていた場所から消し飛ぶような衝撃に襲われた。

 

「よっ……と!」

 

突然の襲撃によって発生した風圧によって吹き飛ばされたジョシュアは空中で姿勢を制御して何とかノーダメージで着地する。そして直ぐ様インベントリから致命の鋸(ヴォーパル・ソウ)を取り出して警戒するように構えた。

 

 

 

 

 

 

 

「確か今日からもう始めてるんだっけ?いやはや気が速いなぁジョシュアくんも…ま、それだけ期待してるってことかな」

 

同じシャンフロ内、四苦八苦の沼荒野から遠く離れたエリアの何処か、辺りにプレイヤーだったものの残骸(ドロップアイテム)が撒き散らされた場所にて一人のプレイヤーが己の得物である槍でトントンと肩を叩く。

頭上のプレイヤーネームの隣にはPKerの証である赤い髑髏のマークが存在感を放っていた。

 

「コンタクト取っときたいし、フレンド登録する為にも1回ファステイアまで……いや、あのバトルジャンキーくんのことだからもう大蛇倒してたりするのかな?」

「て、てめぇ……廃人殺し(ジャイアントキリング)………ぐべっ!?」

「はいはいうっさいうっさい………ま、流石に行っててもセカンディルまででしょ。初日であのソロ殺しまで進めてたらバケモンも良いところだし………なんか言っててフラグみたいだな」

 

一人だけ残っていた筋骨隆々のプレイヤーも地図を見ながらの毒々しいナイフ投擲でトドメを刺されてポリゴンとなって砕け散り、他のプレイヤー同様アイテムを撒き散らす。

こんな状況を作り出した張本人であるPKer……ジョシュアをシャンフロに招いた張本人である天音永遠ことPNアーサー・ペンシルゴンは地図を閉じて伸びをした。

 

「とりあえず、セカンディルまで行きますか〜。もしかしたら既にとんでもないユニークシナリオとかに巻き込まれてたり………ンなわけないか」

 

 

 

 

 

 

「……………」

 

舞い上がった土煙は暫くの間晴れることはなく、それでもジョシュアは思考回路の全てをたった今自分を襲った敵対存在への警戒に費やす。

今までの人生の中でもトップクラスの緊張感の中、沼荒野に吹いた風によって遂に土煙が払われる。

 

 

そこにいたのは『闇』だった。

 

 

月光や宵闇すらも飲み込む、漆黒すらも生温い深淵、それが形になったような獣。

 

アギトと四足には全てを斬り裂くような鋭い爪牙、身体には風に吹かれて焔のように揺らめく黒毛。

 

 

『シャングリラ・フロンティア』における、絶対的強者の一つ

『七つの最強種』の一角、狼の形をした闇の権化

そんな存在への謁見を果たしたのである。

 

 

『ユニークモンスター』

 

『夜襲のリュカオーンに遭遇しました』

 

 

 

「…………フフッ」

 

闇狼の全貌を見て、尋常じゃないプレッシャーを感じ取ったジョシュアの口に思わず笑みが浮かぶ。

 

「アハッ、アッハハハハハハハハハハハハハ!」

 

しかしその笑みに含まれるのは、怯えや恐怖による引き攣りではない。

普段のぽやぽやした雰囲気は何処へやら、狂ったような笑い声を出しながら夜空を見上げていたかと思えば、ガバリと身体を戻し目を見開いて爛々と輝かせた。

 

「良い、良い!すっごい()()()()!貴方リュカオーンって言うの?いい名前、とっても強そう!さっきの不意打ちはどうやったの?瞬間移動?だとするとどんな仕組み?条件は?やっぱり夜襲だから闇に溶けるとかかなぁ!攻撃はどんな威力?僕程度なら一発で砕いちゃう?あぁ、シャンフロ始めてよかったぁ!永遠先輩ありがとう!」

 

ある種の絶望を前にして、ジョシュアのテンションは今までに無い程に高揚していた。

頬は紅潮し、妖艶な笑みを浮かべ、身体は待ちきれんと言わんばかりに前傾姿勢を取り、右手に握る致命の鋸(ヴォーパル・ソウ)を握り直し、相対する『闇』に突きつけると心底楽しそうな声色で語りかける。

 

「さぁ殺し合おうリュカオーン!僕を只の獲物だと思ってたらぶっ殺すから!」

 

その言葉を受けてか、最初の一撃を放ってから動かず佇んでいたリュカオーンが徐ろに動き出す。

そのゆったりとした歩みは強者としての余裕の表れか、それとも無謀な弱者の宣言への嘲りか。

 

しかし今分かる事実は一つ。

 

ジョシュアは、底なしの戦闘狂(バトルジャンキー)は確かにリュカオーンに不意打ちという形で売られた喧嘩を宣戦布告と共に言い値で買ったのである。




※ジョシュアくんは戦闘面においては原作の外道組にドン引きされるレベルの狂人です。

後書きにシャンフロ劇場ミニや小ネタシリーズは

  • いる
  • いらない
  • セルマァ……
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