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なんか、私が書いてるもう一個のほうがすごいことになってしまって……えぇ、こっちが行き詰まったときの息抜き、のハズだったんですけどねぇ……何が伸びるのかわかったもんじゃないですね。
静かに眠る王女と目覚めのキスを待つ疑知体
『ゲーム開発部は今、存続の危機に陥っています。生徒会からの廃部命令により、破滅が目前に迫っている今、助けを求められる相手はあなただけです。勇者よ、どうか私たちを助けてください!』
ミレニアムサイエンススクールのゲーム開発部から届いた手紙を読んだ先生とセツはゲーム開発部へと向かった。
ゲーム開発部という名前、いかにも冒険といった感じの文章に先生は正直、胸が躍った。
"窮地の危機から世界を救う勇者ってなんかいいよね!"
先生はその容姿のイメージとは変わって子どものようにはしゃいでいた。正直、ミレニアムはそんなにやばい学校という認識はなかった。銀行強盗を企てる生徒も、テロを起こす生徒も、アウトローもファウストもいない。ユウカのようなしっかりした者たちが集まるような学校だと思っていたからだ。
「ゲーム開発部……確か、レムナンがいると聞いていたけど……」
うーん、なんともこう……手紙の雰囲気からかなりの陽を感じ、陰のレムナンとは相性はどうなんだ……?と先生とは逆に不安になるセツ。
"レムナンとラキオだっけ?セツのとこの人たちがいるだよね?"
「ああ、ふたりともなんというか、個性的、と言うか、凄く、自我が強いと言うか……うん、人と馴染むのが苦手な人だから少し不安なんだ」
"はっきり言うね。まぁ、以前聞いたときから何も問題は起こってないようだから心配はないと思うよ"
「……だといいけど」
先生とセツはミレニアムの中に入った。
"確か、ゲーム開発部の部室はここの建物の2階に──"
「危ない!!」
ガシャーーン!!!
上から何かが降ってきた。その激しい衝突音に驚く2人。
「何事!?」
"こ、これは………ゲーム機?"
その時、2人以外の声が上の方から聞こえてくる。
「ヤバっ」
「モモイ!プライステーション無事!?」
"ん?"
「あ」
「「あっ」」
4人は目が合う。
「あ、あははー……とりあえず無事でよかったよ……」
正座する双子の生徒、ピンクの猫耳ヘッドホンのシナリオライター『モモイ』、緑の猫耳ヘッドホンのイラストレーター『ミドリ』だ。
「ゲーム開発部にはレムナンがいると聞いていたけど、今はいないのかな?」
「レムナンは部長のユズと一緒に出かけてるから、今はいないよ!」
「レムナンが誰かと出かけてる、それも女の子と……」
セツはなんだか感慨深い気持ちだ。あのレムナンが人と出かけられるとはあまり想像がつかない。
「よし!先生とセツさんが来たことだし、早速『廃墟』に行くとしようか!」
"廃墟……?"
先生は思わず返した。それはセツも同じで。
「話が読めない、どうして、廃墟に行く必要があるの?」
「あ、うん。えっとね、まず、私たちゲーム開発部は今までずっと、平和に16ビットのゲームとかを作ってたんだけど……ある日、急に生徒会から襲撃されたの!」
「襲撃?」
「そう!一昨日には、生徒会四天王の一人であるユウカから最後通牒を突きつけられて」
"最後通牒?"
「それに関しては、私から直接ご説明しましょうか?」
「「こ、この声はっ!」」
扉の開く音とともに現れたのは、『ヌッ』と効果音が出そうな太もも、イシヘンジン──
「出たな、生徒会四天王の一人。『冷酷な算術使い』の異名を持つ生徒会の会計、ユウカ!」
「勝手に変な異名を付けて、人をモンスターかなにかみたいに呼ばないでくれる?失礼ね………それよりも、先生、セツさん」
"やあ、ユウカ"
「久しいね」
「はぁ、こんな形で会うとは、色々話したいことはありますが、それはまた後にするとして……モモイ」
ユウカはギロリとモモイを睨みつける。
「本当に諦めが悪いわね。廃部を食い止める為に、わざわざ『シャーレ』まで巻き込むだなんて。けど、そんな事しても無意味よ」
モモイの「なんで!?」と叫ぶのをよそにユウカは続ける。
「例え連邦生徒会のシャーレだとしても……いえ、あの連邦生徒会長が戻ってきたとしても!部活の運営については概ね、各学校の生徒会に委ねられてるんだから。ゲーム開発部の廃部はもう決まったことなの、これはもう誰にも覆せない」
「そ、そんなことはない!言ったでしょ、部員が規定人数に達するか、ミレニアムの部活としての成果を出せれば……」
「それができれば良し、できなかったら廃部、部費はもちろん、部室も没収する私そこまでちゃんと言ったわよね?あなた達は部員数も足りない上に、部活としての成果を証明できるようなものも無いまま、もう何ヶ月も経ってるんだから……」
「部員数って確か、4人だったよね!だったら、ちゃんと規定人数に達してるよ!」
「4人?3人じゃなくて?」
「ほら、ユウカ!忘れたの?レムナンだよ!」
「いや、そもそもレムナンはここの生徒じゃないでしょう?」
「いや!ゲーム開発も手伝ってくれてるし!もう、私たちの仲間、部員だよ!!」
「だとしても、ミレニアムの生徒ではないことには変わりはないでしょう?」
「うわーん!ユウカのケチーー!!」
まるで、子どものように駄々をこねるモモイ。
「まずは、部員数に達してから言いなさい。そこからスタートラインなの、そうして『結果』を出すことで初めて部活としての認められるのよ。ミレニアムは『結果』が全てなの」
「結果だって出してるもん!ゲーム開発してるし!」
「そ、そうですよ!『テイルズ・サガ・クロニクル』はちゃんと『あのコンテスト』で受賞、も……」
「"『テイルズ・サガ・クロニクル』?"」
「……そうね。確かに、受賞してたわ。……その反応を見るに先生もセツさんも知らないようだけど。『テイルズ・サガ・クロニクル』……このゲーム開発部における唯一の成果です……それも『クソゲーランキング1位』」
「そ、それはそうだけど……」
"1位だって!?そのゲームの詳細を教えてほしい!"
「あー、もしかして、先生はそういうマニアだったり……する?」
先生は『1位』と言う看板を持ったゲームに純粋に興味を持った。が、それが逆にゲーム開発部の傷口をえぐった。セツも一瞬、先生が『クソゲーマニア』の可能性を考えたが、単純にゲームそのものもが好きなんだろうと解釈した。
「とにかく、あなた達のような部活がこのまま活動していても、かえって学校の名誉を傷つけるだけよ。それにその分の部費を他に回せばきちんと意義のある活動をしてる生徒たちのためにもなる。だから、もし自分たちの活動にも意義があるのだと主張したいのなら……説明してみなさい」
「証明、って?」
モモイは聞くと、ユウカは返す。
「何度も言ったでしょう。きちんとした功績や成果を証明すれば、廃部は撤回するって」
「成果を、出せばいいのね」
「? そう言ったけれど?まぁ、『クソゲーランキング1位』を記録したゲーム開発部がそう簡単に成果を上げることはできないでしょうけど」
「わかった、全部、結果で示す」
「へぇ……?」
「そのための準備だって、もう出来てるんだから!」
自信満々のモモイにユウカ、ミドリは驚く。
「何でミドリが驚いてるのさ!?」
少し間をおいて続けるモモイ。
「……とにかく、私たちには切り札がある。その切り札を使って、今回の『ミレニアムプライス』に私達のゲーム……」
「『TSC2』……『テイルズ・サガ・クロニクル2』を、出すんだから!」
"ミレニアムプライスだって……!?"
先生は驚いた様子だが、その実、どういったものなのかわかっていない。
「……確かに、ミレニアムプライスで受賞ができたなら。確かな実績になるわ……『受賞できたなら』だけど……たった2週間でそんな事が出来るのか……少し、私も楽しくなってきたし。2週間後のミレニアムプライスまで待ってあげるわ」
ユウカは先生たちを一瞥したあと、部室を去った。
「とりあえずは何とかなったけど……お姉ちゃん、どうするの?それに切り札ってなんのこと?」
「ミドリ、『切り札』は私たちの目の前にいるじゃん!」
モモイは先生に視線と指先を向ける。
"……私?"
「そう!先生!」
「話を戻すけど、私たちの目的は『廃墟』にあるの!だから、早速行こう!」
「"ええ"」
こうして、モモにい連れられ、先生とセツ、モモイとミドリの4人で廃墟に向うことになった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
廃墟。ここは、連邦生徒会の管理している、ミレニアム近郊の謎の領域。危険な地域として出入りを禁止されているそこに落ちていく1つの流れ星を見たのだと、モモイは言う。
「ホントだよ!絶対に廃墟の方に落ちてったの!」
"えっと……それを見に行くために行くの?それってゲーム作りに必要なことなのかな……?"
先生の疑問にモモイは目をカッと見開いて言う。
「必要だよ!!!興味を惹かれる場所に行けば自ずと良いゲームが浮かぶかもしれない!」
こうしているうちに、先生たちは廃墟につく。
「何か、危険地域って言う割には静かだよねー」
「監視の1人や2人いることを覚悟してきてたけれど……まるでもぬけの殻」
「前見に来たときにはロボットの監視がいたのに、どうしてだろう?まぁ、なにはともあれ、廃墟の中に入り込めたわけだし。ヴェリタスの助けもいらなかったかもね!」
"……それにしても、あの連邦生徒会長が隠蔽しようとしていた廃墟……なんだか少し、におうよね"
「臭いってこと?」
"違う違う、キヴォトスの何か重大な秘密の1つや2つあるんじゃないかなと思ったってことだよ、モモイ"
「あ、そう言うことね」
「お姉ちゃん……」
モモイの言動に引くミドリ。
「連邦生徒会長……のことは良く分からないけれど、この廃墟がどんな場所なのか、私も少し興味が湧いてきた」
セツは『もしかしたら、ここに私たちがたどり着いた真相があるのかもしれない』と一縷の希望を持っていた。
「ヒマリ先輩によると、ここは『キヴォトスから消えて忘れ去られたものが集まる、時代の下水道みたいな場所なのかもしれない』って」
「ヒマリ先輩って、ヴェリタスのあの、車椅子に乗った美人のヒマリ先輩?」
「そうそう」
「いつもRPGの賢者みたいに「私は何でも知っていますよ」って感じのヒマリ先輩が『かもしれない』って言葉を使うのも珍しいね……それくらい、未知の世界なんだ……」
ここで、ミドリに電流走る。
「……!まさかとは思うけど、お姉ちゃんが『ここにG.Bibleがある』って言ってたのは『キヴォトスから消えて忘れ去られたものが集まる』って聞いたから!?」
「うっ」
モモイは、あからさまに動揺する。
「た、確かに、ここに来た理由の1つに『G.Bible』を探すため、ってのはあるけど!もう一つあるんだよ!」
"もう一つ?"
「うん!セツさんって宇宙から来たんでしょ?」
「え?うん、そうなるかな?」
突然、自分たちの話題になって少し困惑するセツ。
「レムナンから聞いたの!でぃーきゅうおー?って宇宙船に乗ってたって!」
「『D.Q.O.』!」
星間航行船『D.Q.O.』。それはグノーシアの舞台であり、セツやモモたちが過ごしていた船のことである。
「そう、それ!私見たの!この廃墟にUFOが落ちてくところ!」
思わぬ収穫、船が無事であれば、ここから宇宙連邦軍政府の基地に通信が可能になる。引いてはここから帰ることができるかもしれないということ。セツは顔に隠せないほどに喜んでいた。
"……なるほど、じゃあ、その廃墟に行けばもしかしたら、セツたちが帰ることができるかもしれないね"
「ふふっ、ああ、そうだね」
先生たちは、このあとも廃墟の中を探索する。ロボットの兵隊も、トラップもない廃墟の先にあったのは一つの扉。
「行き止まり……?」
「大きな扉……ダメ、開かない」
その大きな扉を開けようとするが、全く開く気配がない。
その時。
『接近を確認』
どこからか聞こえる機械音声。
「え!?な、何!?」
「部屋全体に響いている……?」
「これは……」
セツにはこういった機械音声の搭載された場所を知っていた。
「音声認証……?」
セツの考察は当たる。
『対象の身元を確認します。才羽モモイ、資格がありません』
「え!?何で私のこと知ってるの!?」
モモイが言うが、機械音声からの返答はなく、次の人の認証確認をする。
『続けて確認します。才羽ミドリ、資格がありません』
「私のことまで……一体どういう……」
『対象の身元を確認………………該当データなし』
『対象の身元を確認……シャーレの先生……資格を確認しました。入室権限を付与します』
"えっ!?"
『才羽モモイ、才羽ミドリ、データなし3名を同行者として資格を与えます。承認しました』
『下部の扉を開放します』
「下部?扉って目の前のこれのことじゃ──」
モモイが言い終わることはなく、悲鳴に変わる。目の前の大きな扉……ではなく、床が開く。
「え?ちょっ」
「床が!?」
"へ?"
「「「"ぎゃああああ"」」」
"グエッ"
どすんと音を立てて床に落ちる。落ちる際には傾斜もあったため、落下の衝撃は思ったほどない。
「ミドリ、大丈夫?」
セツは落ちる最中、かろうじて近くにいたミドリを引き寄せ、落下の衝撃から庇った。
「あ、はい、ありがとうございます。私は大丈夫ですが、先生とお姉ちゃんは……」
「いやー、さすがに死ぬかと思った……ってあれ?先生は?」
"しり……"
先生は落ちたあとモモイの下敷きになり、カエルのような声を上げ、力尽きていた。
「わわっ、ごめん!先生、大丈夫?」
"大丈夫……だよ"
先生はサムズアップして返す。
「先生も無事で良かったよ……」
セツはほっと胸を撫で下ろす。
モモイたちは辺りを見渡す。光が差し込んでいる空間。どこか神秘的な雰囲気を感じるそこに、台座に寝ている少女とその横で見守るように寝ている女性がいた。
「ねぇ、あれって……」
「女の子……?」
才羽姉妹は驚く。こんなところに人がいたなんて思いもしなかったからだ。先生やセツも同様に驚いたが、セツは女性の顔を見て驚く。
「ステラ……?」
乗員の一人であるステラがそこにいた。
セツのその声に、眠っていた女性、ステラは目を覚ます。
「……セツ様?」
「ステラ、無事でよかったよ……!」
「ええ……ですが、『D.Q.O』は……」
ステラの先には、自分たちが乗船していた宇宙船があった。
「故障……?」
「ええ、飛行機能、宇宙空間の歪みから、空間移動装置、通信機器も……」
"エンジニア部の子たちに直してもらうとかはできそうかな?"
「あなたは……?」
"ああ、自己紹介が遅れたね。私はシャーレの先生、この二人はモモイとミドリ"
「よろしく!」
「どうも……」
「私はステラと申します……一応はこの船の持ち主の補助をしている者になります……船の状況についてですが、まず、宇宙に出るにあたって、宇宙連邦軍との通信を行う必要があります。なので、連絡が取れないことには宇宙に出ることすらままなりません。それに、いくつかの機能が使用不可、もしくは故障していますので……」
"なるほど……"
ステラの話を聞いた先生。そんな中、モモイとミドリは少女のほうを見ていた。
「寝てる……いや、電源が入ってないみたいだね」
「なんだか、マネキンっぽいような、どれどれ……」
モモイがステラが被せていた上着を少し退かし、少女に触れる。
「すごい、肌もしっとりとして柔らかい……あれ?ここに何か、書かれてる」
書かれていたのは『AL−1S』の文字。
「エー、エル、アイ、エス………アリス?」
「お姉ちゃんよく見て、これ全部がローマ字な訳じゃなくて、AL−1S、じゃない?」
「え、そう?……あ!ホントじゃん!」
「ステラさん?が、服をかけてくれたようだけれど、いったいこの子は……それにこの場所一体何なんだろう?」
「この子に聞いたほうが早いんじゃない?」
「起きて、話してくれるなら良いんだけど……とりあえず、上着だけじゃ可哀想だし、持ってきた制服の予備を着せてあげよっか」
ミドリは少女に制服を着せてあげる。
「これでよしっと……」
ミドリが服を着せ終えたその時。
ピピッ、ピピピッ
電子音共に機械音声が反応する。
『状態の変化、及び接触許可対象を感知。休眠状態を解除します』
そして、少女の目が開く。そのどこまでも透き通る青い瞳がこちらを見つめていた。
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『グノーシアダイアログ』
『感情吊りとか言う理不尽』
LOOP27
乗員11人(モモ、セツ、ジナ、ステラ、ラキオ、沙明、コメット、オトメ、ククルシカ、ジョナス、レムナン)
グノーシア3人
役職:守護天使、留守番、AC主義者
モモの役職 AC主義者
ループ数も増え、コマンドも増えた。今の数値は
『カリスマ:10 直感:10 ロジック:8 かわいげ:7→15演技力:5→8 ステルス:1』
……結果
グノーシア 1戦0勝
乗員サイド 4戦2勝
AC主義者 1戦1勝
バグ 4戦3勝
合計11ポイント増加。そのほとんどが『かわいげ』になった。
個人的な旨味は、バグでの勝利。ゲームとは違い、経験値ではなく、勝敗でステータスが戻っていくから買ったときのポイントがうまいバグは全力で勝っていきたい。その反面、乗員サイドでは留守番になると高確率で初日に消されるため、なった時は神に祈って守ってもらうしかない。
今回は……AC主義者。
え?AC主義者!?エンジニアもドクターもいないこの状況で僕に何をしろと言うんだ!?
騙りもない、ただの乗員とほぼ同じじゃないか。
「まぁ、いいや……いや良くないけど……とりあえずメインコンソール室に行こう……」
モモはメインコンソール室につくなり、ククルシカから睨まれる。
「ど、どうした、ククルシカ?」
モモの問にククルシカは身振り手振りで「こっちに来ないで!」だったり、「モモは嫌い!」と言ったジェスチャーをしている。
「ふふっ、嫌われたか、モモ」
ジョナスはモモの肩に手を置き、言う。
「これで、皆揃ったね。じゃあ、グノーシア会議を始めよう。私たちの中にいるグノーシアを見つけ出すんだ」
セツが会議の始まりを告げる。
女王ククルシカによる感情吊りバトル。
1回戦目 チャレンジャーラキオ
「……この僕を冷凍睡眠させるんだ。救いがたいね。集団自殺する動物のようだね。ああ僕はいいよ。構わない。例え僕には死刑宣告に等しいとしても甘んじて受け入れよう。むしろ甘美だよ。感涙ものだね」
『ラキオがコールドスリープしました』
……惨敗!!
2日目。セツ(留守番のうちの1人)消滅。2回戦目チャレンジャー沙明
「すすす、すいませんッしたァっ!何でもするんで、クツでもナンでも舐めるんで!へ、へへ……見逃してもらえませんかねェ?」
渾身の土下座……その結果は……!!
「……リアリィ?ヒュウッ! こいつァご機嫌だな!ああ反省してるよ。してるっつってんだろ?」
……生存!何とかこの場を切り抜けた……!
しかし3日目。コメット消滅(もう一人の留守番)。地獄の第2ラウンド開始。切り札を使った沙明が耐えられるはずもなく……
『沙明がコールドスリープしました』
4日目。犠牲者無し。残り7人。ラキオと沙明がグノーシアでないのならここで乗員を凍らせれば勝ち。
ここで、モモ、動く。
今日は、犠牲者がでなかった……守護天使が残っている。ということだ。なら、守護天使本人が守護した人をを庇う可能性が高い。それを叩けば……!
「モモは……この船に、必要な人。だから他の人を凍らせたい……かな」
選ばれたのは"モモ"でした。
その後、反論するククルシカ、大げさに言うジョナス、ジナを疑うステラ、レムナン。そんな中でもジナを擁護するオトメ。
疑われたモモはと言うと……
「ジナが怪しい」
「キュ!?モモさん!?ジナさんモモさんのこと庇ってくれてるんですよ!?何でこんな事言えるのか私分からないの……」
オトメ、ドン引き。ジナは鳩が豆鉄砲食らった顔でこっちを見ている。
「怪しいものは怪しい。ククルシカ協力しないか?」
モモは最初の険悪さはどこへやら、ククルシカと手を繋ぎ共にジナを疑う。
「……お休みなさい。私、みんなの夢を見ると思う」
ジナは呪の言葉を吐いて凍っていった。
『ジナがコールドスリープしました』
グノーシアが乗員の半数以上となり、本性を表し始める。
なんというか、夕里子がいない時の最強はククルシカなんだなって再確認したわ。
「シャオラッ!!ACで生き残ったぞ!!」
会議を乱すことが仕事のAC主義者で生き残ることは殆どない。ましてや勝利で、なんて。
「まさしく狂気の沙汰だよ、これは。我らグノーシアは、人間を消す。その人間である君が、人間を裏切る。いやはや全く、世も末だなだが……フフ、感謝するとしよう。モモの狂気に乾杯、かな?」
その隣にいたククルシカがこちらに寄ってくる。
ククルシカは最初に嫌っていたことを謝るように頭を下げ、そして上げたときには満面の笑みになっていた。
まるで、感謝を伝えるように。これは、お礼だと。
彼女が右手を差し出して、モモの頭に乗せ、モモは消えた。
『LOOP27 4日目 勝利
さぁ、この船の全てをグノースに捧げよう。
グノーシア ククルシカ ジョナス レムナン
守護天使 ジナ
留守番 セツ コメット
AC主義者 モモ 』
モモの 『カリスマ:10 直感:10→11
ステータス ロジック:8 かわいげ:15
演技力:8 ステルス:1 』
いや、AC主義者で生き残って勝利して、+1は割に合わん。とモモは思った。
かわいげがまず伸びます。じゃないと凍らされちゃう………(伸びしろ残りあと5という事実)
グノーシアやってる人ならわかると思うんだけど、とりあえず、夕里子消さない?次にククルシカ。
次回『……こんな無垢な少女に『TSC』をやらせるなんて……どんな地獄ですか』
次回は『グノーシアダイアログ』ではなく。
『人物紹介:ステラ』になります。
パヴァーヌ編を書くか書かないか
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書かない