グノーシアのキャラがブルアカの世界に!?   作:カンキツ蜜柑

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 すごく時間が空いた気が……待たせましたね。私の文章力の限界を感じつつあります。それはそうと……

 ごめーーーん!(土下座)

 いや、2つほど謝らないといけないことがありまして……

 1つ目が、悲報ラキオパヴァーヌ2章から参戦ということで、だいぶ先の話になるんですわ。ラキオ好きな人誠に申し訳ない。陸八魔が腹を切って謝罪します。

 2つ目、投稿頻度の低下です。私、もう一つ、作品を書いてまして……単純な話、2つ同時だと、投稿スピードも半減するというものです……陸八魔ガードがないため私が腹切って謝罪します……

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……こんな無垢な少女に『TSC』をやらせるなんて……どんな地獄ですか

 モモイたちは目覚めた少女とステラを連れて、ゲーム開発部の部室へと戻ってきた。

 

 ゲーム機をかじるアリス。

 

 それを止めるモモイ。

 

「ねぇ、ちょっと!?この子を部室まで連れてきてどうするの!」

 

 ミドリがモモイの肩を掴みながら揺らす。

 

 モモイが答えたのは「成り行きで〜〜」となんともふわふわとしたものだった。

 

 そんな中、アリスは……

 

「もぐもぐ」

 

 コントローラーを齧っていた。

 

「ちょ、ちょっとやめなってアリス!!」

 

 慌てて止めるモモイ。アリスとは『AL−1S』をモモイが呼び間違えたことから、アリス呼びになったのだが、アリスもまた、この名前を気に入っているようで、この名前が定着した。

 

"取り敢えず、あの廃墟が何らかの機能を失ったことだけはわかったんだけど……"

 

 先生はセツとステラに言う。

 

「……おそらくは……私、もしくは『D.Q.O』が何かしら干渉し、本来廃墟にあるべき機能を阻害した……と考えるべきですが……」

 

 ステラは言う。

 

 以前、モモイが来たときには複数の機械の監視が居たという。それが、神隠しにあったかのように消えていた。それに、彼女らが関係している可能性は高い。

 

「疑問が重なるばかり……だけど、今はゲーム開発部……それに、アリスのことをなんとかする事を優先したほうが良い」

 

 確かに、廃墟の事はこの子達の問題を解決したあとでもなんとかなる。

 

"そうだね"

 

 先生は肯定した。

 

 かくして、モモイはアリスをミレニアムの生徒と偽装、部員に引き入れようと言うのだった。

 

「アリス!私たちの仲間になって!」

 

 アリスは機械をかじることに夢中で返答はなかった。

 

 

 それから暫くして、ミドリには一つの疑問があった。

 

 それは、『どうやってアリスをミレニアムの生徒に偽装するのか』というものだ。

 

 ミレニアムサイエンススクールというのはキヴォトス内でも随一の技術力を持つ学校であり、モモイに生徒の偽装を容易く行えるほど甘くはない。

 

 それに加え、アリスの口調についても不安がある。

 

 いざ、ユウカにゲーム開発部の部員かを聞かれたときに

 

『肯定、あなたの質問に対し、アリスの回答を提示。私はゲーム開発部の部員』

 

 なんて言った日には、速攻部外者であることがバレる。

 

「そこは、皆でアリスに『話し方』を教えてあげて!」

 

 そう言い残し、アリスは部室を後にする。

 

 まだ、ユズとレムナンの姿を見てはいないが、取り敢えず、私たち4人でアリスの話し方を教えることとなる。

 

「それにしても、『話し方』かぁ……よく考えると、どうやって習得するんだろ。普通は動画を見たり、周りの言葉を真似していくうちに自然に、って感じだと思うけど」

 

 ミドリは頭を悩ませる。たったの1週間しかないのに徐々に覚えるべき『話し方』を急ピッチで覚えなければいけないのだから。

 

「1週間……だからね。話し方を変えるのには少し時間がなさすぎる……」

 

「セツ様、そうとは限らないかもしれませんよ。アリス様はおそらくは疑知体に当たるものだと思われます。疑知体であれば、普通の人とは違い、急速な学習能力によって話し方を覚えることも可能かと思われます。それに、アリス様はまだ目覚めてから日が浅い、吸収も早いでしょうし」

 

 ステラは疑知体『LeVi』によって作られた人形端末。ということを知っているセツは納得した。

 

「……?正体不明のものを発見、確認を行います」

 

 アリスが拾ったのは一冊の雑誌。

 

 どうやら、その雑誌というのが、ゲーム開発部の作ったゲームの載った雑誌だったらしく、アリスはそのゲームに興味を持った。

 

 ミドリは

 

「『会話』をしながら進められるから、ゲームをやってみるのも勉強になるかも」

 

 と軽く捉え、ゲームを勧めた。先生やセツは肯定していたが、一人、ステラだけは首を縦に振ることはしなかった。それは何故か……

 

 ステラはゲームばかりをしている駄目な人間(主人)を見てきたのだから。

 

 ステラは、ゲームを始めるアリスとそのゲームを見届けるミドリと先生、セツを尻目に雑誌を見てみる。

 

 今から、アリスがやるゲームは酷評。クソゲーと言われた作品だと知ったが、楽しそうにゲームをするアリスを見て口に出すことをやめた。

 

 ステラは祈った。

 

(アリス様がちゃんとした話し方を覚えられますように)

 

 と。

 

 ……いざというときは、私がアリス様に話し方を教えれば良いでしょう……

 

 そんな甘い考えも、ステラにはあった。

 

 一方、アリスたちはと言うと……

 

 セツはアリスたちがゲームを楽しむのを見ていた。ゲームの内容は童話テイストの色彩豊かな王道ファンタジーRPGらしいが……

 

『コスモス世紀2354年、人類は却火の炎に包まれた……』

 

 一瞬理解が追いつかない。王道ファンタジーRPGとは知識としては知っているがこれは……

 

「えっと、ミドリ?これって所謂近未来……『SF』というものなんじゃ……」

 

「えっと、王道とは言っても、いろいろな要素を混ぜたりするんだけどね。トレンドそのままでも駄目だけど、王道に拘りすぎても古くなるからってことで」

 

 果たして、それは『王道』と呼べるのだろうか……

 

 そう思っていると、チュートリアルの戦闘が始まるらしく、アリスは武器を取って戦闘に挑む。

 

 ドカーン

 

 『GAME OVER』

 

「「「"!?!?"」」」

 

 ミドリ以外の4人は困惑した。

 

「え?何で爆発?」

「ゲームの不具合……でしょうか?」

"……武器を取るのが不正解だった……とか?"

 

 そんな話をしていると、戻ってきたのかモモイが、笑う。

 

「予想できる展開ほどつまらないものはないよね!本当はここで指示通りじゃなくてAボタンを押さなきゃいけないの!」

 

 そう言うモモイにセツは(チュートリアルにそれはただの悪巫山戯、いや、嫌がらせなんじゃないか?)と思うのだった。そして、ステラは何故このゲームがクソゲーなのかを察した。

 

 モモイは学生証の件で出ていたのだが、遅い時間だったため、誰もいなかったらしく、学生証は明日ということとなった。

 

「それはさておき、改めて見てもこの部分はちょっと酷いと思う」

 

 ミドリの言葉にアリス以外のみんなが首を縦に振る。

 

 だが、アリスは……

 

「……も、もう一度始めます」

 

 まだ続ける気だった。

 

「再開、テキストでは説明不可能な感情が発生しています」

 

「あっ、私それわかるかも!きっと『興味』とか『期待』とか、そういう感情だと思う!」

 

「どう考えても『怒り』か『困惑』だと思うけど……」

 

 モモイの感性が少しおかしいんじゃないかとセツは思った。

 

 その後、アリスは武器の装備をしてゲームを進める。

 

『GAME OVER』

 

 いかにもな序盤の敵『プニプニ』の遠距離攻撃によって一撃で屠られる事を始め、様々な敵による理不尽な初見殺し他にも、テキストの不備、バグ、意味不明な展開が続く。

 

 だが、アリスは諦めなかった。

 

 次第に、先生やセツ、ステラさえもアリスがゲームを進める姿を応援するようになっていった。

 

 数時間後……

 

「こ、ろ、し、て……」

 

 アリスは様々な困難に悩まされながらも何とかゲームをクリアすることができた。

 

「すごいよアリス!開発者2人が一緒とはいえ、3時間でトゥルーエンドなんて!」

 

 称賛するモモイ。

 

 それに、アリスの話し方にも変化が如実に現れる。

 

「勇者よ、汝が同意を求めるのならば、私はそれを肯定しよう」

 

 確かに、前よりかはいく分かはマシ。だけど、完全にこのゲームに毒されているのも確か。

 

「ゲームからそのまま覚えたせいで、ちょっとまだ不自然かもだけど、言葉を羅列してただけの時よりは、かなり良くなったと思う!……所でその……」

 

 話し方の上達具合を褒めるミドリがモジモジし始める。

 

「こういうの面と向かって聞くのは緊張するんだけど……わ、私たちのゲーム、どうだった?面白かった!?」

 

 自分たちのゲームの評価について聞くミドリとモモイ。

 

 正直、私自身、アリスがあのゲームをしているのを見てお世辞にも面白いとは思えなかった。終始困惑していて、まるでB級パニックホラーのような何かを感じた。しげみちやジョナス辺りのゲーマーならばこのゲームの良さを理解できる……のかもしれないけど。私には到底不可能だった。

 

 それは、アリスも同じで。

 

「……説明不可。類似表現を検索……」

 

 アリスが考える中、モモイとミドリは不安になっていた。

 

「……面白さ。それは、明確に存在」

 

 モモイは「おおっ!」と喜びの声を上げる。

 

「プレイを進めれば進めるほど、まるで別の世界を旅しているような、夢を見ているような、そんな気分……もう一度……もう一度……」

 

 そこで、アリスの瞳から涙が零れ落ちる。

 

「ええ!?」

 

「あ、アリスちゃん!?どうして泣いてるの!?」

 

「決まってるじゃん!それくらい、私たちのゲームが感動的だったってことでしょ!」

 

 少しズレてるモモイ。

 

「い、いくら何でも……と言うかこのゲーム、ギャグ寄りのRPGのはずだし……」

 

「ありがとうアリス!その辺の評論家の言葉なんかより、その涙の方が100倍嬉しいよ!あー、早くユズにも教えてあげたい……!」

 

 モモイがそう言うと、ロッカーから声が聞こえてくる。

 

「ちゃ、ちゃんと、全部見てた」

 

「「「「「"!?!?!?"」」」」」

 

 一同困惑。

 

「僕も……見てましたよ……お久しぶりです……セツさん、ステラさん」

 

 ロッカーの、隅に隠れるように座っていた白髪の美青年レムナンが姿を現す。

 

 またしても、一同困惑。

 

「ユズ!レムナン!」

 

「あれだけ探しても見つからなかったのに!いつからロッカーにいたの?と言うか、レムナン君に至ってロッカーの外にいたのに……」

 

「み、みんなが廃墟から帰ってきたときからずっと」

 

「……すっ、すいません!人が大勢来たのでびっくりして、ユズさんと共に隠れたんです……」

 

 レムナンは人見知り……と言うか苦手だ。ステラやセツもそれを知っていたため納得。

 

「あ、アリスは初めましてだよね。この人が私たちのゲーム開発部の部長、ユズと……本来だったら副部長になってたはずのすごく頭のいい人、レムナンだよ!」

 

「……ありがとう。ゲームが面白いって言ってくれて、もう一度やりたいって言ってくれて……泣いてくれて……本当にありがとう」

 

 ユズはアリスに近づき、感謝を述べる。

 

「???」

 

「面白いとか、もう一度とか……そういう言葉が、ずっと聞きたかったの」

 

「ユズちゃん……」

 

「とにかく、あらためまして。ゲーム開発部の部長、ユズです。この部に来てくれてありがとう、アリスちゃん」

 

「よろ、しく……?」

 

「理解」

 

 アリスは次の瞬間、声高らかに、RPGで味方が増えた時のように言った。

 

「ゆずが仲間になりました、パンパカパーン!」

 

 レムナンはいきなりの大声にビクついた。

 

「……合ってますか?」

 

「あ、うん。だいたいそんな感じ、かな。ふふっ、その様子だと、本当に私たちのゲームを楽しんでくれたんだね……仲間が増えるのは、RPGの醍醐味の一つだもんね。あ、RPGを面白いって思ってくれたなら、私がおすすめのゲームを教えてあげる」

 

「ちょっと待ったぁ!アリスにオススメするのは私が先!良質なゲームをやれば話し方も自然になって、私たちの計画も成功率が上がるんだし!さあ、まずは『英雄神話』と『ファイナル・ファンタジア』と『アイズ・エターナル』と……」

 

「何言ってるの、アリスちゃんはゲーム初心者だよ!?『ゼルナの伝説・夢見るアイランド』から始めるのが一番だって!」

 

「これだけは譲れない、次にやるべきは『ロマンシング物語』だよ。あ、でも第3弾だけはちょっと、個人的には、やらなくていいかなって……」

 

 ゲーム開発部が言い合っている中、セツからここまでの経緯を聞いていたレムナンが声を上げる。

 

「ほ、本当ですか!?船が見つかったんですね!」

 

 普段の彼らしからぬ大きな声。

 

「あ、ああ。でも、現状はただの生活スペースとかしているけれどね」

 

「そんなことはどうでもいいんです!!」

 

「う、うん」

 

 レムナンはゲーム開発部の皆の方を向き、興奮気味に言った。

 

「皆さん!アリスさんに勧めるべきゲームは一つ!ニンボク……『ワクワク人間牧場』!しげみちさんも呼んでやりましょう!きっと楽しいですよ!」

 

 目をキラキラと輝かせるレムナン。

 

 『ワクワク人間牧場』。以前のループで一度だけ体験した。しげみちとジョナスによるゲーム対決があった。結果は……どうでもいいけれど。このゲームをレムナンもまた、やり込んでいたのを私は知っている。

 

「なにそれ!興味ある!」

「レムナン君が勧めるゲーム……興味あるかも」

「……譲れない、と言ったけど。私も見てみたい……」

 

「??」

 

 ゲーム開発部は『自分たちの知らないゲーム』に興味を惹かれる。

 

「行こう!やろうよ!」

 

 モモイが興奮気味に言う。

 

「……期待、アリスもそのゲームをしてみたいです」

 

 アリスもまた、そのゲームに興味を惹かれるのだった。

 

"……でも、しげみちを呼ぶにしても、時間がかかる……少なくとも、明日になるんじゃないかな?"

 

「そう、ですね……」

 

 レムナンはシュンと肩を下ろす。その背中は少し悲しそうだ。

 

「じゃあ、それまでは私たちの進めるゲームをやっていこうよ!」

 

 モモイはそう言って、アリスにゲームを勧めだす。

 

 セツと先生、ステラは一度、シャーレへと戻る。

 

 残った、ゲーム開発部とレムナンはそれぞれオススメのゲームを朝まで渡してはプレイさせるのだった。

 

 余談だが、ゲームをしているアリスを少し遠目で見ていたレムナンとユズとミドリ。今はモモイの進めるゲームをやっている最中だった。コーヒーを片手にレムナンは言った。

 

「それにしても、流石あのクソゲーを踏破しただけあって、アリスさんのゲームセンスはとても初心者とは思えない、ですね」

 

 ミドリとユズは固まった。

 

 だが、レムナンは続ける。

 

「あのゲームを元に性格が形成されるとしたらどんな化け物が生まれるのかと心配しましたが、これなら安心ですね」

 

 安堵の意が込められた言葉。だが、それは二人には鉄の槍のように心に突き刺さるのだった。

 

「つ、次は……もっといい作品を……」

 

 二人は決意した。次こそは……もっといいゲームを作ろうと。

 

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グノーシア人物紹介

 

『ステラ』

 

 年齢:26(自称)歳

 性別:女

 身長:173cm

 出身:非公開

 

 ステータス

 

 カリスマ:25

 直感:21

 ロジック:43

 かわいげ:25

 演技力:30

 ステルス:29

 

 ゲーム内解説『ロジックが高く、他の能力は平均的。真面目で献身的な性格から、無難な行動を取ることが多く、印象が薄くなりがち』

 

 緑髪の柔らかな物腰と誰にでも献身的な女性ステラ。

紅茶やハーブティーを好み、研究ラボでは花を育てている(ジャスミンの花の香りには要注意)。船長であるジョナスに長く仕えている。そのため、年齢に対して疑問に思うこともあるが、ステラの年齢は自称であって本来の年齢ではない可能性があるが、言及しないほうが良い。また、船に搭載された疑知体『LeVi』によって作られた人形端末であり、人間ではない。

 

 そのため、アリスがクソゲーをやることに少し不安になるも、皆に流され止めることができなかった。




 次回、ニンボク回となります。どんなゲームかは作者の想像になります。

 あと、アンケート実施します。おまけ回で書こうと思ってる話ですが、エデン編が遅れる可能性もあって書くかどうかは皆さんに任せます。

 次回『ワクワク人間牧場!しげみちVSレムナン編』
 
 他の子達との試合もやろうと思っています。

 『人物紹介:レムナン』

おまけ話

  • モモとハスミのこっそりスイーツ部
  • 毒舌評論家レムナンによるTSC解説!
  • シピとカヨコのデート回
  • 対策委員会&しげみちinゲーセン
  • 全部!
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