皆、元気?
限定ガチャ4連続・・・
覚悟はいいか、私はできてる。
前線基地の一室
机と椅子だけのおおよそ客室とは思えない殺風景な部屋のなかで私はボンドルド・・・【ゲマトリア】と対峙していた。
「まさか、本当に来てくれるとは思いませんでした。歓迎しますよ、小鳥遊ホシノさん。」
「御託はいい、早くこれについて教えろ。」
呼び出した本人はとても嬉しそうにしゃべっている。出された茶菓子もお茶も怪しくて手なんてつけられない。
黒服といいこいつといい、何故口数が多いのだろうか?ゲマトリアの連中は皆こうなのか?
「なにも一人で来なくてもよかったでしょうに・・・もっと大きな部屋もあったのですから。」
場所の問題ではない、こんな奴のいる場所なんて皆を連れてこられない。
「ふむ、嫌われましたかね・・・まぁ、長引かせても仕方ありません。本題に移りましょう。」
ようやく始まるようだ、もう少し遅ければあの仮面に風穴を開けられたのに・・・
「まず、その石・・・【命を響く石】についてお話ししましょう。」
「まず最初に断言します、その石の原料は人間です。そして、その石を使える状態で確実に作ることは、まずできません。」
「どう言うことだ?」
「それは、その石の元となった人間が持ち主に対して全てを捧げる確固たる意思がなければなりません。再現しようとして出来ることではないでしょう?」
私は黙って話を聞く。
ボンドルドは座りながらも嬉しそうに、自分の成果を話すようにしゃべる。あいつの話が本当ならこれはユメ先輩が持ってたものなのだろうか・・・まだわからないことが多すぎる。
「ふむ、聞くよりも実践する方がよいでしょう。」
ボンドルドが首からかけている【白笛】を両手で包むようにもつ。
すると、心の底に響くような高音が部屋全体・・・いや施設全体に響き渡る。
「これが白笛です。」
にわかに信じ難いが、本当の事だろう・・・ではユメ先輩がいない今、この笛?はもうその音色を確認することはかなわないだろう。
「みたところその石の命の紋はあなたに適合しているようです・・・ならしてみてはいかがでしょうか?」
・・・?こいつは何を言っている?これはユメ先輩の物ではないのか?・・・いやそもそも先輩がこの石を持っている姿を見たことはない、たまたまあの時に持っていたとも考えにくい・・・ならこれは・・・この石はもしかして・・・
両手で石を包むように持ってみる。
鳴らない、やはり私のものではないようだ。
「おや、鳴らし方を教えてませんでしたね。心からその石に思いを込めてください、そうすればきっと答えてくれるでしょう。」
もう一度石を持地今度は目を閉じる。
本当は危険だろうが今は先輩が残したものの方が気になる。心から・・・思いを・・・
ホシノちゃん・・・ホシノちゃん・・・
コオォォォォォン
全身を震わせるような、先程よりも優しく、暖かい音色が鳴り響く。
「やはりその石の持ち主・・・もとい命の紋はあなたに適合しているようです。」
ボンドルドが拍手をしながら近づく。
「それ以上近づくな。」
手元の銃を構え、奴の動きを止める。
「その石はまだ完成ではありません、適切な形に加工してようやく真の力を発揮できます。もしよければここの施設をお貸ししますよ。」
「・・・・・・わかった、ただ妙なことをしたら撃つからな。」
ボンドルドは満足そうに移動を開始する、その背中に銃を突き付けながら私も続く。
ついた部屋には、簡単な机と椅子、あとは机の上の道具くらいか・・・同じ家具しかないのか?
「ここで加工しろと?」
「ええ、そこの道具は好きに使ってください。」
「私がやるのか?」
「むしろあなたしかできません。その石は特殊で石の声を聞けるもの、もしくは本人にしか適切な形に加工できません。それに、私は信用できませんでしょう?」
確かにこいつは信用できない、だが私に加工が出来るのだろうか?
「先程のように意識を向けて下さい、あとはやってみればわかります。」
言っていることがわからないが、言われるままに椅子に座り、机に石を置き道具を手に取る。
さっきと同じように目を閉じる。
吸い込まれるような感じがすると共に、夢を見ているような感覚になる。自然と手が動く、崩し、削り、磨く。
気がつくとそこには目と十字が合わさったような形の石・・・いや笛があった。
「素晴らしい、素晴らしい。」
ボンドルドはずっと拍手をしている。
これが先輩の・・・いや私の白笛・・・
もう一度、鳴らしてみる。
キィィィィィィン!!
先程とはちがう心に響くような高い音が鳴り、体から不思議と力が込み上げてくる。
「やはり、生徒と外の人では大きな違いがありますね。」
私が、ボンドルドに話しかけようとしたとき・・・
ドォン!!ドォン!!
建物全体が揺れる、襲撃でもされているようだ。
「申し訳ありませんがここまでのようです。あなたのお仲間がこの基地を襲撃してきています、先生も一緒ですね。」
皆が来ている?やっぱり後を追跡してきたのかな?
やはり、笛の音は外まで聞こえていたようだ
「それでは、私はこれにてこの体が破壊されるわけにはいきませんので。」
そう言うと、ボンドルドは私が止める間もなく部屋から出て行った。
残された私は、皆に合流するために、広い場所へと移動した。
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「旦那・・・この資料なのですが。」
「素晴らしい、ようやく完成ですね。これで【エデン条約】でも【色彩】の時でも不測の事態に対応できるでしょう。」
「これは、黒服により良い報告ができそうです。」
そういうと、二人の黒衣の男は基地の奥へと移動した。
ちなみにホシノの来た前線基地は損壊が激しくそこまで重要な物もないので放棄してます。
アンケートの結果だけど、どうして皆アビドスを選ぶんだよぉ!
あとやっぱりみんなも【実験】してほしいようですね・・・度し難い度し難い。
やはり、アビドス編が激アツですからねぇ。
でもこれでさらに書き辛くなるんだよなぁ
皆忘れちゃいけないぜ・・・アビドス編がまだ第三章だってことを。