なんかミツレちゃんの過去を書いてるときが一番イキイキしてたと思う・・・やっぱりこういうのしか書けないのかなぁ?
ミツレちゃんとボンの出会いはまたいつか書きます。
◇エンジニア部・部室
突然、ウタハに呼ばれた私は急いでエンジニア部の部室に戻った。
「やぁ、先生。ちょっとだけ時間をもらうよ・・・なにすぐ終わる話さ・・・」
部室にはなぜかウタハだけがいてほかの2人はいない。
そもそも案内された部屋の内装はかなりシンプルで何もなかった。
「ここなら盗聴の心配はないな・・・身内の盗聴を警戒しないといけないとはな。」
ウタハが端末を操作しながらこちらにやってくる。
「これを見てくれ先生、これはミツレちゃんの着ているコートのデータなんだが・・・」
いつの間に取ったんだと思っていると、信じられない発言が出て来た。
端末に映っていたのは、コートの内側にびっしりと詰め込まれた薬品の入ったケースだった。
何の薬品かはわからないが、あの子の状態からしていいもののはずがない。
「先生、彼女について話せとは言はないが・・・一度精密に検査してみることをお勧めするよ・・・」
その後、ウタハと別れゲーム開発部の部室へと行く間も私の中ではあの子の稀に見せる微笑みとあの恐怖と絶望に歪んだ顔が渦巻いていた。
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私がウタハと話している間に、アリスは正式な部員として認められ、それでもまだ廃部の危機にあることをミツレから聞いた・・・ちなみにユウカは途中ですれ違った。
さらに、ゲーム開発部総出でG.Bibleを探しに【廃墟】へと行くことが決まったらしい、今度はミツレにいきなり囮にならないように言っておいた。
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◇????
「今回の記録はかなり良好。」
「良好。」
「あとの課題は重量問題・・・これはもう少しこの素材との比率を変えて・・・」
「比率を。」
暗い部屋の中では黒衣の男達が機械をいじくり回していた。様々な計器に映る数字を記録、解析する。
それはどこか機械的でもあり、また見る人が見れば気味の悪い光景であろう。
しかし彼らは止まらない、まるでなにかに取り憑かれたように、作業を進めていた。
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◇ヴェリタス部室
無事に【廃墟】からG.Bibleを持ち帰ることができた私たちは、ヴェリタスに解析を依頼した。途中でモモイのデータの復旧不可能を聞いたりしている時、私はミツレの脱いであるミツレのコートに手を伸ばす。固く柔軟なそのコートは見た目以上に重く、しっかりしている。どこかに・・・あった。それは手のひらサイズの箱で開閉用のボタンがついているシンプルなものだった。
"ミツレ・・・ちょっとこっち来て。"
私は小声でミツレを呼び、別の部屋へと行った。
「何かありましたか?先生。」
私は黙って箱を差し出す・・・ミツレは目を見開き先程羽織ったコートを漁る。
やはりまだ他の薬もあるようだ・・・
"勝手に触ってごめんね。ウタハが教えてくれたんだけど、どうしても放って置けなくて。"
ミツレは申し訳なさそうに目をそらし、なにか言おうとしているのか口をモゴモゴさせている。
"無理に話して欲しい訳じゃないから・・・ただせめて私には教えてほしかったな。"
これでボンドルドに聞かないといけないことが増えた。
ミツレはどうしたらいいのかわからないのかずっと顔を青くしている・・・?
「ヒュー・・・・カヒュッ・・・・」
"・・・ッ、ミツレ!!"
しまった、またやってしまった。
この子は繊細なのに、追い詰めてしまった。
しかし、ミツレはコートからケースを取り出し手のひらほどの棒を取り出し腕に当てる。
パシュン、と乾いた音がなり薬品か注入される。
「・・・ハァー・・・はぁ・・・ふぅ。」
即効性なのかすぐに呼吸が整い、顔色もよくなる。
だが、本当に使っても大丈夫なのか、心配にはなる。
しかしそんなことを気にする余裕はなく、私は急いで医務室にミツレを運んだ。
はい、今回はここまでです。
ちょっと、雑になっちやった。
ミツレちゃんの設定って、TOOBOEさんの歌を聞きながら書いたから、もしかしたらもっと救いがなかったかも・・・でもみんなそういうの好きでしょう?
今度の夜は長いけれど、明けない夜もないはずよ。この夜が、あなたと共に明けますように・・・
永遠はなどは無い、”いつか”は必ずやってくる。それまで生きていられたならだけどね・・・