前回に続き犯罪者のように扱われる黎明卿・・・カワイソーダナー(棒)。
最近この小説がいいのか悪いのか分らんくなってきた・・・感想があったら頑張れるのにな~(チラッ)
◇前線基地・研究棟
「そこはもう少し強くして・・・」
「旦那!」
いつものようにボンドルドが実験をしていると慌てた様子で研究室にグェイラが飛び込んできた。
珍しく焦っており肩には怪我をした祈手を担いでいた。
「・・・グェイラ、落ち着いてください。とりあえず彼を他のものに任せて・・・何かあったのですか?」
そういえば、先ほど大きな揺れがあった気がする。さほど気にはしなかったが、これと関係があるのだろうか?
「・・・ミ、ミツレが旦那の【カードリッジ】を使って神秘を大量に取り込んで暴走しました!」
「なんと・・・ミツレは今どこに?」
「今、リメイヨが追ってます。ただ今回は相当な量浴びたらしくて・・・」
「何個分ですか?」
「おそらく2個分かと・・・」
これはまずい。今までミツレが浴びていたのは空気中の微量な神秘だったが、今回は純度の高い神秘・・・さらには【カードリッジ】2個分となると肉体強化が強くなるが精神が浸食され戻ってこれるかどうか・・・
「・・・わかりました。私もミツレのところに向かいます。せめてミツレとあの装置を回収しないといけません。」
ボンドルドは研究室を後にして、娘の所に行く準備を始めた。
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ゲヘナ自治区・ヒノム火山近辺
”イオリは下がって!チナツは急いでイオリの治療を!”
「はいっ‼」
突如現れた少女・・・ミツレは手当たり次第に周囲を攻撃した。
狙いはめちゃくちゃだが威力が桁違いだった。先ほど掠めただけでイオリが吹き飛ばされ、並みの生徒では一撃で意識を失っている。
そんな中でも風紀委員長・空崎ヒナは無傷で戦っていた。
「やっぱり・・・力に振り回されてるみたい。見てからの回避もできるし相手が移動しないから攻撃は当たるけど・・・」
マシンガンによる1斉射がミツレを襲い体のあちこちに傷をつけるがすぐに再生されてしまう。
ヒナは決定打に欠け、ミツレは攻撃が当たらない。盤面は膠着状態になった。
”ヒナ!もう少し耐えられる?今、増援が来てるから!”
「・・・・!分かったわ。」
それなら私のすることは一つ、増援の到着までミツレをここに食い止めてその増援達と共に最大火力を叩き込むこと・・・そうでもしないとあの再生能力はどうにもならないだろう。
そう考えていると、上空に1機のヘリが到着する。そこから降りてきたのは・・・
「アビドス対策委員会、到着しました。今、降下用ロープを・・・ホシノ先輩!?」
「先生!遅くなった!ミツレちゃんはどこ!?」
アビドス対策委員会の小鳥遊ホシノであった。
他のメンバーはまだ降下中か機内待機らしく彼女だけが先んじて降りてきたらしい。
”あっちにいるけど・・・なぜか暴走してるみたいなの。”
「やっぱりゲマトリアが・・・委員長ちゃん、早く抑えるよ!」
そう言うとホシノは盾を展開し突撃する。私はその後ろから援護射撃を開始する。
ヘリからガトリングガンによる射撃とミサイルが、地上の対策委員会からはそれぞれの攻撃が飛んでくる。
先生の指示により的確に退路を塞いでいく・・・が、あの再生能力の前には効果は見られなかった。
それから戦闘が続いたが結局決定打はなく長時間の戦闘によりそれぞれの疲労が目立ち始めた頃、一度仕切り無そうと小鳥遊ホシノに声をかけようとした時・・・
キィィィィィン‼
ホシノの手元から心に響くような甲高い音が鳴り響く。すると先ほどまでの疲労が嘘のように消え、体の底から力が湧き出てくる。
「・・・・これは何?」
「私にもわからない・・・けど、ゲマトリア・・・ミツレちゃんのお父さんなら何か知ってるかも。」
小鳥遊ホシノのもたらした効果はすさまじく、いつもよりも早く動けるように感じた。
さらに、ミツレの再生能力にも影響があったのか目に見えて攻撃が入るようになった。
「・・ア”ア”ア”ァ”ア”ッ‼・・・」
しかし、最後の悪あがきと言わんばかりに周囲に衝撃波を放つ。
近くにいたものは吹き飛ばされ、遠くにいた者も体の動きが鈍くなる。
このままでは逃げられてしまう・・・その時だった。
「いけませんよ、ミツレ。」
それは現れた。
黒いコートのような仮面の男と、似たような仮面をつけた白いマントを羽織った長身の女性だった。
男はに向けて針のようなものを飛ばす。それは銃弾すら弾いた皮膚に簡単に刺さる。
「抑制剤は打ちましたが・・・時間がかかりそうですね。」
そう言うと、男はミツレに向けて走り出す。次々と飛んでくる攻撃をかわしミツレの背後に回るとその背負子の様な物を弾き飛ばす。
しかし、それで隙ができてしまった。男の腹部にミツレの手刀が刺さる。
しかし男はそのままミツレを抱きしめた。腹部から血があふれ、吐血したのか仮面の隙間からも流れ出る。
「ミツレ・・落ち着いて、あなたを傷つける存在はここには居ませんよ・・・」
ずるり、と腕が抜けて傷口からさらに血が出る。すると、白いマントの女性がミツレの背負っていた装置と男を抱えてどこかへ行ってしまった。
残されたミツレは気絶したのか横たわっており、いつの間にか黒い靄も消えていた。
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動けるようになった私たちは急いでミツレを救急医学部に運び治療をした。
幸いにも外傷はなくバイタル的にも問題はないそうだ。
意識が戻るまで時間がかかると言われたため私は先生にこの場を任せて一度、風紀委員の建物に戻ることにした。
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暗い暗い場所に私はいる。
時間がゆっくり流れるようなふわふわした感覚の中、いろんな声が聞こえてくる・・・先生、委員長、お父さん・・・皆、わたしに呼びかけてくる。
とても強い衝撃が来た後、温かい光が私を包んだ。
安心するような、心地いい光だ。
しばらくして光が無くなるとそこには・・・
血まみれのお父さんと血に濡れた私の手があった
はい今回はここまでです。
ちなみにヒナちゃんは暴走ミツレを単騎で叩き潰す事は可能でした。しかし手加減しないと命の危険がある可能性もあるため、全力が出せませんでした。
それにしても・・・最近文章がひどくなってきてね・・・話の繋ぎや流れがめちゃくちゃなのよ。わかり辛い所があったら修正するので気軽に指摘してください。
それではまた次回・・・