白笛転生fromアビス   作:実力と発想が見合わない人

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ようやくボンドルドっぽいことできます。
やっとだよぉ・・・

エ駄死モノを執筆中です・・・マジで心が痛む。


新しきボンドルド

◇古聖堂

 

 

誰かの叫ぶ声、何かの焼ける音、体中に走る激痛、徐々に感覚が戻ってくる。

最初に目についたのは瓦礫だった。周囲を見渡そうとするがうまく動けない。

大小様々な瓦礫が私の体を抑えていて身動きが取れない。

爆発が起きたのか古聖堂は崩れ、そこらで火災が起きている。

 

 

「先生!」

 

 

聞きなれた声が聞こえてくる。

声のするほうに視線を向ける。

 

 

”ミツレ・・・無事でよかった・・・”

 

 

「今助けるから・・・ふんっ!」

 

 

ミツレは瓦礫を退かそうとするが予想以上に重く持ち上がらない。

しかし、そこに頼もしい人物が現れる。

 

 

「先生!・・・けほっ・・・ご無事でしたか!」

 

 

「お願い!手伝って!」

 

 

同じ建物にいたヒナタだった。

私のもとに来た彼女はミツレが動かせなかった瓦礫を持ち上げてしまった。

 

 

「これだけの力があることに、感謝します。」

 

 

何とか瓦礫から脱出した私はシッテムの箱を起動する・・・がバッテリーが大きく消耗していることが確認された。

 

 

「あの爆発に巻き込まれてほとんど傷一つないなんて、本当に奇跡の様です。」

 

 

「先生、たぶん敵が来るよ。急いで逃げるか戦うかしないと・・・」

 

 

ミツレが周囲を警戒する中、近づいてくる二つの影があった。

 

 

「先生!ご無事でしたか!」

 

 

正義実現委員会の副委員長の羽川ハスミと。

 

 

「せ、先生・・・」

 

 

正義実現委員会の委員長、剣先ツルギだった。

二人とも見るからにボロボロであり、聞いた限りでは正義実現委員会のほとんどが戦闘不能になったそうだ。

 

 

タタタタタタタンッ!

 

 

いきなり銃声がなり、ミツレが私を守るように両手のシールドを構える。

銃声が聞こえるほうを見るとそこにはガスマスクをつけた集団がいた。

 

 

「正義実現委員会の残党を発見・・・いや、訂正。正義実現委員会の真髄だ。」

 

 

「アリウス分校!」

 

 

アリウスと呼ばれる集団は私たちに向けて攻撃を開始した。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「きええぇぇぇぇっ!」

 

 

どのくらい戦っているだろうか、ツルギもハスミもミツレも消耗が激しい・・・そもそも敵の数が全く減らない。どうやらあの幽霊みたいなのは〈ユスティナ生徒会〉らしい。ミツレ曰く、ほぼ無限に出てくる物量作戦の権化・・・らしい。

 

 

「せいっ!」

 

 

ミツレは途中からスパイクシールドによる殴打しかしなくなった、弾の消費を抑えるためらしい。

しかし、無限に出てくる敵には消耗が激しかった。

 

 

「せめて、先生だけでも脱出を!」

 

 

ヒナタが私を逃がそうとするが生徒を置いて逃げられるはずがない・・・

すると・・・

 

 

ドドドドドドドドドッ!

 

 

身体に響くような銃声と共に多くの敵が消滅する。

この銃声には聞き覚えがある。

 

 

「委員長!」

 

 

ミツレが見ている方向に視線を動かすと、そこには少し傷のついたヒナがいた。

 

 

「先生!ミツレ!大丈夫!?」

 

 

ヒナはこちらに近づいてくる。

目立った傷は無く、この中では一番消耗が少ないと言ってもいい。

話をしたところヒナとミツレが私を連れて脱出し、ツルギ達はここの残って敵を食い止めるそうだ。

 

 

「先生、これ着てて・・・フリーサイズだから大丈夫なはず。」

 

 

ミツレは私に自分の着ていたコートを渡してくる。

しかし、これはミツレを守る物でもある。

 

 

”私は大丈夫だから、これはミツレが・・・”

 

 

「もう大切な人が傷つくのは嫌なの・・・だから、お願い。」

 

 

「私も先生が着ていたほうがいいと思う、流れ弾でも致命傷になるし万が一もあるから。」

 

 

ヒナとミツレの二人に言われ、私は大人しくコートを着る・・・意外と見た目以上に軽くしっかりしていた。

移動中も敵が多く出てくる。ヒナやミツレが倒しているが一向に退路が開けない。

ジリ貧になり始めたその時、ユスティナ生徒会を炎が包み込んだ。

 

 

「全く、こんな所にいたのか・・・ミツレ。」

 

 

「ギャリケー!」

 

 

建物の影から白いマントと大きな荷物を背負った仮面の男・・・ミツレがギャリケーと呼ぶ者が姿を現す。ギャリケーは尚も火炎放射を放ち敵を焼いていく。

 

 

「これは少々、手に余る・・・。」

 

「一帯の急所に、燃焼材を敷いておいて正解だった。」

 

 

そこら中で爆発と炎が上がる。それは敵を吹き飛ばし燃やしていった。

ギャリケーは手を止めるとこちらに話しかけてきた。

 

 

「卿の命令でお前たちを逃がす手伝いをする・・・ここは抑えるから早くいくと良い。」

 

 

「ギャリケー!お父さんは!?」

 

 

「卿とは連絡がつかない・・・他の死装束が探索しているが見つかっていない。」

 

「ビドゥーやリメイヨもいる・・・必要なら手を借りると良い。さぁ、早く行け。」

 

 

「分かった!先生、委員長、行こう!」

 

 

「いいけど、彼は大丈夫なの?」

 

 

「うん、ギャリケーは強いから。」

 

 

”ヒナ、行こう・・・ミツレを信じて。”

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

◇???

 

 

瓦礫と炎の中を歩く影。アリウススクワッドのリーダー、錠前サオリだ。

彼女は下半身が千切れ、すでに事切れているであろう仮面の男を発見する。

 

 

「まさか、まだ原型が残っていると思わなかったが・・・これではもう生きてはいないだろう。」

 

「・・・私だ、ターゲットの死亡を確認した。これよりⅤチームに合流する。」

 

「・・・恨むなよ。」

 

 

サオリはもう動かないはずのボンドルドに得体の知れない恐怖を感じ、早急にその場を後にした。

影から覗く祈手(アンブラハンズ)に気づかないまま・・・

 




今回はここまでです。
さて・・・夜明けを見届けましょう・・・







ーーーーーーーーーーーーーーーーーー





一人の祈手(アンブラハンズ)が下半身のない遺体に近づく。
そいつは首元にある白笛を手に取るとしばらく眺める様に動きを止めた。
そして動き出す(目覚めた)
首元にある黒い笛と仮面を脱ぎ捨て、遺体から取ったボンドルドの仮面をつける。


カポッ・・・・フオォォン。


仮面に紫の光が点き、辺りを見渡す。


「おやおや、おやおやおやおや・・・・」

「まさかここで破壊されるとは思いませんでした。」

「ですが、まだ遅れは取り返せます・・・プランDに変更しましょうか。」


祈手・・・いや、ボンドルドは静かに動き出した。
その歩みはゆっくりながらも着実に目的へと進んでいた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ちなみに入れ替わった祈手はビドゥーではありません。
ビドゥーファンのみなさん、申し訳ない・・・


それでは皆さん、また次回・・・
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