意外とストーリーは先までできてるのよね・・・
驚きのラスト(ネタバレ)
◇トリニティ市内
先生は退路を進みながら違和感を覚えていた。
こんなにスムーズに進めるものなのかと・・・
先ほどの戦闘、特にツルギ達といた時は今以上の戦力がいたはずだ。
何かあるかもしれない・・・そう考えていると予感が的中した。
ドカン!ドカァァン!
ヒナとミツレが爆発で吹き飛ばされ、さらに建物が爆発で崩落。ヒナと分断されてしまった。
ミツレは私の近くに飛ばされたため一緒だがヒナが心配である。
そこに誰かが近づいてくる。
「ゲヘナ風紀委員長、分断成功。目標の傍には少女一人だけ・・・」
「やっとですか・・・あの子もあんな傷で・・・痛かったですよねぇ。」
「・・・・・」
「トリニティとゲヘナの主要人物は片付いた・・・あとは貴様だけだ、シャーレの先生。」
黒いマスクをした子、大きな荷物を背負った子、顔を覆う仮面をつけている子、口元のみを覆うガスマスクをつけた子・・・こちらに銃を向けながら近づいてくる。
”・・・君たちがアリウススクワッド?”
4人は少しの間静かになったが帽子をかぶったリーダーらしき一人が答える。
「あぁ、そうだ。私たちがアリウススクワッドだ。ようやく会えたな、先生。」
「我々はトリニティとゲヘナ、両校をキヴォトスから消し去る・・・文字通りな。」
彼女はこちらに銃口を向ける・・・この距離なら外すことは無いだろう。
シッテムの箱はエネルギー不足・・・周辺に止められる生徒はいない。
「シャーレの先生、貴様がこの計画の支障になりそうだと彼女は言っていたからな。」
パァン!
一発の銃声が鳴り響く。
しかし、それは私には当たらなかった。
「させない・・・先生は、私が守る。」
いつの間にか起きていたミツレはシールドを構え、私を守るように立っていた。
「・・・・!まだ動けるのか!?その傷で・・・」
「あんな小さな体で・・・いつ倒れてもおかしくないのに・・・」
アリウススクワッドは油断せず散開し戦闘態勢に移る。
ミツレはショットガンの射撃を繰り返し相手を近づけさせない。
「・・・?この音は・・・」
「救急車・・・!?」
「先生、ミツレ・・・こっち!」
連続した重たい射撃音、鳴り響く車の走行音・・・敵の包囲網を突破した救急車。
その上にはヒナが乗っていた。
「先生!手を!」
停車した車からセナがこちらに手を伸ばす。
「逃がすかっ!」
ミツレは先生に向けて放たれた銃弾を弾く。
救急車に乗った先生と入れ替わるようにヒナが降りてくる。
「セナ!先に行って先生の安全の確保が先!こっちは何とかするから!」
「っ!わかりました。先生はお任せください!」
”セナ、待って!ミツレ!”
セナの運転する救急車は加速し戦線を離れる。正直、ミツレを乗せていたら車ごと爆破されていたかもしれない・・・知らせる時間が無かったとは言え、先生にはミツレを置いて行ったように見えるだろう。あとで謝罪をしなければ。
「ミツレ、動ける?」
ミツレはボロボロで、今も何とか立っている状態だった。
彼女を担いでの脱出は難しい・・・ならばここでこいつらを倒すしかない。
「空崎ヒナ・・・ちょうどいい、ここで仕留めてやる。」
「絶対にミツレは守るから・・・」
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◇救急車・車内
”セナ、戻って!ミツレを助けないと!”
「先生、今戻っても戦闘に巻き込まれるだけです。それに彼女はヒナさんが回収する手筈です。」
「彼女ならきっと戻ってきてくれるはずです。今は信じて待ちましょう。」
信じる。先生としては生徒のことを信じたい・・・だが、今の先生は言葉には表せない胸騒ぎに潰されそうであった。
”ミツレ!ヒナ!どうか無事で・・・”
戦うことのできない先生は、今は祈ることしか出来なかった。
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◇トリニティ市街地
ドカアァァァン
「くっ・・・この!」
ミサイルによる爆発、隙を突いて飛んでくる大口径の弾丸、こちらの視界を遮る煙幕、連携の取れた行動・・・そして何より後ろで倒れているミツレ。ヒナは全力を出せずにいた。
決してミツレが足手まといなわけではない、守るべきものがゆえに致し方ないのである。
「どこに・・・そこ!」
何よりもこの煙幕が厄介だ、脱出しようにも方向が分からない。
この煙幕さえ何とか出来れば脱出の可能性がある。
私は見える3人に向けて銃撃を続ける・・・?
3人?アリウススクワッドは4人のはず・・・あと一人は?
「まずい・・・」
「油断したな・・・」
リーダーらしき人物は障害物と煙幕を巧みに使いこちらに接近していた。そして、その手からは爆弾のような物がこちらに向け投げられていた。
「これで終わりだ!空崎ヒナ!」
爆弾一つで私が倒せるものか・・・いや、倒せるから使うのか?別の目的が?本当に食らっても大丈夫だろうか?様々な考えが巡り判断が遅れる。おそらく回避は間に合わない・・・私は少しでもダメージを減らそうと身構える。
しかし爆発する瞬間に私に前に出てくる小さな影。それが何かを確認する間もなく閃光と爆風に視界が塞がれ、私は吹き飛ばされた。
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ピシピシピシッ!
聞こえてくる軋む音。
隣に倒れているミツレが目に映る。
彼女の方から・・・いや
ピシピシピシッ・・・バキッ!
「ダメッ‼」
ミツレのヘイローに亀裂が走る。
私は彼女を抱き起す。腕の中でどんどん冷たくなっていくミツレ。
バキッ!ピシッ!
「待ってて、すぐに・・・絶対に助けるから!」
セナの所に連れて行けば・・・病院は・・・
パリンッ
「・・・・・ぇ?・・・」
何かが割れる音、それと共にミツレのヘイローは・・・粉々に砕けた。
「嫌・・・いやああぁあぁあぁぁああ!!」
今回はここまでです。
あーあ、ヒナちゃんが油断したから・・・
ちょっと原作より余裕があるにしては弱すぎたかな?
まぁ、物語を円滑に進めるためにもヒナちゃが油断してた方向で行きましょう・・・そのほうがおいしいからね。
もちろん、ミツレちゃんはこんなところで終わりません。まだまだ出番はあるんですから。
これからの展開どうしよう・・・・(無計画)何とでもなるか!
それではみなさん、また次回・・・
〇神秘
神秘、それはこの世界において重要な物である。これが織りなす現象は奇跡と言える。
しかし目に見えず触れることも出来ない。これを制御をするにはきっと大きな代償が必要だろう。