白笛転生fromアビス   作:実力と発想が見合わない人

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ようやく本編来れた。
リクエストがまた私のSAN値を削りに来ましたね。
とりあえず今はエデン条約を進めますが・・・


再戦

◇トリニティ・廃墟

 

 

ヘイロー破壊爆弾、それは生徒の命を簡単に刈り取ることのできる数少ない武器だ。

どんなに頑丈な生徒だろうとヘイローを破壊されれば等しくその命を失うこととなる。

 

 

「姫っ!ダメだ、アツコ!しっかりしろ‼」

 

 

しかし、例外だって存在する。アツコが身に着けていたマスクはその一つだ。

 

 

「っ・・・・。」

 

 

「姫っ、無事か?」

 

 

どのような原理か分からないが、アツコは命を落とさずに済んだ。

しかし、自身の仲間の・・・大切な人を殺そうとしたことはサオリが怒りを持つのには十分だった。

 

 

「・・・許せない。」

 

「アズサ・・・よくも姫にこんな怪我を。」

 

「絶対に許さないぞ、アズサ!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

◇トリニティ・病室

 

 

「・・・身体の状態は問題ありません。」

 

「本当に・・・何が起きたんでしょうか?」

 

 

ボンドルドの処置によりヘイローが修復?されたミツレは今、身体検査を受けていた。

本来、起こるはずがない死者の蘇生にも等しい状況にセナはただ驚いていた。

 

 

”ミツレ、本当に大丈夫?”

 

 

「うん・・・変なところは無いよ?」

 

 

どうやら異常はないようだ。

しかし、ボンドルドの持っていた箱。あれはどこかで見たことがある気がする。

それに、どうやってヘイローを直したのかも気になる。

すると病室の扉が開かれ、一人の生徒が入ってくる。

 

 

「先生、こちらにいらしてたんですね。」

 

 

”ハナコ、無事でよかった・・・他のみんなは?”

 

 

「コハルちゃんは正義実現委員会へ、アズサちゃんはどこかへ行ってしまいました。」

 

「ヒフミちゃんはアズサちゃんを探しに行きました。」

 

 

ハナコは真剣な様子で話し出す。

 

 

「今のトリニティは混乱の中にあります。」

 

「それを静めるためにも先生の手を貸してはいただけないでしょうか?」

 

 

”もちろん。私でよかったら喜んで貸すよ。”

 

”セナ、ミツレをよろしくね。”

 

 

「お任せください。」

 

 

先生は状況の把握のために部屋を出ようとした。

 

 

「待って。」

 

 

そんな先生を呼び止める一つの声。

 

 

「私も行く。」

 

 

声の主はミツレの近くにいたヒナだった。

 

 

”ヒナ・・・無理はしなくていいんだよ。”

 

 

「また先生が狙われる可能性だってある。それなら護衛は必要でしょ?」

 

「それに風紀委員のみんなもまとめないといけないから。」

 

 

淡々と答えるヒナ。先生はその眼に何かの決意と不安になるような闇が見えた気がした。

今の彼女は少し不安定な気もするが、それでも今は少しでも人では必要だろう。

 

 

”わかった。無理はしないでね。”

 

 

「ええ、もちろん。」

 

 

先生はハナコとヒナと一緒に部屋を出て行く。

その後、セナは部屋の中でミツレの検査の続きを終わらせた。

 

 

「それでは、ミツレさん。あなたはもう少し休んでいてください。」

 

「今のあなたは何が起こるか分からないので。」

 

 

「・・・はい。」

 

 

「・・・体に異常はないので少ししたら外に出ることは出来ますので。」

 

 

ミツレはどこか寂しそうな様子だった。

それは先生たちが居なくなったことによる不安か、それともいまだ会えない父親を心配しているのだろうか。

セナにはそれを知ることが出来なかった。

 

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◇古聖堂

 

 

「アズサ・・・・」

 

 

古聖堂、そこにはアズサとアリウススクワッドがいた。

サオリとアズサはお互いに睨み合う。その眼には殺意すらこもっているように見えた。

 

 

「・・・・。」

 

 

「よくも、よくも姫を・・・絶対に許さない!」

 

 

「私もだサオリ。絶対に許せない。」

 

 

どちら引く気はない。サオリはアツコを、アズサはミツレを傷つけられ怒りを露わにする。

しかし、今のアズサが正面から戦うには数も実力も不足していた。

 

 

「サオリ、私は止めて見せる。たとえ差し違えても。」

 

 

「お前にそんなことができるか!」

 

 

サオリが叫ぶ。その周りにはユスティナ生徒会が集まり、戦闘態勢に入る。

 

 

「私は人殺しになる・・・お前と同じ。」

 

 

アズサが銃を構え、引き金を引こうとした時。

声が聞こえてきた。

 

 

「おやおやおやおや。」

 

 

声のする方、瓦礫の影から誰かが出てくる。

しかし、その姿を見た時にサオリは驚いた。

 

 

「お前は!いや、ありえない‼」

 

 

あの時、確かに死んだはずだった。半身が無くなり生きていられるはずがない。

 

 

「アズサさん、遅くなって申し訳ありませんね。」

 

 

「なぜだ・・・なぜ生きている!」

 

「お前はあの時、あそこで死んだはずだぞ。」

 

 

黒いコート、特徴的な仮面、胸のあたりにある白い笛。

それは間違いなく、黎明卿・ボンドルドだった。

 

 

「おや、もしやあのミサイルはあなた達が撃ったのですか?」

 

「まさか2発も同じ場所に撃つなんて・・・防がれることを視野に入れた攻撃、素晴らしい素晴らしい。」

 

 

「リーダー、あれは?」

 

 

「そういえば、スクワッドの皆さんには自己紹介がまだでしたね。」

 

「私はボンドルド。黎明卿と人は呼びます。」

 

 

ボンドルドはアズサの方へ歩きながら拍手をしている。

サオリは目の前の不気味な存在が怖くてたまらなかった。

 

 

 

「どうしてだ?ありえない・・・まさか!二人いたのか!?」

 

 

ボンドルドはサオリの方を向きながら答える。

 

 

「二人?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祈手(アンブラハンズ)】はすべて私です。」

 




今回はここまでです。

遅くなってすまない・・・睡眠不足でぶっ倒れてたもんで・・・
ここからどうやって話をつなげようか?

それではまた次回・・・
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