◇古聖堂・地下
古聖堂の地下、カタコンベとは別の空間にアリウススクワッドはいた。
まだ、機能するユスティナや他のアリウス生徒を使い、ボンドルドによって倒れたメンバーを回収したサオリはここまで逃げることに成功した。
「全員、大丈夫か?」
「はい・・・何とか。」
「まだ気持ち悪いし・・・頭痛もひどい。」
「・・・・・」
「すまない、予想以上に手間取ってしまった。」
入口の方から足音がする。おそらくアズサが決着をつけに来たのだろう。
あの時も、先ほども・・・勝てるわけがないのによく挑んでくるものだ。
「何もかも全て片付けてやる。」
「
口元を覆うマスクを着け直す。ここですべての決着をつけるために・・・
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◇古聖堂・外
「はぁ、はぁ・・・あと、もう少し・・・」
少女は走る。ただひたすら。
どこに向かえばいいかは、何故かわかる。
少女は直感を信じて走り続ける。
己のために、仲間のために、家族のために。
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◇古聖堂・地下
地下に広がる空間で、アズサはサオリとの戦いに勝利した。
両者同時に倒れ、先生はアズサに駆け寄った。
「うっ・・・くっ・・・!」
戦いで受けた傷に呻くサオリに一人の少女が近づく。
「・・・・アツコ。」
アリウススクワッドの一人、秤アツコだった。
彼女はサオリの近くで立ち止まった。
「姫・・・どうして逃げなかった。」
「私たちの負けだよ、アズサ。」
アツコが久しぶりに声を出す。
「ダメだ、姫!しゃべると彼女が・・・」
「大丈夫、もう全部終わりだから。」
アツコはサオリと先生たちを見ると、ゆっくりと話を始める。
「それにどちらにせよ、彼女は私を生かしておくつもりはなかったはず。」
「だから、良いの。」
「もうやめよう、サオリ。」
「・・・アリウスに帰っても殺されるだけだ。」
「だから逃げよう。一緒に。」
「マダムから、この憎しみから。」
「アリウスから・・・」
ドオォォォン‼
突然、大きな揺れが地下全体に響き渡る。
今いる広場の奥から何か、大きなものが動き出す。
「こ、これは・・・」
「まさか・・・あの「教義」が完成した?」
「これはレベルが違う。」
「どういうことだ?」
アズサとアツコが驚いている。しかし、何も知らない者でもこれが強大な力を持っていることはすぐに理解するだろう。
「これはマズイ、逃げないと・・」
アズサが逃げようする・・・・が、先生は動かなかった。
”・・・どうやら〈反則〉みたいだね。”
”できれば出さずに終わらせたかったけど・・・”
先生は懐から光り輝くカードを取り出す。
【大人のカード】、代償と共に使用者に大きな力をもたらすオーパーツ。
”今度は、私が頑張る番だよ。”
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◇古聖堂・地下・アズサ視点
そこからはまさにレベルの違う戦闘だった。
先生が大人のカードを使用すると、6人の生徒が現れた。その生徒たちは先生の指揮の下戦闘をはじめた。
無限に現れるユスティナを出てきた瞬間に広範囲の爆発でなぎ倒し、何もさせずに退場させる。
傷ついた生徒を、的確なタイミングで後ろに下げて治療させる。その間も他の生徒がカバーをする。
まるで、その戦場をすべて先生が掌握しているような状態だった。
「す、すごい・・・」
おそらく誰もがそう思う戦闘指揮。
ヒエロニムスはほとんど一方的に倒されることとなった。
”戦闘終了・・・みんな、ありがとう。”
消滅するヒエロニムス。それと共に現れた生徒たちも消えていった。
「先生・・・あれは?」
”えーっと、うーん・・・秘密、かな!”
先生は笑ってごまかした。おそらく私達には到底理解できない者なのだろう。
ヒエロニムスが完全に消滅し、スクワッドを探そうとした・・・その時だった。
「素晴らしい・・・本当に素晴らしい。」
黒いコートを纏った、仮面の男がこちらに近づいてくる。
「さすがは【大人のカード】・・・私も少しだけ見てもらいたいものができました。」
先生はまたカードを取り出し、戦闘態勢に入った。
するとそこに、またもや誰かが近づいてきた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
息を切らせながらやってきた人物に私は驚いた。
「・・・お父さん‼」
そこには、いつものコートを羽織った、ミツレがいたのだ。
今回はここまでです。
当初はボンドルドとヒエロニムスが戦う予定でしたけど、マエストロの作品をボンドルドがぶち壊すことになるので原作と同じ流れになりました。
黎明卿・ボンドルド
地形・屋内戦
防御タイプ・重装甲→特殊装甲
攻撃タイプ・爆発→神秘
戦闘時間・3分
攻撃
通常射撃
※戦闘開始から2分45秒で発動。強制敗北。
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それではまた次回・・・