終わり無き夜の黎明を・・・
◇古聖堂・地下
「お父さん!」
広い地下の空間に少女の声が響く。
「おや、ミツレでしたか。もう、動けるのですか?」
「お父さん・・・わ、私・・・」
ボンドルドへと近づくミツレ。
その足取りはフラフラで今にも倒れそうだった。
「よく来ましたね・・・ですが無理はいけませんよ。」
ボンドルドはミツレを抱き上げると、どこからか祈手を呼び出した。
「あなたも、もうじき一人前のレディです。どうかあなた自身の目と耳で確かめてください。」
「お父さん?何の事?それになんで先生が怒ってるの?」
先ほど到着したミツレは何が起きているのか、さっぱりわからなかった。
「大丈夫ですよ、先生には少し見てもらうだけです。」
「この祈手は信頼できる者です。あなたを守ってくれますよ。」
「どういう事?・・・ッ!待って!」
祈手はミツレを抱え、遠くへと連れて行く。
祈手は力が強く、振りほどく事は出来なかった。
「この場所は危険になります。あなたはそこで見ていてください。」
しっかりと離れたことを確認し、ボンドルドは先生の方へと向き直る。
「さぁ、先生・・・始めましょう。」
「大人の戦いを。」
そう言い終わると同時にボンドルドは一瞬で先生に接近する。
そして、先生めがけて勢いよく手を振り下ろした。
”ッ!残念だったね。”
ガキィン!と音が鳴り、バリアのようなものが先生を保護し、ボンドルドの攻撃を受け止めていた。
「なるほど、これもオーパーツの力ですか。」
”お前はここで倒す!”
先生の【大人のカード】が光り輝き、またもや生徒が姿を現す。
「おやおや、おやおやおやおやおや。」
そこには
「なるほど、それがあなたの
呼び出されたホシノは、ボンドルドに高速で接近、そのショットガンを連射する。
撃ち出されたスラッグ弾は【暁に至る天蓋】の装甲を砕き、ボンドルドへダメージを与える。
「・・・以前よりも随分と強くなりましたね。」
「いや、真の実力を見せてくれたと言った方がいいでしょうか?」
ボンドルドは距離を取り【呪い針】を撃ち出す。
しかし、展開されたシールドに弾かれ、お返しとばかりに拳銃を乱射される。
「素晴らしい、素晴らしい。」
体の各所に弾丸を食らい、態勢を崩す。そして、いつの間にか接近していたホシノに蹴り飛ばされた。
「あっ、お父さん!」
遠くからミツレの悲しそうな声が聞こえてくる。
しかし、先生はホシノに攻撃指示を出した。
”ごめんね、ミツレ。”
ホシノによる拳銃とショットガンの猛攻を食らったボンドルドはもはや満身創痍だった。
特徴的な黒衣は所々に穴が開き、周りには血液が飛び散っていた。
”終わりだよ、ボンドルド。”
もはや動けるような姿ではない。
しかし、ボンドルドは絶えず「素晴らしい、素晴らしい。」と言っている。
その光景に不気味さを感じながらも、先生は止めを刺そうとした時――――
「始まりましたね・・・」
突如、ボンドルドの背中の装置が作動し、ボンドルドは光に包まれた。
先生は慌てて攻撃させるが、ボンドルドは光に包まれたまま高速で動き回った。
「よもや、こんな結果になるとは思いませんでした。」
「やはり
やがて光が収まる。しかし、そこには先ほどよりも大きく姿の異なるボンドルドが立っていた。
腕には沿うように鎌のような細く鋭いブレードが生えており。足はブーツの内側から鍵爪のついた足がむき出しになっていた。
”何・・・あれ・・・”
ボンドルドの異様な姿に底なしの恐怖が先生を襲う。
背中の装置が開き、箱のようなものが次々と飛び出した。
「今回は少しだけ
ボンドルドは先生に向き直り戦闘態勢に入る。
「さぁ、先生。もう一度、始めましょう。」
まだ、戦いは終わってはいなかった。
今回はここまでです。
ボ卿、まさかの第二形態である。
なんか、ここであのモフモフになるのは違うかな?って思ったけど、一度くらい変身したいじゃん?
ちなみに、ボ卿の姿は黒くなったガタキリバ・コンボを想像してくれるといいです。
それではまた次回・・・