◇カタコンベ入口
「・・・・ここから地下道を通ってカタコンベの入り口に入る。」
「でも、確実に相手もそれをわかってるはずだ。」
”待ち伏せしてるかもね。”
「そ、それでどうしましょう?」
「そう言っても迂回路も他の入り口を探す時間もない・・・」
「強行突破するしかない・・・か。」
先生達はロイヤルブラッドの秤アツコの救出の為、アリウス自治区へと行くこととなった。
途中でスクワッドメンバーのヒヨリとミサキに合流し、現在は自治区へと続く道、カタコンベへと向かっていた。
「だね、向こうも私たちも考えは同じ。でも私達には先生がいる。」
”みんなよろしくね。”
「ああ。だがこの先には訓練されたエリート兵がいるはずだ。」
「私たちが先頭に立つから。先生は安全が確保されたらついて来てね。」
「厳しい戦いにはなるが、ここを向ければアリウス自治区だ・・・行くぞ。」
”待って、前から何か来るよ。”
先を急ごうとしたサオリを止める先生。しかし、先生の言う通り、前方から誰かが近づいて来ていた。
「お、いたいた。」
「・・・・・」
やってきたのは二人の男だった。
一人は黒い仮面に大柄な体躯、そしてボンドルドと同じようなコートを着た男。
もう一人は薄いピンクの丸っこい仮面に白い外套を羽織った男だった。
どこから見てもボンドルドの部下、
”止まって!あなたたちは誰?”
「どうも!旦那から支援して来いと言われました。グェイラって言います。」
「・・・・・・・」
「こっちはビドゥーって言います。無口な奴なんで話は自分にお願いします。」
”何をしに来たの?”
「支援ですよ。旦那から言われたって・・・さっき言ったじゃないですか。」
”信用できるのか?”
「それはそちらの問題っすよ。」
”お前たちになんのメリットがあるんだ?”
「ベアトリーチェにミツレちゃんが攫われたっす。」
”は?”
「アリウスとか言うのに基地のいくつかが襲撃されて、その隙に・・・」
”ボンドルドは何をしているんだ?”
「旦那は、まだ襲撃を続けてくる敵の対処をしているっす。おかげで支援に回せるのが自分とビドゥーだけですが。」
「・・・・・そういえばリメイヨはどうした?」
「そういえばあの人も来てたっすね・・・途中でいなくなったっすけど。」
突如現れて支援に来たという二人に警戒を強める先生。
しかし、現状は戦力が不足している。その上、グェイラの背負っている補給品も、ある無しでこの先での戦闘が大きく変わってくるはずだ。
「旦那は先生たちとミツレちゃんを助けに行けって言ってたっすから、少なくともそれは信じてほしいですね。」
”・・・わかった、とりあえず信じよう。だが、少しでも怪しいと思ったら容赦はしないぞ。”
先生としてはミツレもアツコも助けるつもりだ。
この二人が信用できるかはさておいて、今は協力するしかないだろう。
「それじゃあ、ビドゥーが先行するんで後からついて来てください。」
「わかった。よろしく頼む。」
サオリたちとビドゥーが先へと走っていく。
そんな中、残された先生とグェイラはゆっくりと進んでいく。
「ああ、そうそう。旦那からはあなたの身の安全も確保するように言われてるので。」
”あいつが?”
「はい、出来るだけ守るように言われてるっす。」
グェイラは一応戦えるらしく、大きなショットガンを持っていた。
先生は念のためにいつでも【大人のカード】を使えるようにして置く。
やがて前から戦闘音が聞こえ始めた為、先生は指揮に移ったのだった。
今回はここまでです。
ボ卿が直接助けに行くのではなく、祈手を活躍させます。
まぁ、最後らへんで卿も出すかもだけど・・・
次はナナチの続き書こうか思ってます。
それではまた次回・・・