東方宿儺譚    作:雅之幻想

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千年分楽しんだとは言わないさ。

でも、

最後に遊んだのが彼で良かった。

次は君たちの番だ。

きっと楽しいよ。


閑話休題. リザレクション

手の離れた所から生まれる混沌が見たい。

そう思って初めたことだ。

天元の情報を手に入れ、宿儺と協力関係になり、1000年に渡る封印は想定外だったが、依代を自分で用意し、宿儺を復活させ、自然呪霊を利用し、渋谷事変を起こし、死滅回遊を起こした。

そして、自分が始めた死滅回遊で、想像もしなかったイレギュラーな人物が覚醒し、想像もしなかった術式で、最後の戦いをした。彼は面白かった。本当は死滅回遊の結末まで見たかったが、最後の幕引きとしては良いほうだったと自信を持って言える。

だが、死人に口なし。私は話すことも、感情を表に出すことも出来ない。

これが死か。まさか乙骨優太にとどめを刺されるとは。

だが何故、乙骨だったのだろう。

不意打ちは完全フィジギフになった禪院真希の仕事だと思っていた。

何の為に__

 

「まさか」

 

私の術式を模倣し、仲間の誰かに乗り移ろうというのか。

一体誰に?言うまでもないだろう。

 

「五条悟」

 

その可能性に行き着いたとき、ふと蘇った。

渋谷事変で五条悟を封印したときのやり取り。

 

『乙骨優太は、君には成れないよ。』

 

まさかあの言葉をひっくり返してくるとは驚きだ。

ただその驚き以上に、気になることがある。

 

「そういえば何時まで幽体なんだ?」

 

幽体と言うには少し違う気がするが。

何しろここは真っ暗だ。

目を瞑っているときの暗さに近い。

まさか本当に目を瞑っているだけで、実はまだ死んでいないのでは?

確かめよう。簡単だ。目を開ければ良い。

 

「_____眩しっ」

 

見たことのある風景。

ここは何処だ。

 

「手と足が実体をもっている。生き返ったのか?」

 

手を握る動作を繰り返し、軽く足を振る。

地面に触れ、木々に触れ、その感触から生きていることを実感した。

生き返ったのだ。間違いなく。

 

「私は地獄にもお断りされたのかな。」

 

そういえばカスカスだが、声が出る。やっぱり生き返ったのか。

 

「水...水が飲みたい。」

 

ここが死んだ場所なら、すぐのところに御所湖があるはずだ。

 

「ハア...ハア...」

 

喉を息が通る度、喉の乾きを自覚させられる。

宿儺はどうなったのだろう。死滅回遊は残っているのか?

そもそもあの日から何日経ったのだろうか。

いや今は喉を潤すことが優先だ。

この者。否、羂索は水を飲もうと、湖を覗き込んだ。

そこで見たのは__

 

「久しぶりだな。この顔は。」

 

縫い目のない、最初の羂索の顔だった。

_______________________

かつてない程の被害者を出した  「渋谷事変」

日本全土を巻き込んだゲーム   「死滅回遊」

史上最大の呪い合い       「新宿決戦」

これらの出来事により、日本は大きく変わった。

渋谷事変により、100万人以上の一般人が死亡。その他にも内閣の全滅・円の暴落が起こり、東京23区は危険区域として隔離された。政府はこの時点で、皇居並びに政府の機能を京都に移す「遷都」を検討していた。

続く死滅回遊にて、全国のコロニーで大量の呪霊と呪術師による殺し合いが勃発。

一般人には一度だけ脱出のチャンスがあり、そこまでの被害はなかった。が、米軍の大隊およそ千人が呪術師と呪霊に殺害され、世界各国の重鎮が青ざめることとなった。

そして新宿決戦により、東京は完全に機能を失った。かろうじて機能していた都庁までもが、五条悟の無制限茈により消滅。その後も伏魔御厨子や(フーガ)による大規模破壊などが起こり、日本政府は皇居及び首都の京都遷都を宣言。そして呪霊の存在を開示し「通常兵器の効かない恐るべき存在」として、当事者のアメリカ・事情を察したケニアを後ろ盾として他国からの武力干渉を妨げていた。




アイデアが浮かんでもまとめられない。
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